運命
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アリシア、君が消えてしまってから、もう一週間が経ってしまった
それでも君が『束ねる者』として精霊たちの前に出てきていないみたいだね
だから、僕らは諦めずに君の欠片を探し続けてる
僕は騎士団長の仕事をこなしながら、合間合間にしか探せてあげられていないけど…
君のことだ
きっとどこかで、僕らを見ながらクスクス笑ってさ、『早く見つけてみて』って思ってるだろう?
君は隠れんぼが昔から得意だったからね
よく探すのに苦労したよ
今回も……探すのが大変そうだ
…レグルス様が君の身体を元に戻して下さってる
それが終われば……ユーリと一緒に君の欠片を身体に戻すために集めに行くよ
そうそう、そのユーリだけど…
本当に君が居ないと何も出来ないんだね
最近はめっきり外に出ることが減ったうえに、ほっとくとロクに食事も取らないときた
その上、折角僕が手の空いてる時に君の欠片を探しに行こうと誘っても、全く聞きやしない
君が身につけていたネックレスをただじーっと見つめてるんだよ?
全く、幼なじみとして恥ずかしいと思わないかい?
…君が居なくなったあの日、ユーリが泣いたのを初めて見た
初めて、あんなに打ちひしがれたユーリを見た
あんなに悲しそうな顔を見たのも、諦めたような顔を見たのも、全てがどうでもいいと言いたげな顔を見たもの、初めてだった
……アリシア、君はユーリがそういう顔をすることを知っていたのかい?
君はあんなユーリを見たことがあったのかい?
僕が知らない彼を、君はどれだけ知っているんだろうか
…ああ、そう考えるとやっぱりどうしても嫉妬してしましそうだよ
だって、僕が知らないユーリをしっているってことは、きっと、僕が知らない君をユーリは知ってるわけだろう?
まだ、僕は君を諦めたつもりはないんだよ?
…なんて、冗談だけどね
ユーリに君を任せるって決めたしね
けど、いつまでもユーリがあんな状態なら……
その時は、君が止めようが無理矢理にでも……
目、覚まさせるつもりだよ
…必ず僕らが助けるから
後もう少し…待っていてくれ
【フレンより】
アリシアが居なくなっちゃってから一ヶ月が経ったよ
アリシアの欠片探すの、結構手間取っちゃっててさ……
精霊たちを通じて、星のみんなと話してるんだけどさ…
なんか……精霊と星の相性悪いみたいで……
会話する度に喧嘩始まっちゃうんだよね……
それに、精霊によって解釈の仕方違うみたいでさ……
たまに話噛み合わなくなっちゃうんだよね……
ぼくとジュディス、それにパティの三人で行動してるんだけど、これじゃ効率悪いかもしれない…
でも、魔導器もないから一人で行動するのも危ないんだよね
だからさ!レイヴンたちと相談して、二人一組にしようかなって考えてるんだ
…本当はユーリがいてくれれば、もっと楽に話せるから分かれて探す必要もないんだけど…
ユーリ、引きこもっちゃってさ…
ユーリがあんな風になっちゃうなんて、ぼく思わなかった
きっと、いつもみたいにニヤッて笑ってさ、『大丈夫だ』って、みんなを励ましてくれると思ってたんだ
でも…そうだよね、ユーリだって人だもん
大切な人が目の前でいなくなっちゃって、記憶の一部が無くなるかもしれないなんて言われちゃったらさ…
誰だって、塞ぎ込んじゃうよね
ユーリにとってアリシアって、きっと恋人以上に大切なんだと思うんだ
だってさ、ユーリがアリシアを見る時の目ってぼくらを見る時とは全然光り方が違うんだ
アリシアが気づいてるかわからないかど、ぼくらと話す時って、あんまり目が光ってないんだ
けどね、アリシアと話してる時はすっごく目がキラキラ輝いているんだよ!
アリシアがいるだけで、ユーリすごく嬉しそうに笑ってさ
すっごいしっかりしてて、ぼくらをいつも引っ張って行ってくれるけど、アリシアの前だと子どもみたいでさ
そんなユーリとユーリの隣にいるアリシアを見るの、好きなんだ
並んで戦うとこも、寄り添ってはなしてるとこも、ちょっとした事で喧嘩してすぐ仲直りするとこもね!
みんな、アリシアが帰ってくるの待ってるからさ
…だから、早く帰ってきて欲しいな
【カロルより】
シア姐が居なくなってから、もう二ヶ月も経ってしまったのじゃ……
やっぱりの、シア姐が居ないと大変で退屈なのじゃ
欠片、とかいうものの捜索も全然見つからないのじゃ……
確か、全部で十一あるって言ってたのじゃが、まだ三つしか見つかってないのじゃ…
精霊と星が仲良くしてくれぬし、前途多難なのじゃ…
今はの、ジュディ姐と一緒に回っているのじゃ!
