小話集2
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(組長真島/恋人)
「ほな、おやすみななし」
『あ、はい。おやすみなさい』
ベッドに並んで寝転がったななしに布団をかけた真島はすぐに隻眼を閉じた。
その後まるで子供を寝かしつけるように布団の上からぽんぽんと胸を叩き出した真島にななしは驚きと困惑で目を瞬かせた。
『(おかしい…)』
毎日のように同じベッドで寝ているのだがこの二日間真島はななしに触れようとはしないのだ。
真島とは性に奔放な部分がある。決して悪い意味などではなく、彼は人よりも性欲が強く体力が多いのだ。
故に連日連夜真島から求められる事も少なくはない。
それに彼曰く恋人と交合うという事は最大級の愛情表現であり、お互いの気持ちを最も伝え合える行為らしい。
ななしも真島のその意見には賛成であるし、気持ちのある交合いで有るなら連日連夜…とまでは行かないが、彼から頻繁に求められる事は吝かでは無い。
しかしだ、ななしの思いに反し真島はあやす様にぽんぽんと布団を叩く以外のアクションを起こそうとはしないのだ。
普段とはあまりに懸け離れた行動にななしは困惑するばかりだ。
『(どうしちゃったんだろう…)』
真島と恋人になりかなりの年月が過ぎたが、今までこういった事が無かった為不安ばかりが募る。
───触れたくなくなってしまったのだろうか…魅力を感じなくなってしまったのだろうか…そもそも勃たなくなってしまったのではないだろうか…
考えられることは沢山があるが、どれもネガティブものばかり。
そんな事ばかり考えていると、だんだんとななしの心は悲しい気持ちが溢れてくる。
真島に限って"触れたくない"という事は有り得ないと思うものの、神室町には自分なんかよりも綺麗な女性は多いし、彼が魅力的に感じるものも沢山あるだろう。
人の心は縛ることは出来ないし、好みも移ろいで行くものだ。
もしかすると真島は自分ではないなにかに夢中になってしまったのかもしれない。
『……』
絶対にない…とは悲しきかな言いきれず、ななしの眉間にはだんだと深い皺が刻まれていく。
ムスッと唇を尖らせながらもななしはこのままでは行けないと、仰向けにしていた体を同じように仰向けになっている真島の方へと向けた。
そのまま目を瞑っている真島の手を握り『吾朗さん?』と詰め寄る。
すると真島は薄らと瞳を開け「どないしたんや」とこちらに視線を落とした。
『アタシ…可愛くないですか?魅力を感じなくなっちゃいましたか?最近こっそりスイーツ食べて太ったから?嫌いになっちゃったんですか?ねぇ、吾朗さん、アタシを嫌いにならないで下さい…』
「……ちょっと待て、ななし。何をどう考えたらそんな話になんねん」
『それとも…勃たなくなっちゃったんですか?』
「阿呆!誰がインポやねん!あのなぁ、俺にも分かるように説明してくれんか?意味不明すぎるわ」
『…最近全然アタシに触れてくれないから…アタシ吾朗さんに嫌われちゃったのかなって思ったんです』
「触っとるやろ。朝も事務所でも」
『……え、えっちしてくれないじゃないですか!』
「…二日してないだけやろ」
『毎日してたじゃないですかぁ』
「まぁ、せやな。ほとんど毎日しとったわな」
『じゃぁ、どうして最近はしないんですか?』
「はぁ、ななし」
真島は小さなため息を着くと、布団を脱いで上半身を起こした。
現れた真島の逞しい上半身と刺青に体がキュンと反応し、ななしの胸はこれでもかと早鐘を打った。
目の前に現れた筋肉に見惚れていると真島は「よそ見せんと俺の話聞け」と、大きな手で顎を掴んでくる。
そのまま真島を見上げるように顎を持ち上げられ、鋭い隻眼と視線が合わさった。
「お前、最近の自分の口癖が何か分かっとるか?」
『アタシの口癖?』
「おう、仕事から帰ってきたらよぉ言うとる」
『えぇ、何でしょう?』
「"座りっぱなしで腰が痛い"や」
『あ、確かに言ってるかもです』
