小話集1
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(真島/恋人/R15)
*スマホ持ってます!
『………』
恋人のマンションにある革張りのソファに座るななしには一つ悩みがあった。
その悩みは恋人である真島や友達、同僚などに相談するには少し躊躇われるものであったため、ななしはなかなか解決する事が出来ずにいた。
同じ悩みを持つ人がいないかをスマホで探そうとするのだが、なかなか一人になれるタイミングがない。
お互い別々の家があるのだが、片時も離れたがらない(勿論ななしもそう思っている)真島とほぼ同棲生活をしている。同じ家に帰り次の日の仕事までの時間を共に(ほぼくっついて)過ごすので、真島に知られたくない悩みを彼の隣で検索することはとても憚られる。
かといって仕事場で検索するのも内容が内容だけに気が引けてしまうななし。検索内容を見られてしまった日には、もうその会社には行けなくなるだろう。
どうしようかと色々考えたななしは、"真島が風呂に入っているタイミングで急いでスマホを用いて検索し悩みを解決すると"いう結論を導き出した。
しかし真島の入浴時間はさほど長くは無い。
夏場になるとシャワーだけで、ものの十分…早い時には五分なんて時もあるので、とても急ぐ必要がある。ななしは出来るだけ急いで悩みを解決すべくスマホを操作した。
そして意を決して悩みの種を素早くフリック操作で入力する。
"えっち イく 遅くする方法"と。
そうななしの人に相談しにくい悩みとはフリック入力された通り、性行為で自身があまりにも早く達してしまうためそれを直したいというものなのだ。
真島との行為があまりにも気持ちよく、前戯や愛撫だけで何度も達してしまうななし。
自身の体力が沢山あるのなら問題などないのだが、結局真島の激しい攻めに疲労感満載の体では永くは耐えられず…二人繋がった後は直ぐ気絶するように眠ってしまうのだ。
そんなことばかりを繰り返していると、どうにも真島が満足出来ていないのではないかと思えてしまって申し訳ないやら、悲しいやらでななしは気が気でなかった。
きっと不完全燃焼で性行為を終えることが多いため真島も燻っているに違いない。
どうにかこの体質を直して、真島を満足させる性行為を出来るようになりたい。
ななしは切実のそう感じている。
ワードを入れて検索をした結果それなりに解決できそうなサイトが出てきたためななしは、それら一つ一つに目を通した。
『……』
色々と見ていると真っ先に目に飛び込んできた文字は"体の相性がとてもいい"と言うものだった。
真島以外との性行為などはほとんど無いため、なにかと比べる事は出来ない。
しかしこれだけ早く達してしまうのは体の相性がいいのも要因の一つだったらしい。
『な、なるほど…』
他にも元々敏感体質であるとか、濡れやすい等様々な理由が書いてあり、その殆どは自分自身に当てはまっているような気がした。
『そんな方にオススメなのは…ふむふむ……ひ、一人えっち…』
この体質を改善できるのならなんでもする!と意気込んでサイトをスクロールすると現れたのは自慰で絶頂をコントロールするというものだった。
長々とした説明の後にはご丁寧におすすめグッズや、体験談までもが紹介されている。
世の中の女性は体質改善の為に皆こうして鍛えているのだろうか。
匿名での体験談を読みながらななしは『こういうので鍛えた方がいいのかなぁ』と静かな室内でぼんやりと独り呟いた。
「ほな俺が手伝ったろか?」
『うーん、それじゃ意味無い…ん?え!?ご、吾朗さん!?』
「ヒヒッ!吾朗さんやで。えろう面白いもん見とるやないかななし」
ななしの独り言にスムーズに返事をしたのは風呂上がりの真島だった。
あまりにも普段通りの自然な会話であったためななしは今自分が真島に見られたくない調べ物をしているという事を忘れて返事をしていた。
しかしふと我に返ると勢いよく振り返り、そこにいるであろう真島を睨むように見上げる。
風呂上がりの真島は上半身裸のまま頭からタオルをかけており、ニヤニヤと意地の悪い顔でこちらを見下ろしていた。
にやけている真島を見るに完全にスマホの中身を見られてしまったのだろう。
ななしは既に手遅れだと分かってはいたが、これ以上真島に見られないようにと急いでスマホを隠した。
「なんやねん、隠さんでもええやんけ」
『か、隠しますよ!盗み見なんて最低です!』
「あ?別にええやろが」
『良くない!親しき仲にも礼儀ありって言うでしょ!』
