6. 冷徹なスリザリン生
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以前からスネイプがその職を欲していたという噂は、生徒たちの共通認識だった。その生徒らの内、事前にフォーラからスネイプの担当教科が変わると聞いていた友人たちは、彼の希望が念願叶ったことを祝うべく率先して拍手を贈った。当然他のスリザリン生もそれに続いた。但し、ドラコ一人を除いて。
それからは解散の合図があり、生徒たちは自身の所属する寮に向かい始めた。パンジーは近くにいた一年生に監督生として声を掛け、スリザリン寮への引率をするべくドラコの方を見て同行を催促した。ドラコは列車の見回りの時と同じく明らかに乗り気ではなさそうだったが、彼とテーブルを挟んで向かい側にいたフォーラが、テーブルに身を乗り出して小声で話し掛けた。
「ドラコ、列車でした約束のことだけれど。監督生のお仕事や入浴が終わったら、少し外を歩きに行かない?談話室で待っているから……駄目かしら。」
ドラコはきちんと監督生の仕事を務めるようフォーラに諭されている自覚があったし、仕事を遂行したご褒美として夜の散歩を提案されていることも分かっていた。『例のあの人』からの命令を受けている今となっては、監督生という立場自体に全く意欲を感じなかったが、それでも久しぶりに会えた恋人のお願いに応えたいという気持ちは抱えていた。
「分かった。丁度僕の方も、君にだけ聞いてほしい話があるんだ。この夏休みのことで」
フォーラはドラコの返答にピクリと反応したが、何とか平静を装って頷いた。
「えっええ、それじゃあ談話室で、また。」
そうしてドラコはパンジーと連れ立って、一年生の引率のために渋々その場を離れたのだった。
さて、それから一時間と少し経っただろうか、フォーラは女子寮で軽く荷解きを終え、シャワーを済ませて身軽なブラウスとスカートを纏い、ローブを抱えて談話室のソファでドラコを待った。すると程なくして比較的ラフなシャツとスラックスを着たドラコが、ローブを羽織りながら男子寮から下りてきた。
「待たせてすまない」
「殆ど待っていないもの、大丈夫よ。お疲れ様。」
フォーラがソファから立ち上がりながら優しく微笑み、ドラコの乾かしたばかりの柔らかい髪を撫でた。それを受けてドラコは彼女の方にそっと手を伸ばし、そのまま唇にキスしそうになった。しかし、何人もの生徒がこの空間にいるとあっては流石に理性の方が勝った。そのため彼は伸ばしかけた自身の手で彼女の持っていたローブを広げて羽織らせると、彼女の片手をそっと握り、談話室の外に続く廊下へと出たのだった。
それからは解散の合図があり、生徒たちは自身の所属する寮に向かい始めた。パンジーは近くにいた一年生に監督生として声を掛け、スリザリン寮への引率をするべくドラコの方を見て同行を催促した。ドラコは列車の見回りの時と同じく明らかに乗り気ではなさそうだったが、彼とテーブルを挟んで向かい側にいたフォーラが、テーブルに身を乗り出して小声で話し掛けた。
「ドラコ、列車でした約束のことだけれど。監督生のお仕事や入浴が終わったら、少し外を歩きに行かない?談話室で待っているから……駄目かしら。」
ドラコはきちんと監督生の仕事を務めるようフォーラに諭されている自覚があったし、仕事を遂行したご褒美として夜の散歩を提案されていることも分かっていた。『例のあの人』からの命令を受けている今となっては、監督生という立場自体に全く意欲を感じなかったが、それでも久しぶりに会えた恋人のお願いに応えたいという気持ちは抱えていた。
「分かった。丁度僕の方も、君にだけ聞いてほしい話があるんだ。この夏休みのことで」
フォーラはドラコの返答にピクリと反応したが、何とか平静を装って頷いた。
「えっええ、それじゃあ談話室で、また。」
そうしてドラコはパンジーと連れ立って、一年生の引率のために渋々その場を離れたのだった。
さて、それから一時間と少し経っただろうか、フォーラは女子寮で軽く荷解きを終え、シャワーを済ませて身軽なブラウスとスカートを纏い、ローブを抱えて談話室のソファでドラコを待った。すると程なくして比較的ラフなシャツとスラックスを着たドラコが、ローブを羽織りながら男子寮から下りてきた。
「待たせてすまない」
「殆ど待っていないもの、大丈夫よ。お疲れ様。」
フォーラがソファから立ち上がりながら優しく微笑み、ドラコの乾かしたばかりの柔らかい髪を撫でた。それを受けてドラコは彼女の方にそっと手を伸ばし、そのまま唇にキスしそうになった。しかし、何人もの生徒がこの空間にいるとあっては流石に理性の方が勝った。そのため彼は伸ばしかけた自身の手で彼女の持っていたローブを広げて羽織らせると、彼女の片手をそっと握り、談話室の外に続く廊下へと出たのだった。