NOoooooooo way!!! 黒尾Ver.
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こんなとき、チビの親友は物理で役に立たねぇな!なんか運動部にいるくせに、がっとここで伸びてあたしを魔の手から隠せよ。
とりあえず同じ5組を見ている真面目そうな人の影に、滑り込んでセーフ。
名前も存じませんが、どうもありがとう、背が高かった君。クラス同じようだからいつか感謝しよう。
「じゃー、あとでな……って、あ、雪姫、おまえ部活どーすんの?」
「きめてなーい」
って、あーそうだ、こいつ、中学もバレー部だった。
学校見にきたとき、体育館まで付き合わされたっけ……。
「俺は部活してるけど、帰りはおまえ先帰る?先帰るんならさー、あのゲーム、中ボスまですすめといて」
「う……」
ど、どーーしよ。
いつ、テツに接触するか。
休み時間につかまえられればいいが……編入して新しいクラスで、いきなし女子が男子に話しかけにいったら目立つじゃん!
しかも同中でもないし!
かといって、放課後、テツもどこかの部活に行ってたら捕まらない。奴もガキの時はやたらバレーにハマっていたが、もう卒業してるだろうし……チャラついたサッカー部とかバスケ部にでもいるんだろう。
いや、どーーーするあたし!?
ていうか、テツのやつそんなこと一切考えずにクラス入ったらすぐ話しかけてきそう!?
「雪姫、おい、電池キレてんのか?」
「……あとでLINEするわ」
「あっそ。ならいいけどな。おまえ……なんか隠してねえ?」
「べ、べつに?」
こーーー勘がいい相手だと困るわー……。
衛輔相手には「生理中でイライラすんだよーーーコンニャロー!!」とか八つ当たりしてボディーブローかましている仲だけに、隠し事ないし出来ないのが困ったとこだ。
あーーーー、もう、いっそぶちまけて……いやいや……捨て鉢モードはまだ早い、落ち着いて自称マイチキンハート!
自棄は早いぞ、あたし。
衛輔とクラスに別れるときには、もう疲労で目がかすみそうだった。
廊下で何もしらない平和な悪友、衛輔とようやく別れて5組に入る。
ああ!席順!?席順ってどーなってんの!?
もし隣なら、なんら違和感なく、話しかけられることにまたも遅れて気がついた。
くっそう、別に望んでないけど、この際親のくだらない約束反故には手をかえられない。隣の席に、黒尾鉄朗を召還せよ!!
教室には、名前や番号やあれこれが机にあらかじめ配布されて席は決まっていた。
「あ……えっと、隣の席ですか?」
「おー、君か、さっきありがとう」
「は?」
隣はテツじゃなかった……。あのクラスはりだされたときに隠れ蓑に使ったあの背の高い男子だった。
ので、さっそくお礼を言うことになったな。
「俺、赤葦京治です。よろしく」
「どうも、冬野雪姫です」
なんか、真面目そーー。
あれね、なんていうか、うっかり正直にあたしの毒をぶつけたらいけないピュアタイプと見た!!
そして、なんか見たことあるよそのスポーツバッグ!!もしかしてバレー部じゃないよね?
屋内スポーツだと、衛輔と知り合いかもしれん……うわ、ここにも危険分子。頼む、あれだ……バトミントン部とか卓球部とかであれ!!きっと楽しいよ、テーブルテーニス!!!!!
……とか思って着席寸前、教室の入口にあのお気楽ものの頭が見えた。
あたしの顔見て、いきなり下の名前で呼ぼうとしたのがわかって、人差し指を口にあてて「今は黙りやがれ、てめえ」と心の中でとなえる。
さすがに付き合い長い分、あたしの性格とか表情で何が言いたいのかわかったらしい。
うんうんと頷いて、教室半分にするとしたら向こう側の後ろに座ってしまった。
ちっくしょーーー遠いじゃん!!
どうやったら、いいなずけとかいう空恐ろしい事実を知られずに話しかけられるのーー!??
ていうか、「あの人にどうやって話しかけよう♡」みたいな乙女チックモードは幻の先輩(仮)に託してたのに、なんでいまテツ相手に発動せねばならない。
ああ、くそなんてもったいねえ。
あたしにあるかなしかの、僅かな女子力をすり減らすな!!!JKポイント残弾2とかだぞ!
