嫌いかもしれない
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「うちの廊下こんなに長かった?」
『……こ、こんなもんだった』
「2人とも怖いから長くかんじてるんだよ、トド松もうちょっと早く歩いて」
「ならチョロ松兄さんが先頭にいけばいい!!」
「携帯の照明で照らしてて」
『……トド松兄さん、諦めてササッと行こ』
「そうだね」
「なんだかワクワクする!」
あの後十四松も目を覚ましトド松のかたに手を載せ楽しそうに列になっていた。トド松がななしの手を離さないためビビリ2人は必然的に前列である。そのためめちゃくちゃ遅い。
やっとブレーカーまでやって来ておそ松がカチカチしてみるものの電気はやはりつかない。ブレーカーのせいではないとするなら本格的な停電だ。
こたつの中も冷たくなったため7つ子は7つ子部屋に行くことにした。
既にパジャマであったのですぐに寝れる。
例の如く並んで布団に入るもののななしもトド松も眠れない。ふたりは並んでトド松の携帯で動画を見ている。
『……犬可愛いな』
「やっぱり一緒に遊べるって魅力的だよね」
『……うん。散歩できるし、一人暮らしして犬かおうかな…』
「え!?駄目!僕を一人にしないでよ!」
『……』
「黙っちゃった!やだよー。さみしいよー」
『……あ、インコ』
「わぁ、可愛い!たしかお手頃なんだよね。かえないかな?」
『……一松兄さん猫連れてくるから無理かな』
「そうだった!あー、癒しはななしだけか」
『違う』
うつ向けで先程の怖い映像を忘れるように可愛い動物映像をみるシャレ松。
しかし暗闇の中というだけでなんとなしに怖い為あまり効果はない。
「シャレ松うるさいぞー」
「眠れないのか?」
『……うん』
「寝れない寝れない」
「なにか暖かい飲みものも作ってやれないからな…子守唄で「いい」あ!コンビニ行くか?」
「行く!肉まん!」
「十四松兄さん起きてたの?」
「やっりー!カラ松の奢り?行く行く
」
「…クソ松奢れ」
「皆、ニートにたかっ
て。まぁ、僕もいくけど」
『……カラ松兄さんお金ある?』
「フッ」
「ないんだ」
「うわぁ、ひく」
「おそ松もだろ?」
「ななしにはたかれないから僕は自分で買おうかな」
「チョロ松、奢って」
「嫌だよ」
『……奢るよ』
「いえーい!」
「肉まん肉まん!」
結局末弟であるななしに皆がたかるという始末。だが、いつものパターンなのでななしにはダメージはない。ダメージがあったとすればななし以外の松だ。そしてななしの兄尊敬メーターがグンッと下がるだけ。
一同はパーカーに着替えてコンビニに向かう。寒い寒いとななしの手を握るおそ松は繋いだ手を己のポケットにしまっている。
正直鬱陶しくてかなわない。しかし両サイドに誰かがいるのはありがたい。
『……結局なんだったんだろ』
「やっぱり幽霊だよ!」
「んなのいるはずないって」
「わかんないじゃん!もしかしたらいまだって」
「えー?トド松見えないの?」
「『え?』」
「いっぱいいるよ!」
「十四松テンションだな」
「だね」
「…十四松」
「本当だよ?」
「はいはい、シャレ松怖がらせないの」
「あ!やっとコンビニついた」
『……早く行こうトド松兄さん』
「うん」
十四松の変な発言に怯えるシャレ松。いそいそ慌ててコンビニに入る。必然的におそ松も早歩きになり彼らに続きコンビニに入る。
「うわぁ、あったかい」
『……もう、ここで一夜明かそうかな…』
「本当にそれ。Wi-Fiとんでるし」
「ななしー肉まん!早く早くー!!」
「俺ピザマン」
「ななし、またちゃんと返すからね!」
『……別に大丈夫だけど』
「…肉まん」
「じゃ、僕も肉まんねななし」
『カラ松兄さんは?』
「俺か?俺は別に」
『……カラ松兄さんは俺と半分こね』
「そうか!なら頂こう」
肉まんを六つたのむ。
するとコンビニの店員は首をかしげた。ななしは財布を漁りながらコンビニの店員を伺う。肉まんを袋に詰めながら店員は「1つ少なくないですか?」と聞いてきたが、半分こにすると伝える。これで人数分というと納得していないようで首をかしげるだけ。
ななしは後ろを振り返るがそこには誰もいない。
