14. ナルシサスの髪飾り
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
それからフォーラはパーティーの後に行われた商談のことについても少し話した。これについては誰も知らなかったようで、フォーラは幾つか質問を受けたが、ほんの僅かしか答えることは出来なかった。その後は商談の内容について様々な予想や憶測が飛び交い、話が尽きると話題はホグワーツで会わない間に互いがどう過ごしていたかに移った。
「実は、私なりにドラコやその周辺のことを調べてみたの。
私個人として良かったことは、ドラコやその友人達が死喰い人についてあまり詳しいことを知らないということだったわ。」
これにはハリー達は意外だという表情を見せた。するとハリーが質問した。
「だけどマルフォイは、始業式の日にキングズクロス駅で黒い犬がシリウスだと見破っていたよね?」
「ええ。だけど、死喰い人の活動には参加していないようだし、私達と同じく最低限のことしか教わっていないみたい。ただ、将来的にドラコ達は、学校を卒業すれば死喰い人に加わる可能性があるわ。」
皆んなが息を呑む中、フォーラが続けた。
「だけどドラコのご両親は、ドラコが死喰い人になるのをあまり望んでいない様子なの。ドラコやセオドール達は死喰い人について多少の興味はある様子だけれど、ご両親に学業優先と言われているみたい。
現状は死喰い人側も、学生に何かを手伝わせる必要が無いくらいには余裕があるようだし、寧ろ大人達がそういった話題に子供をあまり近づけていない、といったところかしら。」
淡々と述べる彼女に周囲のメンバーは釘付けになっていた。いつも柔らかい雰囲気の彼女だが、今皆んなの目に映る彼女は随分と印象が違ったし、冷静に……いや、どちらかというと冷徹に状況を整理しているように見えた。
そんな中ハーマイオニーがやや遠慮気味に尋ねた。
「フォーラはどうやってそのことを知ったの?マルフォイとはーーーその、あまり良い関係ではないって聞いていたから……」
その質問にフォーラは笑顔で答えた。
「実は、彼が話しているのを、盗み聞きしたの。」
突然彼女の口からあまりにも似つかわしくない言葉が飛び出して、周囲は随分驚いた。表情と言葉のミスマッチも彼女のギャップに影響を与えていた。
「おいおい、盗み聞きの話、もっと詳しく聞かせてくれよ」
フレッドが興味津々で尋ねると、フォーラはスリザリンの談話室での話をした。あの時フォーラは自身に目くらまし術をかけて姿を周囲に同化させ、そのままアニメーガスの姿で足音を殺してドラコ達に近づいた。最後は目くらまし術が意図せず解けて危機一髪ではあったものの、先程の話を知ることができた。
そのことを伝えると、双子からは二人分の驚きを込めた口笛が聞こえたし、ハーマイオニーや他の皆んなも度肝を抜かれた様子だった。
「フォーラったら、そんな危険なことーーーでも、無事で良かった。それにもう目くらまし術が使えるの?それに、アニメーガスの力を使いながらだなんて!
