嫌いかもしれない
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俺はななしが好きだ。
多分それはずっとずっと前から。経緯だとか、理由はなくてただ守りたい存在から愛したい存在に変わった。
おかしいなんて思ったことは無い。血がつながっていてしかも7つ子、くわえて男。よそから見たら異常なのだろうけど、俺には関係ないね。
だってななしが好きだから。
なんて言われてもそれは変わらない。
母さんが離婚するとか言い出してしまいには、ななしが一人暮らししたいだって。いきなりの展開に慌てたけどどうやら母さんもななしを手放す気はないみたい。
結局離婚にはならなかったしななしの一人暮らしもなくなったからよかったものの。
いつか結婚してみんな離れて暮らすんだよ。だって。
頭に血が上ったね。
しまいに分からなくていいもんだって。
無理無理。ななしが他の誰かといるのとか、子供抱いてるの見るのとか。そんなの見た日には俺犯罪者になってしまう。
そんなことも頭をよぎったけど、一番はななしがいなくなること。生まれてから今の今までずっと一緒なのに、いなくなるなんて考えられなかった。だから、分からなくていいなんていわないでくれ。
無理矢理だった。
堪らずキスをした。
昔からキスはしてた。
最初は冗談めかしで。でもいつからか本気で優しいキスを決まって二回する。
唇を離してななしを見下ろす。なんでそんなに泣きそうな顔するんだよ。泣きたいのは俺だ。
側にいて一番にななしを守ってきたし見てきた。なのに伝わるどころか嫌われているなんて。そんなのあんまりだ。
だから、俺はななしが離れていくなんて絶対に許さない。
「、ななし…」
「…おそ松兄さん!」
「?十四松」
タバコを吸いながら耽っていたら後ろから十四松の声がした。
慌ててタバコの火を消す。
顔を作って振り向いたら相変わらずの十四松。しかしななしと気まずくなるといち早く気づいて何かしら諭してくるのも十四松。一番馬鹿に見えて一番鋭い。
「なになにー?喧嘩したの?」
「そんなとこ」
「仲直りしないの?」
「ななしが帰ってこなきゃ出来ないし」
「そっかー!じゃあ、僕見てくる」
「え?」
「ななし泣いてるかも知んないし!」
「…」
「おそ松兄さん、泣かないでよ?」
「長男は泣きませーん。早くななし見てきてよ」
「あいあいさー!」
本当はあいつキャラ作ってんだろ。一番確信があって迫ってきてるだろ。でも十四松に何度も救われてきたのは確かだ。ななしと気まずくならないのもきっと十四松がいるから。
あいつのなんだかんだななしが好きだから。
あぁ、なんか腹立つ。ななしの一番は俺、俺の一番はななしじゃなきゃいけないのに。むかつく。
とことこ走っていく十四松。既に一時過ぎてるんだけど元気だな。
十四松がいったのを確認してタバコをもう1本口にする。
煙を吐き出したら、後ろに気配を感じた。
あぁ、十四松の次はお前かよ。
「なに、チョロ松」
「…別に。タバコ臭いなぁって」
「じゃ、来んなよ」
「目が覚めたんだよ馬鹿」
「……」
「、ななしに過保護過ぎない?」
「うわぁ、チョロ松にだけは言われたくない」
こいつ、要注意人物。
俺と一緒でななしを恋愛対象として見てる。ぶっちゃけめちゃくちゃ好きだと思う。
「つかさ、あれ気に入らないんだけど」
「なに?あ、ピアス?」
「そう。なにちゃっかり緑つけさせてんの?」
「おそ松兄さんには関係ないだろ」
「なくないよ、」
「っ、」
「お前さ解ってる?ななしは俺の。昔から言ってんだろ」
「嫌われてるくせに。先走るなよ」
「は?むかつく。先走ってんのお前だからチョロ松」
「なんだっていいじゃん。こればっかしは僕達で決められないんだし。ななしがどちらかを選ぶか、はたまた選ばないかしないと始まらない」
「ななしは俺を選ぶよチョロ松」
「っ、はいはい。けどさ、」
「?」
「あんまり追い込むなよ。ななし、本気で一人暮らししちゃうぞ」
「駄目だ!」
「僕にいうなよ」
チョロ松は俺がななしを好きなのを知ってる。同時に俺もチョロ松がななしを好いているのを知ってる。
敵はあんまりにも近い場所にいる。コンビニの馬鹿店長よりもチョロ松は厄介だ。童貞根性はなかなか。まぁ、俺も童貞だけどね。
さぁて。どうせ寝るつもりは無いしパチンコでも行こうかな。
あ、やばいもう一時すぎてた。
やっぱり、ねる気にもなれないしぼやっとしてるよりはなにかしていたい。でないてななしのことで頭がいっぱいになる。
あぁー。チョロ松うざい。チョロ松がいるせいでうまくいかない。ピアスとか、ずるすぎ。なに?マーキング的な?うわぁ、殺意湧くレベル。
キス以上のことして嫌われるのは腑に落ちない。さぁて、どうしよう?