突然言い知れぬ奇妙な鳥肌が立ちおそ松の手を強く握る。
「おつりの、200円です」
『……あ、ありがとうございます』
肉まんを、それぞれに渡しなんとなく早く帰りたい衝動にかられる。
7つ子が去ったコンビニでは店員が「あの女の人の分買わなくていいのかな?」と呟いているとはだあれも気づかない。
「ななし怖いのー?手の力強いよ」
『……別に』
「一々聞くから嫌われるんだよおそ松兄さん」
「だって可愛いんだもん」
「ブラコンが」
「…全員大概だけどね」
「確かに」
『……もういい、離す』
「ごめんごめん!繋いでよ?ね?」
『……』
結局。最後まで手をつないで家に着く。何故だか家の玄関の電気がついている。扉を開けばやはり電気がついていて、停電はなおったのであろう。
洗濯物をもって廊下を歩いていた母、松代に各々只今を言いながら靴を脱ぐ。
「あら、お友達?」
「は?なに?」
「え?何言ってるの母さん」
「上がってもらいなさいよ?なしむくわ」
『……』
「……」
「え?なに?なに?」
「き、気のせいだよ気のせい」
「…友達って」
「あ!長い髪の人?さっきからずっといたよ!」
『……っ!』
「無理ぃ!」
「じゅ、十四松冗談。だよな?」
「んー、ちがうよいるし、真っ赤なひ「ぎゃぁああ!ムリムリ!寝ようよ!」トド松?」
「やめよ!寝れなくなる」
『……正直かなり怖い』
「んもー!ななし可愛いすぎ!お兄ちゃんが抱きしめてやるからな!」
『……早くっ』
「はいはい」
「僕も!」
「トド松もか?ほら!」
おそ松にだきつくななしとトド松。なんとなしにほっこりする。いてもたってもいられなくなったのは十四松と一松。2人もぎゅっと抱きついて玄関先で何やってるの状態だ。
しかし怖さは薄れたように思う。
このま眠りに落ちれたらどれだけ良かったか。
ななしはおそ松にぎゅっと抱きついたまま目をきつく閉じる。早く明日になりますように。
その日7つ子の夢見は最悪だった。
それぞれ同じ夢を見た。
白のワンピースを着た女が「肉まん」と永遠呟く悪夢。
朝揃ってつくっためのしたのくま。
二度寝は確実だ。
嘘をつけない距離
(7つ子の距離)
『……こ、こんなもんだった』
「2人とも怖いから長くかんじてるんだよ、トド松もうちょっと早く歩いて」
「ならチョロ松兄さんが先頭にいけばいい!!」
「携帯の照明で照らしてて」
『……トド松兄さん、諦めてササッと行こ』
「そうだね」
「なんだかワクワクする!」
あの後十四松も目を覚ましトド松のかたに手を載せ楽しそうに列になっていた。トド松がななしの手を離さないためビビリ2人は必然的に前列である。そのためめちゃくちゃ遅い。
やっとブレーカーまでやって来ておそ松がカチカチしてみるものの電気はやはりつかない。ブレーカーのせいではないとするなら本格的な停電だ。
こたつの中も冷たくなったため7つ子は7つ子部屋に行くことにした。
既にパジャマであったのですぐに寝れる。
例の如く並んで布団に入るもののななしもトド松も眠れない。ふたりは並んでトド松の携帯で動画を見ている。
『……犬可愛いな』
「やっぱり一緒に遊べるって魅力的だよね」
『……うん。散歩できるし、一人暮らしして犬かおうかな…』
「え!?駄目!僕を一人にしないでよ!」
『……』
「黙っちゃった!やだよー。さみしいよー」
『……あ、インコ』
「わぁ、可愛い!たしかお手頃なんだよね。かえないかな?」
『……一松兄さん猫連れてくるから無理かな』
「そうだった!あー、癒しはななしだけか」
『違う』
うつ向けで先程の怖い映像を忘れるように可愛い動物映像をみるシャレ松。
しかし暗闇の中というだけでなんとなしに怖い為あまり効果はない。
「シャレ松うるさいぞー」
「眠れないのか?」
『……うん』
「寝れない寝れない」
「なにか暖かい飲みものも作ってやれないからな…子守唄で「いい」あ!コンビニ行くか?」
「行く!肉まん!」
「十四松兄さん起きてたの?」
「やっりー!カラ松の奢り?行く行く
」
「…クソ松奢れ」
「皆、ニートにたかっ
て。まぁ、僕もいくけど」
『……カラ松兄さんお金ある?』
「フッ」
「ないんだ」
「うわぁ、ひく」
