小話集1
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
(真島/恋人)
*組長真島(ゴロ美)④~⑥のお話とやんわり繋がってます
『衣替えの季節ですね〜吾朗さん』
「せやな」
『夏もそのジャケットで過ごすんですか?』
「おう、俺のこだわりやしな」
『こだわりですか…』
分厚いパイソン柄のジャケットを素肌に羽織っている
真島。
寒さの厳しい冬も終わり震えることはなくなっただろうが、次は夏という非常に厄介な季節が来る。
例えボタンを止めず全開にし腹を出していても、少し厚手のジャケットが肌に触れるだけできっと物凄く暑いだろう。加えて真島は黒の革手袋も愛用している。
太陽が燦々と照りつける夏場は絶対に手袋の中も暑いだろうし、蒸れるだろう。
ななしからするともう脱いで涼しい服着ればいいじゃないと思うのだが、本人はこだわりぬいた服装だから変えられないととても頑なだ。
熱中症とか日射病になったらどうするつもりか。
そう言ってやりたかったがきっと「そんなヤワやない」と帰ってくるに決まっている。
本人が暑くても寒くてもその格好がいいと言うなら、最早ななしが口を出したところでどうにもならないだろう。
ななしは敢えてそれ以上追求することはしなかった。
『アイス沢山食べましょうね。吾朗さん』
「なんでやねん」
『今年の夏も乗り切るために冷たいアイスで体を冷やすんです』
「毎年どうにかなっとるし問題ないやろ、それよりななしは薄着すぎるんやないか?」
『え?そうですか?』
「かなり胸元空いとるやんけ」
『普通のVネックですよ。別に胸元も見えないですし薄着と言うほどじゃないでしょ』
「あ?せやったらお前これ拾てみぃ」
『え?あ、ちょっと吾朗さん』
真島はそう言うと手近にあったボールペンをななしの足元に向かってポンと投げた。
『もう、普通にしゃがめば見えないですって』
真島がボールペンを投げた理由が何となく分かったななし。
胸元が開きすぎだと文句を付ける真島はきっとものなどを落としてしまい拾う際に、ブラウスの襟の部分から胸元が見えると言いたいのだろう。
確かに腰を屈めることなく膝を伸ばした状態で腕だけを使って拾えば、服がたるみ隙間から胸元が見えてしまうかも知れない。
しかしきちんとしゃがんでから拾えば服がたるむことも無いし、誰からも胸元は見えないだろう。
と言うか、わざわざ胸元をみる人もそうそういないだろうと思うのだが。
ななしは『見えないでしょう?』としっかりしゃがんでボールペンを拾うと、腕組みをしている真島に差し出した。
しかし真島は未だに腕組みをしたままボールペンを受け取ることなく此方を見下ろしてくる。
『どうしたんですか?』
「足」
『足?』
「しゃがんだ時」
『ご、吾朗さん!?』
「ここまで見えとんで」
未だに鋭い目付きで此方を見下ろしてくる真島はおもむろに手を伸ばしたかと思うと、ななしの履いていたブラウンのタイトスカートの裾をまくり上げたのだ。
下着までは見えないが太もものかなり上までまくり挙げられたななしは恥ずかしさとおどろきで顔に熱が集まってくる。
なんとか真島の手を止めるように掴み『離してくださいっ』と抗議するも彼には聞こえていないようで。
掴んでいる手は中々離れることは無かった。
『そんな上まで見えてませんっ』
「しゃがんだ時ばっちり見えたで、お前ホンマにこれで仕事行こうと思っとったんか?」
『そ、そうですけど!?』
「あほか、こんなもん生足見てください言うとるようなもんやんけ!」
『何言ってるんですか!見せるわけ無いでしょう!だいたい普通の人はそう言う場所をわざわざ見ないんです!』
「男なんて皆スケベないきもんや。そこに生足谷間があったら見るに決まっとるやろ!」
『アタシは物落としたりしないんで大丈夫なんです!』
「不注意で落とすことあるかもしれんやろ!」
