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なぁなぁ。知ってる?この赤塚学校には混ぜちゃ危険なものがたるんだって。
どういう意味かって?まぁ、厳密にいえば合わせちゃダメな人がいる。
最強の六つ子、次男松野カラ松と喧嘩上等#name名字#ななし。この二人を合わせてしまったら最後。彼らの喧嘩はやまないらしいよ。
……あ、噂をすればほら喧嘩する声が聞こえてくる。
『あぁ!?んだとこらぁ!てめぇだけは本当に気に入らねぇ!!』
「なんだ、ただ目が合っただけじゃないか」
『ちげぇだろ!俺見て「ハッ」って鼻で笑っただろうが!!いちいち癪に障るんだよ』
「癇癪もちか?ななしも忙しないな」
『っ~!!ぶっ殺す!!』
教室にいた生徒らはそんな喧嘩にまたかと訝しげな視線を送る。
後方で胸ぐらをつかみ今にも殴りかかりそうな喧嘩上等のななし。コメカミの青筋が彼の怒りを表している。対して慌てた様子もなく胸ぐらをつかまれているのは最強の六つ子の次男、カラ松。
彼らの喧嘩は常にどこでだって勃発する。そう、授業中ですらも。彼らはどんな些細な事でも喧嘩にすることが出来る、所謂喧嘩馬鹿なのだ。
二人は今日も懲りずに喧嘩している。
原因は些細すぎてお互い忘れてはいるが、そんな事はどうでもよくて。この昂る気持ちを目の前の大嫌いな相手にぶつけたくて仕方が無い。
「あ、そうだななし」
『あぁん!?んだよキザ松』
「明後日はバレンタインだな」
『は?お前何言ってんだよ。空気読めよ』
「まぁそんな怒るな」
『うぜぇ…』
「ただふと思っただけだ、話をおってわるかったな。ほら殴ればいいぞ?殴れるなら」
『のわっ!?』
胸ぐらを掴んでいた腕をカラ松が強く握りひねり上げた。そのまま強く固定されてななしの顔は痛さに歪んだ。
「そんな暇じゃないんだ」と、ななしを小馬鹿にしたようにつぶやいた後軽く彼を押す。ストンと倒れたななしを一瞥してカラ松はいそいそ教室からでていく。
床に倒れ込んだななしの拳には力が入っている。
プルプル震えて怒りに耐えているななしは勢いよく立ち上がると教室を、猛ダッシュで駆け出す。目指すはキザ松の背中にドロップキック。階段で突き飛ばしてやりたい。
『あ、いた…んぁ?』
さぁ、ドロップキックをかましてやる!とカラ松を見つけ意気込んだものの。よくよく見てみればカラ松の前に隠れてしまいそうなほどの身長の女子がいた。しかも何人も。
別にやましいことをしている訳では無いのになぜだかカラ松にバレないようにとっさに隠れてしまうななし。
キラキラした目でカラ松に話をする女子生徒。
バレンタイン間近だから仕方ないのかもしれない。
『ふぅん、つまらねぇな』
ななしは、小さく呟いた。先程まで高ぶっていた苛立ちも今はなくなった。しかしまた別のいらいらに苛まれ足早に、その場から離れる。
『あいつは、俺のだからっ』
それは無意識につぶやかれた。ポケットに入れていた手が忙しなく空気をつかんだ。
「ねぇねぇ、カラ松君!教えてー!」
「お願い!カラ松君ななし君と仲いいじゃん!ね?」
「バレンタインまでに間に合わせたいの~!」
一方カラ松は3人の女子といた。先程ななしから逃げる際に捕まってしまったのだ。
喧嘩も得意なのだが基本的に優しい性格のカラ松。女子から声をかけられたが無下にもできず。
結局話を聞いてあげたところ「ななしの好きなスイーツはなに?」と女子らは問うのだ。
「ななしは甘い甘いケーキが好きなんだ」
含み笑いでそう伝えた。
ただその場を乗り切るためだけの嘘なのだがそれで満足したらしい女子はありがとうと、走り去っていく。
