小話集1
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(真島/ゴロ美/恋人/⑤の続き)
宣言通りカシオレを一気に飲んだななし。
みるみるうちに消えていくオレンジの液体を見ていると素直に心配になってしまって。
「無理せんでええよ」と伝えてみたもののやる気になってしまったななしを止めることは出来無かった。
酒に弱いななしが一気に飲んで倒れてしまわないかとハラハラしたが思っていたよりは普通に飲みきっていて。飲みきった後も特に異変は感じいられなかったため、カシオレでそこまで悪酔いすることも無いかとゴロ美も提供された酒を飲もうとしたのだが。
暫く待ってもグラスを持ったまま固まって動かないななしを見るにどうやらカシオレ1杯で酔いが回ってしまったらしい。
『……』
「ななし?ホンマに酔ってもたん?」
ぼんやりと焦点の合わない瞳でどこかを見つめているななしの肩を軽く揺すってやるが特に反応はなく。
力が抜けている体はされるがままゆらゆらと揺れている。
「アカン、ほんまに酔うとるわ」
ななしが酒に強く無いことはゴロ美もよく知っていたのだが、カシオレひとつでここまで酔うというのは初知りだ。
「一気に飲むからやで。ななし」
『……だって』
「ん?」
ななしがゴロ美の言葉に小さく反応した。
彼女から反応が返ってきたことに少し驚きながらも、火照った頬を優しく撫でてやりながら嬉しそうに顔を覗き込んだゴロ美。
ななしの頬は赤みを帯びていて、目が少しだけ潤んでいる状態だった。ゴロ美にとってそれらの表情はとても扇情的なもので。
まさかそんな顔をしていると露ほども思っていなかったゴロ美はその妖艶さに不意打ちを食らってしまって、思わず唾を音がなるほど強く嚥下してしまった。
今の彼女が素面だったら唾を飲み込んだ音も聞こえて笑われていたことだろう。
咄嗟に平静を装い彼女の言葉の続きを促すように「どないしたん?」と返事をすれば、どこか恨めしそうな瞳がこちらにむけられた。
『だって、おもしろくないんですもん』
「おもしろくない?なにが?ウチと飲んどんのにおもろくないなんて酷いやん」
『…ゴロ美ちゃんと飲むのはおもしろいですよ?そうじゃなくて』
「ほな、ななしは何がおもろないん?」
『……』
「言うても怒らんでぇ?」
『ゴロ美ちゃんが……吾朗さんが…普段見せない部分を見せるから』
「普段見せない部分?」
ななしは聞き返したゴロ美の言葉に小さく頷いた。
そのまま人目を憚ることなく体を密着させるように近づいたななしは、ドレスからはみ出た鎖骨から背中にかけて手をスルリと滑らせた。
手はゆっくりと刺青をなぞっているらしい。白蛇や桜に触れて、最後は背中にいる般若をなぞる様に動いてる。
『普段は見えないです。この白蛇も般若ちゃんも』
「……」
『それに…手だってそうですっ』
『いつもは黒い手袋してるじゃん』と今度はネイルの施された厳つい手にななしの綺麗で華奢な手が重ねられた。
素肌の感触を楽しむようにさわさわと手のひらで手の甲を触ってくる。
最終的には節榑た指に細い指を絡めてきて、お互い手を繋ぐような形になった。
『ここもここも恋人であるアタシだけが見れるものでしょ?恋人の特権って言うやつです』
「ななし…そんなこと思っとったん?」
『そうですよ…!』
肩と肩が触れ密着していた状態から、今度は座るゴロ美の太ももの上に無遠慮に乗ったななし。
そのまましがみつくよう腕を背中に回しがっちりと抱きついてくる。
