11. 仲違いの終わり
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「……僕、君にすっごく興味があるんだ!」
「!」一同がロンの発言に驚く中、フレッドが囁いた。
「お、おい?これってもしかして」
「こ、告白よね!?」ハーマイオニーが続いた。
フォーラには、ロンが勢いに任せて言い放った言葉の意味を嚙み砕くのに少々時間が必要だった。
「き、興味?私に?」
ロンは自身の発言を聞き返されたことで無性に恥ずかしくなったようで、彼の顔色は更に赤みを帯びた。すると今度のフォーラは呟くように言葉を続けた。
「そう……、興味……。」
ロンやその兄妹友人たちは、フォーラが告白を受けているというのに顔色一つ変えていない状況を疑問に思った。
「確かに、理由があってもなくても興味をそそられる人っているものね。以前の私は人見知りだったのだけど、みんなに興味があったから頑張ったの。そうしたらお友達が増えてとっても嬉しかったわ。」
フォーラの発言に、ロンの頭の中は疑問符ばかり浮かんだ。彼女は一体何を言っているのだろうか?
「それって、ええと、僕の言ってること分かってる?」
「ええ勿論。今思えば、貴方が私を夏休みに助けてくれてから―――いえ、貴方が『秘密の部屋』の魔物を倒したあたりから、私もロナルドに興味を持っている節 があったのかも。だから私たち、これからはお互いに興味を持って接し合えるような、お友達同士になっていけそうね。」
最後に微笑みを加えたフォーラに、ロンは何も訂正の言葉を伝えることができなかった。ただ、彼の方から一つだけ言っておくことがあるとすれば、次のようなことくらいだろう。
「ファントム、その、ロナルドじゃなくてロンでいいよ……」ロンが先程の発言の真意を理解されなかったことに意気消沈しながら言った。それに反してフォーラは相変わらず明るい表情をしていた。
「分かったわ、ロン。私のことも、どうか名前で呼んでちょうだいね。……それじゃあ私、まだ朝食の途中だからそろそろ行くことにするわ。また何処かで。」
ロンはこれまであまり笑顔を向けられることのなかったフォーラから、この短時間で一気に優しい表情を向けられていた。それは正に今この瞬間もそうだった。そのためロンは彼女の些細な誤解など今までの関係性を思えば何でもいいという気分になって、自然と彼女に手を振り返したのだった。
それからフォーラが大広間に続く廊下を小走りで通り抜けようとした、その時だった。物陰から「うわあっ!」という声とともに、雪崩のようにウィーズリー兄妹やハリー、ハーマイオニーが倒れ込んできたではないか。フォーラとロンは当然驚いたのだが、ロンに至っては顔があっという間にピンク色になっていた。それは盗み聞きされていたことへの沸々とした怒りによるものだった。
「あら?みんな、こんな所でどうしたの?」
「え!?やあフォーラ、なーんにも!な!ハーマイオニー」
「えっ、ちょっとフレッド、私に振らないでちょうだい!ね、ハリー?」
「僕?いや、えーと、フォーラ、お元気で!」
一目散にグリフィンドール寮に向かって走っていった彼らを、フォーラはよく分からないままその場で見送った。一方のロンは怒りで爆発しそうだった―――否、この後爆発したのは言うまでもない。
さて、その後ようやくフォーラはドラコたちのいる寮テーブルまで戻ってきた。
「ただいま。遅くなってしまってごめんなさい。」
「ああ、それで……ウィーズリーの奴らは何て?」ドラコがさも関心がなさそうなふりをして尋ねた。
「ええ、パーティーの件は都合が合わないとお返事をもらったの。だから、当日もし貴方が来てくれるのなら、いつもどおりどうぞよろしくね。」
「!ああ、勿論だ」ドラコは一瞬喜びで顔色を明るくしたが、直ぐに取り繕っていつもどおりを装った。そして彼にはもう一つフォーラに確認したいことがあった。するとルニーが彼より先に質問した。
「ところでフォーラ、ついさっきまでロナルド・ウィーズリーに呼ばれてたみたいだったけど、どうしたの?一緒に大広間の外に行くのが見えたわ」
「ええと、私が彼とずっと仲違いしてきたのは知っているでしょう?それで……とっても驚いたのだけど、さっきは彼がこれまでの事を謝ってくれていたの。それに私の方にも至らないところがあったから、これを機にお互いの謝罪を了承し合っていただけなの」
ドラコはロンがフォーラに何か要らぬ言葉を伝えていないかと心配していた分、彼女の話を聞いて心底安心した。何せこれまでのフォーラはロンと対峙すると、普段は見せない少々険しい表情を見せることがあったからだ。ドラコはいつでもフォーラには心穏やかでいてほしかった。そのため、たとえ今回ドラコの嫌っている存在とフォーラが和解したとしても、それが彼女の心の安寧に繋がるのなら優先されるべきことだと思えた。とはいえ、もしフォーラが『ロンから興味があると言われた』話をこの場で打ち明けていたとしたら、ドラコの血相はまた違うものになっていたに違いない。
「!」一同がロンの発言に驚く中、フレッドが囁いた。
「お、おい?これってもしかして」
「こ、告白よね!?」ハーマイオニーが続いた。
フォーラには、ロンが勢いに任せて言い放った言葉の意味を嚙み砕くのに少々時間が必要だった。
「き、興味?私に?」
ロンは自身の発言を聞き返されたことで無性に恥ずかしくなったようで、彼の顔色は更に赤みを帯びた。すると今度のフォーラは呟くように言葉を続けた。
「そう……、興味……。」
ロンやその兄妹友人たちは、フォーラが告白を受けているというのに顔色一つ変えていない状況を疑問に思った。
「確かに、理由があってもなくても興味をそそられる人っているものね。以前の私は人見知りだったのだけど、みんなに興味があったから頑張ったの。そうしたらお友達が増えてとっても嬉しかったわ。」
フォーラの発言に、ロンの頭の中は疑問符ばかり浮かんだ。彼女は一体何を言っているのだろうか?