後ろ姿を見ながらカラ松は静かに笑った。
「フッ、俺のライバルは誰にも渡さない」
どういう意味かって?まぁ、厳密にいえば合わせちゃダメな人がいる。
最強の六つ子、次男松野カラ松と喧嘩上等#name名字#ななし。この二人を合わせてしまったら最後。彼らの喧嘩はやまないらしいよ。
……あ、噂をすればほら喧嘩する声が聞こえてくる。
『あぁ!?んだとこらぁ!てめぇだけは本当に気に入らねぇ!!』
「なんだ、ただ目が合っただけじゃないか」
『ちげぇだろ!俺見て「ハッ」って鼻で笑っただろうが!!いちいち癪に障るんだよ』
「癇癪もちか?ななしも忙しないな」
『っ~!!ぶっ殺す!!』
教室にいた生徒らはそんな喧嘩にまたかと訝しげな視線を送る。
後方で胸ぐらをつかみ今にも殴りかかりそうな喧嘩上等のななし。コメカミの青筋が彼の怒りを表している。対して慌てた様子もなく胸ぐらをつかまれているのは最強の六つ子の次男、カラ松。
彼らの喧嘩は常にどこでだって勃発する。そう、授業中ですらも。彼らはどんな些細な事でも喧嘩にすることが出来る、所謂喧嘩馬鹿なのだ。
二人は今日も懲りずに喧嘩している。
原因は些細すぎてお互い忘れてはいるが、そんな事はどうでもよくて。この昂る気持ちを目の前の大嫌いな相手にぶつけたくて仕方が無い。
「あ、そうだななし」
『あぁん!?んだよキザ松』
「明後日はバレンタインだな」
『は?お前何言ってんだよ。空気読めよ』
「まぁそんな怒るな」
『うぜぇ…』
「ただふと思っただけだ、話をおってわるかったな。ほら殴ればいいぞ?殴れるなら」
『のわっ!?』
胸ぐらを掴んでいた腕をカラ松が強く握りひねり上げた。そのまま強く固定されてななしの顔は痛さに歪んだ。
「そんな暇じゃないんだ」と、ななしを小馬鹿にしたようにつぶやいた後軽く彼を押す。ストンと倒れたななしを一瞥してカラ松はいそいそ教室からでていく。
床に倒れ込んだななしの拳には力が入っている。
プルプル震えて怒りに耐えているななしは勢いよく立ち上がると教室を、猛ダッシュで駆け出す。目指すはキザ松の背中にドロップキック。階段で突き飛ばしてやりたい。
『あ、いた…んぁ?』
さぁ、ドロップキックをかましてやる!とカラ松を見つけ意気込んだものの。よくよく見てみればカラ松の前に隠れてしまいそうなほどの身長の女子がいた。しかも何人も。
別にやましいことをしている訳では無いのになぜだかカラ松にバレないようにとっさに隠れてしまうななし。
キラキラした目でカラ松に話をする女子生徒。
バレンタイン間近だから仕方ないのかもしれない。
『ふぅん、つまらねぇな』
ななしは、小さく呟いた。先程まで高ぶっていた苛立ちも今はなくなった。しかしまた別のいらいらに苛まれ足早に、その場から離れる。
『あいつは、俺のだからっ』
それは無意識につぶやかれた。ポケットに入れていた手が忙しなく空気をつかんだ。
「ねぇねぇ、カラ松君!教えてー!」
「お願い!カラ松君ななし君と仲いいじゃん!ね?」
「バレンタインまでに間に合わせたいの~!」
一方カラ松は3人の女子といた。先程ななしから逃げる際に捕まってしまったのだ。
喧嘩も得意なのだが基本的に優しい性格のカラ松。女子から声をかけられたが無下にもできず。
結局話を聞いてあげたところ「ななしの好きなスイーツはなに?」と女子らは問うのだ。
「ななしは甘い甘いケーキが好きなんだ」
含み笑いでそう伝えた。
ただその場を乗り切るためだけの嘘なのだがそれで満足したらしい女子はありがとうと、走り去っていく。
後ろ姿を見ながらカラ松は静かに笑った。
「フッ、俺のライバルは誰にも渡さない」