私も授業の先取りをする方なんだけど、でも、……凄すぎるわ!」
ハーマイオニーが感嘆の声を上げた。するとジョージが続けた。
「そういえば、フォーラは出現呪文も使えたよな。確かホグワーツで俺に薬草を渡してくれた時に使ってた。
俺たちの学年で習う範囲だったから、もう習得してて驚いたのを覚えてるよ」
ハーマイオニーは終始目を輝かせていた。
「出現呪文は今私も練習中なの!でも、少し上手くいかないところがあって。よかったら後でコツを教えてーーー、ところで、薬草って?」
「「えっ」」
ジョージとフォーラが揃って思わず声をあげた。
「もしかして、フレッドとジョージがグリフィンドール寮で宣伝してる悪戯アイテムと関係あるの?……あなた達の活動にフォーラを巻き込んでないでしょうね?」
ハーマイオニーの言葉に二人して顔を見合わせ、直ぐジョージがハーマイオニーを宥めた。ハーマイオニーが真偽を確かめるようにフォーラを見たものだから、彼女は素早く首を横に振って関係がないことをアピールした。
「もう、それならいいけど……」
「まあそれはそれとしてさ。フォーラも勿論凄いけど、ハーマイオニーだって十分凄いよ」
ロンが誇らしげに言った。
「だって、いもり(NEWT)試験レベルの変幻自在術を完璧に使えるじゃないか」
「そうなの?変幻自在術って、複製元を変化させたら他の複製物も同じように変化するのよね?」
フォーラが尋ねると、ロンが自分のことのように自慢した。
「そうなんだ!この術が凄く便利で、僕ら『闇の魔術に対する防衛術』を練習してるメンバーが集まる日を指定するのに使ってーーー」
「ロン!」
ハリーがロンの言葉を遮った。フォーラに話すのを避けていた内容に触れかけたからだ。
「えっ、あ!ごめん」
ロンが咄嗟に口を閉じたが少し遅かった。きょとんとしているフォーラに皆んなは何を話そうかと慌てていたが、フォーラは「ああ!」と何か思い出した様子で声をあげた。
「アンブリッジ先生に内緒で、防衛術を練習する話ね!変幻自在術で連絡事項を伝えないといけないくらい、参加者が沢山いるの?」
事情の飲み込みの早さにハリーやハーマイオニーが驚くのを見て、フォーラはホグワーツで偶然ジョージに会えた際、彼がアンブリッジが禁止している『闇の魔術に対する防衛術』を練習しようとしていると教えてもらっていた話をした。
「あの時は、てっきりジョージやフレッドだけかと思っていたの。でも、ジョージと話した次の日に、アンブリッジ先生から集団活動停止令が出たでしょう。
だから、何となく参加者が沢山いるのかな?とは思っていたの。」
「ごめんフォーラ、君を誘わなくてーーーでも、仲間外れにしようとしたとか、そういうわけじゃなかったんだ」
ジョージが申し訳なさそうに続けた。
「フォーラに負担がかかると思ってさ……友達とかに誤魔化すのも毎回大変だろうし、それにーーーもし君がスリザリンの誰かにつけられたらっていうのも正直あった。練習場所がバレたら、俺達だけじゃなくてフォーラも危険だと思ったんだ」
珍しく気を落としたジョージをフォーラは優しく宥めた。
「大丈夫よジョージ。私の立場で考えても、私は参加すべきじゃ無いと思うもの。
確かに今は防衛術を実践練習する機会が無いから、とっても羨ましいけれど……」
「実は、私なりにドラコやその周辺のことを調べてみたの。
私個人として良かったことは、ドラコやその友人達が死喰い人についてあまり詳しいことを知らないということだったわ。」
これにはハリー達は意外だという表情を見せた。するとハリーが質問した。
「だけどマルフォイは、始業式の日にキングズクロス駅で黒い犬がシリウスだと見破っていたよね?」
「ええ。だけど、死喰い人の活動には参加していないようだし、私達と同じく最低限のことしか教わっていないみたい。ただ、将来的にドラコ達は、学校を卒業すれば死喰い人に加わる可能性があるわ。」
皆んなが息を呑む中、フォーラが続けた。
「だけどドラコのご両親は、ドラコが死喰い人になるのをあまり望んでいない様子なの。ドラコやセオドール達は死喰い人について多少の興味はある様子だけれど、ご両親に学業優先と言われているみたい。
現状は死喰い人側も、学生に何かを手伝わせる必要が無いくらいには余裕があるようだし、寧ろ大人達がそういった話題に子供をあまり近づけていない、といったところかしら。」
淡々と述べる彼女に周囲のメンバーは釘付けになっていた。いつも柔らかい雰囲気の彼女だが、今皆んなの目に映る彼女は随分と印象が違ったし、冷静に……いや、どちらかというと冷徹に状況を整理しているように見えた。
そんな中ハーマイオニーがやや遠慮気味に尋ねた。
「フォーラはどうやってそのことを知ったの?マルフォイとはーーーその、あまり良い関係ではないって聞いていたから……」
その質問にフォーラは笑顔で答えた。
「実は、彼が話しているのを、盗み聞きしたの。」
突然彼女の口からあまりにも似つかわしくない言葉が飛び出して、周囲は随分驚いた。表情と言葉のミスマッチも彼女のギャップに影響を与えていた。
「おいおい、盗み聞きの話、もっと詳しく聞かせてくれよ」
フレッドが興味津々で尋ねると、フォーラはスリザリンの談話室での話をした。あの時フォーラは自身に目くらまし術をかけて姿を周囲に同化させ、そのままアニメーガスの姿で足音を殺してドラコ達に近づいた。最後は目くらまし術が意図せず解けて危機一髪ではあったものの、先程の話を知ることができた。
そのことを伝えると、双子からは二人分の驚きを込めた口笛が聞こえたし、ハーマイオニーや他の皆んなも度肝を抜かれた様子だった。
「フォーラったら、そんな危険なことーーーでも、無事で良かった。それにもう目くらまし術が使えるの?それに、アニメーガスの力を使いながらだなんて!
