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『……本当に、デリカシーがないっ』
普通なら女になった弟をいつもより過保護にするものではないか。
十四松と一松の行動に怒りを隠しきれないななし。彼等はいつもはおっとりで優しい。だから殊更あのような言動をされイラついている。
早くデカパンの所でなおしてもらったほうがいいにきまっている。いそいそ靴を履くもその靴すらも大きく心許無い。
はぁ、とため息をついて仕方なしに靴に足を入れる。どうしようもなく情けない気がして再度ため息が溢れた。
「ななし」
『…カラ松兄さん?』
「でかけるならついていく」
『……いいよ、デカパン博士の研究所までだし』
「少し遠いじゃないか。なおさらついていくさ」
『……』
「それに、そんな靴はいていたら転ぶぞ?」
「そうそーう!兄ちゃんもついて行ってやるよ」
『おそ松兄さんまで』
「僕も行くよ!ななし心配だし」
『…はぁ、チョロ松兄さんも…』
「安心してななし。一松と十四松は来ないよ!縛っといたから」
『ぇ』
「トド松が写メ取りながら爆笑してたから、後で見せてもらいな?さぁ、行こうぜ!」
『わっ、あ、ちょっと!!』
レッツゴーとななしの手を引いて歩き出すおそ松。強引に引かれる手を引きはがそうにも女の自分には無理だ。諦めてされるがままになっていれば反対側の手をカラ松がおそ松とは真逆に優しく包んだ。
カラ松、ななし、おそ松、チョロ松と横一列に並びながらデカパンの研究所に向かう。
しかし両手をつながれている現状がひどく恥ずかしい。体は変わっても中身はななしだし、変わらないため非常に恥ずかしい。ななしにしたら兄と手をつないだ弟。成人を迎えているのにこれは羞恥プレイだ。
視線がビシバシ体に突き刺さるもななしは何とか耐え、ようやくデカパンの研究所についた。自動ドアが開けばようやく視線は消えてなくなった。
『……疲れた…』
「ほえ?誰だす?」
「うぃーす、俺達だよデカパン博士」
「こんにちは」
「こんにちはデカパン博士」
「こんにちはだす。君達が来るのは珍しいだすな」
「いやぁ、かくかくしかじかでななしが女になっちゃってさ!」
「直してくれないか?」
「よろしくお願いします!」
『…お願いしますっ』
「ほえ~わかっただす。みてみるだす。こっちに来るだす」
「セクハラされんなよー?」
ななしの必死さに快く承諾してくれたデカパン。服装は変わっているが中身はすごく優しい人物なのだ。
デカパンとともに出ていったななしを見送りながらしばしば三人で待つ。
ひまだなぁ、と欠伸をするおそ松はだよーんが持ってきた緑色の飲み物が入ったコップを人差し指で弄っている。
その隣にいるチョロ松の貧乏ゆすりの激しいこと。珍しくカラ松が引いているくらいに激しい。
「チョロ松~底抜ける」
「抜けてたまるか!!ななし大丈夫かなぁ…」
「まぁ、デカパン博士がなんとかしてくれるだろう。あと俺もその貧乏ゆすりは底が抜けると思う」
「抜けるわけないだろ!!お前らは心配じゃないのかよ!?」
「なるようになるさ、チョロ松。チョロ松がそんなんだとななしにも伝染るぞ?」
「そーそー!つか、戻らなくても毎日がスケベ祭りじゃん!俺超ハッピー!!」
「最低かよ!」
「じゃあ!お前はひとつもななしに興奮しなかったの?」
「うっ」
「確かに…男のななしもめっちゃエロいよ。なんか危ういし!でもなガードが硬いんだよ!そのてん今のななしはどうだ?女なんてどうしていいかわからないし…時たま訪れるラッキースケベ!!あぁ、なんて幸せなんだろ…」
「こいつ駄目だわ」
「同感だ、チョロ松」
「なんだよ。じゃあ、カラ松はどうなんだよ?」 「俺はななしを邪な目では見てないからな」