『お、落とさないってば〜』
「ななしがおっちょこちょいなのを俺はよう知っとんねん」
『ひ、酷い!』
「そん時しゃがんで拾てみぃ!見せもんになるだけや!」
尚も食い下がり続ける真島。
なにが彼をそこまで突き動かすのか、絶対にそんなに上までは見えないのに。
スカートを上げようとする真島と下げようとするななし。
お互い力を緩める事がなくなかなか決着がつかない。
『もう吾朗さん破けちゃいます!』と猛抗議を繰り返していると、真島は急に何を思ったか押し問答を繰り返していたななしをヒョイっと抱き上げたのだ。
急な浮遊感に襲われたななしは短い悲鳴を上げ真島にしがみつた。
スカートから手は離れたものの、急に地面から浮いてしまってとても驚いてしまったななしは『どうしたんですか!?』と真島の行動の意味が分からず狼狽えてしまう。
無言のまま連れてこられたのは真島が仕事をする際に使用している大きな机だ。
その大きく荘厳な机に座らせるように降ろされた後、ゆっくりと覆いかぶさって来る真島。
しかも再びスカートの裾を掴み捲りあげてくる。
『な、何してるんですか!?ここ貴方の事務所ですよ!』
「ななしがその格好で仕事行くって聞かんさかい仕方ないわ思てな、俺にも考えがあんねん」
『か、考え?』
「ヒヒッ、いやでも生足出せんようにしてやればええねん」
『どういう…うひゃ!?ご、吾朗さん!!何してるんですか!?』
がっちり太ももを掴まれると次に訪れたのはぬるりとした生暖かい感触。
これは…真島の舌だ!と理解した矢先に、太ももの柔らかい部分に歯が優しくくい込んだ。
痛みなどは無かったがあまりにも擽ったくて、ななしは咄嗟に体をビクッと揺らしてしまった。
「ななし、お前の足は誰のもんや?」
『ア、アタシのですよ!』
「あ?」
『ん!ちょっとっ!ま、待って!』
「もっかい言うてみ」
『ア、アタシ兼吾朗さんのですっ』
「せやろが。俺の足を他のもんに見せてもええんか?」
『み、見せないってば』
「スカートは脛か足首のやつにせぇ。他はアカン」
『もう、パンツしか履かないもん。吾朗さんとのデートも絶対履かない』
「あ?俺ん時はチョンチョンでもええねん」
『元々そんなに短いのは履きません!』
まさか生足にここまで執着しているとは思ってもいなかった。
真島の新たな一面を垣間見てしまった気がする。
だが、つい先日。
ゴロ美の姿で街を練り歩く真島が、背中や刺青を惜しみなく晒していた事に腹を立てたのは記憶に新しい。
その般若や普段は見えない手袋の下の手を見ず知らずの誰かが目撃するというのはななしにとってかなり面白くなかった。
もしかすると今の真島もその時と同じような心境なのかもしれない。
誰にも見せたくない、暴かせたくない。
自分だけが知っている恋人の色々な部分。
それを見ず知らずの人に見られる(絶対見られるという訳では無いのだが…)のはななしと同じで真島も面白くないのだろう。
『…じゃこの服…吾朗さんとのデートに着ますね。それで満足ですか?』
「言うたな?嘘はアカンで?」
『嘘は着きません。それに』
「それに?」
『まぁ、恋人の肌を見せたくないって気持ちも分からなくは無いんでこれからはそれなりに気をつけます。夏になるんで多少の薄手は我慢してもらいたいですけど』
「多少なら許したる。俺かて心の狭い男やないしな」
『……?』
「その目は止めぇ」
『ふふ、気にしすぎです。普通の目です』
真島がゆっくりと手を引き体を起こしてくれた。
どうやら満足したらしい。
服を制限されてしいまうのはやりすぎな気もしたが、恋人の肌を誰かに見せるのは嫌だと思う気持ちも分かってしまって。
結局ああだこうだと文句を並べても最終的には全て受け入れてしまう。
これが所謂"恋は盲目"というやつなのかもしれない。
真島にも、そして自分にも言えることだ。
『吾朗さんて脚フェチなんですね』
