ミニ小話
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「ななしどや?」
『あ、吾朗さん!』
クローゼットの目の前で夏服を丁寧に整頓しているななし。
床には畳まれた服が並べられれおりそれらを見た真島は「仰山店広げたのぉ」と小さく肩を揺らした。
『今から中に片付けるのでもう少し待ってて下さいね』
「別に慌てんでもゆっくり片せばええ」
『ふふ、ありがとうございます』
「ななしの夏服も見納めやのぉ」
『これから本格的に寒くなりますからね〜夏服はまた来年です』
暑い夏は薄手の服やスタイルの良い体を際立てるような服を着用していたななしだが、それらももう今日で終わりだ。
次は寒い冬に向けて厚手の服やモコモコとした服に変わっていくのだろう。
夏のほっそりとしたななしもセクシーでとても好ましいが、冬服を着込んだぽってりとしたななしもまた冬の雀のようで可愛らしいと思っている真島。
比較的体の小さいななしはマフラーやコートを着ていると埋もれてしまいがちだが、モコモコとした服からひょっこりと顔を覗かせている様は本当に愛らしいのだ。
そんな格好でいつだってひょこひょこと後ろを着いてくる為、冬服を着たななしは真島の庇護欲をとても刺激してくる。
今年も雀の様なふっくらとしたななしを見られる季節になったのか。
暫くは夏服を見ることが出来ないが、今日から始まる冬服のななしを存分に堪能してやろう。
ひっそりとそんな事を感じながら目の前でニコニコ整理整頓をしている彼女を見つめた真島はどこか嬉しそうに口角を上げた。
「ななし。ある程度整頓できたらなんか食いに行こか」
『いいですね〜!なに食べますか?』
「ん?そらあったかいもんやろ」
『じゃぁ、ラーメンとか?』
「ヒヒッ!真っ先に浮かぶのがラーメンなんか?」
『ふふ、なんとなくパッと思い浮かんだんです!お鍋とかすき焼きとかうどんとかもいいですね』
「ほな、ちゃんと着込んで寒ないようにしてから行こか」
『そうですね!でももうちょっとだけ待ってくださいね。出してるやつクローゼットにしまっちゃいますから』
「おう、お前のペースでかまへん。この店片してからいくで」
『はーい』
どこかに食べに行こうかと提案するとななしは二つ返事で了承し、てきぱきと服をクローゼットの中へとしまって行く。
幸い並べられていた服はそこまで大量ではなく作業はすぐに終了した。
今から着ていくであろう服を何枚か取り出し最後にバタンとクローゼットを閉めたななしは『着替えちゃいますね!』と楽しそうに歯を見せ笑っている。
「この服とコート着てくんか?」
『え?はい。なにかありました?』
「ん?いや、何もあらへん。気にせんでもええ」
『えー?気になります!変ですか?吾朗さん嫌いなら着替えるっ』
「俺が嫌いやなんて言うたか?逆や、逆。えろう似合っとるさかい変えんでもええ」
『ほ、本当に?』
「ホンマや、嘘は言わへん」
『そっかぁ…じゃ、これ着てく』
「ヒヒッ!ええやんけ!」
手に持っていたコートが見るからにモコモコとしているため、着ていなくても冬の雀のようにモフモフとした姿になるのだろうと予想でき、つい愛らしさに頬が緩む。
きっとそんな姿で一緒に外へ食べに出かければ、まるで小鳥のようなななしを際限なく甘やかし、餌付けするようになんでも食べさせてしまうのだろう。
あれもこれも食べろと矢鱈滅多に料理を注文する未来が易々と想像できてしまう。
全てはななしが愛らしく愛おしいせいだ。
「ホンマに雀みたいになるかもしれへんなぁ…」
『ん?雀?』
「おう、雀や。せやけど…それもまぁ有りやな」
『んふふ、くすぐったい吾朗さん』
柔らかい頬に触れた真島。
甘やかし過ぎればこの頬がもっと柔らかくなると思うが、それでもななしは愛らしいままなのだろう。
