嫌いかもしれない
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「ねぇ、カラ松となにやってんの?」
『……重いおそ松兄さん』
「後からわかるさおそ松」
台所から鼻歌が聞こえてくる。何事かと台所にやってきたおそ松は二人仲良く作業をするカラ松とななしを見つけたのだ。
作業中のななしの背に張り付き何をしているか観察してみたところなにやらおにぎりをつくっているらしい。しかも大量に。
ますますわからなくなったおそ松は首をかしげる。
しばしば観察していると「これくらいで大丈夫だろ」とカラ松が言い出し、ななしもにっこり頷いた。
手を洗いおそ松を引き剥がしどこかにかけて行ったななし。戻ってきた時には黒の繋ぎでバットとボール。グローブを持っていた。未だにニコニコしながら居間の扉を勢い良く開ける。
『……十四松兄さん!』
「ほいほい!」
『……野球、しない?』
「するー!!!」
『……約束してたもんね。カラ松兄さんは一緒にやってくれるって』
「まじっすかー!!」
『…まじまじ』
やっほーいとななしに飛びつき興奮する十四松。支えきれずに2人で倒れ込むが気にした様子もなく楽しげだ。
しかし同じ居間にいたチョロ松はコホンと咳払いをあからさまにして見せた。じゃれていた十四松がすぐにチョロ松を見る。
「十四松、ななし。君は病み上がりだよ?雪は溶けたけどまだ寒いのに野球なんてしてたらまた風邪ひいちゃうよ?」
『……んー。ひかないよ?』
「ひかないよねー?」
「でも安静にしてなきゃ。すぐにバイト始まるんでしょ?」
『……明後日から』
「ほら、体休ませなきゃバイト中倒れるからね?」
「でたよ、チョロ松兄さんの過保護。ななしかわいそー。しょんぼりしてるじゃん」
「でも駄目だって、またななし苦しむ姿みたいの?」
「まぁまぁ、チョロ松。ななしがやりたいと言っているんだからやらせてやろう。俺も行くから無茶はさせない」
「えー。僕も行こうかなぁ!ね?一松兄さん」
「…まぁ」
「行こ!行こ!」
『……うん、トド松兄さんも一松兄さんもいこ!』
「え?逆にチョロ松行かないの?」
『……おそ松兄さんも行くの?』
「もちろん。ななしとはしゃぎまくりたいし」
「~っ!なんなんだよ!わかった!けど辛くなったら言えよななし!」
『……分かってる!』
「いえーい!野球!!めちゃくちゃ楽しみー!!ななし行こー!」
『……わ!あ、カラ松兄さんおにぎり持ってきて!』
「分かったぞ」
十四松に手を引かれ2人は家を飛び出した。その後を兄弟達はゆったりとおいかける。
十四松がいつも素振りをしているという土手にやってきた。ゆるい坂に1面の芝生。ここなら野球に丁度いいだろう。
『あ』
「どしたのー?」
『……微妙な人数だし、野球無理だね』
「じゃあ、キャッチボールしようよー!」
『ん、それなら輪になって出来るね』
「それにキャッチボールならいくら運動できなくても出来るからね!一松兄さん」
「はぁ?僕できないんじゃなくてしないんだよ。トッティこそできるの?」
「キャッチボールくらいできるから!」
「ふーん、十四松」
「いくよー!トッティ!ふんぬ!」
「うわぁ!」
「ありゃー、十四松めちゃくちゃ飛んだねー」
『……見えなくなる』
「ほら早くとってきなよトッティ」
「い、一松兄さんの腐れ外道!!」
十四松がもっていた野球のボールは何処へやら。早く行きなよ、一松にいびられトド松はうわぁんとボールを探しにはしりに出てしまった。
それをケタケタ笑いながら見ている一松に兄弟はこいつを敵に回したら死ぬと確信する。
呆れたようにトド松の帰りを待つ一同。どうやらやたらと遠くに行ったみたいた。
「にしても、もうそろそろ春だねー」
「フッ。そうだな俺にも感じるぞスプリングウィンドウを、な」
「死ねクソ松」
「え」
「あ、ななしほらほら」
『……なぁに?おそ松兄さん』
「コレコレ」
『……あ、つくし?』
「そう、ありゃよく見るとめっちゃ生えてるし!」
『……はは、本当だ』
「あ、こっちみてみて!ななし!おそ松兄さん!」
『?』
「なんだ?十四松?」
「ほらぁ!」
『……フキノトウだ』
「本格的に春だねー。十四松知ってる?これ食べられるんだぜ?」
「ま、ままままじっすかー!!?」
「おー!な?ななし」
『……まぁ、食べられるよね。天ぷらとか?にして。でも土手に咲いてるからね』
「あ、トド松だ」
