フトシの恋 *ともぴ様からの頂き物
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~5日目~
今朝、明智くんと翼は、犬の散歩中、公園のブランコに居た
不審者を目撃しているパパ3に防犯カメラに映っていた食堂の客と
同一人物か確認に行っていた。
A大の助教授の河合さんは、アポを取ろうとしたところ…。
今日は教授の学会のお供で出張されているため、
明日来庁して貰うコトになっている。
藤守くんと如月くんが太田の取調べ(ちなみに小笠原くんは公休)。
オレは隣の部屋で、その様子を穂積と見ていた。
藤守「フトシぃ、久しぶりやな?」
フトシ「藤守さん。すみません。ご迷惑をおかけして…」
如月「元気そうですね。少し、痩せました?」
フトシ「そうですか?結構、規則正しい生活をしてますからね。
もしかしたら、そのせいかもしれません」
藤守「早速やけど、この人物に見覚えは?」
フトシ「えぇ。何度か、食堂で会ったコトがあります」
如月「どこの誰か、分かりますか?」
フトシ「名前までは…。でも自分は、ミカさんに……。
内定した会社の最終面接を一緒に受けた人だと聞きました」
藤守「よっしゃあ~~~~ッ!でかしたで。フトシぃ~ッ。
すぐ助けたるからな。も少し待っといて…」
フトシ「ふ、藤守さぁん。ありがとうございますぅ。
ありがとうございますぅ」
オレは、ラボに戻って貯まった仕事をしていると。
翼が差入れを持ってきてくれた。
翼「葵…。身体…大丈夫?
ゴメンね。昨日も一昨日も、一緒に捜査に行ってくれてたのに。
その後はラボに戻って徹夜で仕事してたんでしょお?」
小野瀬「そんなの別に…。
臨場して、徹夜で仕事するなんて、いつものことだし」
翼「う、ん。でも…」
小野瀬「分かった。今日は、帰って寝るから」
翼「ホントは、わたしも葵と一緒に帰りたいんだけど。
今日は、行けないの」
小野瀬「どうして?」
翼「うん。エステ…も、あるんだけどね。
わたし達の式のために、祖父が…田舎から来てるの」
小野瀬「そうか。それじゃあ。仕方ないね。
あッ!オレも、挨拶に行った方がいいよね?」
翼「ダメ。あぁ。もぉ言わなきゃ良かった…。
お願い。ゆっくり休んで。
だって。おじぃちゃんには結婚が決まった時に、
ふたりで挨拶に行ってるもの」
小野瀬「分かったよ。
じゃあ…おじい様に、よろしくお伝えしてね」
翼「うん。伝えとくね。あ、葵。
後回しになっちゃったケド、お仕事の話してもいい?」
小野瀬「もちろん!」
翼「先日の…パパ3さんに防犯カメラの不審人物を
確認して頂いたんだけど、公園に居た人物と
恐らく同一人物であるということが分かりました」
小野瀬「いよいよ、だね」
翼「うん。明日は明智さんとわたしが、A大助教授の事情聴取。
藤守さんと如月さんが、再度あの企業の人事部長に確認に行くの」
太田…。着実に、犯人に近づいてるよ。
もうすぐ助けてあげるから…。もう少し待ってて。
オレと翼の結婚式まで、あと5日。