月光に散らす[宇髄天元夢連載]
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「天元、そろそろお兄ガチギレ寸前なんだけどー。あ、お味噌汁の匂いー!なんの具かなー」
仲間殺しをしかねない兄を放置して、雪姫はキッチンへと移動した。
そしてそんな兄は、未だ血管を浮かせたまま宇髄にヤクザの本業もたじろぐガンを飛ばしている。
しかしそんなことでたじろぐ音柱ではない。
「雪姫、ちゃんと手ェあらえよー。あ、あとシャンプー切れてたから交換しといたわ」
「てめぇはそろそろ死ぬか?うざい?」
「そんなに怒るなって、お前らのとこ、末っ子が鬼殺隊入ったんだってな?派手にぶっちゃけると、ちょっとどーしてるかってのと、純粋に一緒に飯を食おうと思ったワケよ」
「――余計な世話だァ」
舌打ちをして、ようやく実弥は宇髄の服を離した。
全力で握っていたので服は指の形までくっきりと伸びている。
「あーあ、コレ雪姫が末っ子に買ってやったやつなんじゃねーのォ、どーすんの」
「う……」
言われて思い出したが、時すでに遅い。
雪姫が玄弥へと買ってきた新品パーカーは、残念な状態としか呼べない。
「ねー!けんちん汁美味しそうー早く唐揚げ作るから、お兄持ってきてー……あああ!!玄弥のためのパーカーがぁ!!!」
「悪いのはそこのおにーさんでーす」
「ちがうね、絶対そもそもそれを開けて着た天元が悪いんだね!!弁償して、新品で弁償!!」
「たかりですか?この兄妹迷惑なんですけどぉ。俺をなんだと思ってンの、マジで」
仲間殺しをしかねない兄を放置して、雪姫はキッチンへと移動した。
そしてそんな兄は、未だ血管を浮かせたまま宇髄にヤクザの本業もたじろぐガンを飛ばしている。
しかしそんなことでたじろぐ音柱ではない。
「雪姫、ちゃんと手ェあらえよー。あ、あとシャンプー切れてたから交換しといたわ」
「てめぇはそろそろ死ぬか?うざい?」
「そんなに怒るなって、お前らのとこ、末っ子が鬼殺隊入ったんだってな?派手にぶっちゃけると、ちょっとどーしてるかってのと、純粋に一緒に飯を食おうと思ったワケよ」
「――余計な世話だァ」
舌打ちをして、ようやく実弥は宇髄の服を離した。
全力で握っていたので服は指の形までくっきりと伸びている。
「あーあ、コレ雪姫が末っ子に買ってやったやつなんじゃねーのォ、どーすんの」
「う……」
言われて思い出したが、時すでに遅い。
雪姫が玄弥へと買ってきた新品パーカーは、残念な状態としか呼べない。
「ねー!けんちん汁美味しそうー早く唐揚げ作るから、お兄持ってきてー……あああ!!玄弥のためのパーカーがぁ!!!」
「悪いのはそこのおにーさんでーす」
「ちがうね、絶対そもそもそれを開けて着た天元が悪いんだね!!弁償して、新品で弁償!!」
「たかりですか?この兄妹迷惑なんですけどぉ。俺をなんだと思ってンの、マジで」