小話集1
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(真島/恋人/R15)
真島の逞しい腕の中には、すよすよと寝息をたてているななしがすっぽりと収められていた。
彼女は真島との激しい情事を終えた後気絶するように眠ってしまった為、一糸まとわぬ状態である。
汗ばみ額に張り付く前髪をかきあげた真島は眠るななしの首に顔を埋めた。
白くもちもちとした肌に鼻先を触れ合わせ、その温もりや心地良さに浸る。
情事後の甘やかで、少し体が熱くなるような香りを胸いっぱいに吸い込むとなんとも言えぬ気持ちになってくる。
何度も貪りあって最終的にはななしが寝落ちしてしまうほど激しい目交いだったにも関わらず、再び下半身が反応してくるのだから、自分の性欲の強さには呆れるばかりだ。
しかしこれ以上ななしに手を出す訳には行かない。平日であるし明日も早朝から仕事なのだから。
真島はなおも顔を埋めたままではあったが、ななしを無理に起こすようなことはしなかった。
「………」
しかし一度昂った下半身の熱は、ななしを前にして治まるはずも無く。
寧ろ香りと柔らかさを感じてどんどんと怒張していき、終いにはには腹にくっついてしまうほど勃起していた。
ここまで興奮してしまうと、一度"解放"しなければ勃起は治まらないだろう。
「…まぁ、ええか…」
こうなってしまっては仕方がない、どの道このままでは眠ることさえ出来ないのだから潔く"出して"やろう。
真島は自己完結した後、ななしを起こさないようにそっと回していた腕を離した。
そのまま右手で己の反り立つ中心部を握り、ななしの柔らかな首筋に唇を寄せる。
「はぁ…ななし……ななしっ」
その白く柔らかい肌に吸い付き幾つものキスマークを付けながら、真島は一人自慰行為に耽った。
*********
『えぁ!?!?』
それは早朝の出来事。
真島が眠る寝室まで聞こえてくるほど大きなななしの声が轟いた。
ななしの驚いたような大きな叫び声に反射的に飛び起きた真島はベッドから飛び降り、急いで彼女の声が聞こえてきた洗面所に向かった。
勢いよく開かれた洗面所の扉は、壁に激突しドガァンと鈍い音を響かせる。
真島は反動で戻ってくる扉を縫うようにしてななしがいる洗面所の中に体を滑り込ませた。
「どないしてん!?」
『ど、どないしてんじゃないですよ!』
「あ!?」
そこには朝早く風呂に入ったのかバスタオル一枚を身に纏ったななしが鏡の前いた。
彼女は真島に気がつくとプンプンと怒ったように頬を膨らませ彼にズイズイと詰め寄る。
そして自身の首筋を指さしながら言うのだ。
『吾朗さん、付けすぎです!!』と。
指を指している箇所には赤いキスマークが所狭しと付けられている。
それら全ては昨日の夜、ななしが寝た後に有り余った性欲を解き放つ際に付けたものだ。
真島はようやく彼女が驚いてプンプンと怒っている理由を知る。
「なんやねん、そないな事で朝から叫ぶなや」
『さ、叫びますよ!多すぎて蕁麻疹かと思いましたもん!』
「俺が付けたキスマを蕁麻疹呼ばわりすな」
『今までにないくらい多いんですもん!びっくりもしますよ』
「……」
真島は寝起きの隻眼を何度か瞬かせてななしの肌に視線を向けた。
彼女の言う通り白い首筋や鎖骨、胸元、項、背中の広範囲に赤いキスマークがそれはもう沢山ついていた。キスマークのひとつひとつの間隔が狭くパッと見ると確かに蕁麻疹に見えなくもない。
それにななしの肌が白いということもあり、殊更目立っているようだ。
『ひゃっ、百歩譲って多いのはいいですけど…こんなに上の方に付けたら見えちゃうじゃないですか!』
「ええやんけ。見せつけたれや」
『何言ってるんですか〜!一個だけならまだしも…何十個もみせられないでしょう?』
「俺はななしが付けたもんなら堂々と見せれんで?百個でも、千個でもな」
『もう、またそんなこと言って…』
「それともなんや。俺がつけたのが気に入らんのか?」
『そういう訳ではないですけど…だって、は、恥ずかしじゃないですか…。周りにそういう事したって公言してるみたいで…』
「事実やしのぉ」
『意地悪言わないでくださいよぉ』
「それにこれはな俺の気持ちなんやでななし」
『気持ちですか?』