「ななしに会いたいな」
ふと、ななしの顔が見たくなった。そうなればそれ以外を考えられなくなって。自然と足が動く。
外に出れば吐く息の白いこと。
寒さに負けじとポケットに手を突っ込む。
「ななし、好きだよ」
聞こえてなくてもいいけど伝わんないか。
好きだと言って、お願い
(心の言葉が知りたい)
多分それはずっとずっと前から。経緯だとか、理由はなくてただ守りたい存在から愛したい存在に変わった。
おかしいなんて思ったことは無い。血がつながっていてしかも7つ子、くわえて男。よそから見たら異常なのだろうけど、俺には関係ないね。
だってななしが好きだから。
なんて言われてもそれは変わらない。
母さんが離婚するとか言い出してしまいには、ななしが一人暮らししたいだって。いきなりの展開に慌てたけどどうやら母さんもななしを手放す気はないみたい。
結局離婚にはならなかったしななしの一人暮らしもなくなったからよかったものの。
いつか結婚してみんな離れて暮らすんだよ。だって。
頭に血が上ったね。
しまいに分からなくていいもんだって。
無理無理。ななしが他の誰かといるのとか、子供抱いてるの見るのとか。そんなの見た日には俺犯罪者になってしまう。
そんなことも頭をよぎったけど、一番はななしがいなくなること。生まれてから今の今までずっと一緒なのに、いなくなるなんて考えられなかった。だから、分からなくていいなんていわないでくれ。
無理矢理だった。
堪らずキスをした。
昔からキスはしてた。
最初は冗談めかしで。でもいつからか本気で優しいキスを決まって二回する。
唇を離してななしを見下ろす。なんでそんなに泣きそうな顔するんだよ。泣きたいのは俺だ。
側にいて一番にななしを守ってきたし見てきた。なのに伝わるどころか嫌われているなんて。そんなのあんまりだ。
だから、俺はななしが離れていくなんて絶対に許さない。
「、ななし…」
「…おそ松兄さん!」
「?十四松」
タバコを吸いながら耽っていたら後ろから十四松の声がした。
慌ててタバコの火を消す。
顔を作って振り向いたら相変わらずの十四松。しかしななしと気まずくなるといち早く気づいて何かしら諭してくるのも十四松。一番馬鹿に見えて一番鋭い。
「なになにー?喧嘩したの?」
「そんなとこ」
「仲直りしないの?」
「ななしが帰ってこなきゃ出来ないし」
「そっかー!じゃあ、僕見てくる」
「え?」
「ななし泣いてるかも知んないし!」
「…」
「おそ松兄さん、泣かないでよ?」
「長男は泣きませーん。早くななし見てきてよ」
「あいあいさー!」
本当はあいつキャラ作ってんだろ。一番確信があって迫ってきてるだろ。でも十四松に何度も救われてきたのは確かだ。ななしと気まずくならないのもきっと十四松がいるから。
あいつのなんだかんだななしが好きだから。
あぁ、なんか腹立つ。ななしの一番は俺、俺の一番はななしじゃなきゃいけないのに。むかつく。
とことこ走っていく十四松。既に一時過ぎてるんだけど元気だな。
十四松がいったのを確認してタバコをもう1本口にする。
煙を吐き出したら、後ろに気配を感じた。
あぁ、十四松の次はお前かよ。
「なに、チョロ松」
「…別に。タバコ臭いなぁって」
「じゃ、来んなよ」
「目が覚めたんだよ馬鹿」
「……」
「、ななしに過保護過ぎない?」
「うわぁ、チョロ松にだけは言われたくない」
こいつ、要注意人物。
俺と一緒でななしを恋愛対象として見てる。ぶっちゃけめちゃくちゃ好きだと思う。
「つかさ、あれ気に入らないんだけど」
「なに?あ、ピアス?」
「そう。なにちゃっかり緑つけさせてんの?」
「おそ松兄さんには関係ないだろ」
「なくないよ、」
「っ、」
「お前さ解ってる?ななしは俺の。昔から言ってんだろ」
「嫌われてるくせに。先走るなよ」
「は?むかつく。先走ってんのお前だからチョロ松」
「なんだっていいじゃん。こればっかしは僕達で決められないんだし。ななしがどちらかを選ぶか、はたまた選ばないかしないと始まらない」
「ななしは俺を選ぶよチョロ松」
「っ、はいはい。けどさ、」
「?」
「あんまり追い込むなよ。ななし、本気で一人暮らししちゃうぞ」
「駄目だ!」
「僕にいうなよ」
チョロ松は俺がななしを好きなのを知ってる。同時に俺もチョロ松がななしを好いているのを知ってる。
敵はあんまりにも近い場所にいる。コンビニの馬鹿店長よりもチョロ松は厄介だ。童貞根性はなかなか。まぁ、俺も童貞だけどね。
さぁて。どうせ寝るつもりは無いしパチンコでも行こうかな。
あ、やばいもう一時すぎてた。
やっぱり、ねる気にもなれないしぼやっとしてるよりはなにかしていたい。でないてななしのことで頭がいっぱいになる。
あぁー。チョロ松うざい。チョロ松がいるせいでうまくいかない。ピアスとか、ずるすぎ。なに?マーキング的な?うわぁ、殺意湧くレベル。
キス以上のことして嫌われるのは腑に落ちない。さぁて、どうしよう?
「ななしに会いたいな」
ふと、ななしの顔が見たくなった。そうなればそれ以外を考えられなくなって。自然と足が動く。
外に出れば吐く息の白いこと。
寒さに負けじとポケットに手を突っ込む。
「ななし、好きだよ」
聞こえてなくてもいいけど伝わんないか。
好きだと言って、お願い
(心の言葉が知りたい)