企画・リクエスト等
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ん、ななし?」
『……』
ななしはそっと立ち上がって台所に消えていく。なくなった左手の温もりをなんとなく寂しく思いながら、おそ松はななしの後ろ姿を眺める。
しばらくななしの後ろ姿を見ながらふと思う。
こうやって茶の間から台所にいる誰かの後ろ姿を見るのはとても新婚っぽくない?
あれで白のフリルのエプロン付けてたら俺、今すぐななしを襲っちゃうかもしれない。
戻ってきたななしはお茶を運んできた。冷たいのではなくて、体を温めるような暖かいお茶だ、わざわざ湯を沸かしていれてくれたらしい。
漫画を読んでいたおそ松も体を起こしななしからお茶を受け取る。
『あ、』
「あー、はいはい」
『これみなきゃ、はじまんないよね』
「ななしは何を目指してんのかねぇ」
『……なんだっていいじゃん』
現在時刻は三時ジャスト。
おそ松がチャンネルをポチポチ切り替えれば、オープニング曲が始まっていた。
いつも三時から始まる料理番組。毎週やっているこの番組をななしはみている。
今日は激ウマパラパラチャーハンらしい。
まさに阿吽の呼吸。
あ、とうん。これだけで会話ができる。
第三者が目にすれば大層驚くに違いない。確かな信頼があるからこそだ。
それはただ一緒に暮らしていただけでは得られない程の信頼。
この信頼があるからこそ2人は常にどこでだって阿吽の呼吸ができるのだ。
しかしいつからか、信頼が愛に変わった事を2人はなんとなく知っている。
だが、この愛に埋もれて過ごす日々の幸福感は何にも変え難く。これからもこんな日常が続けばいいと密かに願い祈っている。
今日もそんなささやかで暖かい愛に満ち溢れているななしとおそ松。
なんて、幸せなんだろうとにこやかに笑いあう。
「クロスワードできた?」
『うん、おそ松兄さんは漫画おわった?』
「おう!」
『…ねぇ、なら買い物いかない?』
「もしかして今のヤツ作るの?」
『正解』
「んじゃ行くか!!」
『うん!』
先程入れたチャンネルの料理番組はエンディングを迎えていた。作るのはその番組で、紹介されていた激ウマパラパラチャーハン。
ちゃっかりメモをとっていたななしはそれを握った。
帰ってきたらちゃんと、一緒に作ろう。
ただみつめるのもいいが、2人で一緒に作った方が何倍も楽しいに決まっている。
2人は手をつないで家を飛び出した。
いてくれてありがとう
(幸せの象徴)
『……』
ななしはそっと立ち上がって台所に消えていく。なくなった左手の温もりをなんとなく寂しく思いながら、おそ松はななしの後ろ姿を眺める。
しばらくななしの後ろ姿を見ながらふと思う。
こうやって茶の間から台所にいる誰かの後ろ姿を見るのはとても新婚っぽくない?
あれで白のフリルのエプロン付けてたら俺、今すぐななしを襲っちゃうかもしれない。
戻ってきたななしはお茶を運んできた。冷たいのではなくて、体を温めるような暖かいお茶だ、わざわざ湯を沸かしていれてくれたらしい。
漫画を読んでいたおそ松も体を起こしななしからお茶を受け取る。
『あ、』
「あー、はいはい」
『これみなきゃ、はじまんないよね』
「ななしは何を目指してんのかねぇ」
『……なんだっていいじゃん』
現在時刻は三時ジャスト。
おそ松がチャンネルをポチポチ切り替えれば、オープニング曲が始まっていた。
いつも三時から始まる料理番組。毎週やっているこの番組をななしはみている。
今日は激ウマパラパラチャーハンらしい。
まさに阿吽の呼吸。
あ、とうん。これだけで会話ができる。
第三者が目にすれば大層驚くに違いない。確かな信頼があるからこそだ。
それはただ一緒に暮らしていただけでは得られない程の信頼。
この信頼があるからこそ2人は常にどこでだって阿吽の呼吸ができるのだ。
しかしいつからか、信頼が愛に変わった事を2人はなんとなく知っている。
だが、この愛に埋もれて過ごす日々の幸福感は何にも変え難く。これからもこんな日常が続けばいいと密かに願い祈っている。
今日もそんなささやかで暖かい愛に満ち溢れているななしとおそ松。
なんて、幸せなんだろうとにこやかに笑いあう。
「クロスワードできた?」
『うん、おそ松兄さんは漫画おわった?』
「おう!」
『…ねぇ、なら買い物いかない?』
「もしかして今のヤツ作るの?」
『正解』
「んじゃ行くか!!」
『うん!』
先程入れたチャンネルの料理番組はエンディングを迎えていた。作るのはその番組で、紹介されていた激ウマパラパラチャーハン。
ちゃっかりメモをとっていたななしはそれを握った。
帰ってきたらちゃんと、一緒に作ろう。
ただみつめるのもいいが、2人で一緒に作った方が何倍も楽しいに決まっている。
2人は手をつないで家を飛び出した。
いてくれてありがとう
(幸せの象徴)