嫌いかもしれない
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「お願いします、帰ってください!」
既にいつものグレイパーカーのおそ松達に全力で土下座をするトド松。
店の外で土下座しているものの、かなり目立っているには変わりなく。若干の恥ずかしさにななしはその場をあとにしようとそろり動き出す。が、がっちりおそ松に手を握られて動けなくなってしまった。
「あの、いや、え?トド松ここでバイトしてたの?」
「なになにななしにだけこっそり教えたんだ?」
『……別にこっそりだなんて』
「じゃあ、なんでトド松と2人きりだったんだよー!兄さんも混ぜなさいよ」
「僕もー!僕も遊びたい!」
『……あそんでないって』
「だいたいなんでななしなの?俺のななしだからね?」
「そんなことは今はいいの!とにかくお願いだから帰って下さい!」
「うわぁ!どうしたんだよ!落ち着きなよ!」
『うわぁ…頭から血ィでてるよ、兄さん』
「え?俺達店に入ったらダメなの?」
「駄目!」
頭を地面に叩きつける勢いで土下座していたトド松。血みどろの顔(しかも真顔)で「駄目」と即答した。
これに驚いたのはトド松以外の七つ子だ。ここまで兄弟を切り離したのはこれが初めてだからだ。トド松らしいと言えばらしいのだが、そこまでして兄弟を店に入れたくない理由があるのか。先程まで店内でお茶をしていたななしはますます分からない。
『……俺はいってたよ?』
「はっきりいうよ。ななしは常識あるし顔も可愛いし…むしろ毎日店に来てくれたらモチベーションあがる」
「同じ顔だろ!!」
「でも!」
「でも?」
「うん……僕は兄さん達の存在が恥ずかしい」
間を開け抑揚をつけずに、その割には辛辣な一言をトド松は吐き出した。
瞬間一本の矢がおそ松達の体を射抜いた。ここからが本番である。
「見て、ここスタバァだよ?天上人と兄さん達とは月とすっぽんの差がある。いや、天使とうんこか。僕はここで働いて、やっと地位を手に入れたんだよ。なのに、うんこの兄弟が居るなんてバレたら、水の泡だよ」
グサッグサッグサッ
次々に降ってくる矢を避けるでもなく。一新に浴びて血を流す。非常事態なのだがななしには矢が降ってこない。不謹慎ながらもよかったと安堵する。それより気絶している一松は大丈夫であろうか。
しゃがんだななしはおそ松が抜いた矢で一松をつつくも反応はない。トド松の言葉がかなり刺さったようだ。ご愁傷様。
「ごめん、本当は、いいたくなかったんだ」
「じゃあ、言うなよ」
「死ぬかと思ったわ!」
『……でも、んー。わからなくも無い』
「トドメ!!?ぐぼっぁ!」
おそ松はノックアウト。
地面にうずくまってしまった。
『……俺は別に…そんなには恥ずかしくないよ?でも兄さんなの?って聞かれるのは好きじゃない』
「うんうんわかる!!何しでかすかハラハラするし。非常識だもんねー」
『……そうそう!コンビニでも何かやりそうで怖いもん』
「はは!わかる~。マジ糞くんな!って感じ~」
「……まぁ。ま、分からなくもないぜ?あれだろ?授業参観に来たお母さんが1人だけ浮いてるみたいな?」
「『違う』」
「例えるなら全校生徒の前で黄ばんだパンツ晒された気分かな」
「お前俺達のことなんだと思ってんの!?」
『……大丈夫大丈夫。トド松兄さんは本心から思ってないよ?ね?』
「3分の2は思ってる」
「半分以上かよ」
「もういい、帰ろ」
「えー、せっかくななし付けてきたのに?あ!やべっ!今のなしなしねー!」
『……聞いちゃったし…』
