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七つ子ルームは広く、七人いてもまだ少し余裕がある。そんな広い部屋にも関わらず密着し寛いでいる二人がいた。
それはソファに座り片手で携帯をいじるななし。そして彼の膝に頭を乗せ漫画を読んでいるのはおそ松だ。
絶え間なくおそ松の切りそろえられている前髪をななしが触るものだからなんだか擽ったい。柔らかく優しい感触にニヤニヤ笑いながらおそ松は今の甘い空間を楽しんだ。
しばしばななしの温もりを感じていたおそ松だったが、1階から松代が呼ぶ声が聞こえる。「おそ松ー、こっちに来て!」と名前を呼ばれてしまえば行かないわけにも行かず。
しぶしぶ体を起こす。
「行ってくるわ」
『…うん、』
「すぐ来るから!」
『…ハハッ、何それ』
テケテケかけて行ったおそ松。膝にあった微かな重みと暖かさが消えなんだか少しだけ肌寒い。なんとなく面白くなくておそ松が寝そべっていたようにななしもソファに寝そべる。
すぐにまた二階を駆け上がる足音を聞きながらななしはスマホをパーカーのポケットにしまう。
「ななし~!」
『?どうしたの?』
「これ、見てみ?」
『……チョコレート?』
「母さんがみんなで食べなさいだって。まぁ、俺ら今年もチョコレートもらえなかったしなぁ!」
『……まぁね、って、このチョコレート…ちょっと高いやつじゃない?』
「ウィスキーボンボンだって」
『……へぇ、食べたいなぁ』
「みんないないし食べたなゃおうぜ!」
にししと鼻の下をこすりおそ松はウィスキーボンボンの箱を開けてひとつ取り出してみる。
ひとつひとつ丁寧に包装されているのを剥いてまじまじとみつめる。
ボトルの様な形をしたチョコレート。振ってみてもわからないが中にはウィスキーが入っているらしい。
おそ松は「ななし」と声を出し、ソファに寝そべるななしの上に馬乗りになる。
別段嫌がるそぶりも見せずにななしは甘えたように『なぁに?』と小首をかしげてみせる。
「はい、あーん」
『あーん…』
「どう?」
『美味しい…』
「じゃあ、次は俺ね!食べさせて?」
『……しょうがないなぁ…はい、あーん』
「あーん。ん!うまい!」
『……ウィスキー、甘いね』
「確にー!俺ビール派だけどこのチョコすきだわぁ…ウィスキーって案外うまいの?」
『……種類によるんじゃないかな?このウィスキーはリキュール系の味がする』
「あれ?ウィスキー好きなのななしだっけ?」
『……カラ松兄さんだよ、中身は麦茶らしいけど…俺は日本酒派だもん』
「麦茶とか!酔えんのかな?」
『……さぁ?…それよりおそ松兄さん』
「ん、しょうがないなぁ」
しょうがない、といいつつ嬉しそうにウィスキーボンボンの皮をむいていくおそ松。
剥き終えたチョコレートをななしの口に入れるとおもったのだが、そうはせず。
おそ松はウィスキーボンボンを己の口にヒョイっと投げ入れた。
これにはななしもはてなマークを頭上に浮かべて、キョトンとしている。
食べさせてくれると思っていたのにそうでないらしい。
つまらなさそうにおそ松を見ているななしだったのだが、おそ松がおもむろにななしの顎をクイッとあげる。親指で唇をおし強引に口を開かせる。
いまから何をされるかすぐに理解したななしは甘えるようにおそ松の首に腕を回した。
それはソファに座り片手で携帯をいじるななし。そして彼の膝に頭を乗せ漫画を読んでいるのはおそ松だ。
絶え間なくおそ松の切りそろえられている前髪をななしが触るものだからなんだか擽ったい。柔らかく優しい感触にニヤニヤ笑いながらおそ松は今の甘い空間を楽しんだ。
しばしばななしの温もりを感じていたおそ松だったが、1階から松代が呼ぶ声が聞こえる。「おそ松ー、こっちに来て!」と名前を呼ばれてしまえば行かないわけにも行かず。
しぶしぶ体を起こす。
「行ってくるわ」
『…うん、』
「すぐ来るから!」
『…ハハッ、何それ』
テケテケかけて行ったおそ松。膝にあった微かな重みと暖かさが消えなんだか少しだけ肌寒い。なんとなく面白くなくておそ松が寝そべっていたようにななしもソファに寝そべる。
すぐにまた二階を駆け上がる足音を聞きながらななしはスマホをパーカーのポケットにしまう。
「ななし~!」
『?どうしたの?』
「これ、見てみ?」
『……チョコレート?』
「母さんがみんなで食べなさいだって。まぁ、俺ら今年もチョコレートもらえなかったしなぁ!」
『……まぁね、って、このチョコレート…ちょっと高いやつじゃない?』
「ウィスキーボンボンだって」
『……へぇ、食べたいなぁ』
「みんないないし食べたなゃおうぜ!」
にししと鼻の下をこすりおそ松はウィスキーボンボンの箱を開けてひとつ取り出してみる。
ひとつひとつ丁寧に包装されているのを剥いてまじまじとみつめる。
ボトルの様な形をしたチョコレート。振ってみてもわからないが中にはウィスキーが入っているらしい。
おそ松は「ななし」と声を出し、ソファに寝そべるななしの上に馬乗りになる。
別段嫌がるそぶりも見せずにななしは甘えたように『なぁに?』と小首をかしげてみせる。
「はい、あーん」
『あーん…』
「どう?」
『美味しい…』
「じゃあ、次は俺ね!食べさせて?」
『……しょうがないなぁ…はい、あーん』
「あーん。ん!うまい!」
『……ウィスキー、甘いね』
「確にー!俺ビール派だけどこのチョコすきだわぁ…ウィスキーって案外うまいの?」
『……種類によるんじゃないかな?このウィスキーはリキュール系の味がする』
「あれ?ウィスキー好きなのななしだっけ?」
『……カラ松兄さんだよ、中身は麦茶らしいけど…俺は日本酒派だもん』
「麦茶とか!酔えんのかな?」
『……さぁ?…それよりおそ松兄さん』
「ん、しょうがないなぁ」
しょうがない、といいつつ嬉しそうにウィスキーボンボンの皮をむいていくおそ松。
剥き終えたチョコレートをななしの口に入れるとおもったのだが、そうはせず。
おそ松はウィスキーボンボンを己の口にヒョイっと投げ入れた。
これにはななしもはてなマークを頭上に浮かべて、キョトンとしている。
食べさせてくれると思っていたのにそうでないらしい。
つまらなさそうにおそ松を見ているななしだったのだが、おそ松がおもむろにななしの顎をクイッとあげる。親指で唇をおし強引に口を開かせる。
いまから何をされるかすぐに理解したななしは甘えるようにおそ松の首に腕を回した。