ミニ小話
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*ちょっとマニアック
ななしの恋人である真島とはとても男らしい。
曲がったことを嫌うまっすぐな性格や、義理堅い心根。
身長も高く、痩身だがしっかりと筋肉のついた体。
顔つきや声、威圧感満載の髭。眼帯や刺青もななしにとっては男らしいと思えるものだ。
真島が男らしいと感じられる部分は数多いが、その中でも取り分けななしが彼を男らしいと認識している部分があった。
それは真島の体の至る所に浮かんだ青白い血管である。
手の甲や腕等筋肉に紛れて浮かび上がった血管はななしにとってそれはもう男らしいと思えるものであった。
抱きしめられたりする際などにちらりと血管が見えると逞しさや色気に魅了されてドキドキと心臓が早鐘を打つほど
今だってベッドに上半身裸のまま寝転がる真島の色んな部位の血管は晒されており、隣で寛いでいたななしはそれら全てに男らしさと妙なエロスを感じ心臓を高鳴らせている最中だ。
『……』
ななしは寝転がる真島の下腹部をじっとりと眺める。
見つめる先には引き締まった腹筋から臍、鼠径部にへと続いている一筋の血管があり、ななしのお気に入りで1番男らしいと思える血管だ。
下腹部にぽっこりと浮き出ているため何となく硬そうにも見えるのだが、触ってみると実は思っているよりもずっとずっと柔らかい。
そんな見た目との差異もななしがお気に入りである理由の1つだ。
ななしは寝転がる真島の下腹部を指の腹で撫でゆっくりと血管に触れた。
柔らかさを堪能するようにぷにぷにと優しく押しつぶすと真島は驚いたように体を揺らし「何しとんねん」とジト目でこちらを見つめてくる。
同時に違和感を感じたであろう下腹部の筋肉や血管もピクッと反応し揺れ動いた。
その様がまるでセックスの時に気持ちがいいとヒクヒク痙攣する真島の腹筋の動作とよく似ていて、ななしは思わずゴクリと喉を鳴らしてしまった。
別にいやらしいことをしている訳では無い。
たんなるスキンシップに過ぎないのだが、腹筋や血管が動く様子を見ただけで連日行われる激しい情事を思い起こしてしまい、ななしの下半身がズクズクと熱く疼き始めた。
こんな事で興奮するなんて、いつから変態になってしまったのか。
心の中は自身の変態具合に呆れ果てているが、同時に恋人があまりに男らしく格好いいのだからこうなるのも仕方がないのかもしれないという諦めの感情も多い。
───そうだ、全ては吾朗さんがあまりにも魅力的で格好いいのがいけないんだ!
変に責任転嫁をしながらななしは半身を起こしこちらを見つめる真島を見つめ返した。
「なんちゅう目で見とんのや」
『…ふっ、普通です』
「………」
『………』
「…ヒヒッ!なんや、俺は今からななしに食べられるんか?」
『た、食べませんよ…お腹壊しちゃう』
「俺の下っ腹弄り回してよぉ言うわ」
『ち、違いますっ!血管を触ってたんです』
「あぁ?血管ん?」
『そう、この浮き出た血管があまりにも素敵だから…』
「ななし、お前…案外マニアックやな」
『……言っときますけどアタシがマニアックになったのは吾朗さんのせいだからね!貴方が格好いいから色々…か、開花しちゃうんですよ?』
「ヒヒッ!ほうか、俺のせいで開花してまうんか」
『そうです!絶対そうです!』
何故かニヤニヤと楽しそうに口角を上げている真島にからかわれているようでなんとも解せない。
ななしはムスッと頬に空気を入れ、ケタケタ笑っている真島の血管を再び押しつぶした。
『……責任とってくださいね』
「あぁ?何の責任とんねん」
『アタシの特殊性癖を開花させた責任です。一生掛けて世話しくださいね』
「ヒヒッ!そら、俺の責任かもしれへんなぁ。しゃぁない、ちゃぁんと死ぬまで責任持って世話したるわ」
『…約束ですよ?』
「当たり前やろ」
『ふふ、信じてます』
「ほな、試しに今から"世話"したるか」
『ん?今から…わっ!』
そう言うと真島は腹筋に触れていたななしの手を取り、空いた手で太ももを押し上げた。
そのまま太ももを持ち上げられななしの体はころんと転がる。
押し倒されたのだと頭で理解した頃には既に屈強な真島が馬乗りになっている状態であった。
ななしは目の前に広がる真島の顔を見、頬を赤らめた。
『ご、吾朗さん…今からするの?』
「おう。これが俺なりの"世話"や」
『…えっち』
「どの口が言うとんねん」
『ふふ、アタシのこの口ですよ?』
「えろうお喋りな口や。暫く塞いどかなアカンなぁ」
『いいよ、吾朗さんの口で塞いでください』
「…言われんでも俺の口で塞いだるわ」
『んっ…』
押し倒す真島の逞しい二の腕に浮き出た血管を、ムニムニと指で撫でつけながらななしはゆっくりと瞳を閉じた。
唇に訪れた柔らかくカサついた感触も、指先に触れる独特の柔らかさも、どれも心地いい。