「おかえりー!」
「ご苦労様、トッティ」
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、死ぬ!カラ松兄さん!お茶は!?」
「え、あぁ、ほら。これ」
ようやく帰ってきたトド松は地べたにぺたりと座り込んだ。カラ松に差し出された水筒のお茶をどんどん飲んでいく。
未だにニヤニヤしている一松。よほど運動出来ないと言われてむかついたのだろう。
トド松が少し休憩をした後に七人は大きな輪を作り広がった。ようやくキャッチボールだ。十四松のはしゃぎ方が尋常ではないが。ちなみに十四松は力強く投げたらおにぎり抜きの刑を課せられている。
「いくよー!ななし!」の声とともにボールが空高く飛んだ。
綺麗な弧を描いたボールはすんなりとななしの手元にやってきて、見事キャッチ。ついでななしはそのボールをチョロ松に投げる。
少し右に飛んだがこれもチョロ松が綺麗にキャッチした。
「なんだ、この緊張感…落としたら罰ゲームみたいな」
「お!いいねー!落としたら罰ゲーム!」
「一番聞かれちゃまずいやつに聞かれたよ!!」
「よーし!落としたら罰ゲームな!」
「さんせーい!」
「え、えぇ!まじ?」
『……ようは落とさなきゃいいんだよね。分かった』
「ま、まぁ。わかった。いくよ。トド松!それ!」
「はーい!おっと、あぶない!セーフ!じゃ、おそ松兄さん!えい!」
「うっし!はい、ナイスキャーッチ!次は一松行くぞー!そら!」
「……っと。クソ松、喰らえ!」
「掛け声!!ぐふっ、…せ、セーフ」
「チッ」
ボールがあちらこちらに飛ぶも、誰もなかなか落としはしなかった。しばしば真面目にやっているうちにどうやら皆本気を出してしまったらしい。先程から笑い声が一つも上がらないため。
何事もにも全力になれるのはいいが些か幼稚すぎる。普段ツッコミをしているチョロ松すら、真顔だ。
誰もツッコまないため通行人に変な目で見られていることなど知りもしない七つ子。
「いくぞー!ななし!」
『う、うん!』
カラ松がななし!と、叫ぶ。それにななしは唾をゴクリと飲み込む。
罰ゲームがなんなのかはしらないが。落とすわけには行かない。
カラ松が振りかぶった。空高くまい上がったボール。今回は少しだけ力強い。ななしは上を向きながら数歩下がる。数歩下がれば丁度橋が見えた。
そしてその橋には、
「あ」
『あ』
「ななしじゃーん!風邪はなおった?」
『バカ店長、いった!』
春日井。ななしのバイト先の店長がいた。
にこやかに手を振っているが傍らで春日井を、見ていたななしの額にはカラ松の投げたボールが直撃。
「ななしーっ!!だ、大丈夫!?」
『……だ、大丈夫チョロ松兄さん』
「済まない!ななし!」
『……平気だよ?カラ松兄さん』
「なにあの店長。本当に空気読めないんだから。十四松卍字固め」
「おー!」
「え!?店長久々の出番よ!!蔑ろにすぎゃー!痛い痛い痛い!」
「黙っとけばーか!」
「えー、ななし。罰ゲーム?何にするのおそ松兄さん?」
『……お手柔らかにお願いします』
「ななしに罰ゲーム…んー。デコピンな」
「軽っ!!」
『っいた…』
「はい、終り。ちなみにチョロ松落としてたら土手ですきなやつの名前叫ばせてた」
「青春かよ!それならななしも、出来るだろ!」
「俺じゃなかったら俺が耐えられないから」
「弱い!!」
「兄さーん!てんちょー。動かないよー」
「おー!そこに置いとけ」
「うっす!」
「それにしても腹が空いたな」
「空いた!」
『……おにぎり、たべようよ』
「わーい!おにぎり!」
戻ってきた十四松と一同は土手に並んで座りおにぎりを、食べることにした。
丁度昼であったため、ちょうどいい。
土手に「いただきます!」が木霊する。
「うんまー!」
「悪くない」
「この出し巻きはカラ松兄さん?おいしー」
「俺にかかればこんな物さ」
「こっちの甘いのもカラ松兄さん?」
「あぁ、それはななしだ」
『……カラ松兄さんみたいに美味しくできなかったけど』
「どれどれ。ん、旨い!旨いじゃん、ななし!」
「うんまー!」
「甘すぎなくて食べやすいな。ななしは料理うまいな」
『……良かった。カラ松兄さんのが上手だけど…へへ。ありがとう』
「たまにはいいかもね。野球」
「本当!!チョロ松兄さん!」
「たまにならね」
「またやろー!」
春の優しい風に包まれながら七つ子は日が暮れるまで子供のように、はしゃいだ。