「嘘つけやクソ松」
「おめぇ、ななしの胸見えた時前屈みだっただろうが!」
「な、なんのことだかっ」
「質悪すぎかよ!」
「カラ松は誰よりも猫かぶってるけど、性欲強いよな…拗らせてる」
「フッ、そのままそっくり返すぜ。ブラザー」
「中二病も拗らせてるよね、カラ松って」
ピーチクパーチク、まるで餌をほしがる雛鳥のごとくしゃべり続けるおそ松達。内容が内容だけに傍らで控えていたメイドだよーんもタジタジだ。
こいつらななし好きすぎだから。ってな具合に3人にドン引いていると、奥の扉が開いてデカパンとななしが帰ってきた。
どうやらななしはまだ戻れていないらしく、しょんぼりしている。
デカパンも申し訳なさそうに苦笑いしてる。
「ななし!」
『……チョロ松兄さん…』
「どうしてこうなったかわからない以上下手に薬を飲むのも危ないだす。しばらくしたらもどるかもしれないだす。だから様子見して欲しいだす」
「そうか、仕方ない」
『……仕方なくないよ!なんで俺なんだよっ…』
「まぁまぁ!明日になれば戻るって!」
『……人事だと思って…』
「人事だもーん。帰ろうぜー」
「ありがとうございました、デカパン博士」
『……ありがとう、ございました、』
結局男には戻れなかったななし。
もはやため息しか出ない。
せっかく早起きしたと言うに憂鬱な気分になって仕方なかった。
『……』
「元気だせって!な?」
『……人事なんだろ、黙ってて』
「うおっ、ガチ怒だ!?」
「おそ松兄さんはもう、喋るなよ…」
「ななし、帰ったら寝たらどうだ?起きたら女になってたんだから寝たら戻るかもしれないぞ?」
『……確かに!』
カラ松の一言にうんうん頷いてななしは帰ったら即寝すると決めた。
そうと決まれば早く布団に入りたくて仕方なたい。足早に歩くななしについて歩く兄たち。しかしおそ松だけは歩くななしの胸に釘付けだ。たゆたう豊満な胸はおそ松には御褒美にしかならないのだ。
チョロ松が鋭い瞳で牽制するもおそ松は止まりそうになかったので、カラ松の華麗なかかと落としにより少しのあいだ眠ってもらうことにする。
みちばたに倒れたおそ松を無視し、ようやくついた松野家。
『……あれ?おそ松兄さんは?』
「知らないな?チョロ松知ってるか?」
「知らない知らない。ほら、ななし寝るんでしょ?」
『……寝る!』
「じゃ、ドア開けて中はいろ」
『……散々な日…何て日だ…なんつって』
「あははは!聞いたことあるそれ!」
項垂れつつガラガラと扉を開くななし。
しかしここで問題は起きたのだ。
階段から勢いよく降りてくる、というか半ば落ちるように転がるように走るトド松。彼の後ろから野球のバットをもった十四松とそのバットにくくりつけられた一松がやってきていた。
ひぃーひぃー言いながら逃げているトド松は後ろからやって来る悪魔に気を取られ目の前のななしには気づいていなかったようで。
『トド松兄さん!!?』
「えぁ!?ななし!?ど、どいて!?」
『な、な!無理!!』
この時きっと皆が思っただろう。彼等はぶつかる、と。
まさにその通り。
トド松はななしに抱きつくように倒れると二人揃って地面に転がってしまってしまった。
先程一松に倒れ込んだのとは違い、今度はトド松がななしを押し倒している。
右手はしっかりと胸を鷲掴みにしながら。
「ち、ちがうから!ね!?ななし!!」
『……どいつも、こいつも……』
「トッティ!おっぱい触ってる!やらしー!!」 「トド松!?離れろよ!!」
「フッ、トッティも所詮は男、か」
「余計な事言わないでくんない!?」
『………どいて、』
「あ、はい!」
「揉んじゃいなよ!トッティ!」
「は!?」
『っ、どけって言ってるだろ!』
「いたー!!」
バチン!