普段人前で絶対にしない行為を躊躇うことなく行った(しかもゴロ美の格好なので余計に)ななしに、ゴロ美は隻眼を見開いた。
少し驚いて固まっているとたくましい胸板に顔を埋めながら『吾朗さんの素敵な部分を他人に暴かせないで』と、まるで殺し文句のようなセリフをななしが言うのだ。歯の浮くようなセリフではあるがその一言にななしの感情が全て詰まっているような気がして。
その瞬間にゴロ美の理性は塵芥と化し、膝に乗る彼女の頬を爪がぶつからないようにしかしどこか乱暴に引っつかみ、半開きであった分厚い唇を自身の唇で食む。
アルコールのせいで体温が上がっている唇はとても熱く、角度を変えて濃厚な口付けを交わしていると溶けていくのではないかと錯覚してしまうほど。
熱と快感に甘い声を響かせるななしを更に強く抱き締めて、酒で酔い素直になった恋人を無我夢中で貪った。
『んぅ、はっ…ご、ゴロ美ちゃんのグロス…ベタベタする…』
「ヒヒヒッ、口の周り赤ぉなってもうたな」
『んふふ、アタシのリップもゴロ美ちゃんに着いちゃいましたね』
「ウチはええねん。ななしのリップ嫌いやないし」
『そっかぁ…』
キスでクタクタになってしまったななしは体重全てをゴロ美に預けるようにもたれかかった。
ゴロ美もそんな恋人の重みが愛おしくて仕方がなかった。
「ななしは他人に嫉妬してもうたんやな。いつもそんな素振りせんのに…ほんまに可愛ええなぁ」
『だって、高校生がゴロ美ちゃんの事見てスタイル良いとか、面白い人かも〜ってずっと話してたんだもん気になっちゃうじゃん。そんなことアタシが一番知ってるのに…』
「誰が何言うてもウチはななし一筋やで?今までもそうやったやん。今からもずっとそうや」
『えぇ〜?JKですよJK!!ピチピチツヤツヤのJKに言い寄られたらゴロ美ちゃんも考えちゃうんじゃないですか?』
「ななしの良さは他の有象無象には出せへん。JKでもや。それにななしもピチピチツヤツヤやで?」
『そ、そうですか?』
「ウチが言うんやから間違いないで。セーラー服似合うんやない?」
『ふふ、セーラー服なんて似合いませんよ。もうそんなに若くないです。ゴロ美ちゃんこそ…学ランとか似合うんじゃないです?』
「えぇ?ウチ学ランなん?」
『そうですよ〜。セーラー服はちょっとハードル高いですって』
「ほな、ななしが代わりに着て見せてや」
『アタシはダメって言ったじゃないですか』
「ウチに見せてや?な?ええやろ?」
『む、無理ですっ、んっ』
膝に座りまったりするグロス塗れのななし。本人は気にしてはいないようだが、傍からみればかなり異様だろう。
そんなななしを乗せるゴロ美も彼女のリップで口周りがベタついており、二人してそこそこホラーな光景になっている。
それでもなおお互いのグロスを交換するように再びキスを初め店内ではそれはもう気まずい雰囲気が流れた。
カウンターに座っているので二人の前にはマスターがいるが、彼もきっとこの気まずい空気を何とか耐え忍んでいるのだろう。
おろおろとしているマスターをちらりと一瞥したゴロ美はそろそろ退散すべきだなと、キスをしながらもそう感じた。
このままここに居てもいいがイイ顔をした恋人をこのまま晒し続ける訳にも行かない。
丁度よくこの通りの向こうはピンク通り、セーラー服をおいたラブホテルも存在しているだろう。
このまま酔いしれた嫉妬しいな恋人をこれでもかと甘やかしてやろう。
ななしの事を思う気持ちを今後疑うことがないように。
キスをし腰砕けになったななしを支えてやりながら、適当に金を払いゴロ美はそそくさと店を得た。