彼女が彼女である限り愛おしい気持ちは変わらないと断言できた真島は結局、今日もめちゃくちゃに甘やかしてやろうと人知れず決意したのだった。
『あ、吾朗さん!』
クローゼットの目の前で夏服を丁寧に整頓しているななし。
床には畳まれた服が並べられれおりそれらを見た真島は「仰山店広げたのぉ」と小さく肩を揺らした。
『今から中に片付けるのでもう少し待ってて下さいね』
「別に慌てんでもゆっくり片せばええ」
『ふふ、ありがとうございます』
「ななしの夏服も見納めやのぉ」
『これから本格的に寒くなりますからね〜夏服はまた来年です』
暑い夏は薄手の服やスタイルの良い体を際立てるような服を着用していたななしだが、それらももう今日で終わりだ。
次は寒い冬に向けて厚手の服やモコモコとした服に変わっていくのだろう。
夏のほっそりとしたななしもセクシーでとても好ましいが、冬服を着込んだぽってりとしたななしもまた冬の雀のようで可愛らしいと思っている真島。
比較的体の小さいななしはマフラーやコートを着ていると埋もれてしまいがちだが、モコモコとした服からひょっこりと顔を覗かせている様は本当に愛らしいのだ。
そんな格好でいつだってひょこひょこと後ろを着いてくる為、冬服を着たななしは真島の庇護欲をとても刺激してくる。
今年も雀の様なふっくらとしたななしを見られる季節になったのか。
暫くは夏服を見ることが出来ないが、今日から始まる冬服のななしを存分に堪能してやろう。
ひっそりとそんな事を感じながら目の前でニコニコ整理整頓をしている彼女を見つめた真島はどこか嬉しそうに口角を上げた。
「ななし。ある程度整頓できたらなんか食いに行こか」
『いいですね〜!なに食べますか?』
「ん?そらあったかいもんやろ」
『じゃぁ、ラーメンとか?』
「ヒヒッ!真っ先に浮かぶのがラーメンなんか?」
『ふふ、なんとなくパッと思い浮かんだんです!お鍋とかすき焼きとかうどんとかもいいですね』
「ほな、ちゃんと着込んで寒ないようにしてから行こか」
『そうですね!でももうちょっとだけ待ってくださいね。出してるやつクローゼットにしまっちゃいますから』
「おう、お前のペースでかまへん。この店片してからいくで」
『はーい』
どこかに食べに行こうかと提案するとななしは二つ返事で了承し、てきぱきと服をクローゼットの中へとしまって行く。
幸い並べられていた服はそこまで大量ではなく作業はすぐに終了した。
今から着ていくであろう服を何枚か取り出し最後にバタンとクローゼットを閉めたななしは『着替えちゃいますね!』と楽しそうに歯を見せ笑っている。
「この服とコート着てくんか?」
『え?はい。なにかありました?』
「ん?いや、何もあらへん。気にせんでもええ」
『えー?気になります!変ですか?吾朗さん嫌いなら着替えるっ』
「俺が嫌いやなんて言うたか?逆や、逆。えろう似合っとるさかい変えんでもええ」
『ほ、本当に?』
「ホンマや、嘘は言わへん」
『そっかぁ…じゃ、これ着てく』
「ヒヒッ!ええやんけ!」
手に持っていたコートが見るからにモコモコとしているため、着ていなくても冬の雀のようにモフモフとした姿になるのだろうと予想でき、つい愛らしさに頬が緩む。
きっとそんな姿で一緒に外へ食べに出かければ、まるで小鳥のようなななしを際限なく甘やかし、餌付けするようになんでも食べさせてしまうのだろう。
あれもこれも食べろと矢鱈滅多に料理を注文する未来が易々と想像できてしまう。
全てはななしが愛らしく愛おしいせいだ。
「ホンマに雀みたいになるかもしれへんなぁ…」
『ん?雀?』
「おう、雀や。せやけど…それもまぁ有りやな」
『んふふ、くすぐったい吾朗さん』
柔らかい頬に触れた真島。
甘やかし過ぎればこの頬がもっと柔らかくなると思うが、それでもななしは愛らしいままなのだろう。
彼女が彼女である限り愛おしい気持ちは変わらないと断言できた真島は結局、今日もめちゃくちゃに甘やかしてやろうと人知れず決意したのだった。