ミニ小話
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『真島さん』
「ん?」
『唇どうかしたんですか?』
ななしに言われ自分が無意識のうちに唇に触れていることに気がついた真島。
彼女いわく『ずっと触っていましたよ』との事らしい。
季節が秋から冬にうつり変わっている今、徐々に乾燥も酷くなっている。
その為唇に乾燥からくる違和感を感じて無意識のうちに触れてしまっていたのだろう。
特に痛みや痒がある訳ではなく、少し皮膚が突っ張るような違和感を感じるだけで、気にするほどのことも無い。
故になにも心配などしなくても良いのだが、何も知らないななしにとっては唇をずっと触っていたということ自体が気になってしまったようで、眉尻を下げ不安そうに『大丈夫ですか?』とこちらを見あげてくる。
真島は律儀に自分を心配してくれる優しいななしの頬に指を滑らせながら「大丈夫や、乾燥しとるさかい気になってん」とそう声を掛けてやる。
『んっ、痛いわけじゃなかったんですね。良かったぁ』
「心配してくれてありがとさん。痛みなんかなさかい安心してな」
『ふふっ。はい、安心しました』
よほど心配だったのかなにもないと分かった途端、ななしは頬に触れていた手に擦り寄りホッと胸を撫で下ろした後こちらに向かって二コッとはにかんだ。
どこまでも他人を気にかけることが出来る優しいななしの笑顔にズキュンと胸を射抜かれてしまった真島は堪らずその場で彼女の事を抱き寄せた。
「はぁ、ななしはホンマに優しいのぉ」
『ふふ、でも真島さん限定ですよ?』
「いや、他人にも優しいで。ななしそういう子や」
『そ、そうかなぁ』
「せや。そういう所に惚れたんやしな」
『ま、真島さん…ふふ、嬉しい。ありがとうございます』
「…可愛ええなぁ」
『あ、そうだ。唇が乾燥して気になるならリップクリーム使いますか?アタシが使ったものですけど真島さんが良ければ使ってください』
抱きしめられているななしは器用にポケットからリップクリームを取り出すと『どうぞ』と真島に差し出した。
『薬用なのでスースーしますけど潤い続きますよ〜。だからアタシはずっとこのリップクリームを愛用してるんです』
「ほぉ。そないに続くんか?」
『はい。アタシさっきホールの掃除の時に塗っていたんですけどまだ潤ってますし、しっとりしてます』
「なるほど。ななしのお墨付きっちゅう訳か」
『ふふ、そうです!だから真島さんも試してみてくださいね』
真島は『きっと乾燥しなくなりますよ!』と続けて言うななしの赤くふっくらとした唇を凝視した。
夏も冬も関係なく潤っているし、とても色鮮やかで柔らかい彼女の唇はとても美しい。
乾燥とは無縁そうに見えるのはリップクリームを常に持ち歩きケアをしているからだろうか。
そんな彼女の努力が現れた美しい唇につい釘付けになってしまった真島は、また無意識のうちに腕を伸ばし今度は自分ではなくななしの唇に触れたのだ。
驚くななしを横目に真島は思わず吸い付きたくなる厚ぼったい唇を撫る。
するとななしの言う通り唇はリップクリームのお陰かしっとり濡れており触れた指に吸い付いてくる。
「やわこい…」
『ん、真島さ…んぅっ』
フニフニと指で感触を楽しんだ後、キョトンとしているななしの大きな目を見つめながら真島は半開きになっている彼女の唇に己のカサついた唇を押し付けた。
驚き目を見開くななしだが何度も唇を触れ合わせていると蕩けた表情を浮かべて、最終的には真島に身を委ねるように寄りかかった。
お互い唇の形を確かめるよう、触れ合わせた部分を動かしながら、角度を変えて何度も何度もキスを交わす。
すると徐々に真島の唇からは突っ張るような感覚が消え、だんだんしっとりと滑らかになっていくのが分かる。
きっとななしが塗ったリップクリームが己の唇にも浸透してきたに違いない。
まるで唇も体も彼女とひとつになっていくように思え、体が歓喜に震えるのが分かる。
『んはぁ…あぅ、ま、真島さんっ…こんな所でっ』
「はぁ…お陰様で俺の唇も潤ったでななし」
『アタシ、リップクリームじゃないです…でも、もう気になりませんか?』
「おう。今はもう大丈夫や」
『そっかぁ』
「せやけど、そのうち乾燥するやろしそん時はまたキスしてもええか?ななし」
『あっ…えっと…キ、キスしてもええですっ』
「フッ、ほな遠慮なくキスさせてもらうで」
『あ、今は潤ったって言ったじゃないですか』
「これからするキスは恋人同士のキスや。今度は一緒に気持ちよくなろうなななし」
『え、ぁう、んぅっ』
今度は唇だけでは無い、舌も手も体も。
全てをぴったりとくっ付けて深く深く、まるでお互いの唾液を交換するようなキスを交わした。
唇は十分潤ったが、真島はまだまだ飢えている。
