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~フレン合流直後~
「アリシア、ちょっといいかい?」
「ん?何??」
「この間シリウスが言っていた先祖の加護というものの話、いったい何のことだい?」
「あぁ…あれ、ね。…まぁ、全部話すとものすごく長くなるから、詳しくはまた今度話すけど…。色々あって、私のご先祖様がユーリ達にも加護を授けて下さったんだよ」
「加護をって…一体どうしたらそんな話になるんだい?」
「だからぁ…話始めたらものすごーく長くなるよ?呆れるくらい長いよ?」
「そ、そんなにかい…?」
「だって、その話をするには千年前の出来事から話さないといけないわけで…」
「……わかったよ。詳しく聞くのはまた今度にするよ。なんだか僕だけ仲間外れにされている気がしてならないけど」
「別にそんなつもりはないけど…それに、シリウスが言うにはフレンにも加護はついてるって」
「え?僕にもかい?」
「うん。理由はわからないけど、多分フレンと私の仲が良いこと、ご先祖様も知ってたんじゃなかな?…いつどこで見てるか、わかんないし…」
「あ、はは…それはそれで考えものだね」
「ホントだよ…」
「……まぁ、僕は仲間外れになっていないというのがわかって、少し安心したよ」
「フレンが安心したならよかったよ」
「おーい、シア!フレン!早く来ねえと置いて行くぞ!」
「あ、ユーリが呼んでる」
「どうやら置いて行くつもりみたいだね。それならアリシア、僕らはお茶でもしに行くかい?」
「もう…ユーリが本気で置いて行くわけないじゃん。フレンも馬鹿言ってないで行くよ?」
「馬鹿って…結構本気なんだけど」
「……そんなこと言ってると、ユーリすっ飛んでくるよ…?」
「おいこら、フレンてめぇ、何人の彼女たぶらかそうとしてんだ?」
「ほら言わんこっちゃない」
「君が僕らを置いて行くって言うからだろ?」
「それはお前らがさっさと来ないからだろ?そもそも本気で置いて行くわけねぇっつーの」
「僕を置いて行くのはともかく、アリシアまで置いて行くなんて、僕に奪われてもいいのかと」
「んなわけねぇんだろ…!お前の解釈の仕方どうなってんだよ!?」
「……もうさ、喧嘩してなくていいから行こう?みんな待ってるよ」
「大体お前はいつも……!!」
「それを言うなら君だって……!」
「…………あーもう!!二人共頭冷やせ!スプラッシュ!!!」
「……わりぃ……」
「…すまなかった……」
「はい、わかったらさっさと乗り込むよ」
「くっそ、お前のせいでシア怒っちまったじゃねえか」
「君も悪いだろう」
ーユーリ、フレン、言い合いしながら退出ー
「全くもう、いつまで経っても喧嘩ばっかするんだから……」
「…………それでも一緒に居る二人が、私は好きなんだけど、ね」