「知らんわそんなもん。俺に隠し事なんか通用せえへんのやさかいさっさと諦めぇ」
『そ、そうかもですけど…でも知られたくなかったんですもん』
「おう、せやな」
『もう、適当に返事しないでくださいよ。アタシは真剣に…』
「ま、ええやん。悩むなら一緒に悩んだ方がええやろ?」
怒るななしを諌めるようにあしらう真島は、ゆったりとした動作でソファに腰を下ろした。
ななしは絆されてたまるもんですか!と眉を釣り上げて真島を睨みつけるが、彼には大して効果はなく。
寧ろ「もっとこっちこんかい」と肩に腕をまわし引き寄せられてしまい、逞しさや温もりにこちらの方が先に絆されてしまいそうになる。
「で、あの玩具買うんか?」
『そんなところまで見てたんですか??』
「かなり長時間ななしの後ろにおったさかいのぉ。大体全部見たで」
『声掛けてくださいよ』
「一生懸命調べとんの邪魔できんやろ?」
『すぐ調子のいいこと言う!そういう時は一声かけるのが普通なんです!』
「で?買うんか?」
『か、買いませんよ!』
「改善したいんやないんか?」
『そ、それはそうですけど…もっと別の方法が…』
「さっきも言うたが俺が手伝ったるさかい、安心せぇ」
『なにも安心できませんし寧ろ不安なんですけど!?』
「失礼なやっちゃなぁ。俺が恋人のために人肌脱いだるって言うとんねん。素直に聞き入れんかいアホ」
『じゃ、具体的にどうやって解決するんです?』
「スマホに書いてあった通り、コントロールすんのが大事なんやろ?イきそうになったら止める。要は寸止めや」
『は、はぁ!?』
「何回も寸止めしてイくの焦らせばななしの体質も変わるんやないか?」
『そんな事で変わるとは思えませんけどね!』
「やってみんと分からんで?」
『あ!アタシのスマホ!』
ありえない提案に心底驚いていると、隠しておいたスマホは呆気なく真島に奪われてしまった。
返してと必死に手を伸ばすが真島にかなうはずもなく。
難なく捕獲されてしまいななしは為す術なく項垂れた。
因みにスマホにはロックはかかっておらず、真島が開けば直ぐに先程のサイトが閲覧出来てしまう。
「ななし、一言言うとくで」
『……なんですか?』
「ななしのことや。ウダウダ悩んどったんやろうけど、俺は別に気にしとらんで。寧ろ何回も俺で悶えとんのはホンマにエロいしええもんや。せやからあんま気にすんなや」
『……いつもアタシ寝落ちしちゃうから…体力バカの吾朗さんが満足できてないんじゃないかと思いまして』
「体力バカ言うたか?」
『ふふふ、言ってません』
「言うてななしもかなり体力あるやろ。寝落ちすんのも結構時間たった後やないか」
『え?そ、そうなんですか?』
「おう。それに俺も十分満足しとるわ。たまに寝顔でマスかいとるくらいや」
『な、なるほど…初めて知りました』
「せやけど、どうしてもななしがどうにかしたいっちゅうんやったら協力したるで!」
『え…あ!?なにやってるんですか吾朗さん!』
持っていたスマホをななしへと返した真島。
画面が見えるように手渡されたため、ななしは目を落とすとそこにはでかでかと"ご注文ありがとうございました!"の文字が。
「ヒヒッ!おすすめって書いてあったさかい買っといたで。届いたら一緒に練習しよか」
『し、しませんよ!?』
「届くのが待ち遠しいのぉ」
『だから、しませんってば!』
「ほな今日から地道に練習すんでななし。まずは一分寸止めや」
『え?う、嘘。そんな練習しなくていいからっ。グッズもキャンセルするっ』
「ななし」
『ひゃっ!?お、下ろしてくださいっ』
「お互い満足できるセックス目指して頑張るで」
『落ち着いてください吾朗さん!』
「落ち着いとらんのはお前や。暴れんと大人しくしとき」
『もぉ!バカ!!』
こうして始まった真島とななし(かなり不本意だが)の特訓…という名のセックス。
今日という日を境に真島から"寸止め"というプレイを強要されることとなるななし。
最終的にななしは今よりも数段感度が増し、とても敏感になるのだが彼らがそれを知るのはまだ先の話だ。
ODAIBAKO様よりお題頂きました。
続きます!
おもちゃとか使う裏をかきたいと思っている( ˇωˇ )
ななしちゃんは寝落ちしてしまうことに罪悪感を感じてるけど、人並み以上に体力はある模様(無自覚)
真島はそんなななしが何回もイッてくれるのが嬉しいし、幸せ。もっと見たいと思っているくらい。
でも悩んでいるなら手を貸してあげる紳士です!(ちょっかいをかける変態です!)
