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ータルカロン突入前ー
「んー……」
「アリシア、あんたずっと唸ってるけどどうしたのよ?」
「……へ?あぁ……さっき言ってたレアメタル、どっかで聞いたことあった気がして…」
「そりゃアリシアちゃんならあるんでないの?一応貴族なんだから」
「それはそうなんだけど…でも、なーんか忘れてる気がしてて……」
「そんなに重要なことなのかの?」
「重要かと言われればそうでもないとは思うけど……」
「…はぁ、なら後でもいいんじゃない?今はあれ、どうにかしないと」
「分かってるけど……」
「気になることがあると、どうしてもそっちに持っていかれてしまうものじゃからの」
「そうなんだよね……。……あー!」
「わっと……?!急にどしたのよ?」
「思い出した!」
「思い出したって…レアメタルのこと?」
「うん。黒雷と白雷がそれで出来てるんだったよ」
「ちょ…!あんた、そんな大事なこと忘れていたわけ…!?」
「あー、どうりでアリシアちゃんの刀の切れ味落ちないわけだわ…あんなに魔物とか斬りまくってるのに、鍛冶屋に持って行ってるとこ見たことないし」
「刀のメンテはいつもしてるよ?研ぐのはしないけど」
「…普通は研ぐものなんだけど…」
「え?そうなの?」
「そうよ。ユーリだってたまーにやってるでしょ?」
「…そう言えば、そうかも」
「全く…自分の武器のことくらいちゃんと覚えておきなさいよ…」
「あはは…なんか…ごめん」
「…もういいわ。それよりも、乗り込む準備、するわよ」
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