カロルが、二人一組にしようと提案したのじゃ
カロルが誰よりも一番、頑張っておるぞ
リタ姐も、魔導器の改良型…?みたいなのを作りながら、エステルと一緒に探し回っておるぞ!
けど、シア姐が帰ってきたら、うんと文句言ってやろうと言っておったから、その時はうちが庇ってあげるのじゃ!
おっさんはカロルと一緒に探し回っておるのじゃがな…
ちょっとうわの空なのじゃ
ジュディ姐のスリーサイズ聞いてこようか聞いてもの、ぼけーっとしておるのじゃ
それに、いつもならちょっかいかけまくっておったのに、今はすごく大人しいのじゃ
逆にうちがちょっかいかけるとの、たまに怒るのじゃ……
ユーリも最初サメの肌のように冷たかったが、今のおっさんはそれ以下なのじゃ
もしかしたら、シア姐助けるのに必死なのかもしれんのぅ…
みんな頑張っておるがの、ユーリはまだまだ引きこもってるのじゃ
でも、最近はシア姐の家に行くことが多くなったみたいじゃ
元気がないことに変わりはないのじゃが……
うちが頑張っても、ユーリ元気に出来ないのじゃ…
やっぱり、シア姐じゃないとユーリは駄目なのじゃ!
ユーリが元気ないと、うちも……みんなまで元気なくなってしまうのじゃ
だからの、シア姐…
早く帰ってきてくれないかの…?
またシア姐とユーリの取り合いしたり、今度こそ一緒に海に冒険しに行きたいのじゃ……
色んな昔話もまた教えて欲しいのじゃ
シア姐しか知らない昔話、もっともっと聞かせて欲しいのじゃ
みんな、シア姐の帰りを心待ちにしとるぞ
【パティより】
アリシアちゃんの欠片の捜索始まってから、もう三ヶ月も経っちまったわ
見つけられた欠片はまだ五つ
まだまだだねぇ……
精霊と星の仲は相変わらずって感じでさ
全然仲良くなりそうにないのよねぇ…
カロルくんの提案で二人一組で探してるから、多少効率はいいんだろうけど、精霊と星がもうちょい仲良くしてくれないと困るわねぇ…
…ん?ってちょっと!パティちゃん……余計なこと書かなくてもいーでしょうに…
おっさん別にね、うわの空ってわけじゃないのよ
散々アリシアちゃんに助けて貰ったのに、いざ助ける番になったらなーんにもしてあげられなくってさ
歳下に助けられてばっかで助けてあげられなかったのが悔しくて、情けないって感じちゃってね…
それに、アリシアちゃん助けられないどころか、青年にかけてあげる言葉だって見つからないのよね
青年とは本当に連絡取れてなくってねぇ
フレンちゃんから聞いた話じゃ、まともに食事取らないから少しやつれたって話だったのよ
…んで、ますます頑張らにゃいかんと思ったのよ
青年にもアリシアちゃんにも助けられたんだから、今度こそオレサマの番ってね
ユーリを元気づけるにゃ、アリシアちゃん助けるのが一番手っ取り早いと思ってね
…おっさんの読み、合ってるって思うでしょ?
中々単純な思考してそうだからねぇ、ユーリはさ
アリシアちゃん助けられなかった後悔と、望みが見えても自分を忘れてしまってるかもっていう不安と恐怖で塞ぎ込んでるだけだと思うのよ
だから……オレサマたちでその不安、取り除いてあげないとって思ったのよ
後四ヶ月半……絶対にそれまでに全部見つけて保護するからさ
…んで、ちゃーんと青年連れて助けに行くわよ
だから、それまでもーちっと待っててや
目の前でイチャつかれるのはたまに癪に障るけど
お二人さんの賑やかな喧嘩とかの声聞こえてこないと寂しーのよね
それに、元気のない青年見てるの、いい加減嫌なのよね
憎まれ口叩かないユーリなんて、ユーリじゃないでしょーよ
みんな、ユーリが元気になることも、アリシアちゃんの帰りも待ってるんだから
早く帰って来なさいな
【レイヴンより】
あんたが居なくなってから、もう四ヶ月経つわよ
欠片はようやく七つ……後四つね…
思ってたよりも探すのに苦労するわ
精霊と星が最近ようやく仲良くなり始めたのよね
全く、もっと前から仲良くしておきなさいよね
あたしとエステルのとこにはイフリートたちがいてくれてるお陰で、他のとこのヤツらと比べたら探す効率はいい方ね
…ま、三人で行動してた時よりも動きやすくなったし、カロル様々ね
あー、そうそう、魔導器に代わる代用品だけど…
結界魔導器だけは先に精霊たちに力を貸してもらう事になったわよ
少しいじってみたけど、従来のエアルを利用していた時よりも遥かに安定してて、効率よく運転されてたわ
あんたのとこの初代……レグルス、だっけ?
