pixiv作品 名探偵コナン
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『はぁ!?なんでなんでなんで!?意味わからない!』
「…あいつの声だ。また何かやらかしたな」
ある日。
刑事課の近くを通りかかった時。
同期の冬華の声が聞こえてきた。
あいつはひどく興奮していて、ひどく怒っていた。
「浅葱先輩」
名を呼ばれ、振り返れば。
「!…萩原か」
同じ交通課の後輩、萩原 千速が立っていた。
「今、あの人のすごい声聞こえませんでした?」
「ああ、ブチギレてる声が聞こえていたな」
何をやらかしたのだろうか。
ここで待っていなくとも、どうせ交通課に来て私に泣きついてくるのだが。
「…」
「なんですか」
「いや」
今回は結構な怒りと見たから、話を聞いてやるか。
「何か言いたげですよね」
萩原は私より僅かに身長が高いため、目線を少し上げねばならない。
「お前、報告書を提出しないといけないんじゃなかったのか?」
こいつの白バイの操縦技術は目を見張るものがあり、こいつに並ぶバイク乗りは早々いないだろうと思える程の実力の持ち主なんだが。
「…大袈裟なんですよ、みんな」
「白バイを一台駄目にして大袈裟なわけがあるか」
無茶な操縦ばかりしてよく白バイを駄目にしていた。
萩原は頬を膨らませ、不貞腐れた。
『だってあいつが悪いじゃん!!』
『いやまぁそうなんだが…ってちょっと待て冬華!』
『もう知らない!もう重悟のこと十四って呼ぶから!』
またわけのわからないキレ方をしているあいつの声に、私は小さく笑う。
「重悟を十四って呼ぶって…」
どんなキレ方だか、と萩原も笑った。
そんな萩原を横目で見上げた時。
バンッ
「おい冬華!」
「ええい煩い煩い!私は現場に行く!」
刑事課の横溝重悟とあいつが出てきた。
「「!!」」
あいつの頬には白いガーゼが貼られていて。
「!あ!一華!!ねー!聞いてよ一華ぁ!」
私に気付いた冬華は、私に飛びついてきた。
ほらな?泣きついてきただろ。
毎回そうなんだ。
やらかす度に私の下に来て、愚痴を言い始める。
「何をやらかしたんだ、お前は」
と言いながら、もう一度萩原を横目で見る。
眉間に皺を寄せ、ギュッと拳を握って。
悔しい、という気持ちを隠さずに露わにさせていた。
そう。
こいつは冬華に好意を抱いている。
きっかけは何なのかは知らんが、“浅葱先輩って冬華さんのこと好きなんですか?”と聞かれたことで知った萩原の想い。
「今日検挙した星に苦し紛れに殴られたから殴り返したの!そしたら謹慎だって!意味わからなくない!?」
「…どうせまたボコボコにしたんだろ」
と、私がため息混じりに言うと、横溝重悟が額を押さえながら私を指した。
“正解”という意味で。
こいつは犯罪者に対して異常なまでに冷たくなる。
どんな理由があったとしても、決して同情は見せずに淡々としているから。
そんな犯罪者に殴られたなら絶対に殴り返すし、なんなら止めないと死ぬまで殴り続けそうなくらい冷淡な奴なんだ。
「先に殴ってきたほうが悪くない!?」
涙目で私に訴えかけられてもな。
「やりすぎなんだよお前は…」
「十四は黙ってて!!」
「誰が十四だ」
私はため息を零して、不機嫌を醸し出しすぎている萩原へとこいつを託す。
「…浅葱さん?」
怪訝な表情で私を見る萩原と。
「千速ちゃんならわかってくれるわよね!?」
「…っ!?」
萩原へと詰め寄り始める冬華の押しに負けて。
「…っそれは星が悪すぎだろ重悟!」
冬華を庇った。
萩原ならきっとこいつを庇うだろうと思ってな。
冬華も庇われると思わなかったのか、一瞬だけ驚きを見せたが。
「千速、お前「千速ちゃんだけが味方だぁ…!」
「…っ」
すぐに涙目で萩原の胸に擦り寄り、萩原は顔が赤くなりそうなのを根性で抑えていた。
