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*おそ松視点
「たっだいまー!!」
といっても、返事はなし。まぁ、わかってたけどね。
俺は薄情な弟達のいる茶の間に向かう。手にはトト子ちゃんからもらったバレンタインのチョコレートを抱えて。
ちなみにもらうときはっきりこっきり「義理だから」って言われちゃったけど。でも、バレンタイン女の子から貰えるチョコレートってだけでもなんとなしにテンションあがるよね!
「おーい、ニート共!」
「おかえりー!あれ!?おそ松兄さんチョコレートの匂いする」
「あー、分かっちゃう?分かっちゃう?」
「トト子ちゃんからもらったんでしょ?」
「と、トト子ちゃんから!?」
「え、なんで知ってんの?トド松?」
「たまたまななしと見ちゃったんだよねー」
「まじか!」
「なんか、急に帰るとか言い出して先帰っちゃたみたいだけど。多分二階にいるよ…おそ松兄さん見てきてよね」
「ななしが?おー、じゃ見てくる!と、そのまえに」
俺はトト子ちゃんからもらった箱を開ける。皆一様に首をかしげてる。
これさもらうときに義理だとも言われたけど皆の分もあると聞いていた。開ければ七つに分けられたチョコレートマフィンが入ってた。あぁ、そういうことね。丁寧に1人ずつの名前まで貼ってある。トト子ちゃんて以外にまめだよね。
これ皆の分あるからと伝えて俺は可愛い可愛いななしのいる七つ子ルームに向かう。
急に帰ると言い出したらしいななし。もしかしたらもしかするかもしれない。にやける頬を抑える。
「ななしー?」
返事はないみたい。
不思議に思って襖を開けると壁に背をあずけて三角座りしてるななしがすみっこにいた。
ハッとしたように俺を見るななし。んー、可愛い。
すぐに目をそらされたから俺はななしが座ってる済まで行って目線を合わせるようにしゃがんだ。頑なにこっちをみないななしも可愛いっちゃ可愛いけどつまんない。
だからななしの頬を挟んでこちらにむける。
『……はなしてよ』
「あれ?チョコレートついてる」
『え、あ!』
「なに?チョコレート食べてたの?」
『……食べてないもん』
「それは無理がある!だってこれ完璧チョコレートじゃん!え?違うの!?」
『…………食べた』
「やっぱり食べたんじゃん」
『………おそ松兄さんに関係ないじゃん』
「いゃ、まぁ、関係ないけどさ」
『……トト子ちゃんからもらったの食べてればいいじゃん、』
「あ、やっぱり見てたんだ」
『……っ…だから別にいいでしょ』
また顔を背けて口もとをぬぐうななし。相当イライラしてるみたいだ。『あっちにいって』と俺を押し返してくる。
そんなよっわい力で押しかえされても正直ピクリともしない。
だから俺は小さな抵抗をするななしを抱きしめた。腕の上から俺も腕を回して動けないようにね。 抱きしめたらほらやっぱりチョコレートの匂い。
しばらくなにをするでもなく抱きしめていたら観念したのか小さな声でななしは話し出した。
『……チョコレート、おそ松兄さんにあげようとしてたんだけど食べちゃった』
「え!?なんで!?」
『……………りっぱなの貰ってたじゃん』
「かぁー!あれ義理だから!義理!」
『…っ!でも義理でもあんな綺麗なラッピング…もしかしたら本命かもっ!』
「ないない、そんなこと絶対ない」
『……わかんないじゃん、馬鹿』
「馬鹿って言われた!」
『……』
「でも、もし本命でも俺ななししかいらないもん気にせず食べるし」
『……おそ松兄さんっ、』
「へへへ、なになに照れちゃった?」
『……うざい』
うざいだって?そんな事言う割にはめっちゃ嬉しそうな顔してるの見えてるからね!なんだよ、この可愛い生き物。
俺の胸に頭をスリスリしてくるななし。いい匂いするし、可愛いし俺めちゃくちゃ幸せだけどさ。ななしがチョコレート食べちゃったの少しだけ残念。
どんなものでも気持ちこもってたら嬉しいんだけどなぁ。俺的にはね。
「兄ちゃんにバレンタインのチョコレートは?」
『……食べちゃった』
「ちぇ、悲しいなぁ」
『…………おそ松兄さん……』
「ん?」
『目、閉じて』
「え?」
『は、早く』
「あ、はい」
俺見えちゃったぞ!目を閉じる時真っ赤な顔したななしが!
何をしてくれるのかたのしみにしてれば唇に柔らか感触が触れた。
それが唇だと気づくのにそう時間はかからなくて。ほんのり広がったチョコレートの味に俺は多分ななしと、同じくらい顔が真っ赤だったに違いない。
「…もっかい」
『しない』
「はやく」
『…や』
「じゃ、俺からする」
『ん、』
「ハッピーバレンタインななし」
『…ハッピーバレンタインおそ松兄さん』
こつんと額が合わさってまたキスをした。今度はもう少し大人なキス。
チョコレートが先程よりも感じられた。
キスってこんなに、甘いんだ。
俺とななしはお互い唇がふやけるくらいキスをしてたと思う。
んー、やっぱり甘いなぁ。
幸せの味
(甘い甘いチョコレート!)