*スマホ持ってます!
『………』
恋人のマンションにある革張りのソファに座るななしには一つ悩みがあった。
その悩みは恋人である真島や友達、同僚などに相談するには少し躊躇われるものであったため、ななしはなかなか解決する事が出来ずにいた。
同じ悩みを持つ人がいないかをスマホで探そうとするのだが、なかなか一人になれるタイミングがない。
お互い別々の家があるのだが、片時も離れたがらない(勿論ななしもそう思っている)真島とほぼ同棲生活をしている。同じ家に帰り次の日の仕事までの時間を共に(ほぼくっついて)過ごすので、真島に知られたくない悩みを彼の隣で検索することはとても憚られる。
かといって仕事場で検索するのも内容が内容だけに気が引けてしまうななし。検索内容を見られてしまった日には、もうその会社には行けなくなるだろう。
どうしようかと色々考えたななしは、"真島が風呂に入っているタイミングで急いでスマホを用いて検索し悩みを解決すると"いう結論を導き出した。
しかし真島の入浴時間はさほど長くは無い。
夏場になるとシャワーだけで、ものの十分…早い時には五分なんて時もあるので、とても急ぐ必要がある。ななしは出来るだけ急いで悩みを解決すべくスマホを操作した。
そして意を決して悩みの種を素早くフリック操作で入力する。
"えっち イく 遅くする方法"と。
そうななしの人に相談しにくい悩みとはフリック入力された通り、性行為で自身があまりにも早く達してしまうためそれを直したいというものなのだ。
真島との行為があまりにも気持ちよく、前戯や愛撫だけで何度も達してしまうななし。
自身の体力が沢山あるのなら問題などないのだが、結局真島の激しい攻めに疲労感満載の体では永くは耐えられず…二人繋がった後は直ぐ気絶するように眠ってしまうのだ。
そんなことばかりを繰り返していると、どうにも真島が満足出来ていないのではないかと思えてしまって申し訳ないやら、悲しいやらでななしは気が気でなかった。
きっと不完全燃焼で性行為を終えることが多いため真島も燻っているに違いない。
どうにかこの体質を直して、真島を満足させる性行為を出来るようになりたい。
ななしは切実のそう感じている。
ワードを入れて検索をした結果それなりに解決できそうなサイトが出てきたためななしは、それら一つ一つに目を通した。
『……』
色々と見ていると真っ先に目に飛び込んできた文字は"体の相性がとてもいい"と言うものだった。
真島以外との性行為などはほとんど無いため、なにかと比べる事は出来ない。
しかしこれだけ早く達してしまうのは体の相性がいいのも要因の一つだったらしい。
『な、なるほど…』
他にも元々敏感体質であるとか、濡れやすい等様々な理由が書いてあり、その殆どは自分自身に当てはまっているような気がした。
『そんな方にオススメなのは…ふむふむ……ひ、一人えっち…』
この体質を改善できるのならなんでもする!と意気込んでサイトをスクロールすると現れたのは自慰で絶頂をコントロールするというものだった。
長々とした説明の後にはご丁寧におすすめグッズや、体験談までもが紹介されている。
世の中の女性は体質改善の為に皆こうして鍛えているのだろうか。
匿名での体験談を読みながらななしは『こういうので鍛えた方がいいのかなぁ』と静かな室内でぼんやりと独り呟いた。
「ほな俺が手伝ったろか?」
『うーん、それじゃ意味無い…ん?え!?ご、吾朗さん!?』
「ヒヒッ!吾朗さんやで。えろう面白いもん見とるやないかななし」
ななしの独り言にスムーズに返事をしたのは風呂上がりの真島だった。
あまりにも普段通りの自然な会話であったためななしは今自分が真島に見られたくない調べ物をしているという事を忘れて返事をしていた。
しかしふと我に返ると勢いよく振り返り、そこにいるであろう真島を睨むように見上げる。
風呂上がりの真島は上半身裸のまま頭からタオルをかけており、ニヤニヤと意地の悪い顔でこちらを見下ろしていた。
にやけている真島を見るに完全にスマホの中身を見られてしまったのだろう。
ななしは既に手遅れだと分かってはいたが、これ以上真島に見られないようにと急いでスマホを隠した。
「なんやねん、隠さんでもええやんけ」
『か、隠しますよ!盗み見なんて最低です!』
「あ?別にええやろが」
『良くない!親しき仲にも礼儀ありって言うでしょ!』
「知らんわそんなもん。俺に隠し事なんか通用せえへんのやさかいさっさと諦めぇ」