「…よぉ、考えてみぃななし…腰いわしとる恋人を抱けるか?」
『……んー…そっとしておいた方が良い、です?』
「そういう事や」
ななしの仕事はデスクワークが中心で、基本的に座りっぱなしだ。
仕事が忙しくなると座りっぱなしがたたり、腰を少しだけ痛めることがあるのだ。
ぎっくり腰や腰痛という訳では無いが、立ち上がったりなにか行動を起こそうと姿勢を変える時にズキンと痛む事がある。
そのたびに『腰が痛い』と無意識のうちに口に出していたのだろう、真島はその言葉を聞き夜の営みを避けていたようだ。
触れたくなくなった訳でもなく、魅力を感じなくなった訳でもない、勃たなくなったなど以ての外。
二日間真島が触れなかったのは、彼の気遣いと優しさであったのだ。
『そ、そうだったんだ…アタシてっきり他に好きな人が出来たのかと…』
「あぁ!?そんなわけあるか!!俺がお前以外を好きになるはずないやろ!」
『わ、分からないじゃないですか〜』
「はぁ…お前は俺がどんだけお前を好きかなんも理解しとらんようやのぉ。挙句の果てには浮気疑われるわ、インポ疑われるわで散々や」
『そ、それは…す、すみません…早とちりでした』
「蒼天堀で出会ってからお前しか眼中にないわ。それに今や他の女見てもチンコピクリともせん。代わりにななしがつこたコップでも箸でも、お前に関係しとるもんならどんなもんでも見とるだけで自然と勃つようになったくらいや」
『…そ、そうなんですか?』
「試しに今触ってみ」
『あ、い、いや。別に触りたいわけじゃ…』
「ええから、触ってみ」
『…っ、な、何で、勃っ!』
「せやから言うとるやろ。自然と勃つって」
繋いでいた手は無理やり真島の下半身へと導かれた。
そのままグリグリと下半身を押し付けられると、真島の中心部が何もしていないと言うのにガチガチになっている事が分かった。
先程あんなに涼しい顔で眠ろうとしていたはずなのに、気が付かなかっただけで彼の中心部は首をもたげていたらしい。
カチコチの感触にななしは顔を真っ赤にしながら狼狽えた。
『あ、あのっ、分かったから手を離してっ』
「いや…お前はなんも分かっとらん。俺の気持ちもななしの魅力も」
『…そ、そんな事ないですっ』
「可愛ええ顔して体は厭らしいし、感度もええ。乳もデカイし、腰も細いし…声も可愛ええ。どこもかしこも俺好みなんや。一体どこに魅力ないんか教えて欲しいくらいや」
『……そ、そんないい女じゃないです…』
「阿呆抜かせ。……お前が如何にええ女か、それから俺の気持ちを二度と疑えんように…分からせたらなかんな」
『えっ、あっ、今日はしないんじゃ…?』
「せんなんて言うとらんやろ。それに触れって強請ったのはそっちや。覚悟しときななし」
『ちょっと、待って…触れだなんてっ…あっ!』
上半身を起こした真島の逞しい腕が足首を掴みグッと推し開いた。
パジャマを着ているが、足を開かれればとても恥ずかしい。
ななしは『やめて』と顔を真っ赤にしながら足を閉じようと力を入れるが、先に真島の体が間に入ってきたため閉じることが出来ない。
「ほな遠慮せんと抱かせてもらうわ」と舌なめずりをし顔を近付けてくる真島に為す術なく。
結局この後ななしは真島の言うように如何にええ女であるかと、彼の気持ちを二度と疑えなくなるほど隅から隅まで愛されることとなる。
寝落ちという名の気絶で行為が終わるのだが、翌日ななしの腰が一層激しく痛んだのは言うまでもない。
(やっぱりこれからは二日以上は開けましょう吾朗さん)
(お前なぁ、言うとることが支離滅裂やって分かっとんか?遠慮せんでええんなら毎晩抱いたるからな)
(い、いえ。吾朗さんの気持ちも分かったのでこれからは遠慮してください)
(俺の気持ちを知った上で二日以上開けろっちゅうんか?)
(そ、そうですっ)
(ヒヒッ!まぁ、俺の気持ちを知っとるなら二日以上開けれんっちゅう事もよう分かっとるか)
(あ、開けて下さい!)
(ワガママ言わんと大人しく抱かれとき)
(もぉ〜!)