「まぁ、飲みにくらい付き合ってやるよ」
私は冬華の頭を撫でて、話くらいは聞いてやると言うと。
「一華は味方になってくれなかったしなぁ…!」
ジト目で睨んできたから。
「奢ってやろうと思ったが、いらん世話だったか」
と、肩を竦めてやれば。
「うそうそうそ!大好き一華!!」
萩原から離れてまた私に抱きついてきた。
「……」
ムゥ、ってまた萩原が頬を膨らませた。
なかなかに面倒な立ち位置になってしまったものだな。
「浅葱先輩、ちょっといいですか?」
「なんだ。報告書の作成は手伝ってやらんぞ」
交通課のオフィスにて。
交通事故の当事者から聴取した供述調書を作成していた時。
また萩原に声をかけられた。
「違いますよ」
これから巡回なのか、ヘルメットを脇に抱えている。
「あの人について聞きたいんですけど」
「あいつについて?」
手を止め、萩原を見上げる。
眉間に皺を寄せたままだ。
いかにも嫉妬をしてますというような。
「……」
私は視線を戻して、供述調書作成を再開する。
「浅葱先ぱ「それは仕事中じゃないと駄目なのか?」
萩原の言葉を遮る。
「お前、これから巡回だろう?」
報告書だって書いている様子もなかった。
「……巡回終わったらでもいいです」
また萩原を見上げる。
あいつについて何を聞きたいのか知らないが。
「わかった」
と伝えれば、萩原は少しだけ表情が柔らかくなって。
「巡回行ってきます」
「くれぐれも気を付けろよ」
白バイを駄目にするなよ、という意味を込めて萩原を送り出した。
「あいつについて聞きたいこと、か」
それでも特別仲が良かったかと言われればそうでもない。
“一華、暇。構って”
“私は暇ではないから断るどっか行け”
“冷たーい。まぁそれが一華らしいけども”
あいつは常に私の近くにいた。
こいつの暴力を止めるわけでもないから、こいつにとっては楽だったのかもしれんな。
“アメちゃんあげる”
まぁ私にとっても、こいつはベタベタとくっ付いてくるわけでもなく かと言って話す方でもなく。
しかしそれが。
“冬華、髪に虫付いてるぞ”
“ああ?私の髪に停まるたぁいい度胸してるわね”
なんとなく。
居心地が良かった。
「聞いてる!?一華!?」
「聞こえてるよ」
交通課のオフィスまで愚痴を撒き散らしに来た。
てっきり勝手に現場に出たのかと思っていたが。
オフィスにいる交通課の奴らも、苦笑いを浮かべている。
そんな中、私は書類作成をしながらあいつの愚痴に付き合っている。
「女を殴るなんて最低な奴じゃん!」
とか。
「自分が犯罪犯したくせにさ!」
とか。
「私が女だからって舐められたもんよね!」
などなど。
萩原のデスクに腰をかけ、キャンキャンと吠えている。
「だからやりすぎなんだよ、お前は昔から」
私は苦笑を零す。
こいつは売られた喧嘩は全部買う。
整った顔立ちが仇となり、中学時代はイジメを受けていたが。
イジメていた奴ら全員に報復をした。
教師に言うとか、親に言うとか、教育委員会に報告とか。
そんなレベルの報復じゃない。
男だろうと女だろうと、全員血祭りに上げて。
クラス全員がいる教室の中で土下座をさせて。
“死にてぇのか、こら”
たった一言で黙らせた。
あの時はみんな怯えていたよ。
ドスの効いた低い声から放たれる“殺す”という言葉の重さに、みんな何も言えずにいた中で。
“冬華、駅前に出来たバイクショップ見に行くぞ”
“あ、はーい。クレープも食べたいなー”
私は至極普通にあいつと接したことで。
“…猛獣使いや…”
“怖ぇ…”
などと畏怖されてしまった。
あいつはイジメを受けていた側だが、やりすぎということで数日間の謹慎処分を受けた。
「というか、そのデスクの奴がそろそろ戻って来るから退けろ」
「はぁ…一華ぁ…もうやだ〜…」
冬華は退けるどころか、椅子を引いて座り出した。
デスクに突っ伏し、泣き言を口にする。
