テキスト1
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「例の新人モンスターか……」
「そう!!韓国人クォーターだとか言って入ってきて、ハングルで何の役にも立たず、味の説明できるように飲める口なら試飲もしたほうがいいよとは言ったけども、仕事中に客から見えるとこで堂々と飲むとか想像できるか!!!しかも姉妹店でやらかして、何故私まで頭下げなきゃいけなくなった!!」
シフト編成は、月ごとに変更されて同じメンバーで固まることがない。
が、最悪の新人は上司が全員叱るのに疲れたと泣きを入れて、完全にどうやら雪姫が固定化されて人柱にされていた。
伊黒の彼女である甘露寺も、あれは可哀想すぎると言っていたが、じゃあカバーできるのかと言われると返事が止まったという。
「せめて、明日はゆっくりしろ……」
「あ、無理。午後に、上司の一人が嫌味田にメンタルやられて、一緒に心療内科行くの付き合ってって」
「嫌味田って……確か冬野の同期が、電車に乗れなくなって実家に帰るはめになったアレか」
「そう、あの勘違いクソ野郎。女の世界で数少ない男だからって、店長いないばっかのときにえばりちらして、何かと言いがかりつけて仕事できるメンバーを闇に落としてくれやがって」
年だけならば雪姫より下なのだが、数少ないメンズ要員だとメーカーの人間が可愛がったせいで勘違いに育ったこの男店員に、雪姫も目を付けられている。
見た目だけなら何の取り柄も見いだせないが、前の撤退した店にいたスペイン人と日本人のハーフという顔面偏差値が高い店員が去ってから、よほど寂しかった様子。
のちに一般エリアに移動した彼にたまたま遭遇し、雪姫が個人的に聞いたことによると女性メーカーたちの逆セクハラが酷く、尻を触られる程度は日常だったと聞いた。
イケメンも場合によっては損だね、と話をフラられたがその返しに困った伊黒は酒に逃げる。
「休みの間まで、上司の付き合いで大丈夫か?」
「しょうがないよ……雷なっただけで号泣電話きたよ……あれは結構な限界きてるわ……」
雪姫のほうも、珍しく酒が回っているらしい。
良い酒ではなく、悪いほうへ回ったか。
しかし雪姫の強さは底が知れない。
合コンの時に、酔わせたのをいいことに「苦しそうだからブラのホック外して上げるよ」とセクハラ発言と行動を起こそうとした男の手を払い除け、「触らないで」と拒絶してトイレに吐きに行き、後日聞いたら完全に記憶から消えていた。
伊黒は追加注文をしながら、トイレを口実にスマホにSOSを素早く打ち込んだ。
多分、同期は完全待機して連絡待ちでいるだろう。
--------キリトリ線-----------------------
→仕事の事件も新人も合コン幹事も全て管理人の実話。
さねみさんがーー早く出てくれないとーここはノンフィクになってしまうっ。えー、上司の話も実話です・・・、嫌味田も実在、名前だしてやろうかと思ったけど全国のK関Sさんに失礼だと思って(おい 電車に乗れなくなった子はそのまま青森に帰って連絡とれなくなりましたね・・・私さえ現場では昼休憩のたびに影で号泣してました汗