すごいわね。殆ど全ての魔導器に始祖の隷長の精霊化後に利用出来るような仕掛け施してたみたい
お陰でスムーズに実用化に漕ぎ着けたわ
…まぁ、結界魔導器だけなんだけどね
『精霊』って新しい生命がまだ理解されてないからね…
他の魔導器はまだまだ実用化出来ないわ
……それはそうと、あんたのとこのユーリ、どうにか出来ない?
『シア、シア』ってメソメソウジウジ、いい加減鬱陶しいんだけど
全く、世界救おうなんてでっかい夢掲げてた奴には見えないわよ?今のアイツ
中身だけ他の誰かと入れ替わったんじゃないかって思うくらいよ
…けど、あんたとあいつの立場が逆だったら、あんたがあんな風になってたかもしれないのよね…
そう考えると、何となくわかってあげられる気もしなくはないのよね………
…いや、ごめん、やっぱり納得出来ないわ!
アリシアなら兎も角、なんであいつがあんな風になんのよ!
今まで諦めて来なかったんだからヘコんじゃないわよ!
…あーもう!考えてたら腹立ってきた!
ちょっとあいつ、引っ張り出してくるわ
アリシアもさっさと帰ってきなさいよ?
帰って来ないなんて、あたしが許さないんだから!
帰ってきてもあたしらのこと、忘れてるなんてもってのほかよ!?
忘れたりしてたら…許さないんだから!
【リタより】
もう四ヶ月半も経ったのね
あなたの欠片、八つ見つけることが出来たわ
後三つ、ね?
精霊たちが結界魔導器を動かしてくれるようになったおかげで、騎士団もギルドも少し楽になったみたいよ
まだまだ精霊という存在は認知されていないけど…それでも少しずつ浸透していっているわ
カロルもおじ様も、リタもエステルも、パティもフレンも…そして私も
人と精霊が手を取り合って暮らせていけるように、あなたの欠片を探しながら彼らのことを広めていってるわ
みんなあなたのために躍起になって走り回っているわ
リタは新しい魔導器の試験運用を並行してエステルと一緒に回っているみたいよ
少しずつだけれど形になっているってこの間喜んでいたわ
エステルはリタの手伝いをしながら旅先のことをヨーデル陛下に知らせているわ
副帝としてとても頑張っているわ
カロルはおじ様の面倒を見ながらあちこち行っているのよ
頭領として、かなり成長していってるわ
ちょっと意外だったのはおじ様ね
私たちが思っていた以上にあなたの事を助けたいって思っているみたいよ
パティも星が教えてくれた場所につくと、細かいところまでくまなく探しているわ
みんな、あなたのために頑張っている
…ユーリだけはまだ立ち直れていないみたいだけど
あなたの事、誰よりも大切にしていたからなのよね、きっと
フレンが最近は一日中、あなたの家の部屋でぼーっと空を見上げているって言っていたわ
一人だと、彼突拍子もない行動に出てしまいそうだから、フレンと一緒にいたラピードが今は傍に居るみたいね
リタはずっと彼に文句言っていたわ
『グダグダ嘆いていないで動けっ』ってね?
彼女、一度本気で引っ張りだそうとしていたみたいなの
たまたま居合わせたエステルとフレンが止めたみたいだけれど
リタの言う通り、いつまでも引きこもっているのは良くないわ
そんなことをするくらいなら、行動した方がいいこと、彼が一番わかっていると思うのだけれど…動けないのが現状なのよね
だからアリシア、早く帰ってきてあげて?
誰よりもユーリが一番、あなたの帰りを待っているわ
…私も、あなたの帰りを待っているわ
【ジュディスより】
五ヶ月半……経ってしまいました…
アリシアの欠片、最後の一つが見つからないです……
みんな、必死で探しているんですけど……
星たちにも分からないみたいなんです…
でも、十一全ての気配はあるみたいなんです
だから私たちは諦めません!
絶対に見つけてみせます!
あ、魔導器の無くなった混乱は今はもう大分無くなりましたよ
結界魔導器だけの不便な生活に変わりはありませんが…
それでも、みんな精一杯生きています
リタの研究は順調で、精霊と仲良くなった私たちなら、実用出来そうな段階まで進みました!
