～ユーリ達と合流後、宿屋前～


｢さてと、さっさと行って用事済ませますかね｣

｢ユーリ、本当にやるんですか…？｣

｢もう少し休みたかった……リブガロ倒したばかりだったのに…｣

｢後で休めばいいでしょ？｣

｢そーそ、ひと暴れしてからの方が……あーっ！！！！｣

｢うぉっ！？な、なんだよ…シア、急に大声なんか出してよ｣

｢………れてた………｣

｢は？何よ？｣

｢ユーリとの約束忘れてたっ！｣

｢…は？オレとの？｣

｢エステル回収して、乗り込む前になんか甘い物作ってって約束したじゃんっ！！｣

｢あー…そういやぁ確かにしたな…｣

｢それ……今思い出すの？｣

｢そんなの後でいいじゃないのよ！｣

｢甘い物大好きな私には死活問題なのっ！｣

｢……はぁ、仕方ねぇな…ラゴウの一件終わって、落ち着いたら作ってやっから、今はこれ食べとけよ｣

｢？クッキー？｣

｢そ、帝都出る前に宿屋の女将さんがくれてたんだよ｣

｢……次忘れたら本気で怒る｣

｢へいへい、わかりましたよっと｣

ユーリとアリシアから少し離れるカロルとリタとエステル

｢………なんか、こうやって見ると改めて付き合ってるんだなって思うね｣ﾋｿｯ

｢ほんとよ、イチャつくなら他所でやんなさいよね｣ﾋｿｯ

｢ちょっと…羨ましいです｣ﾋｿｯ

｢……聞こえてっぞお前ら…｣