本日3度目のもみじが咲いた。
「ぐすん」
『……しばらく七つ子ルームだれもはいらないでよ』
「ごめんなさい」
「ねるのー?」
「添い寝してあげようか?」
『……2度と!俺に触らないで…ね?』
その時のななしの瞳を言い表すならば、まるで人を殺してしまうくらいの鋭く濁っただろうか。
見たことがないほどの末弟の目力に、こいつを怒らせちゃあダメだなとここにいた兄弟全員が思ったのだ。
結局ひと眠りし男に戻れたのだが、のそのそ帰ってきたおそ松の「あれ!おっぱい小さくなった?」の一言でななしの怒りは爆発した。
チョロ松と、ななしの蹴りを同時に食らったおそ松は再び地面にこんにちはしたが気にしないでおこう。
今回、兄弟達は触らぬななしに祟なしと言う諺を覚えたらしい。
普通なら女になった弟をいつもより過保護にするものではないか。
十四松と一松の行動に怒りを隠しきれないななし。彼等はいつもはおっとりで優しい。だから殊更あのような言動をされイラついている。
早くデカパンの所でなおしてもらったほうがいいにきまっている。いそいそ靴を履くもその靴すらも大きく心許無い。
はぁ、とため息をついて仕方なしに靴に足を入れる。どうしようもなく情けない気がして再度ため息が溢れた。
「ななし」
『…カラ松兄さん?』
「でかけるならついていく」
『……いいよ、デカパン博士の研究所までだし』
「少し遠いじゃないか。なおさらついていくさ」
『……』
「それに、そんな靴はいていたら転ぶぞ?」
「そうそーう!兄ちゃんもついて行ってやるよ」
『おそ松兄さんまで』
「僕も行くよ!ななし心配だし」
『…はぁ、チョロ松兄さんも…』
「安心してななし。一松と十四松は来ないよ!縛っといたから」
『ぇ』
「トド松が写メ取りながら爆笑してたから、後で見せてもらいな?さぁ、行こうぜ!」
『わっ、あ、ちょっと!!』
レッツゴーとななしの手を引いて歩き出すおそ松。強引に引かれる手を引きはがそうにも女の自分には無理だ。諦めてされるがままになっていれば反対側の手をカラ松がおそ松とは真逆に優しく包んだ。
カラ松、ななし、おそ松、チョロ松と横一列に並びながらデカパンの研究所に向かう。
しかし両手をつながれている現状がひどく恥ずかしい。体は変わっても中身はななしだし、変わらないため非常に恥ずかしい。ななしにしたら兄と手をつないだ弟。成人を迎えているのにこれは羞恥プレイだ。
視線がビシバシ体に突き刺さるもななしは何とか耐え、ようやくデカパンの研究所についた。自動ドアが開けばようやく視線は消えてなくなった。
『……疲れた…』
「ほえ?誰だす?」
「うぃーす、俺達だよデカパン博士」
「こんにちは」
「こんにちはデカパン博士」
「こんにちはだす。君達が来るのは珍しいだすな」
「いやぁ、かくかくしかじかでななしが女になっちゃってさ!」
「直してくれないか?」
「よろしくお願いします!」
『…お願いしますっ』
「ほえ~わかっただす。みてみるだす。こっちに来るだす」
「セクハラされんなよー?」
ななしの必死さに快く承諾してくれたデカパン。服装は変わっているが中身はすごく優しい人物なのだ。
デカパンとともに出ていったななしを見送りながらしばしば三人で待つ。
ひまだなぁ、と欠伸をするおそ松はだよーんが持ってきた緑色の飲み物が入ったコップを人差し指で弄っている。
その隣にいるチョロ松の貧乏ゆすりの激しいこと。珍しくカラ松が引いているくらいに激しい。
「チョロ松~底抜ける」
「抜けてたまるか!!ななし大丈夫かなぁ…」
「まぁ、デカパン博士がなんとかしてくれるだろう。あと俺もその貧乏ゆすりは底が抜けると思う」
「抜けるわけないだろ!!お前らは心配じゃないのかよ!?」
「なるようになるさ、チョロ松。チョロ松がそんなんだとななしにも伝染るぞ?」
「そーそー!つか、戻らなくても毎日がスケベ祭りじゃん!俺超ハッピー!!」
「最低かよ!」
「じゃあ!お前はひとつもななしに興奮しなかったの?」
「うっ」
「確かに…男のななしもめっちゃエロいよ。なんか危ういし!でもなガードが硬いんだよ!そのてん今のななしはどうだ?女なんてどうしていいかわからないし…時たま訪れるラッキースケベ!!あぁ、なんて幸せなんだろ…」
「こいつ駄目だわ」
「同感だ、チョロ松」
「なんだよ。じゃあ、カラ松はどうなんだよ?」 「俺はななしを邪な目では見てないからな」
「嘘つけやクソ松」