「おそ松もだろ?」
「ななしにはたかれないから僕は自分で買おうかな」
「チョロ松、奢って」
「嫌だよ」
『……奢るよ』
「いえーい!」
「肉まん肉まん!」
結局末弟であるななしに皆がたかるという始末。だが、いつものパターンなのでななしにはダメージはない。ダメージがあったとすればななし以外の松だ。そしてななしの兄尊敬メーターがグンッと下がるだけ。
一同はパーカーに着替えてコンビニに向かう。寒い寒いとななしの手を握るおそ松は繋いだ手を己のポケットにしまっている。
正直鬱陶しくてかなわない。しかし両サイドに誰かがいるのはありがたい。
『……結局なんだったんだろ』
「やっぱり幽霊だよ!」
「んなのいるはずないって」
「わかんないじゃん!もしかしたらいまだって」
「えー?トド松見えないの?」
「『え?』」
「いっぱいいるよ!」
「十四松テンションだな」
「だね」
「…十四松」
「本当だよ?」
「はいはい、シャレ松怖がらせないの」
「あ!やっとコンビニついた」
『……早く行こうトド松兄さん』
「うん」
十四松の変な発言に怯えるシャレ松。いそいそ慌ててコンビニに入る。必然的におそ松も早歩きになり彼らに続きコンビニに入る。
「うわぁ、あったかい」
『……もう、ここで一夜明かそうかな…』
「本当にそれ。Wi-Fiとんでるし」
「ななしー肉まん!早く早くー!!」
「俺ピザマン」
「ななし、またちゃんと返すからね!」
『……別に大丈夫だけど』
「…肉まん」
「じゃ、僕も肉まんねななし」
『カラ松兄さんは?』
「俺か?俺は別に」
『……カラ松兄さんは俺と半分こね』
「そうか!なら頂こう」
肉まんを六つたのむ。
するとコンビニの店員は首をかしげた。ななしは財布を漁りながらコンビニの店員を伺う。肉まんを袋に詰めながら店員は「1つ少なくないですか?」と聞いてきたが、半分こにすると伝える。これで人数分というと納得していないようで首をかしげるだけ。
ななしは後ろを振り返るがそこには誰もいない。
突然言い知れぬ奇妙な鳥肌が立ちおそ松の手を強く握る。
「おつりの、200円です」
『……あ、ありがとうございます』
肉まんを、それぞれに渡しなんとなく早く帰りたい衝動にかられる。
7つ子が去ったコンビニでは店員が「あの女の人の分買わなくていいのかな?」と呟いているとはだあれも気づかない。
「ななし怖いのー?手の力強いよ」
『……別に』
「一々聞くから嫌われるんだよおそ松兄さん」
「だって可愛いんだもん」
「ブラコンが」
「…全員大概だけどね」
「確かに」
『……もういい、離す』
「ごめんごめん!繋いでよ?ね?」
『……』
結局。最後まで手をつないで家に着く。何故だか家の玄関の電気がついている。扉を開けばやはり電気がついていて、停電はなおったのであろう。
洗濯物をもって廊下を歩いていた母、松代に各々只今を言いながら靴を脱ぐ。
「あら、お友達?」
「は?なに?」
「え?何言ってるの母さん」
「上がってもらいなさいよ?なしむくわ」
『……』
「……」
「え?なに?なに?」
「き、気のせいだよ気のせい」
「…友達って」
「あ!長い髪の人?さっきからずっといたよ!」
『……っ!』
「無理ぃ!」
「じゅ、十四松冗談。だよな?」
「んー、ちがうよいるし、真っ赤なひ「ぎゃぁああ!ムリムリ!寝ようよ!」トド松?」
「やめよ!寝れなくなる」
『……正直かなり怖い』
「んもー!ななし可愛いすぎ!お兄ちゃんが抱きしめてやるからな!」
『……早くっ』
「はいはい」
「僕も!」
「トド松もか?ほら!」
おそ松にだきつくななしとトド松。なんとなしにほっこりする。いてもたってもいられなくなったのは十四松と一松。2人もぎゅっと抱きついて玄関先で何やってるの状態だ。
しかし怖さは薄れたように思う。
このま眠りに落ちれたらどれだけ良かったか。
ななしはおそ松にぎゅっと抱きついたまま目をきつく閉じる。早く明日になりますように。
その日7つ子の夢見は最悪だった。
それぞれ同じ夢を見た。
白のワンピースを着た女が「肉まん」と永遠呟く悪夢。
朝揃ってつくっためのしたのくま。
二度寝は確実だ。
嘘をつけない距離
(7つ子の距離)