「…」
お粗末。
真島さんはななしちゃん(限定)の脚フェチです。
*組長真島(ゴロ美)④~⑥のお話とやんわり繋がってます
『衣替えの季節ですね〜吾朗さん』
「せやな」
『夏もそのジャケットで過ごすんですか?』
「おう、俺のこだわりやしな」
『こだわりですか…』
分厚いパイソン柄のジャケットを素肌に羽織っている
真島。
寒さの厳しい冬も終わり震えることはなくなっただろうが、次は夏という非常に厄介な季節が来る。
例えボタンを止めず全開にし腹を出していても、少し厚手のジャケットが肌に触れるだけできっと物凄く暑いだろう。加えて真島は黒の革手袋も愛用している。
太陽が燦々と照りつける夏場は絶対に手袋の中も暑いだろうし、蒸れるだろう。
ななしからするともう脱いで涼しい服着ればいいじゃないと思うのだが、本人はこだわりぬいた服装だから変えられないととても頑なだ。
熱中症とか日射病になったらどうするつもりか。
そう言ってやりたかったがきっと「そんなヤワやない」と帰ってくるに決まっている。
本人が暑くても寒くてもその格好がいいと言うなら、最早ななしが口を出したところでどうにもならないだろう。
ななしは敢えてそれ以上追求することはしなかった。
『アイス沢山食べましょうね。吾朗さん』
「なんでやねん」
『今年の夏も乗り切るために冷たいアイスで体を冷やすんです』
「毎年どうにかなっとるし問題ないやろ、それよりななしは薄着すぎるんやないか?」
『え?そうですか?』
「かなり胸元空いとるやんけ」
『普通のVネックですよ。別に胸元も見えないですし薄着と言うほどじゃないでしょ』
「あ?せやったらお前これ拾てみぃ」
『え?あ、ちょっと吾朗さん』
真島はそう言うと手近にあったボールペンをななしの足元に向かってポンと投げた。
『もう、普通にしゃがめば見えないですって』
真島がボールペンを投げた理由が何となく分かったななし。
胸元が開きすぎだと文句を付ける真島はきっとものなどを落としてしまい拾う際に、ブラウスの襟の部分から胸元が見えると言いたいのだろう。
確かに腰を屈めることなく膝を伸ばした状態で腕だけを使って拾えば、服がたるみ隙間から胸元が見えてしまうかも知れない。
しかしきちんとしゃがんでから拾えば服がたるむことも無いし、誰からも胸元は見えないだろう。
と言うか、わざわざ胸元をみる人もそうそういないだろうと思うのだが。
ななしは『見えないでしょう?』としっかりしゃがんでボールペンを拾うと、腕組みをしている真島に差し出した。
しかし真島は未だに腕組みをしたままボールペンを受け取ることなく此方を見下ろしてくる。
『どうしたんですか?』
「足」
『足?』
「しゃがんだ時」
『ご、吾朗さん!?』
「ここまで見えとんで」
未だに鋭い目付きで此方を見下ろしてくる真島はおもむろに手を伸ばしたかと思うと、ななしの履いていたブラウンのタイトスカートの裾をまくり上げたのだ。
下着までは見えないが太もものかなり上までまくり挙げられたななしは恥ずかしさとおどろきで顔に熱が集まってくる。
なんとか真島の手を止めるように掴み『離してくださいっ』と抗議するも彼には聞こえていないようで。
掴んでいる手は中々離れることは無かった。
『そんな上まで見えてませんっ』
「しゃがんだ時ばっちり見えたで、お前ホンマにこれで仕事行こうと思っとったんか?」
『そ、そうですけど!?』
「あほか、こんなもん生足見てください言うとるようなもんやんけ!」
『何言ってるんですか!見せるわけ無いでしょう!だいたい普通の人はそう言う場所をわざわざ見ないんです!』
「男なんて皆スケベないきもんや。そこに生足谷間があったら見るに決まっとるやろ!」
『アタシは物落としたりしないんで大丈夫なんです!』
「不注意で落とすことあるかもしれんやろ!」
『お、落とさないってば〜』
