天の邪鬼の恋
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「ねー、伊之助さあ、彼女つくればいいじゃん。炭治郎どうこう言ってないで。さもなかったら炭治郎と付き合えよ。腐女子のニーズにでもこたえなよ」
「はあああああ!?おまえなに言ってんだ、うぜ!!なんで俺が炭治郎なんかと付き合うんだよ。きしょいこと抜かすな」
「じゃー善逸と」
「そこ変えても意味ねえだろ!!!なんで俺がヤローと付き合わなきゃいけねえんだよ。馬鹿かおまえ!」
「んじゃ、時透くん」
「はあ!?誰だよソレ、くんって野郎だろうが!!!」
「うるさい、ズンビッパの事情だよ!!」
「なんだそれ!!?美味いのか!?飯の名前か!?」
公式の事情だよ。
だってさあ、男女の友情の真偽はともかくさ、
あんたと友達やってんの、大変なんだけど。
「伊之助は知らないだろうけどさ、あたしも炭治郎も色々あるんだって」
「おまえと炭治郎に、なにが、あんだよ」
あ、やば。なにかイラつかせた。
伊之助の目に浮かぶ危険信号に、長年の勘ですぐさま気づく。
「おい、雪姫」
「あーーっと、ちょっとトイレ、いこっかなぁ」
「てめーー!逃げんな!!」
伊之助にくるりと背をむけて、逃げようとすると首に伊之助の腕が巻きついてきた。
し……しまる!!!
ていうか、ほんと無駄なく鍛えすぎ。
なんだこの胸板。たくましすぎる。
それ以前に、そういうスキンシップは他に人がいないとこだけにしろーー!
誤解されて女子にハブられたらどうしてくれるんだ。
そもそも灰色の青春送ってるのに、真っ黒な青春になるんですけど!!
「た、たんじろ~お!!!助けて、死ぬ!!」
「え?って、なにやってんだ、伊之助!雪姫の首しまってるじゃないか!!」
群がる伊之助ファンを避けながら炭治郎が近づいてきたが、伊之助の腕の力は緩まない。
ほとんど首つり状態だから!
昔はともかくあたしと今のあんたじゃそれなりの身長差あんだから、あたし今足が床についてないって!