『そ、そうかもですけど…でも知られたくなかったんですもん』
「おう、せやな」
『もう、適当に返事しないでくださいよ。アタシは真剣に…』
「ま、ええやん。悩むなら一緒に悩んだ方がええやろ?」
怒るななしを諌めるようにあしらう真島は、ゆったりとした動作でソファに腰を下ろした。
ななしは絆されてたまるもんですか!と眉を釣り上げて真島を睨みつけるが、彼には大して効果はなく。
寧ろ「もっとこっちこんかい」と肩に腕をまわし引き寄せられてしまい、逞しさや温もりにこちらの方が先に絆されてしまいそうになる。
「で、あの玩具買うんか?」
『そんなところまで見てたんですか??』
「かなり長時間ななしの後ろにおったさかいのぉ。大体全部見たで」
『声掛けてくださいよ』
「一生懸命調べとんの邪魔できんやろ?」
『すぐ調子のいいこと言う!そういう時は一声かけるのが普通なんです!』
「で?買うんか?」
『か、買いませんよ!』
「改善したいんやないんか?」
『そ、それはそうですけど…もっと別の方法が…』
「さっきも言うたが俺が手伝ったるさかい、安心せぇ」
『なにも安心できませんし寧ろ不安なんですけど!?』
「失礼なやっちゃなぁ。俺が恋人のために人肌脱いだるって言うとんねん。素直に聞き入れんかいアホ」
『じゃ、具体的にどうやって解決するんです?』
「スマホに書いてあった通り、コントロールすんのが大事なんやろ?イきそうになったら止める。要は寸止めや」
『は、はぁ!?』
「何回も寸止めしてイくの焦らせばななしの体質も変わるんやないか?」
『そんな事で変わるとは思えませんけどね!』
「やってみんと分からんで?」
『あ!アタシのスマホ!』
ありえない提案に心底驚いていると、隠しておいたスマホは呆気なく真島に奪われてしまった。
返してと必死に手を伸ばすが真島にかなうはずもなく。
難なく捕獲されてしまいななしは為す術なく項垂れた。
因みにスマホにはロックはかかっておらず、真島が開けば直ぐに先程のサイトが閲覧出来てしまう。
「ななし、一言言うとくで」
『……なんですか?』
「ななしのことや。ウダウダ悩んどったんやろうけど、俺は別に気にしとらんで。寧ろ何回も俺で悶えとんのはホンマにエロいしええもんや。せやからあんま気にすんなや」
『……いつもアタシ寝落ちしちゃうから…体力バカの吾朗さんが満足できてないんじゃないかと思いまして』
「体力バカ言うたか?」
『ふふふ、言ってません』
「言うてななしもかなり体力あるやろ。寝落ちすんのも結構時間たった後やないか」
『え?そ、そうなんですか?』
「おう。それに俺も十分満足しとるわ。たまに寝顔でマスかいとるくらいや」
『な、なるほど…初めて知りました』
「せやけど、どうしてもななしがどうにかしたいっちゅうんやったら協力したるで!」
『え…あ!?なにやってるんですか吾朗さん!』
持っていたスマホをななしへと返した真島。
画面が見えるように手渡されたため、ななしは目を落とすとそこにはでかでかと"ご注文ありがとうございました!"の文字が。
「ヒヒッ!おすすめって書いてあったさかい買っといたで。届いたら一緒に練習しよか」
『し、しませんよ!?』
「届くのが待ち遠しいのぉ」
『だから、しませんってば!』
「ほな今日から地道に練習すんでななし。まずは一分寸止めや」
『え?う、嘘。そんな練習しなくていいからっ。グッズもキャンセルするっ』
「ななし」
『ひゃっ!?お、下ろしてくださいっ』
「お互い満足できるセックス目指して頑張るで」
『落ち着いてください吾朗さん!』
「落ち着いとらんのはお前や。暴れんと大人しくしとき」
『もぉ!バカ!!』
こうして始まった真島とななし(かなり不本意だが)の特訓…という名のセックス。
今日という日を境に真島から"寸止め"というプレイを強要されることとなるななし。
最終的にななしは今よりも数段感度が増し、とても敏感になるのだが彼らがそれを知るのはまだ先の話だ。
ODAIBAKO様よりお題頂きました。
続きます!
おもちゃとか使う裏をかきたいと思っている( ˇωˇ )
ななしちゃんは寝落ちしてしまうことに罪悪感を感じてるけど、人並み以上に体力はある模様(無自覚)
真島はそんなななしが何回もイッてくれるのが嬉しいし、幸せ。もっと見たいと思っているくらい。
でも悩んでいるなら手を貸してあげる紳士です!(ちょっかいをかける変態です!)