天に咲くは乙女の銃口
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
かつては日輪刀で倒してきたが、現代では流石に目立つ。
時代と共に変容してきた武器も、今ではアーミーナイフとなり、素材は日輪刀と同じではあるが威力が下がる。
故に、サポートとして銃弾に日輪刀の素材となった石が入ったものが支給され、ナイフとの携帯がお馴染みの装備となった。
かつては隊士の多くが呼吸法を使えていたが、今は呼吸を使える隊士も減り、呼吸には必ず神域結界という技が必須となってからはさらなる困難が増えた。
神域結界は、鬼と鬼殺隊のみで空間を遮断し、一般の人間には入れず音も聞こえない。
これを極めるには全集中常中は勿論、特殊な才能が必要とされる。
そして不死川雪姫は結界に於いて天賦の才があった。
14歳になるより早く、才能を見いだされてスカウトされ柱へ昇格すると、武術は後から仕上げきって鬼殺隊の守護神と呼ばれることとなる。
勿論、柱と呼ばれる者は全員が結界術を習得している。
しかし多くの隊士たちは、結界だけに特化したものや戦闘に特化したメンバーが多く、二人組以下の任務は基本前提として無い。
柱であれ、誰か必ず一人は連れて行くことが義務付けられている。
隊服も時代と変化して、今はどんな場所にも馴染む黒いスーツが隊服として支給されていた。
ランクの低い低級鬼の一撃などは軽症にされる優れものなのだが、鬼殺隊メンバーも柱階級になると好きな着こなしも多目に見られるので、雪姫の兄である実弥もだいぶ着崩している。
隠と呼ばれていた事後処理部隊は、シャドウと呼ばれており、鬼殺隊と共に特殊なアプリで派遣されているが中には公安などの警察機関も含まれていた。
産屋敷財閥が率いているのは、あくまで水面下である。
表での鬼殺隊は宮内庁の直轄であり、警察庁にも管轄を得ている。
MS(ミリタリー・スペシャリスト)特殊部隊という名称で、成人したメンバーは手帳も持っているが、鬼殺隊の人間たちは滅殺の略称だという噂もある。
「お兄さぁ……未だ玄弥のこと怒ってるの?」
「あぁ?……喜べねェだろ。雪姫は先に柱になるしよォ」
「あー、うーーソレ言われると――ゴメン」
実弥と雪姫には弟が居る。