泥だらけでかえった七つ子に母松代からの、雷が落ちるのは言うまでもない。
春を待ってます
(目の前に)
『……重いおそ松兄さん』
「後からわかるさおそ松」
台所から鼻歌が聞こえてくる。何事かと台所にやってきたおそ松は二人仲良く作業をするカラ松とななしを見つけたのだ。
作業中のななしの背に張り付き何をしているか観察してみたところなにやらおにぎりをつくっているらしい。しかも大量に。
ますますわからなくなったおそ松は首をかしげる。
しばしば観察していると「これくらいで大丈夫だろ」とカラ松が言い出し、ななしもにっこり頷いた。
手を洗いおそ松を引き剥がしどこかにかけて行ったななし。戻ってきた時には黒の繋ぎでバットとボール。グローブを持っていた。未だにニコニコしながら居間の扉を勢い良く開ける。
『……十四松兄さん!』
「ほいほい!」
『……野球、しない?』
「するー!!!」
『……約束してたもんね。カラ松兄さんは一緒にやってくれるって』
「まじっすかー!!」
『…まじまじ』
やっほーいとななしに飛びつき興奮する十四松。支えきれずに2人で倒れ込むが気にした様子もなく楽しげだ。
しかし同じ居間にいたチョロ松はコホンと咳払いをあからさまにして見せた。じゃれていた十四松がすぐにチョロ松を見る。
「十四松、ななし。君は病み上がりだよ?雪は溶けたけどまだ寒いのに野球なんてしてたらまた風邪ひいちゃうよ?」
『……んー。ひかないよ?』
「ひかないよねー?」
「でも安静にしてなきゃ。すぐにバイト始まるんでしょ?」
『……明後日から』
「ほら、体休ませなきゃバイト中倒れるからね?」
「でたよ、チョロ松兄さんの過保護。ななしかわいそー。しょんぼりしてるじゃん」
「でも駄目だって、またななし苦しむ姿みたいの?」
「まぁまぁ、チョロ松。ななしがやりたいと言っているんだからやらせてやろう。俺も行くから無茶はさせない」
「えー。僕も行こうかなぁ!ね?一松兄さん」
「…まぁ」
「行こ!行こ!」
『……うん、トド松兄さんも一松兄さんもいこ!』
「え?逆にチョロ松行かないの?」
『……おそ松兄さんも行くの?』
「もちろん。ななしとはしゃぎまくりたいし」
「~っ!なんなんだよ!わかった!けど辛くなったら言えよななし!」
『……分かってる!』
「いえーい!野球!!めちゃくちゃ楽しみー!!ななし行こー!」
『……わ!あ、カラ松兄さんおにぎり持ってきて!』
「分かったぞ」
十四松に手を引かれ2人は家を飛び出した。その後を兄弟達はゆったりとおいかける。
十四松がいつも素振りをしているという土手にやってきた。ゆるい坂に1面の芝生。ここなら野球に丁度いいだろう。
『あ』
「どしたのー?」
『……微妙な人数だし、野球無理だね』
「じゃあ、キャッチボールしようよー!」
『ん、それなら輪になって出来るね』
「それにキャッチボールならいくら運動できなくても出来るからね!一松兄さん」
「はぁ?僕できないんじゃなくてしないんだよ。トッティこそできるの?」
「キャッチボールくらいできるから!」
「ふーん、十四松」
「いくよー!トッティ!ふんぬ!」
「うわぁ!」
「ありゃー、十四松めちゃくちゃ飛んだねー」
『……見えなくなる』
「ほら早くとってきなよトッティ」
「い、一松兄さんの腐れ外道!!」
十四松がもっていた野球のボールは何処へやら。早く行きなよ、一松にいびられトド松はうわぁんとボールを探しにはしりに出てしまった。
それをケタケタ笑いながら見ている一松に兄弟はこいつを敵に回したら死ぬと確信する。
呆れたようにトド松の帰りを待つ一同。どうやらやたらと遠くに行ったみたいた。
「にしても、もうそろそろ春だねー」
「フッ。そうだな俺にも感じるぞスプリングウィンドウを、な」
「死ねクソ松」
「え」
「あ、ななしほらほら」
『……なぁに?おそ松兄さん』
「コレコレ」
『……あ、つくし?』
「そう、ありゃよく見るとめっちゃ生えてるし!」
『……はは、本当だ』
「あ、こっちみてみて!ななし!おそ松兄さん!」
『?』
「なんだ?十四松?」
「ほらぁ!」
『……フキノトウだ』
「本格的に春だねー。十四松知ってる?これ食べられるんだぜ?」
「ま、ままままじっすかー!!?」
「おー!な?ななし」
『……まぁ、食べられるよね。天ぷらとか?にして。でも土手に咲いてるからね』
「あ、トド松だ」
「おかえりー!」
「ご苦労様、トッティ」