「ほな、おやすみななし」
『あ、はい。おやすみなさい』
ベッドに並んで寝転がったななしに布団をかけた真島はすぐに隻眼を閉じた。
その後まるで子供を寝かしつけるように布団の上からぽんぽんと胸を叩き出した真島にななしは驚きと困惑で目を瞬かせた。
『(おかしい…)』
毎日のように同じベッドで寝ているのだがこの二日間真島はななしに触れようとはしないのだ。
真島とは性に奔放な部分がある。決して悪い意味などではなく、彼は人よりも性欲が強く体力が多いのだ。
故に連日連夜真島から求められる事も少なくはない。
それに彼曰く恋人と交合うという事は最大級の愛情表現であり、お互いの気持ちを最も伝え合える行為らしい。
ななしも真島のその意見には賛成であるし、気持ちのある交合いで有るなら連日連夜…とまでは行かないが、彼から頻繁に求められる事は吝かでは無い。
しかしだ、ななしの思いに反し真島はあやす様にぽんぽんと布団を叩く以外のアクションを起こそうとはしないのだ。
普段とはあまりに懸け離れた行動にななしは困惑するばかりだ。
『(どうしちゃったんだろう…)』
真島と恋人になりかなりの年月が過ぎたが、今までこういった事が無かった為不安ばかりが募る。
───触れたくなくなってしまったのだろうか…魅力を感じなくなってしまったのだろうか…そもそも勃たなくなってしまったのではないだろうか…
考えられることは沢山があるが、どれもネガティブものばかり。
そんな事ばかり考えていると、だんだんとななしの心は悲しい気持ちが溢れてくる。
真島に限って"触れたくない"という事は有り得ないと思うものの、神室町には自分なんかよりも綺麗な女性は多いし、彼が魅力的に感じるものも沢山あるだろう。
人の心は縛ることは出来ないし、好みも移ろいで行くものだ。
もしかすると真島は自分ではないなにかに夢中になってしまったのかもしれない。
『……』
絶対にない…とは悲しきかな言いきれず、ななしの眉間にはだんだと深い皺が刻まれていく。
ムスッと唇を尖らせながらもななしはこのままでは行けないと、仰向けにしていた体を同じように仰向けになっている真島の方へと向けた。
そのまま目を瞑っている真島の手を握り『吾朗さん?』と詰め寄る。
すると真島は薄らと瞳を開け「どないしたんや」とこちらに視線を落とした。
『アタシ…可愛くないですか?魅力を感じなくなっちゃいましたか?最近こっそりスイーツ食べて太ったから?嫌いになっちゃったんですか?ねぇ、吾朗さん、アタシを嫌いにならないで下さい…』
「……ちょっと待て、ななし。何をどう考えたらそんな話になんねん」
『それとも…勃たなくなっちゃったんですか?』
「阿呆!誰がインポやねん!あのなぁ、俺にも分かるように説明してくれんか?意味不明すぎるわ」
『…最近全然アタシに触れてくれないから…アタシ吾朗さんに嫌われちゃったのかなって思ったんです』
「触っとるやろ。朝も事務所でも」
『……え、えっちしてくれないじゃないですか!』
「…二日してないだけやろ」
『毎日してたじゃないですかぁ』
「まぁ、せやな。ほとんど毎日しとったわな」
『じゃぁ、どうして最近はしないんですか?』
「はぁ、ななし」
真島は小さなため息を着くと、布団を脱いで上半身を起こした。
現れた真島の逞しい上半身と刺青に体がキュンと反応し、ななしの胸はこれでもかと早鐘を打った。
目の前に現れた筋肉に見惚れていると真島は「よそ見せんと俺の話聞け」と、大きな手で顎を掴んでくる。
そのまま真島を見上げるように顎を持ち上げられ、鋭い隻眼と視線が合わさった。
「お前、最近の自分の口癖が何か分かっとるか?」
『アタシの口癖?』
「おう、仕事から帰ってきたらよぉ言うとる」
『えぇ、何でしょう?』
「"座りっぱなしで腰が痛い"や」
『あ、確かに言ってるかもです』
「…よぉ、考えてみぃななし…腰いわしとる恋人を抱けるか?」
