悪魔 *チアキ様からの頂き物
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【贈】 悪魔
翼side
「…うう…もう許してください…。
本当にごめんなさい・・・」
「聞こえませーん。許しませーん」
白い湯気と、モコモコした泡に満たされたバスルームで、私と室長の声が響き渡った…。
「だいたい!お前がお仕置きされるような事をするのが悪い!」
そういう泪さんは、両手に泡をたっぷり乗せて笑顔でご立腹。
なんだか嫌な予感が否めない私は、彼の目の前で怯えたウサギのように縮こまっていた。
「あれは…交通課の仕事のことで聞かれたから答えていただけで…」
説明をする私に、泪さんの笑顔はさらに満面の笑みに変わっていく…。
室長の家に帰ってくる直前。
警視庁内のエレベータに乗り合わせた元交通課の同僚に仕事の質問をされた。
私が担当していた事もあって、私は彼に分かるように説明していたつもりだったんだけど…、だんだん様子が変になっていた事に私は気付いていなかったみたい…。
「これからさ、飲みに行かない?」
気が付けば、そんな誘い文句と同時に肩を抱かれて…。
いつの間にこんなに密接していたのか気がつかない程、元同僚は自然に私の身体を引き寄せていた。
それを…1Fに付いたエレベーターが扉を開けた時、運悪く泪さんに見られてしまったというわけ…。
「翼」
「は…はい…」
拒めない笑顔で名前を呼ばれ…無言の圧力に言われるまま右腕を差し出すと
泡をたっぷり乗せた泪さんの掌が、私の指先を泡で包み込んだ…。
「ん…」
なんだか少しくすぐったい…。
微かに身を捩りながらも、逃げる事は出来ないからジッと堪えていると
泡と泪さんの指先が肌の上を滑り始め…指先から腕・・・それから二の腕へとジリジリと上り詰めてくる…。
「ほっそい腕だな」
ぬるぬると泡の感触を楽しむ泪さんの言葉が、どんどん向こうの方で聞こえてくるみたい。
ただ腕を洗ってもらっているだけなのに…気が遠くなりそうな感覚は…なんでだろう…。
「お前、顔が赤くなってきてるぞ」
わかってるくせに、そうやって言葉にしてくる泪さんはやっぱり意地悪だ。
反対の手も泡に包まれて…そして私の全身が全て真っ白な泡に包まれていく頃には
泪さんの機嫌は最高潮にご機嫌で…。
変わりに私は、疼くカラダをどうしていいか分からず…ジッと泪さんの瞳を見つめていた。
ただ一言、
"欲しい"って言えない私を分かっている、金色に輝く泪さんの意地悪な瞳を。
fin.
小野瀬葵
「駄文でごめんね。あとで明智くんを謝罪に向かわせるから許してね」
明智誠臣
「…お手製のザッハトルテを持って行く」
如月公平
「あ、俺も食べたい!」
JS
「それよりも、君達。勝手に名前を借りてしまったマルガレーテに謝罪はないのかい?」
小笠原諒
「・・・・ゴメンナサイ」
穂積泪
「はいそこ、棒読みしない!」