後は、精霊次第なんですけど…アリシアが帰ってくるまでは駄目みたいです…
精霊もアリシアが大切なのですね
リタは早く実用化したいみたいで、誰よりも探すことに気合い入っています
カロルとレイヴンはユニオンの手伝いをしながら探し続けています
パティとジュディスはバウルと一緒に人や物を色々なところへ運びながら探してくれています
フレンも騎士団の任務の間にソディアやウィチルと一緒に任務先の付近を探してくれています
ユーリは………あの日からずっと、変わっていないです…
みんな諦めないで、必死なのに…
ユーリだけは、諦めてるみたいな顔をしているんです…
きっと…ユーリも怖いんですよね
もしも欠片が集まらなくて、アリシアの記憶から、ユーリが居なくなってしまうかもしれないことが…
だから、立ち直れないんだって、私はそう思っています
……本当は、ユーリに今までみたいに大丈夫だって、声をかけて欲しいんです
絶対になんとかなるって、励ましてもらいたいんです
けど、いつまでユーリに甘えていてはいけませんよね
今まで励まして貰った分、今度は私たちが、ユーリの力になってあげないと、ですね
アリシアの最後の欠片、必ず見つけますから
だから、私たちみんなのこと、忘れないでください
でも……なんででしょうか
私はきっと、最後の欠片はユーリの傍に居る気がするんです
……だって、アリシアは誰よりも、ユーリのこと、想っていましたから
…私の考えすぎでしょうか?
【エステリーゼより】
ついに半年、経っちまったな……
なんつーか、やっぱシアが居ねぇと世界が違って見えんだな
お前が隣にいるとさ、すっげぇ明るく見えてたはずなのに、いなくなった途端に色が消えた
…消えたっつーか、暗くなった
あんだけ明るかったのに、さ…
帰ってきても……記憶が消えてるかもしれない。オレを覚えていないかもしれない
……そう考えっと、足動かねぇんだ……
大事なやつが居なくなんのって、こんなに辛いんだな……
親とかいなかったから、今までわかんなかったが……初めてこんなに悲しくって辛くなった
そんだけシアに惚れきってたんだな、オレ
夢であって欲しいって何度も思った
夜寝て、朝目が覚めたら、隣で寝てるんじゃねえかって
いつもみたいに微笑んでくれるんじゃねえかって
…けどさ、そんな訳なくて……
寝るとあの日の光景が夢に出てくんだ
手、離さねえって言ったのにオレの手をすり抜けて……
諦め切ったみたいに涙流して消えちまったシアの顔が頭から離れねえんだ…
守るって約束したのにさ…
結局、守ってやれなかった……
離しちまったな、シアの手…
それが辛くって…悔しかった
んで、引きこもっちまった
…情けねぇよな?
……っつーか、あいつらいくらなんでも言い過ぎじゃねぇか?!
リタに関しちゃ入って来た瞬間マシンガントークが始まるわ、本気で容赦なく引きずり出そうとしやがるわ、挙句の果てにゃシアの部屋でファイヤーボール打とうとしやがって…
いや、引きこもってたオレが悪ぃんだけどさ…
フレンのやつぁ一回本気でやり合う必要がありそうだな…
おっさんは…まぁ、おっさんなりに思うとこがあったんだな
ジュディも言わなくていいこと言いやがって…!
確かにロクに飯食ってなかったけどな?!
そこは否定しねぇし、シアが居ねぇと何もしなかったのも否定しねぇけどな!?
幾らオレでも、突拍子もない行動なんかしねぇよ!?
あいつらオレをなんだと思ってんだよ…!
主にジュディとフレンだが…
マジであいつら覚えとけよ……!
……本当はな、わかってたんだよ
あの日からずっと、気づいてた
シアはいつだって、オレの傍に居てくれたよな
……今もずーっと、傍に居てくれてるの、知ってる
気づいてたのにな、見て見ぬフリしてたんだわ
…ゴメンな、シア
ん?なんだよ?…ああ、さてはオレが書くの珍しいって思ってんだろ?
ま、こうゆうのガラじゃねえしな
…たまにはいいかなって思ったんだよ
口で言うだけじゃ足んねえんだよ
お前が居なくなって寂しかった思いも辛さも、悔しさも…
口で表現するのには足りなさすぎんだ
…正直言うと、書くのも物足りねえんだよな
言葉だけじゃ表現しきれねえ
…早く会って、抱きしめてぇんだ
今度こそ、離さねえようにさ
……フレンにゃ悪ぃが、シアの声も身体も、余すとこなく全部オレのもんだからな?
次は絶対に、何があっても手離さねえから
………本当の死がくるまで、絶対に離さねえからさ
帰ってきたら話したい事あんだ
…ここじゃ言えねぇけど……
シアの……アリシアの顔みて、ちゃんと言いたい
……自分の足でお前のこと迎えに行くから、待ってろよ
【ユーリ】
みんな、アリシアのこと大好きだから…
絶対に、オレサマたちのこと…それに、下町のみんなのことも、ね
忘れたり…なんて、しないでください
また沢山お話聞かせて欲しいのじゃ
それに、あんたが居ないと調子狂うのよね
あなたの笑顔見るだけで、みんな頑張ろうと思えてきていたのよ?