「せや、俺がななしを好きって気持ちの目に見える証や」
『……ん!ちょっと吾朗さんっ!』
真島は恥ずかしいからと赤くなってたななしを抱き寄せると、赤い花弁が沢山散りばめられている首筋に唇を寄せた。
そしてもう既に沢山ついているキスマークの上から、真新しいものをつけるように肌をキツく吸い上げる。
幾許か抵抗をして暴れているななしだが、抱きしめてしまえばどうということは無い。
『だ、だめです!』と身動ぎするななしの爽やかな香りを楽しみながら真島はなおも肌を吸い上げた。
沢山つけたのは申し訳ないが、嫌がらせなどではない。
これらは全てななしに対する甘やかな気持ちの現れなのだ。
柔らかくて可愛いくて優しくて、愛おしい。そんな恋人への愛を認 めたキスマーク。
それから僅かばかりの独占欲。
他者への牽制。
邪で自分本位な感情も些か入り交じっているが、全ては愛ゆえだ。
「俺からの愛伝わったやろ?」
『ん、もぅ、わかったからぁ…付けないでください』
「ヒヒッ!涙目になるほど嬉しいんか??可愛ええやっちゃなぁ」
『意地悪ばっかりするんだから…今日は事務所行かないです』
「ええで。向かいに行ったるわ」
『来なくていいですぅ』
「そないなこと言うなや。一緒に夜飯食えんで?」
『…家で一人で食べます』
「ほな、俺は韓来でも行こうかのぉ」
『……か、韓来行くならアタシも行きます…』
「ヒヒッ!ええで俺が奢ったるわ」
『……迎えも来てくださいね』
「おう、ええで」
『あと…吾朗さん』
「ん?」
『動かないでくださいね?』
「なんやねん」
腕の中にいるななしを見下ろせば赤くなりながらゆっくりと背伸びをしていた。
言われた通り動かずに待っていると背伸びをしたななしは、そのまま首筋にチュッと唇を寄せてくる。
ふっくらとした唇の感触の次に湿った舌が肌を這うと、粘膜特有の生温かさがして肌が粟立った。
『んっ……ふふ出来た』
最後にジュッと肌を吸い上げたななしは体を離すと満足そうに自身がつけたキスマークを撫でた。
『貰ってばかりだからアタシの気持ちもここにつけときますね?もちろん隠さず過ごしてください』
「……お前、煽っとるやろ」
『ふふふ、全然煽って無いです』
「今夜覚えとけよ」
『え?韓来ですよね??楽しみにしてますね〜!』
「そうやないわ!」
『アタシ、会社に行くために準備してきますねー!』
「そのままリビング行かんとはよ服着ぃ!」
真島がそう咎めるもななしは楽しそうに笑いながら洗面所から出ていってしまった。
残された真島は自由奔放なななしに翻弄されて、昨晩のように中心部を固くさせてしまっている。
ななしを好きすぎるがゆえ、体が反応するのも仕方がないがここまでくると絶倫という言葉を凌駕してしまっている気がする。
今ななしを追いかければバスタオル一枚の姿にもっと興奮してしまうのだろうか。
「否定できひん」
自身の我慢の無さにため息が溢れた真島。
一度冷静になるために冷水で顔を洗い目を覚まそう。
きっと今より幾分もマシになるはずだ。
真島は洗面台で落ち着くために顔を洗う。
冷たい水は心地よく心も汚れも洗い流してくれるようだった。
「はぁ」と息をつき濡れた顔を吹くために手探りでタオルを掴むのだが。
これだと手に取ったのはななしが着用している際どい黒色の下着で。
「……」
せっかく落ち着いてきたはずだったのだか、手に取ったものがななしのいやらしい下着だったばかりに真島の下半身は静まるどころか質量を増してしまった。
「ななしーー!」
『えっ!?』
今度は真島の声が二人の住むマンションに響き渡るのだった。
(ななしがその気なら俺かて乗ったるわ!)
(なんです?アタシはキスマ隠すのでいそがしいんですぅぅえ!?吾朗さん、なんで全裸なんです!?…勃っ!?)
(お前なに全裸に動揺しとんねん。さっき普通にキスマ付けてきたくせに)
(…見えなかった…)
(そんだけ胸がデカいと下見えんのやなぁ。それよりこれどうすんねん?あ?)
(し、知りませんよ〜!アタシ関係ないですもん)
(ななしの下着で勃起したんやで?)
(吾朗さんはちょっとスケベが過ぎるんじゃないですか!?)
(どれもこれもななしのせいや。お前が可愛くてしゃあないしや)
(また適当言ってる!ちょ、やめっ!吾朗さん待って!)