もう嫌だと言う割に、辞めたりはしないんだよ。
いや、“出来ない”が正解か。
こいつが刑事で居るには理由があるから。
“殺すぞ”という言葉の重みを知るからこそ、こいつが放つその言葉には“思い”が宿る。
「帰還しま……冬華さん!」
萩原が戻ってきた。
こいつを見るや否や、パァッと表情を明るくさせた。
「唯一の味方の千速ちゃーん…お疲れちゃーん…」
萩原へ手を伸ばし、ハグを求めている。
「……っ」
萩原は一瞬たじろいで、私を見た。
“い、いいのだろうか…?”
“いいだろ別に”
1秒にも満たないアイコンタクトを交わして。
「重悟…刑事課の連中が大袈裟なだけですよ」
「ゔぅ…優し〜っ」
熱い抱擁を交わしている。
嬉しそうだな、萩原の奴。
パタパタと尻尾を振っているのが見える気がする。
「あ、一華。今日奢ってくれるんでしょ?」
「そんなこと言ったか?」
「言った!ね!?千速ちゃん!言ってたわよね!?」
「言ってました、浅葱先輩」
萩原も頷き、全てにおいて冬華の味方をする。
「わかったわかった。いつもの店でいいのか?」
「やった!いつもの居酒屋ね!」
冬華は立ち上がり、嬉しそうに交通課のオフィスの入り口へと向かって。
「じゃあまたね、一華!千速ちゃん!」
「あ、はい。お疲れ様でした」
私は無言で、片手を上げることで答えた。
「…元気ですね、冬華さん」
台風のような喧しさに、萩原はクスリと笑う。
…元気、か。
「…そうだな」
私は“あの時のあいつ”を知っているから。
今のあいつの、あの喧しさにホッとする。
「……」
「なんだ」
萩原が私を見てくる。
「…あの人と食事ですか」
ああ、面倒な奴だな。
「…お前も来「行きます」
食い気味に即答してきて、少し笑ってしまった。
「やってられるかチクショー!」
「飲み過ぎだぞ、冬華」
いつもの居酒屋にて。
冬華の自棄酒に付き合わされる私と萩原。
いや、萩原は付き合わされるというより付いてきたんだが。
「飲み過ぎのレベル超えてますよこれ…」
あまりの酒豪ぶりに、萩原は顔を真っ青にさせている。
ビール12杯、日本酒7杯、テキーラをロックで3杯。
阿呆の極みだ。
「冬華さん、もうやめましょう。急性アルコール中毒になりますって…」
「う…っぅ…っわらしあぁ…っらーにしたってんらーっ」
呂律が回らず、泣き上戸になったかと思えば。
「大体さー!あいつらちゃんと押さえつけとかないから私が殴られたんじゃんね!」
呂律が戻り、怒り上戸になって。
「ふふ…なんかおかしくなってきたぁ…ふふっははっ」
いきなり笑い出した。
「……」
「いつもこんなだから気にするな」
私はこいつを送るべく、烏龍茶しか飲んでいない。
「…浅葱さんはいつもこんな状態のこの人を…」
「あぁ、送って「襲ってるんですね」
烏龍茶のグラスに口を付けながら、横目で萩原を睨む。
「何をほざいてるんだお前」
「だって襲わない理由はないでしょ、こんな無防備な冬華さんを!」
…酔ってんのか、こいつも。
「襲う理由のほうがない」
襲わない理由は、単純にこいつが友人だから。
「……この人のこと、好きじゃないんですか?」
萩原はビールを飲みながら問いかけてきた。
「前にも聞いてきたな。こいつは同期で友人なだけだ」
眠る冬華に私の上着をかけてやる。
「……」
萩原の視線はまるで信じていないような視線で。
「…この人は浅葱さんのことを好いてますよ」
嫉妬丸出しで睨んできた。
「それを私に言われてもどうすることも出来ないだろ」
面倒なんだからその手の話で絡んでこないでほしいな。
「……」
萩原は視線を落とし、どこか気落ちした様子だ。
面倒すぎる。
面倒すぎるんだよ。
「…お前、こいつのどこにそんなに惚れ込んだんだ?」
こんな傍若無人のどこに惚れたのか。
萩原はチラッと私を見て。
「……学生の頃」
「学生?会ったことあるのか?」
そんなに前から?