だからアリシア、何度もしつこいだろうけど
帰ってきても…忘れんなよ、オレらのこと、絶対に。
今度こそ必ず、助けるからな
【君の仲間たちより】
それでも君が『束ねる者』として精霊たちの前に出てきていないみたいだね
だから、僕らは諦めずに君の欠片を探し続けてる
僕は騎士団長の仕事をこなしながら、合間合間にしか探せてあげられていないけど…
君のことだ
きっとどこかで、僕らを見ながらクスクス笑ってさ、『早く見つけてみて』って思ってるだろう?
君は隠れんぼが昔から得意だったからね
よく探すのに苦労したよ
今回も……探すのが大変そうだ
…レグルス様が君の身体を元に戻して下さってる
それが終われば……ユーリと一緒に君の欠片を身体に戻すために集めに行くよ
そうそう、そのユーリだけど…
本当に君が居ないと何も出来ないんだね
最近はめっきり外に出ることが減ったうえに、ほっとくとロクに食事も取らないときた
その上、折角僕が手の空いてる時に君の欠片を探しに行こうと誘っても、全く聞きやしない
君が身につけていたネックレスをただじーっと見つめてるんだよ?
全く、幼なじみとして恥ずかしいと思わないかい?
…君が居なくなったあの日、ユーリが泣いたのを初めて見た
初めて、あんなに打ちひしがれたユーリを見た
あんなに悲しそうな顔を見たのも、諦めたような顔を見たのも、全てがどうでもいいと言いたげな顔を見たもの、初めてだった
……アリシア、君はユーリがそういう顔をすることを知っていたのかい?
君はあんなユーリを見たことがあったのかい?
僕が知らない彼を、君はどれだけ知っているんだろうか
…ああ、そう考えるとやっぱりどうしても嫉妬してしましそうだよ
だって、僕が知らないユーリをしっているってことは、きっと、僕が知らない君をユーリは知ってるわけだろう?
まだ、僕は君を諦めたつもりはないんだよ?
…なんて、冗談だけどね
ユーリに君を任せるって決めたしね
けど、いつまでもユーリがあんな状態なら……
その時は、君が止めようが無理矢理にでも……
目、覚まさせるつもりだよ
…必ず僕らが助けるから
後もう少し…待っていてくれ
【フレンより】
アリシアが居なくなっちゃってから一ヶ月が経ったよ
アリシアの欠片探すの、結構手間取っちゃっててさ……
精霊たちを通じて、星のみんなと話してるんだけどさ…
なんか……精霊と星の相性悪いみたいで……
会話する度に喧嘩始まっちゃうんだよね……
それに、精霊によって解釈の仕方違うみたいでさ……
たまに話噛み合わなくなっちゃうんだよね……
ぼくとジュディス、それにパティの三人で行動してるんだけど、これじゃ効率悪いかもしれない…
でも、魔導器もないから一人で行動するのも危ないんだよね
だからさ!レイヴンたちと相談して、二人一組にしようかなって考えてるんだ
…本当はユーリがいてくれれば、もっと楽に話せるから分かれて探す必要もないんだけど…
ユーリ、引きこもっちゃってさ…
ユーリがあんな風になっちゃうなんて、ぼく思わなかった
きっと、いつもみたいにニヤッて笑ってさ、『大丈夫だ』って、みんなを励ましてくれると思ってたんだ
でも…そうだよね、ユーリだって人だもん
大切な人が目の前でいなくなっちゃって、記憶の一部が無くなるかもしれないなんて言われちゃったらさ…
誰だって、塞ぎ込んじゃうよね
ユーリにとってアリシアって、きっと恋人以上に大切なんだと思うんだ
だってさ、ユーリがアリシアを見る時の目ってぼくらを見る時とは全然光り方が違うんだ
アリシアが気づいてるかわからないかど、ぼくらと話す時って、あんまり目が光ってないんだ
けどね、アリシアと話してる時はすっごく目がキラキラ輝いているんだよ!
アリシアがいるだけで、ユーリすごく嬉しそうに笑ってさ
すっごいしっかりしてて、ぼくらをいつも引っ張って行ってくれるけど、アリシアの前だと子どもみたいでさ
そんなユーリとユーリの隣にいるアリシアを見るの、好きなんだ
並んで戦うとこも、寄り添ってはなしてるとこも、ちょっとした事で喧嘩してすぐ仲直りするとこもね!
みんな、アリシアが帰ってくるの待ってるからさ
…だから、早く帰ってきて欲しいな
【カロルより】
シア姐が居なくなってから、もう二ヶ月も経ってしまったのじゃ……
やっぱりの、シア姐が居ないと大変で退屈なのじゃ
欠片、とかいうものの捜索も全然見つからないのじゃ……
確か、全部で十一あるって言ってたのじゃが、まだ三つしか見つかってないのじゃ…
精霊と星が仲良くしてくれぬし、前途多難なのじゃ…
今はの、ジュディ姐と一緒に回っているのじゃ!