目指すはラブホテルな訳だが『ふふふ、ゴロ美ちゃん1杯も飲んでないですね』とそれはもう可愛らしい笑顔で言うななしの無防備さに今この瞬間にでも押し倒してしまいたくなるゴロ美。
なんとか公道で押し倒すという奇行は耐えたが時間の問題だ。
「1杯も飲めなかったのはななしのせい」なんて野暮な事は口にはせず、未だにのほほんと微笑んでいるグロスだらけのななしの手を引いてゴロ美はピンク通りを目指した。
『ふふ、どこ向かってます?』
「ヒヒヒッ、ついてからのお楽しみや。ななし」
『怪しいネオンがチカチカしてますけど?』
「今のななしは酔っとるからなぁ。気のせいやない?」
『えぇ?本当ですか?でもネオンの明かり今のゴロ美ちゃんととてもマッチしててなんかいい感じですよ』
「ヒヒヒッ、酔っとるせいでバカっぽい事言うとんで」
『ふふ、ありがとうございます』
「褒めてへんのやけどなぁ」
『あ、ゴロ美ちゃんここ見て。セーラー服だって』
「ほな、ここにしよか」
『え?ゴロ美ちゃん着るの?』
「ウチやなくてななしが着るんやで」
『えー?似合わないのに?』
「ウチが思うに違和感ないと思うわ」
『それは言い過ぎですよ』
「ほな、試してみよか」
『ちょっとだけですよ〜』
酔っているせいでななしは目の前に聳え立つ建物がラブホテルだと言うことには気づいていないらしい。
それを知っても頭が回らないであろうななしはきっとさして抵抗もしないのだろう。
騙し討ちのように連れ込むことになるが、ゴロ美は彼女に大して罪悪感など一ミリも持ち合わせていなかった。
恋人が可愛すぎるせい。
お門違いな理由だが、ゴロ美にとっては事実だ。
「ほな、いっぱい楽しもな」
『はぁい』
今の笑顔ももう少しで艶っぽい表情に変わることをななしはしらないのだろう。
ゴロ美はそんなななしの柔らかな頬に触れて小さく笑ったのだった。
ゴロ美ちゃん一旦完結
また絡ませたいです!
宣言通りカシオレを一気に飲んだななし。
みるみるうちに消えていくオレンジの液体を見ていると素直に心配になってしまって。
「無理せんでええよ」と伝えてみたもののやる気になってしまったななしを止めることは出来無かった。
酒に弱いななしが一気に飲んで倒れてしまわないかとハラハラしたが思っていたよりは普通に飲みきっていて。飲みきった後も特に異変は感じいられなかったため、カシオレでそこまで悪酔いすることも無いかとゴロ美も提供された酒を飲もうとしたのだが。
暫く待ってもグラスを持ったまま固まって動かないななしを見るにどうやらカシオレ1杯で酔いが回ってしまったらしい。
『……』
「ななし?ホンマに酔ってもたん?」
ぼんやりと焦点の合わない瞳でどこかを見つめているななしの肩を軽く揺すってやるが特に反応はなく。
力が抜けている体はされるがままゆらゆらと揺れている。
「アカン、ほんまに酔うとるわ」
ななしが酒に強く無いことはゴロ美もよく知っていたのだが、カシオレひとつでここまで酔うというのは初知りだ。
「一気に飲むからやで。ななし」
『……だって』
「ん?」
ななしがゴロ美の言葉に小さく反応した。
彼女から反応が返ってきたことに少し驚きながらも、火照った頬を優しく撫でてやりながら嬉しそうに顔を覗き込んだゴロ美。
ななしの頬は赤みを帯びていて、目が少しだけ潤んでいる状態だった。ゴロ美にとってそれらの表情はとても扇情的なもので。
まさかそんな顔をしていると露ほども思っていなかったゴロ美はその妖艶さに不意打ちを食らってしまって、思わず唾を音がなるほど強く嚥下してしまった。
今の彼女が素面だったら唾を飲み込んだ音も聞こえて笑われていたことだろう。