(待たんわアホ)
この後無事に遅刻する笑
真島の逞しい腕の中には、すよすよと寝息をたてているななしがすっぽりと収められていた。
彼女は真島との激しい情事を終えた後気絶するように眠ってしまった為、一糸まとわぬ状態である。
汗ばみ額に張り付く前髪をかきあげた真島は眠るななしの首に顔を埋めた。
白くもちもちとした肌に鼻先を触れ合わせ、その温もりや心地良さに浸る。
情事後の甘やかで、少し体が熱くなるような香りを胸いっぱいに吸い込むとなんとも言えぬ気持ちになってくる。
何度も貪りあって最終的にはななしが寝落ちしてしまうほど激しい目交いだったにも関わらず、再び下半身が反応してくるのだから、自分の性欲の強さには呆れるばかりだ。
しかしこれ以上ななしに手を出す訳には行かない。平日であるし明日も早朝から仕事なのだから。
真島はなおも顔を埋めたままではあったが、ななしを無理に起こすようなことはしなかった。
「………」
しかし一度昂った下半身の熱は、ななしを前にして治まるはずも無く。
寧ろ香りと柔らかさを感じてどんどんと怒張していき、終いにはには腹にくっついてしまうほど勃起していた。
ここまで興奮してしまうと、一度"解放"しなければ勃起は治まらないだろう。
「…まぁ、ええか…」
こうなってしまっては仕方がない、どの道このままでは眠ることさえ出来ないのだから潔く"出して"やろう。
真島は自己完結した後、ななしを起こさないようにそっと回していた腕を離した。
そのまま右手で己の反り立つ中心部を握り、ななしの柔らかな首筋に唇を寄せる。
「はぁ…ななし……ななしっ」
その白く柔らかい肌に吸い付き幾つものキスマークを付けながら、真島は一人自慰行為に耽った。
*********
『えぁ!?!?』
それは早朝の出来事。
真島が眠る寝室まで聞こえてくるほど大きなななしの声が轟いた。
ななしの驚いたような大きな叫び声に反射的に飛び起きた真島はベッドから飛び降り、急いで彼女の声が聞こえてきた洗面所に向かった。
勢いよく開かれた洗面所の扉は、壁に激突しドガァンと鈍い音を響かせる。
真島は反動で戻ってくる扉を縫うようにしてななしがいる洗面所の中に体を滑り込ませた。
「どないしてん!?」
『ど、どないしてんじゃないですよ!』
「あ!?」
そこには朝早く風呂に入ったのかバスタオル一枚を身に纏ったななしが鏡の前いた。
彼女は真島に気がつくとプンプンと怒ったように頬を膨らませ彼にズイズイと詰め寄る。
そして自身の首筋を指さしながら言うのだ。
『吾朗さん、付けすぎです!!』と。
指を指している箇所には赤いキスマークが所狭しと付けられている。
それら全ては昨日の夜、ななしが寝た後に有り余った性欲を解き放つ際に付けたものだ。
真島はようやく彼女が驚いてプンプンと怒っている理由を知る。
「なんやねん、そないな事で朝から叫ぶなや」
『さ、叫びますよ!多すぎて蕁麻疹かと思いましたもん!』
「俺が付けたキスマを蕁麻疹呼ばわりすな」
『今までにないくらい多いんですもん!びっくりもしますよ』
「……」
真島は寝起きの隻眼を何度か瞬かせてななしの肌に視線を向けた。
彼女の言う通り白い首筋や鎖骨、胸元、項、背中の広範囲に赤いキスマークがそれはもう沢山ついていた。キスマークのひとつひとつの間隔が狭くパッと見ると確かに蕁麻疹に見えなくもない。
それにななしの肌が白いということもあり、殊更目立っているようだ。
『ひゃっ、百歩譲って多いのはいいですけど…こんなに上の方に付けたら見えちゃうじゃないですか!』
「ええやんけ。見せつけたれや」
『何言ってるんですか〜!一個だけならまだしも…何十個もみせられないでしょう?』
「俺はななしが付けたもんなら堂々と見せれんで?百個でも、千個でもな」
『もう、またそんなこと言って…』
「それともなんや。俺がつけたのが気に入らんのか?」
『そういう訳ではないですけど…だって、は、恥ずかしじゃないですか…。周りにそういう事したって公言してるみたいで…』
「事実やしのぉ」
『意地悪言わないでくださいよぉ』
「それにこれはな俺の気持ちなんやでななし」
『気持ちですか?』
「せや、俺がななしを好きって気持ちの目に見える証や」