カロルが、二人一組にしようと提案したのじゃ
カロルが誰よりも一番、頑張っておるぞ
リタ姐も、魔導器の改良型…?みたいなのを作りながら、エステルと一緒に探し回っておるぞ!
けど、シア姐が帰ってきたら、うんと文句言ってやろうと言っておったから、その時はうちが庇ってあげるのじゃ!
おっさんはカロルと一緒に探し回っておるのじゃがな…
ちょっとうわの空なのじゃ
ジュディ姐のスリーサイズ聞いてこようか聞いてもの、ぼけーっとしておるのじゃ
それに、いつもならちょっかいかけまくっておったのに、今はすごく大人しいのじゃ
逆にうちがちょっかいかけるとの、たまに怒るのじゃ……
ユーリも最初サメの肌のように冷たかったが、今のおっさんはそれ以下なのじゃ
もしかしたら、シア姐助けるのに必死なのかもしれんのぅ…
みんな頑張っておるがの、ユーリはまだまだ引きこもってるのじゃ
でも、最近はシア姐の家に行くことが多くなったみたいじゃ
元気がないことに変わりはないのじゃが……
うちが頑張っても、ユーリ元気に出来ないのじゃ…
やっぱり、シア姐じゃないとユーリは駄目なのじゃ!
ユーリが元気ないと、うちも……みんなまで元気なくなってしまうのじゃ
だからの、シア姐…
早く帰ってきてくれないかの…?
またシア姐とユーリの取り合いしたり、今度こそ一緒に海に冒険しに行きたいのじゃ……
色んな昔話もまた教えて欲しいのじゃ
シア姐しか知らない昔話、もっともっと聞かせて欲しいのじゃ
みんな、シア姐の帰りを心待ちにしとるぞ
【パティより】
アリシアちゃんの欠片の捜索始まってから、もう三ヶ月も経っちまったわ
見つけられた欠片はまだ五つ
まだまだだねぇ……
精霊と星の仲は相変わらずって感じでさ
全然仲良くなりそうにないのよねぇ…
カロルくんの提案で二人一組で探してるから、多少効率はいいんだろうけど、精霊と星がもうちょい仲良くしてくれないと困るわねぇ…
…ん?ってちょっと!パティちゃん……余計なこと書かなくてもいーでしょうに…
おっさん別にね、うわの空ってわけじゃないのよ
散々アリシアちゃんに助けて貰ったのに、いざ助ける番になったらなーんにもしてあげられなくってさ
歳下に助けられてばっかで助けてあげられなかったのが悔しくて、情けないって感じちゃってね…
それに、アリシアちゃん助けられないどころか、青年にかけてあげる言葉だって見つからないのよね
青年とは本当に連絡取れてなくってねぇ
フレンちゃんから聞いた話じゃ、まともに食事取らないから少しやつれたって話だったのよ
…んで、ますます頑張らにゃいかんと思ったのよ
青年にもアリシアちゃんにも助けられたんだから、今度こそオレサマの番ってね
ユーリを元気づけるにゃ、アリシアちゃん助けるのが一番手っ取り早いと思ってね
…おっさんの読み、合ってるって思うでしょ?
中々単純な思考してそうだからねぇ、ユーリはさ
アリシアちゃん助けられなかった後悔と、望みが見えても自分を忘れてしまってるかもっていう不安と恐怖で塞ぎ込んでるだけだと思うのよ
だから……オレサマたちでその不安、取り除いてあげないとって思ったのよ
後四ヶ月半……絶対にそれまでに全部見つけて保護するからさ
…んで、ちゃーんと青年連れて助けに行くわよ
だから、それまでもーちっと待っててや
目の前でイチャつかれるのはたまに癪に障るけど
お二人さんの賑やかな喧嘩とかの声聞こえてこないと寂しーのよね
それに、元気のない青年見てるの、いい加減嫌なのよね
憎まれ口叩かないユーリなんて、ユーリじゃないでしょーよ
みんな、ユーリが元気になることも、アリシアちゃんの帰りも待ってるんだから
早く帰って来なさいな
【レイヴンより】
あんたが居なくなってから、もう四ヶ月経つわよ
欠片はようやく七つ……後四つね…
思ってたよりも探すのに苦労するわ
精霊と星が最近ようやく仲良くなり始めたのよね
全く、もっと前から仲良くしておきなさいよね
あたしとエステルのとこにはイフリートたちがいてくれてるお陰で、他のとこのヤツらと比べたら探す効率はいい方ね
…ま、三人で行動してた時よりも動きやすくなったし、カロル様々ね
あー、そうそう、魔導器に代わる代用品だけど…
結界魔導器だけは先に精霊たちに力を貸してもらう事になったわよ
少しいじってみたけど、従来のエアルを利用していた時よりも遥かに安定してて、効率よく運転されてたわ
あんたのとこの初代……レグルス、だっけ?