私も授業の先取りをする方なんだけど、でも、……凄すぎるわ!」
ハーマイオニーが感嘆の声を上げた。するとジョージが続けた。
「そういえば、フォーラは出現呪文も使えたよな。確かホグワーツで俺に薬草を渡してくれた時に使ってた。
俺たちの学年で習う範囲だったから、もう習得してて驚いたのを覚えてるよ」
ハーマイオニーは終始目を輝かせていた。
「出現呪文は今私も練習中なの!でも、少し上手くいかないところがあって。よかったら後でコツを教えてーーー、ところで、薬草って?」
「「えっ」」
ジョージとフォーラが揃って思わず声をあげた。
「もしかして、フレッドとジョージがグリフィンドール寮で宣伝してる悪戯アイテムと関係あるの?……あなた達の活動にフォーラを巻き込んでないでしょうね?」
ハーマイオニーの言葉に二人して顔を見合わせ、直ぐジョージがハーマイオニーを宥めた。ハーマイオニーが真偽を確かめるようにフォーラを見たものだから、彼女は素早く首を横に振って関係がないことをアピールした。
「もう、それならいいけど……」
「まあそれはそれとしてさ。フォーラも勿論凄いけど、ハーマイオニーだって十分凄いよ」
ロンが誇らしげに言った。
「だって、いもり(NEWT)試験レベルの変幻自在術を完璧に使えるじゃないか」
「そうなの?変幻自在術って、複製元を変化させたら他の複製物も同じように変化するのよね?」
フォーラが尋ねると、ロンが自分のことのように自慢した。
「そうなんだ!この術が凄く便利で、僕ら『闇の魔術に対する防衛術』を練習してるメンバーが集まる日を指定するのに使ってーーー」
「ロン!」
ハリーがロンの言葉を遮った。フォーラに話すのを避けていた内容に触れかけたからだ。
「えっ、あ!ごめん」
ロンが咄嗟に口を閉じたが少し遅かった。きょとんとしているフォーラに皆んなは何を話そうかと慌てていたが、フォーラは「ああ!」と何か思い出した様子で声をあげた。
「アンブリッジ先生に内緒で、防衛術を練習する話ね!変幻自在術で連絡事項を伝えないといけないくらい、参加者が沢山いるの?」
事情の飲み込みの早さにハリーやハーマイオニーが驚くのを見て、フォーラはホグワーツで偶然ジョージに会えた際、彼がアンブリッジが禁止している『闇の魔術に対する防衛術』を練習しようとしていると教えてもらっていた話をした。
「あの時は、てっきりジョージやフレッドだけかと思っていたの。でも、ジョージと話した次の日に、アンブリッジ先生から集団活動停止令が出たでしょう。
だから、何となく参加者が沢山いるのかな?とは思っていたの。」
「ごめんフォーラ、君を誘わなくてーーーでも、仲間外れにしようとしたとか、そういうわけじゃなかったんだ」
ジョージが申し訳なさそうに続けた。
「フォーラに負担がかかると思ってさ……友達とかに誤魔化すのも毎回大変だろうし、それにーーーもし君がスリザリンの誰かにつけられたらっていうのも正直あった。練習場所がバレたら、俺達だけじゃなくてフォーラも危険だと思ったんだ」
珍しく気を落としたジョージをフォーラは優しく宥めた。
「大丈夫よジョージ。私の立場で考えても、私は参加すべきじゃ無いと思うもの。
確かに今は防衛術を実践練習する機会が無いから、とっても羨ましいけれど……」