トド松達のやりとりに呆れた一松は帰るように提案する。いつの間にか矢は抜かれているようだった。
歩き出した一松に流石に申し訳なく思ったのかトド松はななしに渡したスタバァの割引券(他店舗でも使える)を五枚まとめて渡す。しかし気に触ったらしくおそ松は、いらねぇとそれを弾く。
「…ていうかななし、僕達の事黄ばんだパンツだと思ってるんだ」
『お、俺じゃないよ!トド松兄さんがの話だよ?』
「ふーん、まぁ別に俺は生きる気力もないゴミだし気にしないけど」
「うっはー、一松可哀想!」
『……』
「むしろななしにそう思われてるとか…なんかいいかも」
『……開花してるっ!?』
「ほらもっといってよ、黄ばんだパンツって。ほら、ほら」
『……一松兄さんなんか、怖いんだけど…』
変な性癖を生み出してしまった一松に、迫られながらななしは逃げる。しかし誰も助けてはくれないようだ。先程のトド松との会話に幾分か怒っているようだった。
一方トド松は早く帰ってくれたらと小さく貧乏揺すりをする。常にすることがないニートなだけあり、こういうイベントがあれば全力で絡んでくる。今も帰る気はないようだ。「帰ろ」といった一松ですら変える様子は見られない。
そろそろ声をあげようとした時後ろから先に声がかかった。
「ねぇ、どうかした?」
「え、あ!?」
声をかけたのはスタバァの女友達。先程から姿が見えないトド松を探していたらしい。
「友達?」と首をかしげ7人を順にみていく。
しかし同じ顔が七つ。
トド松の表情がなくなり、なにもかもを諦めたようであった。
「え?七つ子?」
「すごーい!トッティ七つ子なんだ!」
店に入ってください!
その言葉に現場は形勢逆転する。
粘っていたのだがとうとうスタバァに入ってしまったおそ松達。
『……トド松兄さん?大丈夫?』
「なんとかするしかないじゃん」
そんなトド松の目は死んだ魚のような目だったんだとか。
波乱の予感
(収集不可の予感)
既にいつものグレイパーカーのおそ松達に全力で土下座をするトド松。
店の外で土下座しているものの、かなり目立っているには変わりなく。若干の恥ずかしさにななしはその場をあとにしようとそろり動き出す。が、がっちりおそ松に手を握られて動けなくなってしまった。
「あの、いや、え?トド松ここでバイトしてたの?」
「なになにななしにだけこっそり教えたんだ?」
『……別にこっそりだなんて』
「じゃあ、なんでトド松と2人きりだったんだよー!兄さんも混ぜなさいよ」
「僕もー!僕も遊びたい!」
『……あそんでないって』
「だいたいなんでななしなの?俺のななしだからね?」
「そんなことは今はいいの!とにかくお願いだから帰って下さい!」
「うわぁ!どうしたんだよ!落ち着きなよ!」
『うわぁ…頭から血ィでてるよ、兄さん』
「え?俺達店に入ったらダメなの?」
「駄目!」
頭を地面に叩きつける勢いで土下座していたトド松。血みどろの顔(しかも真顔)で「駄目」と即答した。
これに驚いたのはトド松以外の七つ子だ。ここまで兄弟を切り離したのはこれが初めてだからだ。トド松らしいと言えばらしいのだが、そこまでして兄弟を店に入れたくない理由があるのか。先程まで店内でお茶をしていたななしはますます分からない。
『……俺はいってたよ?』
「はっきりいうよ。ななしは常識あるし顔も可愛いし…むしろ毎日店に来てくれたらモチベーションあがる」
「同じ顔だろ!!」
「でも!」
「でも?」
「うん……僕は兄さん達の存在が恥ずかしい」
間を開け抑揚をつけずに、その割には辛辣な一言をトド松は吐き出した。
瞬間一本の矢がおそ松達の体を射抜いた。ここからが本番である。