「おめぇ、ななしの胸見えた時前屈みだっただろうが!」
「な、なんのことだかっ」
「質悪すぎかよ!」
「カラ松は誰よりも猫かぶってるけど、性欲強いよな…拗らせてる」
「フッ、そのままそっくり返すぜ。ブラザー」
「中二病も拗らせてるよね、カラ松って」
ピーチクパーチク、まるで餌をほしがる雛鳥のごとくしゃべり続けるおそ松達。内容が内容だけに傍らで控えていたメイドだよーんもタジタジだ。
こいつらななし好きすぎだから。ってな具合に3人にドン引いていると、奥の扉が開いてデカパンとななしが帰ってきた。
どうやらななしはまだ戻れていないらしく、しょんぼりしている。
デカパンも申し訳なさそうに苦笑いしてる。
「ななし!」
『……チョロ松兄さん…』
「どうしてこうなったかわからない以上下手に薬を飲むのも危ないだす。しばらくしたらもどるかもしれないだす。だから様子見して欲しいだす」
「そうか、仕方ない」
『……仕方なくないよ!なんで俺なんだよっ…』
「まぁまぁ!明日になれば戻るって!」
『……人事だと思って…』
「人事だもーん。帰ろうぜー」
「ありがとうございました、デカパン博士」
『……ありがとう、ございました、』
結局男には戻れなかったななし。
もはやため息しか出ない。
せっかく早起きしたと言うに憂鬱な気分になって仕方なかった。
『……』
「元気だせって!な?」
『……人事なんだろ、黙ってて』
「うおっ、ガチ怒だ!?」
「おそ松兄さんはもう、喋るなよ…」
「ななし、帰ったら寝たらどうだ?起きたら女になってたんだから寝たら戻るかもしれないぞ?」
『……確かに!』
カラ松の一言にうんうん頷いてななしは帰ったら即寝すると決めた。
そうと決まれば早く布団に入りたくて仕方なたい。足早に歩くななしについて歩く兄たち。しかしおそ松だけは歩くななしの胸に釘付けだ。たゆたう豊満な胸はおそ松には御褒美にしかならないのだ。
チョロ松が鋭い瞳で牽制するもおそ松は止まりそうになかったので、カラ松の華麗なかかと落としにより少しのあいだ眠ってもらうことにする。
みちばたに倒れたおそ松を無視し、ようやくついた松野家。
『……あれ?おそ松兄さんは?』
「知らないな?チョロ松知ってるか?」
「知らない知らない。ほら、ななし寝るんでしょ?」
『……寝る!』
「じゃ、ドア開けて中はいろ」
『……散々な日…何て日だ…なんつって』
「あははは!聞いたことあるそれ!」
項垂れつつガラガラと扉を開くななし。
しかしここで問題は起きたのだ。
階段から勢いよく降りてくる、というか半ば落ちるように転がるように走るトド松。彼の後ろから野球のバットをもった十四松とそのバットにくくりつけられた一松がやってきていた。
ひぃーひぃー言いながら逃げているトド松は後ろからやって来る悪魔に気を取られ目の前のななしには気づいていなかったようで。
『トド松兄さん!!?』
「えぁ!?ななし!?ど、どいて!?」
『な、な!無理!!』
この時きっと皆が思っただろう。彼等はぶつかる、と。
まさにその通り。
トド松はななしに抱きつくように倒れると二人揃って地面に転がってしまってしまった。
先程一松に倒れ込んだのとは違い、今度はトド松がななしを押し倒している。
右手はしっかりと胸を鷲掴みにしながら。
「ち、ちがうから!ね!?ななし!!」
『……どいつも、こいつも……』
「トッティ!おっぱい触ってる!やらしー!!」 「トド松!?離れろよ!!」
「フッ、トッティも所詮は男、か」
「余計な事言わないでくんない!?」
『………どいて、』
「あ、はい!」
「揉んじゃいなよ!トッティ!」
「は!?」
『っ、どけって言ってるだろ!』
「いたー!!」
バチン!
本日3度目のもみじが咲いた。
「ぐすん」
『……しばらく七つ子ルームだれもはいらないでよ』
「ごめんなさい」
「ねるのー?」
「添い寝してあげようか?」
『……2度と!俺に触らないで…ね?』
その時のななしの瞳を言い表すならば、まるで人を殺してしまうくらいの鋭く濁っただろうか。
見たことがないほどの末弟の目力に、こいつを怒らせちゃあダメだなとここにいた兄弟全員が思ったのだ。
結局ひと眠りし男に戻れたのだが、のそのそ帰ってきたおそ松の「あれ!おっぱい小さくなった?」の一言でななしの怒りは爆発した。
チョロ松と、ななしの蹴りを同時に食らったおそ松は再び地面にこんにちはしたが気にしないでおこう。
今回、兄弟達は触らぬななしに祟なしと言う諺を覚えたらしい。