咄嗟に平静を装い彼女の言葉の続きを促すように「どないしたん?」と返事をすれば、どこか恨めしそうな瞳がこちらにむけられた。
『だって、おもしろくないんですもん』
「おもしろくない?なにが?ウチと飲んどんのにおもろくないなんて酷いやん」
『…ゴロ美ちゃんと飲むのはおもしろいですよ?そうじゃなくて』
「ほな、ななしは何がおもろないん?」
『……』
「言うても怒らんでぇ?」
『ゴロ美ちゃんが……吾朗さんが…普段見せない部分を見せるから』
「普段見せない部分?」
ななしは聞き返したゴロ美の言葉に小さく頷いた。
そのまま人目を憚ることなく体を密着させるように近づいたななしは、ドレスからはみ出た鎖骨から背中にかけて手をスルリと滑らせた。
手はゆっくりと刺青をなぞっているらしい。白蛇や桜に触れて、最後は背中にいる般若をなぞる様に動いてる。
『普段は見えないです。この白蛇も般若ちゃんも』
「……」
『それに…手だってそうですっ』
『いつもは黒い手袋してるじゃん』と今度はネイルの施された厳つい手にななしの綺麗で華奢な手が重ねられた。
素肌の感触を楽しむようにさわさわと手のひらで手の甲を触ってくる。
最終的には節榑た指に細い指を絡めてきて、お互い手を繋ぐような形になった。
『ここもここも恋人であるアタシだけが見れるものでしょ?恋人の特権って言うやつです』
「ななし…そんなこと思っとったん?」
『そうですよ…!』
肩と肩が触れ密着していた状態から、今度は座るゴロ美の太ももの上に無遠慮に乗ったななし。
そのまましがみつくよう腕を背中に回しがっちりと抱きついてくる。
普段人前で絶対にしない行為を躊躇うことなく行った(しかもゴロ美の格好なので余計に)ななしに、ゴロ美は隻眼を見開いた。
少し驚いて固まっているとたくましい胸板に顔を埋めながら『吾朗さんの素敵な部分を他人に暴かせないで』と、まるで殺し文句のようなセリフをななしが言うのだ。歯の浮くようなセリフではあるがその一言にななしの感情が全て詰まっているような気がして。
その瞬間にゴロ美の理性は塵芥と化し、膝に乗る彼女の頬を爪がぶつからないようにしかしどこか乱暴に引っつかみ、半開きであった分厚い唇を自身の唇で食む。
アルコールのせいで体温が上がっている唇はとても熱く、角度を変えて濃厚な口付けを交わしていると溶けていくのではないかと錯覚してしまうほど。
熱と快感に甘い声を響かせるななしを更に強く抱き締めて、酒で酔い素直になった恋人を無我夢中で貪った。
『んぅ、はっ…ご、ゴロ美ちゃんのグロス…ベタベタする…』
「ヒヒヒッ、口の周り赤ぉなってもうたな」
『んふふ、アタシのリップもゴロ美ちゃんに着いちゃいましたね』
「ウチはええねん。ななしのリップ嫌いやないし」
『そっかぁ…』
キスでクタクタになってしまったななしは体重全てをゴロ美に預けるようにもたれかかった。
ゴロ美もそんな恋人の重みが愛おしくて仕方がなかった。
「ななしは他人に嫉妬してもうたんやな。いつもそんな素振りせんのに…ほんまに可愛ええなぁ」
『だって、高校生がゴロ美ちゃんの事見てスタイル良いとか、面白い人かも〜ってずっと話してたんだもん気になっちゃうじゃん。そんなことアタシが一番知ってるのに…』
「誰が何言うてもウチはななし一筋やで?今までもそうやったやん。今からもずっとそうや」
『えぇ〜?JKですよJK!!ピチピチツヤツヤのJKに言い寄られたらゴロ美ちゃんも考えちゃうんじゃないですか?』
「ななしの良さは他の有象無象には出せへん。JKでもや。それにななしもピチピチツヤツヤやで?」