あたしは編入だからテツ以外知らんが、元々音駒にきてたふつうの方らはクラス替えなわけで。簡単な自己紹介とかありきたりな説明や、二年の学校生活についてのうんぬんなんかを、ぼーーっと聞き流す。
あたしはそれどころじゃねえーーーっての。
ああーーどうしよう。
握ったままのスマホがかすかに光ったから、LINEをあけてみれば相手は衛輔。
やはりあいつも暇なのか。
こういううんざりとか、あいも変わらず一心同体とみた。しかし悪友よ、おまえには許嫁という地雷はいない。
--------キリトリ線--------
なんちゃって音駒なので黒尾2年設定なのに、赤葦もしれっと2年設定でクラスメイトです(爆)
木兎、岩ちゃんなどもこの後爆誕します(爆)
とりあえず同じ5組を見ている真面目そうな人の影に、滑り込んでセーフ。
名前も存じませんが、どうもありがとう、背が高かった君。クラス同じようだからいつか感謝しよう。
「じゃー、あとでな……って、あ、雪姫、おまえ部活どーすんの?」
「きめてなーい」
って、あーそうだ、こいつ、中学もバレー部だった。
学校見にきたとき、体育館まで付き合わされたっけ……。
「俺は部活してるけど、帰りはおまえ先帰る?先帰るんならさー、あのゲーム、中ボスまですすめといて」
「う……」
ど、どーーしよ。
いつ、テツに接触するか。
休み時間につかまえられればいいが……編入して新しいクラスで、いきなし女子が男子に話しかけにいったら目立つじゃん!
しかも同中でもないし!
かといって、放課後、テツもどこかの部活に行ってたら捕まらない。奴もガキの時はやたらバレーにハマっていたが、もう卒業してるだろうし……チャラついたサッカー部とかバスケ部にでもいるんだろう。
いや、どーーーするあたし!?
ていうか、テツのやつそんなこと一切考えずにクラス入ったらすぐ話しかけてきそう!?
「雪姫、おい、電池キレてんのか?」
「……あとでLINEするわ」
「あっそ。ならいいけどな。おまえ……なんか隠してねえ?」
「べ、べつに?」
こーーー勘がいい相手だと困るわー……。
衛輔相手には「生理中でイライラすんだよーーーコンニャロー!!」とか八つ当たりしてボディーブローかましている仲だけに、隠し事ないし出来ないのが困ったとこだ。
あーーーー、もう、いっそぶちまけて……いやいや……捨て鉢モードはまだ早い、落ち着いて自称マイチキンハート!
自棄は早いぞ、あたし。
衛輔とクラスに別れるときには、もう疲労で目がかすみそうだった。
廊下で何もしらない平和な悪友、衛輔とようやく別れて5組に入る。
ああ!席順!?席順ってどーなってんの!?
もし隣なら、なんら違和感なく、話しかけられることにまたも遅れて気がついた。
くっそう、別に望んでないけど、この際親のくだらない約束反故には手をかえられない。隣の席に、黒尾鉄朗を召還せよ!!
教室には、名前や番号やあれこれが机にあらかじめ配布されて席は決まっていた。
「あ……えっと、隣の席ですか?」
「おー、君か、さっきありがとう」
「は?」
隣はテツじゃなかった……。あのクラスはりだされたときに隠れ蓑に使ったあの背の高い男子だった。
ので、さっそくお礼を言うことになったな。
「俺、赤葦京治です。よろしく」
「どうも、冬野雪姫です」
なんか、真面目そーー。
あれね、なんていうか、うっかり正直にあたしの毒をぶつけたらいけないピュアタイプと見た!!
そして、なんか見たことあるよそのスポーツバッグ!!もしかしてバレー部じゃないよね?
屋内スポーツだと、衛輔と知り合いかもしれん……うわ、ここにも危険分子。頼む、あれだ……バトミントン部とか卓球部とかであれ!!きっと楽しいよ、テーブルテーニス!!!!!
……とか思って着席寸前、教室の入口にあのお気楽ものの頭が見えた。
あたしの顔見て、いきなり下の名前で呼ぼうとしたのがわかって、人差し指を口にあてて「今は黙りやがれ、てめえ」と心の中でとなえる。
さすがに付き合い長い分、あたしの性格とか表情で何が言いたいのかわかったらしい。
うんうんと頷いて、教室半分にするとしたら向こう側の後ろに座ってしまった。
ちっくしょーーー遠いじゃん!!
どうやったら、いいなずけとかいう空恐ろしい事実を知られずに話しかけられるのーー!??
ていうか、「あの人にどうやって話しかけよう♡」みたいな乙女チックモードは幻の先輩(仮)に託してたのに、なんでいまテツ相手に発動せねばならない。
ああ、くそなんてもったいねえ。
あたしにあるかなしかの、僅かな女子力をすり減らすな!!!JKポイント残弾2とかだぞ!
あたしは編入だからテツ以外知らんが、元々音駒にきてたふつうの方らはクラス替えなわけで。簡単な自己紹介とかありきたりな説明や、二年の学校生活についてのうんぬんなんかを、ぼーーっと聞き流す。
あたしはそれどころじゃねえーーーっての。
ああーーどうしよう。
握ったままのスマホがかすかに光ったから、LINEをあけてみれば相手は衛輔。
やはりあいつも暇なのか。
こういううんざりとか、あいも変わらず一心同体とみた。しかし悪友よ、おまえには許嫁という地雷はいない。
--------キリトリ線--------
なんちゃって音駒なので黒尾2年設定なのに、赤葦もしれっと2年設定でクラスメイトです(爆)
木兎、岩ちゃんなどもこの後爆誕します(爆)