幸福 リザさん百合夢
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「あ、おかえりー」
「…………」
「…毎日これじゃ、私の身が保たないわよ。本当に萌え殺す気…?」
帰る度に“おかえり”と出迎えてくれる。
白いエプロンを付けて。
綺麗な金色の髪を一本に結い上げて。
眼鏡の奥にある綺麗なオッドアイで私を見つめながら。
“おかえり”なんて言われたら。
抱き締めるしかないと思うの。
「ただいまです…アイリさん…」
「ん、おかえりなさい」
ちゅ、とキスをして、手を繋いでリビングへ。
ちなみに私も住んでたマンションを引き払って、アイリさんと良いマンションへと引っ越した。
“頑張ったご褒美に”と言ってね。
「ですが…イシュヴァールへと膨大な額の寄付をしてくださったのに…大丈夫なんですか…?」
「……匿名で出したのに」
「あんな額の寄付が出来るのはあなたしか居ませんよ」
「でもあれ、半分くらいだから大丈夫よ」
「あれで半分!?通帳見せてください…!」
「………引かないでね…」
「……………」
「引かないでって言ったのに…」
私たちマスタング組は、マルコー氏との約束でイシュヴァール政策に取り組んでいたら。
匿名で恐ろしい額の寄付があってね…。
“……小さな国の国家予算並の貯金があるんじゃないのか…あの方は…”
“…お、恐ろしい…”
みんなで顔を真っ青にさせたわ…。
まぁ二人で住むには少し広いけど、それは。
『こんにちはー!ホークアイ大尉ー!アイリさーん!』
『こんにちはー!』
「あ、エドワード君たち来ましたよ」
「えぇ、通してあげて」
たくさんのお客様が頻繁に来るから良しとしてるわ。
「…っ」
「…大丈夫ですか?鎮痛剤飲みましょう…」
夜中に起きれば、アイリさんが目を押さえてベッドの淵に座っていて。
「…今飲んだから大丈夫よ…ありがとう…」
力無く笑う表情も。
申し訳ないけど好きだなぁって思ってしまって。
「…リザ?…ん…」
目を押さえるアイリさんの手を取って、キスをして。
「……もう…私を萌え殺す気でしょ…あなたは…」
アイリさんの首に腕を回し、ゆっくりと後ろに倒れ込む。
啄むようなキスをして。
「ン…ん…」
舌を絡め合わせて。
「ふ…っんぅ…っ」
吐息を吸って。
目の痛みを誤魔化せればいいと思いながら。
深く溺れるようなキスを堪能して。
「…ん、ぁ…っ」
アイリさんが私の胸に触れて来たら、鎮痛剤が効いて来たという合図なの。
「あ、リザ。今日はちょっと中央に行ってくるから」
「はい。国土錬成陣跡地についての会議ですね」
「えぇ、責任者って面倒よねぇ」
「でも、退役してもなお信頼されるあなたが自慢ですよ」
「やめてそんな可愛いこと言わないで抱いてもいい?」
「遅刻しますから!」
アメストリス全土に敷かれている国土錬成陣を早急に埋めなければ、またホムンクルスのような悪に利用されかねないと。
軍を退役したけど、これだけはアイリさんに何とかしてほしいとグラマン大総統が仰っていてね。
「……その服を着てかれるんですか?」
「え?変?」
「……誰を誘惑するつもりですか…」
「なぁにもう!可愛いすぎじゃないもう!」
…青い軍服に守られていたのね…今まで…。
忙しい日々だけれど。
ブラッドレイ政権よりも遥かに穏やかな日々で。
「アイリさん、今日食事でもご一緒にどうですか?」
「あら、奢りなら「マスタング准将、隠れて人の妻を誘わないでください」
「……妻は君の方じゃないのかね」
「私に妻になってほしいんですって。可愛い旦那様でしょ?」
マスタング准将や。
「アイリさん、来週合コンあるんスけどどうっスか?」
「いい「わけないですよねアイリさん。ハボック少尉、次アイリさんを誘ったらその頭に穴が空くから気をつけてね?」
「…俺もう少尉じゃないんスけど…」
「いつまでもハボック少尉なのよ、あなたは」
ハボック元少尉が何かとアイリさんを誘って来て。
アイリさんも私の嫉妬心を煽るように受けようとするんだもの。
「……監禁しますよ、アイリさん」
「凄い独占欲ね…。でもリザになら監禁されてもいいかなー」
なんて、一歩も前に出れないのよ…。
頻繁に体の痛みと目の痛みに苦しんでいるけれど。
「~♪~♪」
鼻歌混じりでキッチンに立ってくれるアイリさんを見る度に。
「音外れてますよ?」
「…どうせ音痴ですよ!」
幸福を感じているの。
ずっと夢にまで見たアイリさんとの暮らしを。
「はぁ…もう…リザは眼鏡禁止ね…」
「?変ですか?」
「その逆よ…愛いすぎてヤヴァイ…」
幸せな暮らしを送れることに感謝して。
「猫飼いたいんだけど、いい?」
「……ハヤテ号がいるんですから、ダメです」
「ハヤテ号は優しいから大丈夫よ。ロシアンブルーとマンチカンどっちがいい?」
「………アイリさん、ダメだと言いましたよ」
「えー…ダメー?私ちゃんとハヤテ号と同じくらい愛情注ぐけど…」
「………私…を…構ってくれなくなるの…嫌です…」
「…やぁだもう萌え死ぬ本当に…」
手を繋いで、心も繋いで。
アイリさんと一緒に歩んで行くの。
「好き、愛してるわリザ。」
「私も…愛してますアイリさん…」
ずっと、永遠に。