『……んー…そっとしておいた方が良い、です?』
「そういう事や」
ななしの仕事はデスクワークが中心で、基本的に座りっぱなしだ。
仕事が忙しくなると座りっぱなしがたたり、腰を少しだけ痛めることがあるのだ。
ぎっくり腰や腰痛という訳では無いが、立ち上がったりなにか行動を起こそうと姿勢を変える時にズキンと痛む事がある。
そのたびに『腰が痛い』と無意識のうちに口に出していたのだろう、真島はその言葉を聞き夜の営みを避けていたようだ。
触れたくなくなった訳でもなく、魅力を感じなくなった訳でもない、勃たなくなったなど以ての外。
二日間真島が触れなかったのは、彼の気遣いと優しさであったのだ。
『そ、そうだったんだ…アタシてっきり他に好きな人が出来たのかと…』
「あぁ!?そんなわけあるか!!俺がお前以外を好きになるはずないやろ!」
『わ、分からないじゃないですか〜』
「はぁ…お前は俺がどんだけお前を好きかなんも理解しとらんようやのぉ。挙句の果てには浮気疑われるわ、インポ疑われるわで散々や」
『そ、それは…す、すみません…早とちりでした』
「蒼天堀で出会ってからお前しか眼中にないわ。それに今や他の女見てもチンコピクリともせん。代わりにななしがつこたコップでも箸でも、お前に関係しとるもんならどんなもんでも見とるだけで自然と勃つようになったくらいや」
『…そ、そうなんですか?』
「試しに今触ってみ」
『あ、い、いや。別に触りたいわけじゃ…』
「ええから、触ってみ」
『…っ、な、何で、勃っ!』
「せやから言うとるやろ。自然と勃つって」
繋いでいた手は無理やり真島の下半身へと導かれた。
そのままグリグリと下半身を押し付けられると、真島の中心部が何もしていないと言うのにガチガチになっている事が分かった。
先程あんなに涼しい顔で眠ろうとしていたはずなのに、気が付かなかっただけで彼の中心部は首をもたげていたらしい。
カチコチの感触にななしは顔を真っ赤にしながら狼狽えた。
『あ、あのっ、分かったから手を離してっ』
「いや…お前はなんも分かっとらん。俺の気持ちもななしの魅力も」
『…そ、そんな事ないですっ』
「可愛ええ顔して体は厭らしいし、感度もええ。乳もデカイし、腰も細いし…声も可愛ええ。どこもかしこも俺好みなんや。一体どこに魅力ないんか教えて欲しいくらいや」
『……そ、そんないい女じゃないです…』
「阿呆抜かせ。……お前が如何にええ女か、それから俺の気持ちを二度と疑えんように…分からせたらなかんな」
『えっ、あっ、今日はしないんじゃ…?』
「せんなんて言うとらんやろ。それに触れって強請ったのはそっちや。覚悟しときななし」
『ちょっと、待って…触れだなんてっ…あっ!』
上半身を起こした真島の逞しい腕が足首を掴みグッと推し開いた。
パジャマを着ているが、足を開かれればとても恥ずかしい。
ななしは『やめて』と顔を真っ赤にしながら足を閉じようと力を入れるが、先に真島の体が間に入ってきたため閉じることが出来ない。
「ほな遠慮せんと抱かせてもらうわ」と舌なめずりをし顔を近付けてくる真島に為す術なく。
結局この後ななしは真島の言うように如何にええ女であるかと、彼の気持ちを二度と疑えなくなるほど隅から隅まで愛されることとなる。
寝落ちという名の気絶で行為が終わるのだが、翌日ななしの腰が一層激しく痛んだのは言うまでもない。
(やっぱりこれからは二日以上は開けましょう吾朗さん)
(お前なぁ、言うとることが支離滅裂やって分かっとんか?遠慮せんでええんなら毎晩抱いたるからな)
(い、いえ。吾朗さんの気持ちも分かったのでこれからは遠慮してください)
(俺の気持ちを知った上で二日以上開けろっちゅうんか?)
(そ、そうですっ)
(ヒヒッ!まぁ、俺の気持ちを知っとるなら二日以上開けれんっちゅう事もよう分かっとるか)
(あ、開けて下さい!)
(ワガママ言わんと大人しく抱かれとき)
(もぉ〜!)