すごいわね。殆ど全ての魔導器に始祖の隷長の精霊化後に利用出来るような仕掛け施してたみたい
お陰でスムーズに実用化に漕ぎ着けたわ
…まぁ、結界魔導器だけなんだけどね
『精霊』って新しい生命がまだ理解されてないからね…
他の魔導器はまだまだ実用化出来ないわ
……それはそうと、あんたのとこのユーリ、どうにか出来ない?
『シア、シア』ってメソメソウジウジ、いい加減鬱陶しいんだけど
全く、世界救おうなんてでっかい夢掲げてた奴には見えないわよ?今のアイツ
中身だけ他の誰かと入れ替わったんじゃないかって思うくらいよ
…けど、あんたとあいつの立場が逆だったら、あんたがあんな風になってたかもしれないのよね…
そう考えると、何となくわかってあげられる気もしなくはないのよね………
…いや、ごめん、やっぱり納得出来ないわ!
アリシアなら兎も角、なんであいつがあんな風になんのよ!
今まで諦めて来なかったんだからヘコんじゃないわよ!
…あーもう!考えてたら腹立ってきた!
ちょっとあいつ、引っ張り出してくるわ
アリシアもさっさと帰ってきなさいよ?
帰って来ないなんて、あたしが許さないんだから!
帰ってきてもあたしらのこと、忘れてるなんてもってのほかよ!?
忘れたりしてたら…許さないんだから!
【リタより】
もう四ヶ月半も経ったのね
あなたの欠片、八つ見つけることが出来たわ
後三つ、ね?
精霊たちが結界魔導器を動かしてくれるようになったおかげで、騎士団もギルドも少し楽になったみたいよ
まだまだ精霊という存在は認知されていないけど…それでも少しずつ浸透していっているわ
カロルもおじ様も、リタもエステルも、パティもフレンも…そして私も
人と精霊が手を取り合って暮らせていけるように、あなたの欠片を探しながら彼らのことを広めていってるわ
みんなあなたのために躍起になって走り回っているわ
リタは新しい魔導器の試験運用を並行してエステルと一緒に回っているみたいよ
少しずつだけれど形になっているってこの間喜んでいたわ
エステルはリタの手伝いをしながら旅先のことをヨーデル陛下に知らせているわ
副帝としてとても頑張っているわ
カロルはおじ様の面倒を見ながらあちこち行っているのよ
頭領として、かなり成長していってるわ
ちょっと意外だったのはおじ様ね
私たちが思っていた以上にあなたの事を助けたいって思っているみたいよ
パティも星が教えてくれた場所につくと、細かいところまでくまなく探しているわ
みんな、あなたのために頑張っている
…ユーリだけはまだ立ち直れていないみたいだけど
あなたの事、誰よりも大切にしていたからなのよね、きっと
フレンが最近は一日中、あなたの家の部屋でぼーっと空を見上げているって言っていたわ
一人だと、彼突拍子もない行動に出てしまいそうだから、フレンと一緒にいたラピードが今は傍に居るみたいね
リタはずっと彼に文句言っていたわ
『グダグダ嘆いていないで動けっ』ってね?
彼女、一度本気で引っ張りだそうとしていたみたいなの
たまたま居合わせたエステルとフレンが止めたみたいだけれど
リタの言う通り、いつまでも引きこもっているのは良くないわ
そんなことをするくらいなら、行動した方がいいこと、彼が一番わかっていると思うのだけれど…動けないのが現状なのよね
だからアリシア、早く帰ってきてあげて?
誰よりもユーリが一番、あなたの帰りを待っているわ
…私も、あなたの帰りを待っているわ
【ジュディスより】
五ヶ月半……経ってしまいました…
アリシアの欠片、最後の一つが見つからないです……
みんな、必死で探しているんですけど……
星たちにも分からないみたいなんです…
でも、十一全ての気配はあるみたいなんです
だから私たちは諦めません!
絶対に見つけてみせます!
あ、魔導器の無くなった混乱は今はもう大分無くなりましたよ
結界魔導器だけの不便な生活に変わりはありませんが…
それでも、みんな精一杯生きています
リタの研究は順調で、精霊と仲良くなった私たちなら、実用出来そうな段階まで進みました!