「見て、ここスタバァだよ?天上人と兄さん達とは月とすっぽんの差がある。いや、天使とうんこか。僕はここで働いて、やっと地位を手に入れたんだよ。なのに、うんこの兄弟が居るなんてバレたら、水の泡だよ」
グサッグサッグサッ
次々に降ってくる矢を避けるでもなく。一新に浴びて血を流す。非常事態なのだがななしには矢が降ってこない。不謹慎ながらもよかったと安堵する。それより気絶している一松は大丈夫であろうか。
しゃがんだななしはおそ松が抜いた矢で一松をつつくも反応はない。トド松の言葉がかなり刺さったようだ。ご愁傷様。
「ごめん、本当は、いいたくなかったんだ」
「じゃあ、言うなよ」
「死ぬかと思ったわ!」
『……でも、んー。わからなくも無い』
「トドメ!!?ぐぼっぁ!」
おそ松はノックアウト。
地面にうずくまってしまった。
『……俺は別に…そんなには恥ずかしくないよ?でも兄さんなの?って聞かれるのは好きじゃない』
「うんうんわかる!!何しでかすかハラハラするし。非常識だもんねー」
『……そうそう!コンビニでも何かやりそうで怖いもん』
「はは!わかる~。マジ糞くんな!って感じ~」
「……まぁ。ま、分からなくもないぜ?あれだろ?授業参観に来たお母さんが1人だけ浮いてるみたいな?」
「『違う』」
「例えるなら全校生徒の前で黄ばんだパンツ晒された気分かな」
「お前俺達のことなんだと思ってんの!?」
『……大丈夫大丈夫。トド松兄さんは本心から思ってないよ?ね?』
「3分の2は思ってる」
「半分以上かよ」
「もういい、帰ろ」
「えー、せっかくななし付けてきたのに?あ!やべっ!今のなしなしねー!」
『……聞いちゃったし…』
トド松達のやりとりに呆れた一松は帰るように提案する。いつの間にか矢は抜かれているようだった。
歩き出した一松に流石に申し訳なく思ったのかトド松はななしに渡したスタバァの割引券(他店舗でも使える)を五枚まとめて渡す。しかし気に触ったらしくおそ松は、いらねぇとそれを弾く。
「…ていうかななし、僕達の事黄ばんだパンツだと思ってるんだ」
『お、俺じゃないよ!トド松兄さんがの話だよ?』
「ふーん、まぁ別に俺は生きる気力もないゴミだし気にしないけど」
「うっはー、一松可哀想!」
『……』
「むしろななしにそう思われてるとか…なんかいいかも」
『……開花してるっ!?』
「ほらもっといってよ、黄ばんだパンツって。ほら、ほら」
『……一松兄さんなんか、怖いんだけど…』
変な性癖を生み出してしまった一松に、迫られながらななしは逃げる。しかし誰も助けてはくれないようだ。先程のトド松との会話に幾分か怒っているようだった。
一方トド松は早く帰ってくれたらと小さく貧乏揺すりをする。常にすることがないニートなだけあり、こういうイベントがあれば全力で絡んでくる。今も帰る気はないようだ。「帰ろ」といった一松ですら変える様子は見られない。
そろそろ声をあげようとした時後ろから先に声がかかった。
「ねぇ、どうかした?」
「え、あ!?」
声をかけたのはスタバァの女友達。先程から姿が見えないトド松を探していたらしい。
「友達?」と首をかしげ7人を順にみていく。
しかし同じ顔が七つ。
トド松の表情がなくなり、なにもかもを諦めたようであった。
「え?七つ子?」
「すごーい!トッティ七つ子なんだ!」
店に入ってください!
その言葉に現場は形勢逆転する。
粘っていたのだがとうとうスタバァに入ってしまったおそ松達。
『……トド松兄さん?大丈夫?』
「なんとかするしかないじゃん」
そんなトド松の目は死んだ魚のような目だったんだとか。
波乱の予感
(収集不可の予感)