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、死ぬ!カラ松兄さん!お茶は!?」
「え、あぁ、ほら。これ」
ようやく帰ってきたトド松は地べたにぺたりと座り込んだ。カラ松に差し出された水筒のお茶をどんどん飲んでいく。
未だにニヤニヤしている一松。よほど運動出来ないと言われてむかついたのだろう。
トド松が少し休憩をした後に七人は大きな輪を作り広がった。ようやくキャッチボールだ。十四松のはしゃぎ方が尋常ではないが。ちなみに十四松は力強く投げたらおにぎり抜きの刑を課せられている。
「いくよー!ななし!」の声とともにボールが空高く飛んだ。
綺麗な弧を描いたボールはすんなりとななしの手元にやってきて、見事キャッチ。ついでななしはそのボールをチョロ松に投げる。
少し右に飛んだがこれもチョロ松が綺麗にキャッチした。
「なんだ、この緊張感…落としたら罰ゲームみたいな」
「お!いいねー!落としたら罰ゲーム!」
「一番聞かれちゃまずいやつに聞かれたよ!!」
「よーし!落としたら罰ゲームな!」
「さんせーい!」
「え、えぇ!まじ?」
『……ようは落とさなきゃいいんだよね。分かった』
「ま、まぁ。わかった。いくよ。トド松!それ!」
「はーい!おっと、あぶない!セーフ!じゃ、おそ松兄さん!えい!」
「うっし!はい、ナイスキャーッチ!次は一松行くぞー!そら!」
「……っと。クソ松、喰らえ!」
「掛け声!!ぐふっ、…せ、セーフ」
「チッ」
ボールがあちらこちらに飛ぶも、誰もなかなか落としはしなかった。しばしば真面目にやっているうちにどうやら皆本気を出してしまったらしい。先程から笑い声が一つも上がらないため。
何事もにも全力になれるのはいいが些か幼稚すぎる。普段ツッコミをしているチョロ松すら、真顔だ。
誰もツッコまないため通行人に変な目で見られていることなど知りもしない七つ子。
「いくぞー!ななし!」
『う、うん!』
カラ松がななし!と、叫ぶ。それにななしは唾をゴクリと飲み込む。
罰ゲームがなんなのかはしらないが。落とすわけには行かない。
カラ松が振りかぶった。空高くまい上がったボール。今回は少しだけ力強い。ななしは上を向きながら数歩下がる。数歩下がれば丁度橋が見えた。
そしてその橋には、
「あ」
『あ』
「ななしじゃーん!風邪はなおった?」
『バカ店長、いった!』
春日井。ななしのバイト先の店長がいた。
にこやかに手を振っているが傍らで春日井を、見ていたななしの額にはカラ松の投げたボールが直撃。
「ななしーっ!!だ、大丈夫!?」
『……だ、大丈夫チョロ松兄さん』
「済まない!ななし!」
『……平気だよ?カラ松兄さん』
「なにあの店長。本当に空気読めないんだから。十四松卍字固め」
「おー!」
「え!?店長久々の出番よ!!蔑ろにすぎゃー!痛い痛い痛い!」
「黙っとけばーか!」
「えー、ななし。罰ゲーム?何にするのおそ松兄さん?」
『……お手柔らかにお願いします』
「ななしに罰ゲーム…んー。デコピンな」
「軽っ!!」
『っいた…』
「はい、終り。ちなみにチョロ松落としてたら土手ですきなやつの名前叫ばせてた」
「青春かよ!それならななしも、出来るだろ!」
「俺じゃなかったら俺が耐えられないから」
「弱い!!」
「兄さーん!てんちょー。動かないよー」
「おー!そこに置いとけ」
「うっす!」
「それにしても腹が空いたな」
「空いた!」
『……おにぎり、たべようよ』
「わーい!おにぎり!」
戻ってきた十四松と一同は土手に並んで座りおにぎりを、食べることにした。
丁度昼であったため、ちょうどいい。
土手に「いただきます!」が木霊する。
「うんまー!」
「悪くない」
「この出し巻きはカラ松兄さん?おいしー」
「俺にかかればこんな物さ」
「こっちの甘いのもカラ松兄さん?」
「あぁ、それはななしだ」
『……カラ松兄さんみたいに美味しくできなかったけど』
「どれどれ。ん、旨い!旨いじゃん、ななし!」
「うんまー!」
「甘すぎなくて食べやすいな。ななしは料理うまいな」
『……良かった。カラ松兄さんのが上手だけど…へへ。ありがとう』
「たまにはいいかもね。野球」
「本当!!チョロ松兄さん!」
「たまにならね」
「またやろー!」
春の優しい風に包まれながら七つ子は日が暮れるまで子供のように、はしゃいだ。
泥だらけでかえった七つ子に母松代からの、雷が落ちるのは言うまでもない。
春を待ってます
(目の前に)