『……ん!ちょっと吾朗さんっ!』
真島は恥ずかしいからと赤くなってたななしを抱き寄せると、赤い花弁が沢山散りばめられている首筋に唇を寄せた。
そしてもう既に沢山ついているキスマークの上から、真新しいものをつけるように肌をキツく吸い上げる。
幾許か抵抗をして暴れているななしだが、抱きしめてしまえばどうということは無い。
『だ、だめです!』と身動ぎするななしの爽やかな香りを楽しみながら真島はなおも肌を吸い上げた。
沢山つけたのは申し訳ないが、嫌がらせなどではない。
これらは全てななしに対する甘やかな気持ちの現れなのだ。
柔らかくて可愛いくて優しくて、愛おしい。そんな恋人への愛を
それから僅かばかりの独占欲。
他者への牽制。
邪で自分本位な感情も些か入り交じっているが、全ては愛ゆえだ。
「俺からの愛伝わったやろ?」
『ん、もぅ、わかったからぁ…付けないでください』
「ヒヒッ!涙目になるほど嬉しいんか??可愛ええやっちゃなぁ」
『意地悪ばっかりするんだから…今日は事務所行かないです』
「ええで。向かいに行ったるわ」
『来なくていいですぅ』
「そないなこと言うなや。一緒に夜飯食えんで?」
『…家で一人で食べます』
「ほな、俺は韓来でも行こうかのぉ」
『……か、韓来行くならアタシも行きます…』
「ヒヒッ!ええで俺が奢ったるわ」
『……迎えも来てくださいね』
「おう、ええで」
『あと…吾朗さん』
「ん?」
『動かないでくださいね?』
「なんやねん」
腕の中にいるななしを見下ろせば赤くなりながらゆっくりと背伸びをしていた。
言われた通り動かずに待っていると背伸びをしたななしは、そのまま首筋にチュッと唇を寄せてくる。
ふっくらとした唇の感触の次に湿った舌が肌を這うと、粘膜特有の生温かさがして肌が粟立った。
『んっ……ふふ出来た』
最後にジュッと肌を吸い上げたななしは体を離すと満足そうに自身がつけたキスマークを撫でた。
『貰ってばかりだからアタシの気持ちもここにつけときますね?もちろん隠さず過ごしてください』
「……お前、煽っとるやろ」
『ふふふ、全然煽って無いです』
「今夜覚えとけよ」
『え?韓来ですよね??楽しみにしてますね〜!』
「そうやないわ!」
『アタシ、会社に行くために準備してきますねー!』
「そのままリビング行かんとはよ服着ぃ!」
真島がそう咎めるもななしは楽しそうに笑いながら洗面所から出ていってしまった。
残された真島は自由奔放なななしに翻弄されて、昨晩のように中心部を固くさせてしまっている。
ななしを好きすぎるがゆえ、体が反応するのも仕方がないがここまでくると絶倫という言葉を凌駕してしまっている気がする。
今ななしを追いかければバスタオル一枚の姿にもっと興奮してしまうのだろうか。
「否定できひん」
自身の我慢の無さにため息が溢れた真島。
一度冷静になるために冷水で顔を洗い目を覚まそう。
きっと今より幾分もマシになるはずだ。
真島は洗面台で落ち着くために顔を洗う。
冷たい水は心地よく心も汚れも洗い流してくれるようだった。
「はぁ」と息をつき濡れた顔を吹くために手探りでタオルを掴むのだが。
これだと手に取ったのはななしが着用している際どい黒色の下着で。
「……」
せっかく落ち着いてきたはずだったのだか、手に取ったものがななしのいやらしい下着だったばかりに真島の下半身は静まるどころか質量を増してしまった。
「ななしーー!」
『えっ!?』
今度は真島の声が二人の住むマンションに響き渡るのだった。
(ななしがその気なら俺かて乗ったるわ!)
(なんです?アタシはキスマ隠すのでいそがしいんですぅぅえ!?吾朗さん、なんで全裸なんです!?…勃っ!?)
(お前なに全裸に動揺しとんねん。さっき普通にキスマ付けてきたくせに)
(…見えなかった…)
(そんだけ胸がデカいと下見えんのやなぁ。それよりこれどうすんねん?あ?)
(し、知りませんよ〜!アタシ関係ないですもん)
(ななしの下着で勃起したんやで?)
(吾朗さんはちょっとスケベが過ぎるんじゃないですか!?)
(どれもこれもななしのせいや。お前が可愛くてしゃあないしや)
(また適当言ってる!ちょ、やめっ!吾朗さん待って!)
(待たんわアホ)
この後無事に遅刻する笑