お互いの体が満たされ唇のように潤うまでこのキスは終わることは無いのだろう。
「ん?」
『唇どうかしたんですか?』
ななしに言われ自分が無意識のうちに唇に触れていることに気がついた真島。
彼女いわく『ずっと触っていましたよ』との事らしい。
季節が秋から冬にうつり変わっている今、徐々に乾燥も酷くなっている。
その為唇に乾燥からくる違和感を感じて無意識のうちに触れてしまっていたのだろう。
特に痛みや痒がある訳ではなく、少し皮膚が突っ張るような違和感を感じるだけで、気にするほどのことも無い。
故になにも心配などしなくても良いのだが、何も知らないななしにとっては唇をずっと触っていたということ自体が気になってしまったようで、眉尻を下げ不安そうに『大丈夫ですか?』とこちらを見あげてくる。
真島は律儀に自分を心配してくれる優しいななしの頬に指を滑らせながら「大丈夫や、乾燥しとるさかい気になってん」とそう声を掛けてやる。
『んっ、痛いわけじゃなかったんですね。良かったぁ』
「心配してくれてありがとさん。痛みなんかなさかい安心してな」
『ふふっ。はい、安心しました』
よほど心配だったのかなにもないと分かった途端、ななしは頬に触れていた手に擦り寄りホッと胸を撫で下ろした後こちらに向かって二コッとはにかんだ。
どこまでも他人を気にかけることが出来る優しいななしの笑顔にズキュンと胸を射抜かれてしまった真島は堪らずその場で彼女の事を抱き寄せた。
「はぁ、ななしはホンマに優しいのぉ」
『ふふ、でも真島さん限定ですよ?』
「いや、他人にも優しいで。ななしそういう子や」
『そ、そうかなぁ』
「せや。そういう所に惚れたんやしな」
『ま、真島さん…ふふ、嬉しい。ありがとうございます』
「…可愛ええなぁ」
『あ、そうだ。唇が乾燥して気になるならリップクリーム使いますか?アタシが使ったものですけど真島さんが良ければ使ってください』
抱きしめられているななしは器用にポケットからリップクリームを取り出すと『どうぞ』と真島に差し出した。
『薬用なのでスースーしますけど潤い続きますよ〜。だからアタシはずっとこのリップクリームを愛用してるんです』
「ほぉ。そないに続くんか?」
『はい。アタシさっきホールの掃除の時に塗っていたんですけどまだ潤ってますし、しっとりしてます』
「なるほど。ななしのお墨付きっちゅう訳か」
『ふふ、そうです!だから真島さんも試してみてくださいね』
真島は『きっと乾燥しなくなりますよ!』と続けて言うななしの赤くふっくらとした唇を凝視した。
夏も冬も関係なく潤っているし、とても色鮮やかで柔らかい彼女の唇はとても美しい。
乾燥とは無縁そうに見えるのはリップクリームを常に持ち歩きケアをしているからだろうか。
そんな彼女の努力が現れた美しい唇につい釘付けになってしまった真島は、また無意識のうちに腕を伸ばし今度は自分ではなくななしの唇に触れたのだ。
驚くななしを横目に真島は思わず吸い付きたくなる厚ぼったい唇を撫る。
するとななしの言う通り唇はリップクリームのお陰かしっとり濡れており触れた指に吸い付いてくる。
「やわこい…」
『ん、真島さ…んぅっ』
フニフニと指で感触を楽しんだ後、キョトンとしているななしの大きな目を見つめながら真島は半開きになっている彼女の唇に己のカサついた唇を押し付けた。
驚き目を見開くななしだが何度も唇を触れ合わせていると蕩けた表情を浮かべて、最終的には真島に身を委ねるように寄りかかった。
お互い唇の形を確かめるよう、触れ合わせた部分を動かしながら、角度を変えて何度も何度もキスを交わす。
すると徐々に真島の唇からは突っ張るような感覚が消え、だんだんしっとりと滑らかになっていくのが分かる。
きっとななしが塗ったリップクリームが己の唇にも浸透してきたに違いない。
まるで唇も体も彼女とひとつになっていくように思え、体が歓喜に震えるのが分かる。
『んはぁ…あぅ、ま、真島さんっ…こんな所でっ』
「はぁ…お陰様で俺の唇も潤ったでななし」
『アタシ、リップクリームじゃないです…でも、もう気になりませんか?』
「おう。今はもう大丈夫や」
『そっかぁ』
「せやけど、そのうち乾燥するやろしそん時はまたキスしてもええか?ななし」
『あっ…えっと…キ、キスしてもええですっ』
「フッ、ほな遠慮なくキスさせてもらうで」
『あ、今は潤ったって言ったじゃないですか』
「これからするキスは恋人同士のキスや。今度は一緒に気持ちよくなろうなななし」
『え、ぁう、んぅっ』
今度は唇だけでは無い、舌も手も体も。
全てをぴったりとくっ付けて深く深く、まるでお互いの唾液を交換するようなキスを交わした。
唇は十分潤ったが、真島はまだまだ飢えている。
お互いの体が満たされ唇のように潤うまでこのキスは終わることは無いのだろう。