後は、精霊次第なんですけど…アリシアが帰ってくるまでは駄目みたいです…
精霊もアリシアが大切なのですね
リタは早く実用化したいみたいで、誰よりも探すことに気合い入っています
カロルとレイヴンはユニオンの手伝いをしながら探し続けています
パティとジュディスはバウルと一緒に人や物を色々なところへ運びながら探してくれています
フレンも騎士団の任務の間にソディアやウィチルと一緒に任務先の付近を探してくれています
ユーリは………あの日からずっと、変わっていないです…
みんな諦めないで、必死なのに…
ユーリだけは、諦めてるみたいな顔をしているんです…
きっと…ユーリも怖いんですよね
もしも欠片が集まらなくて、アリシアの記憶から、ユーリが居なくなってしまうかもしれないことが…
だから、立ち直れないんだって、私はそう思っています
……本当は、ユーリに今までみたいに大丈夫だって、声をかけて欲しいんです
絶対になんとかなるって、励ましてもらいたいんです
けど、いつまでユーリに甘えていてはいけませんよね
今まで励まして貰った分、今度は私たちが、ユーリの力になってあげないと、ですね
アリシアの最後の欠片、必ず見つけますから
だから、私たちみんなのこと、忘れないでください
でも……なんででしょうか
私はきっと、最後の欠片はユーリの傍に居る気がするんです
……だって、アリシアは誰よりも、ユーリのこと、想っていましたから
…私の考えすぎでしょうか?
【エステリーゼより】
ついに半年、経っちまったな……
なんつーか、やっぱシアが居ねぇと世界が違って見えんだな
お前が隣にいるとさ、すっげぇ明るく見えてたはずなのに、いなくなった途端に色が消えた
…消えたっつーか、暗くなった
あんだけ明るかったのに、さ…
帰ってきても……記憶が消えてるかもしれない。オレを覚えていないかもしれない
……そう考えっと、足動かねぇんだ……
大事なやつが居なくなんのって、こんなに辛いんだな……
親とかいなかったから、今までわかんなかったが……初めてこんなに悲しくって辛くなった
そんだけシアに惚れきってたんだな、オレ
夢であって欲しいって何度も思った
夜寝て、朝目が覚めたら、隣で寝てるんじゃねえかって
いつもみたいに微笑んでくれるんじゃねえかって
…けどさ、そんな訳なくて……
寝るとあの日の光景が夢に出てくんだ
手、離さねえって言ったのにオレの手をすり抜けて……
諦め切ったみたいに涙流して消えちまったシアの顔が頭から離れねえんだ…
守るって約束したのにさ…
結局、守ってやれなかった……
離しちまったな、シアの手…
それが辛くって…悔しかった
んで、引きこもっちまった
…情けねぇよな?
……っつーか、あいつらいくらなんでも言い過ぎじゃねぇか?!
リタに関しちゃ入って来た瞬間マシンガントークが始まるわ、本気で容赦なく引きずり出そうとしやがるわ、挙句の果てにゃシアの部屋でファイヤーボール打とうとしやがって…
いや、引きこもってたオレが悪ぃんだけどさ…
フレンのやつぁ一回本気でやり合う必要がありそうだな…
おっさんは…まぁ、おっさんなりに思うとこがあったんだな
ジュディも言わなくていいこと言いやがって…!
確かにロクに飯食ってなかったけどな?!
そこは否定しねぇし、シアが居ねぇと何もしなかったのも否定しねぇけどな!?
幾らオレでも、突拍子もない行動なんかしねぇよ!?
あいつらオレをなんだと思ってんだよ…!
主にジュディとフレンだが…
マジであいつら覚えとけよ……!
……本当はな、わかってたんだよ
あの日からずっと、気づいてた
シアはいつだって、オレの傍に居てくれたよな
……今もずーっと、傍に居てくれてるの、知ってる
気づいてたのにな、見て見ぬフリしてたんだわ
…ゴメンな、シア
ん?なんだよ?…ああ、さてはオレが書くの珍しいって思ってんだろ?
ま、こうゆうのガラじゃねえしな
…たまにはいいかなって思ったんだよ
口で言うだけじゃ足んねえんだよ
お前が居なくなって寂しかった思いも辛さも、悔しさも…
口で表現するのには足りなさすぎんだ
…正直言うと、書くのも物足りねえんだよな
言葉だけじゃ表現しきれねえ
…早く会って、抱きしめてぇんだ
今度こそ、離さねえようにさ
……フレンにゃ悪ぃが、シアの声も身体も、余すとこなく全部オレのもんだからな?
次は絶対に、何があっても手離さねえから
………本当の死がくるまで、絶対に離さねえからさ
帰ってきたら話したい事あんだ
…ここじゃ言えねぇけど……
シアの……アリシアの顔みて、ちゃんと言いたい
……自分の足でお前のこと迎えに行くから、待ってろよ
【ユーリ】
みんな、アリシアのこと大好きだから…
絶対に、オレサマたちのこと…それに、下町のみんなのことも、ね
忘れたり…なんて、しないでください
また沢山お話聞かせて欲しいのじゃ
それに、あんたが居ないと調子狂うのよね
あなたの笑顔見るだけで、みんな頑張ろうと思えてきていたのよ?
だからアリシア、何度もしつこいだろうけど
帰ってきても…忘れんなよ、オレらのこと、絶対に。
今度こそ必ず、助けるからな
【君の仲間たちより】