END
「あ、おかえりー」
「…………」
「…毎日これじゃ、私の身が保たないわよ。本当に萌え殺す気…?」
帰る度に“おかえり”と出迎えてくれる。
白いエプロンを付けて。
綺麗な金色の髪を一本に結い上げて。
眼鏡の奥にある綺麗なオッドアイで私を見つめながら。
“おかえり”なんて言われたら。
抱き締めるしかないと思うの。
「ただいまです…アイリさん…」
「ん、おかえりなさい」
ちゅ、とキスをして、手を繋いでリビングへ。
ちなみに私も住んでたマンションを引き払って、アイリさんと良いマンションへと引っ越した。
“頑張ったご褒美に”と言ってね。
「ですが…イシュヴァールへと膨大な額の寄付をしてくださったのに…大丈夫なんですか…?」
「……匿名で出したのに」
「あんな額の寄付が出来るのはあなたしか居ませんよ」
「でもあれ、半分くらいだから大丈夫よ」
「あれで半分!?通帳見せてください…!」
「………引かないでね…」
「……………」
「引かないでって言ったのに…」
私たちマスタング組は、マルコー氏との約束でイシュヴァール政策に取り組んでいたら。
匿名で恐ろしい額の寄付があってね…。
“……小さな国の国家予算並の貯金があるんじゃないのか…あの方は…”
“…お、恐ろしい…”
みんなで顔を真っ青にさせたわ…。
まぁ二人で住むには少し広いけど、それは。
『こんにちはー!ホークアイ大尉ー!アイリさーん!』
『こんにちはー!』
「あ、エドワード君たち来ましたよ」
「えぇ、通してあげて」
たくさんのお客様が頻繁に来るから良しとしてるわ。
「…っ」
「…大丈夫ですか?鎮痛剤飲みましょう…」
夜中に起きれば、アイリさんが目を押さえてベッドの淵に座っていて。
「…今飲んだから大丈夫よ…ありがとう…」
力無く笑う表情も。
申し訳ないけど好きだなぁって思ってしまって。
「…リザ?…ん…」
目を押さえるアイリさんの手を取って、キスをして。
「……もう…私を萌え殺す気でしょ…あなたは…」
アイリさんの首に腕を回し、ゆっくりと後ろに倒れ込む。
啄むようなキスをして。
「ン…ん…」
舌を絡め合わせて。
「ふ…っんぅ…っ」
吐息を吸って。
目の痛みを誤魔化せればいいと思いながら。
深く溺れるようなキスを堪能して。
「…ん、ぁ…っ」
アイリさんが私の胸に触れて来たら、鎮痛剤が効いて来たという合図なの。
「あ、リザ。今日はちょっと中央に行ってくるから」
「はい。国土錬成陣跡地についての会議ですね」
「えぇ、責任者って面倒よねぇ」
「でも、退役してもなお信頼されるあなたが自慢ですよ」
「やめてそんな可愛いこと言わないで抱いてもいい?」
「遅刻しますから!」
アメストリス全土に敷かれている国土錬成陣を早急に埋めなければ、またホムンクルスのような悪に利用されかねないと。
軍を退役したけど、これだけはアイリさんに何とかしてほしいとグラマン大総統が仰っていてね。
「……その服を着てかれるんですか?」
「え?変?」
「……誰を誘惑するつもりですか…」
「なぁにもう!可愛いすぎじゃないもう!」
…青い軍服に守られていたのね…今まで…。
忙しい日々だけれど。
ブラッドレイ政権よりも遥かに穏やかな日々で。
「アイリさん、今日食事でもご一緒にどうですか?」
「あら、奢りなら「マスタング准将、隠れて人の妻を誘わないでください」
「……妻は君の方じゃないのかね」
「私に妻になってほしいんですって。可愛い旦那様でしょ?」
マスタング准将や。
「アイリさん、来週合コンあるんスけどどうっスか?」
「いい「わけないですよねアイリさん。ハボック少尉、次アイリさんを誘ったらその頭に穴が空くから気をつけてね?」
「…俺もう少尉じゃないんスけど…」
「いつまでもハボック少尉なのよ、あなたは」
ハボック元少尉が何かとアイリさんを誘って来て。
アイリさんも私の嫉妬心を煽るように受けようとするんだもの。
「……監禁しますよ、アイリさん」
「凄い独占欲ね…。でもリザになら監禁されてもいいかなー」
なんて、一歩も前に出れないのよ…。
頻繁に体の痛みと目の痛みに苦しんでいるけれど。
「~♪~♪」
鼻歌混じりでキッチンに立ってくれるアイリさんを見る度に。
「音外れてますよ?」
「…どうせ音痴ですよ!」
幸福を感じているの。
ずっと夢にまで見たアイリさんとの暮らしを。
「はぁ…もう…リザは眼鏡禁止ね…」
「?変ですか?」
「その逆よ…愛いすぎてヤヴァイ…」
幸せな暮らしを送れることに感謝して。
「猫飼いたいんだけど、いい?」
「……ハヤテ号がいるんですから、ダメです」
「ハヤテ号は優しいから大丈夫よ。ロシアンブルーとマンチカンどっちがいい?」
「………アイリさん、ダメだと言いましたよ」
「えー…ダメー?私ちゃんとハヤテ号と同じくらい愛情注ぐけど…」
「………私…を…構ってくれなくなるの…嫌です…」
「…やぁだもう萌え死ぬ本当に…」
手を繋いで、心も繋いで。
アイリさんと一緒に歩んで行くの。
「好き、愛してるわリザ。」
「私も…愛してますアイリさん…」
ずっと、永遠に。
END
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