「ななしがおっちょこちょいなのを俺はよう知っとんねん」
『ひ、酷い!』
「そん時しゃがんで拾てみぃ!見せもんになるだけや!」
尚も食い下がり続ける真島。
なにが彼をそこまで突き動かすのか、絶対にそんなに上までは見えないのに。
スカートを上げようとする真島と下げようとするななし。
お互い力を緩める事がなくなかなか決着がつかない。
『もう吾朗さん破けちゃいます!』と猛抗議を繰り返していると、真島は急に何を思ったか押し問答を繰り返していたななしをヒョイっと抱き上げたのだ。
急な浮遊感に襲われたななしは短い悲鳴を上げ真島にしがみつた。
スカートから手は離れたものの、急に地面から浮いてしまってとても驚いてしまったななしは『どうしたんですか!?』と真島の行動の意味が分からず狼狽えてしまう。
無言のまま連れてこられたのは真島が仕事をする際に使用している大きな机だ。
その大きく荘厳な机に座らせるように降ろされた後、ゆっくりと覆いかぶさって来る真島。
しかも再びスカートの裾を掴み捲りあげてくる。
『な、何してるんですか!?ここ貴方の事務所ですよ!』
「ななしがその格好で仕事行くって聞かんさかい仕方ないわ思てな、俺にも考えがあんねん」
『か、考え?』
「ヒヒッ、いやでも生足出せんようにしてやればええねん」
『どういう…うひゃ!?ご、吾朗さん!!何してるんですか!?』
がっちり太ももを掴まれると次に訪れたのはぬるりとした生暖かい感触。
これは…真島の舌だ!と理解した矢先に、太ももの柔らかい部分に歯が優しくくい込んだ。
痛みなどは無かったがあまりにも擽ったくて、ななしは咄嗟に体をビクッと揺らしてしまった。
「ななし、お前の足は誰のもんや?」
『ア、アタシのですよ!』
「あ?」
『ん!ちょっとっ!ま、待って!』
「もっかい言うてみ」
『ア、アタシ兼吾朗さんのですっ』
「せやろが。俺の足を他のもんに見せてもええんか?」
『み、見せないってば』
「スカートは脛か足首のやつにせぇ。他はアカン」
『もう、パンツしか履かないもん。吾朗さんとのデートも絶対履かない』
「あ?俺ん時はチョンチョンでもええねん」
『元々そんなに短いのは履きません!』
まさか生足にここまで執着しているとは思ってもいなかった。
真島の新たな一面を垣間見てしまった気がする。
だが、つい先日。
ゴロ美の姿で街を練り歩く真島が、背中や刺青を惜しみなく晒していた事に腹を立てたのは記憶に新しい。
その般若や普段は見えない手袋の下の手を見ず知らずの誰かが目撃するというのはななしにとってかなり面白くなかった。
もしかすると今の真島もその時と同じような心境なのかもしれない。
誰にも見せたくない、暴かせたくない。
自分だけが知っている恋人の色々な部分。
それを見ず知らずの人に見られる(絶対見られるという訳では無いのだが…)のはななしと同じで真島も面白くないのだろう。
『…じゃこの服…吾朗さんとのデートに着ますね。それで満足ですか?』
「言うたな?嘘はアカンで?」
『嘘は着きません。それに』
「それに?」
『まぁ、恋人の肌を見せたくないって気持ちも分からなくは無いんでこれからはそれなりに気をつけます。夏になるんで多少の薄手は我慢してもらいたいですけど』
「多少なら許したる。俺かて心の狭い男やないしな」
『……?』
「その目は止めぇ」
『ふふ、気にしすぎです。普通の目です』
真島がゆっくりと手を引き体を起こしてくれた。
どうやら満足したらしい。
服を制限されてしいまうのはやりすぎな気もしたが、恋人の肌を誰かに見せるのは嫌だと思う気持ちも分かってしまって。
結局ああだこうだと文句を並べても最終的には全て受け入れてしまう。
これが所謂"恋は盲目"というやつなのかもしれない。
真島にも、そして自分にも言えることだ。
『吾朗さんて脚フェチなんですね』
「…」
お粗末。
真島さんはななしちゃん(限定)の脚フェチです。