「それって、ええと、僕の言ってること分かってる?」
「ええ勿論。今思えば、貴方が私を夏休みに助けてくれてから―――いえ、貴方が『秘密の部屋』の魔物を倒したあたりから、私もロナルドに興味を持っている
最後に微笑みを加えたフォーラに、ロンは何も訂正の言葉を伝えることができなかった。ただ、彼の方から一つだけ言っておくことがあるとすれば、次のようなことくらいだろう。
「ファントム、その、ロナルドじゃなくてロンでいいよ……」ロンが先程の発言の真意を理解されなかったことに意気消沈しながら言った。それに反してフォーラは相変わらず明るい表情をしていた。
「分かったわ、ロン。私のことも、どうか名前で呼んでちょうだいね。……それじゃあ私、まだ朝食の途中だからそろそろ行くことにするわ。また何処かで。」
ロンはこれまであまり笑顔を向けられることのなかったフォーラから、この短時間で一気に優しい表情を向けられていた。それは正に今この瞬間もそうだった。そのためロンは彼女の些細な誤解など今までの関係性を思えば何でもいいという気分になって、自然と彼女に手を振り返したのだった。
それからフォーラが大広間に続く廊下を小走りで通り抜けようとした、その時だった。物陰から「うわあっ!」という声とともに、雪崩のようにウィーズリー兄妹やハリー、ハーマイオニーが倒れ込んできたではないか。フォーラとロンは当然驚いたのだが、ロンに至っては顔があっという間にピンク色になっていた。それは盗み聞きされていたことへの沸々とした怒りによるものだった。
「あら?みんな、こんな所でどうしたの?」
「え!?やあフォーラ、なーんにも!な!ハーマイオニー」
「えっ、ちょっとフレッド、私に振らないでちょうだい!ね、ハリー?」
「僕?いや、えーと、フォーラ、お元気で!」
一目散にグリフィンドール寮に向かって走っていった彼らを、フォーラはよく分からないままその場で見送った。一方のロンは怒りで爆発しそうだった―――否、この後爆発したのは言うまでもない。
さて、その後ようやくフォーラはドラコたちのいる寮テーブルまで戻ってきた。
「ただいま。遅くなってしまってごめんなさい。」
「ああ、それで……ウィーズリーの奴らは何て?」ドラコがさも関心がなさそうなふりをして尋ねた。
「ええ、パーティーの件は都合が合わないとお返事をもらったの。だから、当日もし貴方が来てくれるのなら、いつもどおりどうぞよろしくね。」
「!ああ、勿論だ」ドラコは一瞬喜びで顔色を明るくしたが、直ぐに取り繕っていつもどおりを装った。そして彼にはもう一つフォーラに確認したいことがあった。するとルニーが彼より先に質問した。
「ところでフォーラ、ついさっきまでロナルド・ウィーズリーに呼ばれてたみたいだったけど、どうしたの?一緒に大広間の外に行くのが見えたわ」
「ええと、私が彼とずっと仲違いしてきたのは知っているでしょう?それで……とっても驚いたのだけど、さっきは彼がこれまでの事を謝ってくれていたの。それに私の方にも至らないところがあったから、これを機にお互いの謝罪を了承し合っていただけなの」
ドラコはロンがフォーラに何か要らぬ言葉を伝えていないかと心配していた分、彼女の話を聞いて心底安心した。何せこれまでのフォーラはロンと対峙すると、普段は見せない少々険しい表情を見せることがあったからだ。ドラコはいつでもフォーラには心穏やかでいてほしかった。そのため、たとえ今回ドラコの嫌っている存在とフォーラが和解したとしても、それが彼女の心の安寧に繋がるのなら優先されるべきことだと思えた。とはいえ、もしフォーラが『ロンから興味があると言われた』話をこの場で打ち明けていたとしたら、ドラコの血相はまた違うものになっていたに違いない。