「見かけたことがあるんです」
こいつを、どこかで見かけたらしい。
「…会話自体は聞こえませんでしたが、その時にすごく可愛らしく笑っていて」
ギュンッてきた、とほざいた。
…街でナンパされたって言ってきた時のことか?
アイス奢ってくれたけど、ホテル誘われて断ったら殴られたからボコボコにしてたら通行人に羽交締めにされて止められたとほざいていたな。
こいつ、その後を見てないのか。
萩原はビールをブクブクと泡立たせて、ビールの底から向かい側にいる私を睨んできた。
「…チョロくてすみませんね」
「何も言ってないだろ」
私はため息を零す。
…こいつを好いてるなら、話しとくべきか。
萩原がこいつの闇に触れる前に。
「…萩原、お前 昼間、こいつのことを聞きたいと言っていたな?」
「!は、はい。言いました」
萩原は姿勢を正し、私は箸を止める。
「お前がこいつの何を知りたいのかは知らんが」
私の横で眠る冬華へ視線を向けて。
「…こいつはお前が思ってるほど明るく元気な女じゃないぞ」
そう口にした。
「…ぇ」
萩原は眉間に皺を寄せ、僅かに首を傾げる。
「そしてお前が思ってるほど優しい奴でもない」
私はユラユラと揺れるコップの中の烏龍茶を見つめて。
「朝の刑事課での出来事を聞いていただろ?被疑者を殴ったと」
朝の出来事の話をする。
「…やりすぎだって言ってましたよね」
まぁ朝の出来事は、ブチギレているのを聞いていただけで実際に殴り返している状況を見たわけじゃない。
「止めなければ、相手が死ぬまで殴り続けるような奴だよ」
萩原は眉間に皺を寄せたまま、ビールを飲んだ。
「昔からそうだったんですか?それとも…」
「…出会った頃すでに」
最悪の出会いだったが。
“……”
あいつはまさに。
“なに?止めに来たの?”
“仕返し”をしている最中だった。
“邪魔なんだが、そこ”
私はそっちのほう見ずに。
“え”
“邪魔だと言っている。どけ”
と、殴られてる奴を助けるわけでもなく、止めるわけでもなく。
関心なくこいつの後ろを通り過ぎた。
“ね、なんて名前?私は蒼月冬華”
“ついて来るな、鬱陶しい”
邪険に扱ったというのに、こいつはニヤニヤしながら付いてきた。
“面白い奴”と認識されたんだろうな。
「…何故」
そうなってしまったのか。
それは。
高三の時、進路希望調査用紙が配られた時。
“ね、一華。私さ、妹がいたんだ”
こいつはその紙を見ながら、妹の話をし出して。
“…妹が…『いた』?…”
すでに過去形の言葉に、私は眉間に皺を寄せた。
“そー。学校から帰ってきたらいつも“お姉ちゃん大好き!”って抱きついてきてさー”
調査用紙に何かを書き始めて。
“……今は、一緒にいないのか?”