「たっだいまー!!」
といっても、返事はなし。まぁ、わかってたけどね。
俺は薄情な弟達のいる茶の間に向かう。手にはトト子ちゃんからもらったバレンタインのチョコレートを抱えて。
ちなみにもらうときはっきりこっきり「義理だから」って言われちゃったけど。でも、バレンタイン女の子から貰えるチョコレートってだけでもなんとなしにテンションあがるよね!
「おーい、ニート共!」
「おかえりー!あれ!?おそ松兄さんチョコレートの匂いする」
「あー、分かっちゃう?分かっちゃう?」
「トト子ちゃんからもらったんでしょ?」
「と、トト子ちゃんから!?」
「え、なんで知ってんの?トド松?」
「たまたまななしと見ちゃったんだよねー」
「まじか!」
「なんか、急に帰るとか言い出して先帰っちゃたみたいだけど。多分二階にいるよ…おそ松兄さん見てきてよね」
「ななしが?おー、じゃ見てくる!と、そのまえに」
俺はトト子ちゃんからもらった箱を開ける。皆一様に首をかしげてる。
これさもらうときに義理だとも言われたけど皆の分もあると聞いていた。開ければ七つに分けられたチョコレートマフィンが入ってた。あぁ、そういうことね。丁寧に1人ずつの名前まで貼ってある。トト子ちゃんて以外にまめだよね。
これ皆の分あるからと伝えて俺は可愛い可愛いななしのいる七つ子ルームに向かう。
急に帰ると言い出したらしいななし。もしかしたらもしかするかもしれない。にやける頬を抑える。
「ななしー?」
返事はないみたい。
不思議に思って襖を開けると壁に背をあずけて三角座りしてるななしがすみっこにいた。
ハッとしたように俺を見るななし。んー、可愛い。
すぐに目をそらされたから俺はななしが座ってる済まで行って目線を合わせるようにしゃがんだ。頑なにこっちをみないななしも可愛いっちゃ可愛いけどつまんない。
だからななしの頬を挟んでこちらにむける。
『……はなしてよ』
「あれ?チョコレートついてる」
『え、あ!』
「なに?チョコレート食べてたの?」
『……食べてないもん』
「それは無理がある!だってこれ完璧チョコレートじゃん!え?違うの!?」
『…………食べた』
「やっぱり食べたんじゃん」
『………おそ松兄さんに関係ないじゃん』
「いゃ、まぁ、関係ないけどさ」
『……トト子ちゃんからもらったの食べてればいいじゃん、』
「あ、やっぱり見てたんだ」
『……っ…だから別にいいでしょ』
また顔を背けて口もとをぬぐうななし。相当イライラしてるみたいだ。『あっちにいって』と俺を押し返してくる。
そんなよっわい力で押しかえされても正直ピクリともしない。
だから俺は小さな抵抗をするななしを抱きしめた。腕の上から俺も腕を回して動けないようにね。 抱きしめたらほらやっぱりチョコレートの匂い。
しばらくなにをするでもなく抱きしめていたら観念したのか小さな声でななしは話し出した。
『……チョコレート、おそ松兄さんにあげようとしてたんだけど食べちゃった』
「え!?なんで!?」
『……………りっぱなの貰ってたじゃん』
「かぁー!あれ義理だから!義理!」
『…っ!でも義理でもあんな綺麗なラッピング…もしかしたら本命かもっ!』
「ないない、そんなこと絶対ない」
『……わかんないじゃん、馬鹿』
「馬鹿って言われた!」
『……』
「でも、もし本命でも俺ななししかいらないもん気にせず食べるし」
『……おそ松兄さんっ、』
「へへへ、なになに照れちゃった?」
『……うざい』
うざいだって?そんな事言う割にはめっちゃ嬉しそうな顔してるの見えてるからね!なんだよ、この可愛い生き物。
俺の胸に頭をスリスリしてくるななし。いい匂いするし、可愛いし俺めちゃくちゃ幸せだけどさ。ななしがチョコレート食べちゃったの少しだけ残念。
どんなものでも気持ちこもってたら嬉しいんだけどなぁ。俺的にはね。
「兄ちゃんにバレンタインのチョコレートは?」
『……食べちゃった』
「ちぇ、悲しいなぁ」
『…………おそ松兄さん……』
「ん?」
『目、閉じて』
「え?」
『は、早く』
「あ、はい」
俺見えちゃったぞ!目を閉じる時真っ赤な顔したななしが!
何をしてくれるのかたのしみにしてれば唇に柔らか感触が触れた。
それが唇だと気づくのにそう時間はかからなくて。ほんのり広がったチョコレートの味に俺は多分ななしと、同じくらい顔が真っ赤だったに違いない。
「…もっかい」
『しない』
「はやく」
『…や』
「じゃ、俺からする」
『ん、』
「ハッピーバレンタインななし」
『…ハッピーバレンタインおそ松兄さん』
こつんと額が合わさってまたキスをした。今度はもう少し大人なキス。
チョコレートが先程よりも感じられた。
キスってこんなに、甘いんだ。
俺とななしはお互い唇がふやけるくらいキスをしてたと思う。
んー、やっぱり甘いなぁ。
幸せの味
(甘い甘いチョコレート!)