テキスト2
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テキスト2
「うーーわ……やったわ、マジで。外で記憶なくすとかマジで学生かって……」
充電ケーブルに繋がれたスマホを握ったまま覚醒して、雪姫は久しぶりにたまりきった愚痴を開放されたことと比例して酒量も過ごしたことを反省した。
体が重い、頭も重い。
職場のあるあるで、空港勤務はセキュリティのせいで中へ行くほどに遠回りさせられるのと、長い立ち仕事で足は万年むくみ、靴は月に2回ペースで履き潰す。
その足も、深酒あけでかなりむくんでいた。
習慣で足を揉もうとして、上半身を起こしてから雪姫は我が目を疑った。
ベッドの下の、雪姫が常なら着替えやら英語本を広げている場所に、男が寝ている。
その顔は見たような気もすれば、知らないような気もする。
まさか……とうとう酔っ払って男をテイクアウトでもしたのか。
いつもなら酒は飲んでも呑まれないもの。そんなザマは逆でも起こさせないが。
昨日の自分は相当に酷かった、その自覚は辛うじてある。
まず、自分の下着を確認。
そもそも普段のダボダボTシャツにズボンは履かない(余力のある時は気休めにむくみ防止のタイツを着用)格好のまま。
そして次の確認はサイドに置いたゴミ箱の確認。
勉強の名残の書き散らしたノートの一部書き損じや、メイクで出る常のものは確認したが、それらしい痕跡はやはりなし。
連れ込んだはいいが、酒でそのまま沈んだのか――?
疑問はありつつ、事故は発生していないと見て、そうっと床の男性を避けながら勉強机兼食事テーブルな万年コタツの横を通過すると、見慣れないものを発見した。
どうみても男物の財布。
もしや床にいらっしゃる人物のものだろうかと、持ち上げて広げると果たして免許証に同じ顔がある。
「……ふしがわ、じつ、や?さんかな……」
免許証にふりがなが振っていない故の痛恨のミス。
ふってあれば、伊黒の友達として名前を聞いたことがあるので雪姫にも誰なのかはわかったのだが。
伊黒に電話をして昨日の自分について聞こうかとも思ったが、寝ている知らない男性を起こすのも気が引ける。
勿論このままにはしておけないのだが、乙女の端くれとして心の準備というものがある。
--------キリトリ線-----------------------
いやもう、やっと空港への文句が終わったーーしかし今後も出てはきます(すいません)
そして、やっとでてきましたね!おまたせ、さねみん。ふしがわじつやになってるけど!!w
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