両親が離婚して離れ離れになった、とか。
そんな話になるのかと思ったのに。
こいつは小さく笑って。
“妹が小学五年生の時に、強殺された”
そう放った。
「…強殺……?」
萩原が目を見開いた。
私は頷き、烏龍茶を飲む。
「見せてきた進路希望の用紙には“刑事”と書かれていたよ」
「…つまり、犯人はまだ…」
「あぁ」
こいつの妹を殺した奴は、今の今までどこかでノウノウと生きているということになる。
「おかしくなりそうだろ?そう考えると」
それをなんとか誤魔化しているのが。
「…もしかして」
萩原も気付いたようで、こいつへ視線を向ける。
「…そうだ。お前や県警の奴らが見ている普段のこいつは仮初の性格で、本当は…」
本当は…。
“絶対に見つけて、必ず殺す”
あの頃から変わらず、強い憎悪と殺意に駆られた恐ろしい奴なんだ。
「…刑事になったほうが殺せないだろ」
萩原がそう言い、私は小さく笑う。
「こいつが刑事になった理由は三つある。一つは言わずもがな、犯人を見つけやすくなるため」
「…身内の事件は関われないはずですが」
「関われないが情報を得ることは通常より簡単だ。で、二つ目は殺すための道具を得るため」
「殺すための道具…」
殺すための道具。
そう、拳銃だ。
こいつが刑事課を選んだ理由は情報を得ることが出来ることと拳銃を所持出来ること。
そして最後は。
「そして三つ目は、“合法的に犯人を殺すため”」
この三つが出来るのが、刑事課だと判断したんだろうな。
「…“合法的に犯人を殺すため”って」
“合法的に犯人を殺すため”とは、一体どういうことか。
それは。
「…まさか“正当防衛”を…利用して…?」
そう。
こいつは“正当防衛”を成立させるために、一度自分を襲わせるつもりだった。
だから普段から先に殴らせる。
仕返しのやりすぎで謹慎は喰らうが解雇にはならないから。
私は時計を見て、立ち上がる。
「そろそろお開きにしよう」
「あ…はい…」
萩原に手伝ってもらって、潰れた冬華を立ち上がらせ、腕を肩に回す。
会計をして外に出て。
「タクシーを呼んでもらいました」
「すまんな」
萩原がタクシーを手配してくれた。
「……」
神妙な面持ちだ。
「そんな奴に見えないだろ?」
「…見えません」
そんな闇を抱えてるようには見えないくらい、普段のこいつは明るくて喧しい。
だがそれは。
本当の自分を隠すための仮初の姿で。
「……浅葱さんの前では、違うんですか?」
萩原の問いかけに。
「…あぁ、私の前でだけは“本当のこいつ”だよ」
そう答えた。
今日は萩原が居たから、“みんなの前の冬華”を演じただけ。
「「……」」
私と萩原の視線が交差して。
「萩原」
私が先に口を開く。
「…なんですか」
タクシーが到着して、ドアが開く。
冬華を先に乗せて。
「お前が好いているのが普段の冬華なら、これ以上踏み込むな」
「……」
そう告げた。
お前だって絶対に、こいつが成そうとしてることを否定する。
こいつを正そうとして。
理解したかのような素振りを見せて。
こいつを苦しめるだろう。
「浅葱せん「じゃあ、お疲れ様」
萩原の言葉を遮り、私もタクシーに乗り込む。
「…お疲れ様でした」
悔しそうな萩原を横目で見つめて、そして。
タクシーは走り出した。
萩原。
きっと“本当のこいつ”を知れば、お前も離れていくよ。
お前にはこいつを理解なんて出来ない。
こいつを止めることなんて誰にも出来ないんだからな。
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