秋の警視庁大運動会
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戦い終えて日が暮れて
穂積
「それでは、生活安全部の優勝を祝って!」
如月
「室長のMVPにも!」
明智
「如月の三冠にも!」
小笠原
「明智さんのお弁当にも」
藤守
「最後まで逃げなかった小笠原にも!」
小野瀬
「藤守くんの高速三輪車にも!」
翼
「小野瀬さんの、女性からの人気にも!」
穂積
「櫻井のピンクのドレスにも、そして、全員の健闘に、乾杯!」
全員
「カンパーイ!!」
賑やかに始まったものの、みんな疲れのせいか酔うのが早く、打ち上げは、1時間ほどで、すぐにお開きになった。
私は泪さんと星空の下を歩きながら、長かった一日を振り返る。
翼
「大変だったけど、楽しい運動会でしたね」
穂積
「翼がそう言うなら、参加した甲斐があったな」
泪さんの口調が、運動会が終わった事を教えてくれるよう。
翼
「……泪さん、屈んでくれる?」
穂積
「ん?」
歩みを止めた泪さんの首に抱きつくように引き寄せた私は、その唇に、ちゅ、とキスした。
唇を離して瞼を開くと、真っ赤な顔の泪さんと目が合った。
穂積
「……勘弁してくれ」
泪さんは、参った、という表情。
穂積
「俺にまだ頑張らせるつもりか?」
言葉の意味に気付いて、今度は私が赤くなる。
翼
「わ、私、今のは、今日の、ご褒美のつもりで……」
咄嗟に離れようとした両腕は、泪さんに引き止められた。
穂積
「ご褒美なら、もっと、いいものが欲しい」
泪さんの腕が、ねだるように私の腰を抱き寄せる。
それだけで火照ってしまう私の身体を確かめるように、泪さんは温かい掌でゆっくりと、私の頬を撫でた。
穂積
「お前、だ」
優しく見つめられたら、私はもう逆らえない。
穂積
「……くれるか?」
あげる。
泪さんになら、全部。
翼
「うん」
泪さんが微笑む。
穂積
「運動会も、たまには悪くないな」
それから泪さんは約束通り、私に、とろけそうなほど甘いキスをくれた。
~END~
穂積
「それでは、生活安全部の優勝を祝って!」
如月
「室長のMVPにも!」
明智
「如月の三冠にも!」
小笠原
「明智さんのお弁当にも」
藤守
「最後まで逃げなかった小笠原にも!」
小野瀬
「藤守くんの高速三輪車にも!」
翼
「小野瀬さんの、女性からの人気にも!」
穂積
「櫻井のピンクのドレスにも、そして、全員の健闘に、乾杯!」
全員
「カンパーイ!!」
賑やかに始まったものの、みんな疲れのせいか酔うのが早く、打ち上げは、1時間ほどで、すぐにお開きになった。
私は泪さんと星空の下を歩きながら、長かった一日を振り返る。
翼
「大変だったけど、楽しい運動会でしたね」
穂積
「翼がそう言うなら、参加した甲斐があったな」
泪さんの口調が、運動会が終わった事を教えてくれるよう。
翼
「……泪さん、屈んでくれる?」
穂積
「ん?」
歩みを止めた泪さんの首に抱きつくように引き寄せた私は、その唇に、ちゅ、とキスした。
唇を離して瞼を開くと、真っ赤な顔の泪さんと目が合った。
穂積
「……勘弁してくれ」
泪さんは、参った、という表情。
穂積
「俺にまだ頑張らせるつもりか?」
言葉の意味に気付いて、今度は私が赤くなる。
翼
「わ、私、今のは、今日の、ご褒美のつもりで……」
咄嗟に離れようとした両腕は、泪さんに引き止められた。
穂積
「ご褒美なら、もっと、いいものが欲しい」
泪さんの腕が、ねだるように私の腰を抱き寄せる。
それだけで火照ってしまう私の身体を確かめるように、泪さんは温かい掌でゆっくりと、私の頬を撫でた。
穂積
「お前、だ」
優しく見つめられたら、私はもう逆らえない。
穂積
「……くれるか?」
あげる。
泪さんになら、全部。
翼
「うん」
泪さんが微笑む。
穂積
「運動会も、たまには悪くないな」
それから泪さんは約束通り、私に、とろけそうなほど甘いキスをくれた。
~END~