月光に散らす[宇髄天元夢連載]
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宇髄の言葉に、兄妹はそれぞれが即答した。
「うざい」
「厄介な神?迷惑な神を名乗ってるヤバい人??」
「ないわー、ほんと残念だなー。認識も、ココも」
ぺろんと宇髄が雪姫の臀を軽く触る。
その瞬間、実弥がナイフで技を放ち寸前で宇髄が自分の厚みのあるナイフで受ける。
そして実弥ごと結界技の応用で雪姫が弾き飛ばすのがコンマ秒で、発生した。
普通の家ならとっくに玄関から吹き飛んでいるが、柱二人が在籍している家の強度は強かった。
最も産屋敷家はこんな事態を想定して作ったわけではないのだが。
「今すぐ、その両腕落としてやるぜこの糞ボケがぁ!!」
「セクハラ柱!!へんたい柱!!乙女をなんだと思ってんの、こんの変態!!!」
「……すいません。もうしません。結界解除してくれないと……俺の体が派手にミンチになりそ」
「ああ?なれよ、叩いて叩いてハンバーグにしてやらァ」
「え!?人肉とかキモいから嫌」
雪姫の残念さは男兄弟たちに挟まれて育ったせいと、二人共口が悪かった為に口調が乙女を捨てがちなところだ。
しかし妙に現実的なところで冷静になった雪姫は、宇髄を壁にゴリゴリと押し込んでいた結界を解除する。
それと同時に見えない壁で宇髄と反対側にめり込んでいた実弥が飛びかかったが、寸前で宇髄が死のシスコンパンチを回避した。
そして任務明けで食欲を優先した雪姫はエコバックを回収して再びキッチンへ走り去る。
「しっかし、見事に張るよなァ。アレは星の呼吸の漆ノ型”守護の大斎”だろ」
「雪姫を褒めることでさっきのがうやむやに出来ると思ってンじゃねぇだろうなァ?」
「違うわ、いわゆるバリア技だろーアレ。本来結界っていえば神域結界だけだけど、雪姫は守護のバリアみたいにいつも使ってンじゃんよ」
柱でも神域結界のみで、種類の多い結界は星柱である雪姫だけのオリジナルである。
主に鬼から味方を守る時に使用され、応用で鬼にカウンターを食らわせることも出来るが、それも神域結界を張ったまま行われる動きで、二重の呼吸が常に合わさっていると言っていい。
「やっぱ、アレ使えるせいで激務なんだよなー雪姫は」
「――宇髄。雪姫からのプレゼントの俺のエプロンと玄弥が買ってきた俺のスリッパを返さないと次こそは擦り下ろしてやんぞ」
「はー、お前のシスコンブラコンがガチすぎて恐いから返す。あっためておいてやったと思え」
「てめぇのぬくもりなんていらねェんだよ、クソボケが。あと勝手に作った合鍵とやらを返せ」
「あっそォ、それがお館様からの命令でも?」
宇髄の一言に、実弥が停止した。
「うざい」
「厄介な神?迷惑な神を名乗ってるヤバい人??」
「ないわー、ほんと残念だなー。認識も、ココも」
ぺろんと宇髄が雪姫の臀を軽く触る。
その瞬間、実弥がナイフで技を放ち寸前で宇髄が自分の厚みのあるナイフで受ける。
そして実弥ごと結界技の応用で雪姫が弾き飛ばすのがコンマ秒で、発生した。
普通の家ならとっくに玄関から吹き飛んでいるが、柱二人が在籍している家の強度は強かった。
最も産屋敷家はこんな事態を想定して作ったわけではないのだが。
「今すぐ、その両腕落としてやるぜこの糞ボケがぁ!!」
「セクハラ柱!!へんたい柱!!乙女をなんだと思ってんの、こんの変態!!!」
「……すいません。もうしません。結界解除してくれないと……俺の体が派手にミンチになりそ」
「ああ?なれよ、叩いて叩いてハンバーグにしてやらァ」
「え!?人肉とかキモいから嫌」
雪姫の残念さは男兄弟たちに挟まれて育ったせいと、二人共口が悪かった為に口調が乙女を捨てがちなところだ。
しかし妙に現実的なところで冷静になった雪姫は、宇髄を壁にゴリゴリと押し込んでいた結界を解除する。
それと同時に見えない壁で宇髄と反対側にめり込んでいた実弥が飛びかかったが、寸前で宇髄が死のシスコンパンチを回避した。
そして任務明けで食欲を優先した雪姫はエコバックを回収して再びキッチンへ走り去る。
「しっかし、見事に張るよなァ。アレは星の呼吸の漆ノ型”守護の大斎”だろ」
「雪姫を褒めることでさっきのがうやむやに出来ると思ってンじゃねぇだろうなァ?」
「違うわ、いわゆるバリア技だろーアレ。本来結界っていえば神域結界だけだけど、雪姫は守護のバリアみたいにいつも使ってンじゃんよ」
柱でも神域結界のみで、種類の多い結界は星柱である雪姫だけのオリジナルである。
主に鬼から味方を守る時に使用され、応用で鬼にカウンターを食らわせることも出来るが、それも神域結界を張ったまま行われる動きで、二重の呼吸が常に合わさっていると言っていい。
「やっぱ、アレ使えるせいで激務なんだよなー雪姫は」
「――宇髄。雪姫からのプレゼントの俺のエプロンと玄弥が買ってきた俺のスリッパを返さないと次こそは擦り下ろしてやんぞ」
「はー、お前のシスコンブラコンがガチすぎて恐いから返す。あっためておいてやったと思え」
「てめぇのぬくもりなんていらねェんだよ、クソボケが。あと勝手に作った合鍵とやらを返せ」
「あっそォ、それがお館様からの命令でも?」
宇髄の一言に、実弥が停止した。
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