『そ、そうですか?』
「ウチが言うんやから間違いないで。セーラー服似合うんやない?」
『ふふ、セーラー服なんて似合いませんよ。もうそんなに若くないです。ゴロ美ちゃんこそ…学ランとか似合うんじゃないです?』
「えぇ?ウチ学ランなん?」
『そうですよ〜。セーラー服はちょっとハードル高いですって』
「ほな、ななしが代わりに着て見せてや」
『アタシはダメって言ったじゃないですか』
「ウチに見せてや?な?ええやろ?」
『む、無理ですっ、んっ』
膝に座りまったりするグロス塗れのななし。本人は気にしてはいないようだが、傍からみればかなり異様だろう。
そんなななしを乗せるゴロ美も彼女のリップで口周りがベタついており、二人してそこそこホラーな光景になっている。
それでもなおお互いのグロスを交換するように再びキスを初め店内ではそれはもう気まずい雰囲気が流れた。
カウンターに座っているので二人の前にはマスターがいるが、彼もきっとこの気まずい空気を何とか耐え忍んでいるのだろう。
おろおろとしているマスターをちらりと一瞥したゴロ美はそろそろ退散すべきだなと、キスをしながらもそう感じた。
このままここに居てもいいがイイ顔をした恋人をこのまま晒し続ける訳にも行かない。
丁度よくこの通りの向こうはピンク通り、セーラー服をおいたラブホテルも存在しているだろう。
このまま酔いしれた嫉妬しいな恋人をこれでもかと甘やかしてやろう。
ななしの事を思う気持ちを今後疑うことがないように。
キスをし腰砕けになったななしを支えてやりながら、適当に金を払いゴロ美はそそくさと店を得た。
目指すはラブホテルな訳だが『ふふふ、ゴロ美ちゃん1杯も飲んでないですね』とそれはもう可愛らしい笑顔で言うななしの無防備さに今この瞬間にでも押し倒してしまいたくなるゴロ美。
なんとか公道で押し倒すという奇行は耐えたが時間の問題だ。
「1杯も飲めなかったのはななしのせい」なんて野暮な事は口にはせず、未だにのほほんと微笑んでいるグロスだらけのななしの手を引いてゴロ美はピンク通りを目指した。
『ふふ、どこ向かってます?』
「ヒヒヒッ、ついてからのお楽しみや。ななし」
『怪しいネオンがチカチカしてますけど?』
「今のななしは酔っとるからなぁ。気のせいやない?」
『えぇ?本当ですか?でもネオンの明かり今のゴロ美ちゃんととてもマッチしててなんかいい感じですよ』
「ヒヒヒッ、酔っとるせいでバカっぽい事言うとんで」
『ふふ、ありがとうございます』
「褒めてへんのやけどなぁ」
『あ、ゴロ美ちゃんここ見て。セーラー服だって』
「ほな、ここにしよか」
『え?ゴロ美ちゃん着るの?』
「ウチやなくてななしが着るんやで」
『えー?似合わないのに?』
「ウチが思うに違和感ないと思うわ」
『それは言い過ぎですよ』
「ほな、試してみよか」
『ちょっとだけですよ〜』
酔っているせいでななしは目の前に聳え立つ建物がラブホテルだと言うことには気づいていないらしい。
それを知っても頭が回らないであろうななしはきっとさして抵抗もしないのだろう。
騙し討ちのように連れ込むことになるが、ゴロ美は彼女に大して罪悪感など一ミリも持ち合わせていなかった。
恋人が可愛すぎるせい。
お門違いな理由だが、ゴロ美にとっては事実だ。
「ほな、いっぱい楽しもな」
『はぁい』
今の笑顔ももう少しで艶っぽい表情に変わることをななしはしらないのだろう。
ゴロ美はそんなななしの柔らかな頬に触れて小さく笑ったのだった。
ゴロ美ちゃん一旦完結
また絡ませたいです!