ななしは淡い快感に身を溶かしながらも、『んふふ』嬉しそうに笑ったのだった。
ななしの恋人である真島とはとても男らしい。
曲がったことを嫌うまっすぐな性格や、義理堅い心根。
身長も高く、痩身だがしっかりと筋肉のついた体。
顔つきや声、威圧感満載の髭。眼帯や刺青もななしにとっては男らしいと思えるものだ。
真島が男らしいと感じられる部分は数多いが、その中でも取り分けななしが彼を男らしいと認識している部分があった。
それは真島の体の至る所に浮かんだ青白い血管である。
手の甲や腕等筋肉に紛れて浮かび上がった血管はななしにとってそれはもう男らしいと思えるものであった。
抱きしめられたりする際などにちらりと血管が見えると逞しさや色気に魅了されてドキドキと心臓が早鐘を打つほど
今だってベッドに上半身裸のまま寝転がる真島の色んな部位の血管は晒されており、隣で寛いでいたななしはそれら全てに男らしさと妙なエロスを感じ心臓を高鳴らせている最中だ。
『……』
ななしは寝転がる真島の下腹部をじっとりと眺める。
見つめる先には引き締まった腹筋から臍、鼠径部にへと続いている一筋の血管があり、ななしのお気に入りで1番男らしいと思える血管だ。
下腹部にぽっこりと浮き出ているため何となく硬そうにも見えるのだが、触ってみると実は思っているよりもずっとずっと柔らかい。
そんな見た目との差異もななしがお気に入りである理由の1つだ。
ななしは寝転がる真島の下腹部を指の腹で撫でゆっくりと血管に触れた。
柔らかさを堪能するようにぷにぷにと優しく押しつぶすと真島は驚いたように体を揺らし「何しとんねん」とジト目でこちらを見つめてくる。
同時に違和感を感じたであろう下腹部の筋肉や血管もピクッと反応し揺れ動いた。
その様がまるでセックスの時に気持ちがいいとヒクヒク痙攣する真島の腹筋の動作とよく似ていて、ななしは思わずゴクリと喉を鳴らしてしまった。
別にいやらしいことをしている訳では無い。
たんなるスキンシップに過ぎないのだが、腹筋や血管が動く様子を見ただけで連日行われる激しい情事を思い起こしてしまい、ななしの下半身がズクズクと熱く疼き始めた。
こんな事で興奮するなんて、いつから変態になってしまったのか。
心の中は自身の変態具合に呆れ果てているが、同時に恋人があまりに男らしく格好いいのだからこうなるのも仕方がないのかもしれないという諦めの感情も多い。
───そうだ、全ては吾朗さんがあまりにも魅力的で格好いいのがいけないんだ!
変に責任転嫁をしながらななしは半身を起こしこちらを見つめる真島を見つめ返した。
「なんちゅう目で見とんのや」
『…ふっ、普通です』
「………」
『………』
「…ヒヒッ!なんや、俺は今からななしに食べられるんか?」
『た、食べませんよ…お腹壊しちゃう』
「俺の下っ腹弄り回してよぉ言うわ」
『ち、違いますっ!血管を触ってたんです』
「あぁ?血管ん?」
『そう、この浮き出た血管があまりにも素敵だから…』
「ななし、お前…案外マニアックやな」
『……言っときますけどアタシがマニアックになったのは吾朗さんのせいだからね!貴方が格好いいから色々…か、開花しちゃうんですよ?』
「ヒヒッ!ほうか、俺のせいで開花してまうんか」
『そうです!絶対そうです!』
何故かニヤニヤと楽しそうに口角を上げている真島にからかわれているようでなんとも解せない。
ななしはムスッと頬に空気を入れ、ケタケタ笑っている真島の血管を再び押しつぶした。
『……責任とってくださいね』
「あぁ?何の責任とんねん」
『アタシの特殊性癖を開花させた責任です。一生掛けて世話しくださいね』
「ヒヒッ!そら、俺の責任かもしれへんなぁ。しゃぁない、ちゃぁんと死ぬまで責任持って世話したるわ」
『…約束ですよ?』
「当たり前やろ」
『ふふ、信じてます』
「ほな、試しに今から"世話"したるか」
『ん?今から…わっ!』
そう言うと真島は腹筋に触れていたななしの手を取り、空いた手で太ももを押し上げた。
そのまま太ももを持ち上げられななしの体はころんと転がる。
押し倒されたのだと頭で理解した頃には既に屈強な真島が馬乗りになっている状態であった。
ななしは目の前に広がる真島の顔を見、頬を赤らめた。
『ご、吾朗さん…今からするの?』
「おう。これが俺なりの"世話"や」
『…えっち』
「どの口が言うとんねん」
『ふふ、アタシのこの口ですよ?』
「えろうお喋りな口や。暫く塞いどかなアカンなぁ」
『いいよ、吾朗さんの口で塞いでください』
「…言われんでも俺の口で塞いだるわ」
『んっ…』
押し倒す真島の逞しい二の腕に浮き出た血管を、ムニムニと指で撫でつけながらななしはゆっくりと瞳を閉じた。
唇に訪れた柔らかくカサついた感触も、指先に触れる独特の柔らかさも、どれも心地いい。
ななしは淡い快感に身を溶かしながらも、『んふふ』嬉しそうに笑ったのだった。