pixiv作品 名探偵コナン
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「何をしてるんだ?」
「総監から送られてきたファイルの確認よ」
「…警視総監からの信頼厚すぎないか?」
「ほら私、優秀だから」
「…ぐ、否定出来ない…」
警視長にブチギレた件で、謹慎を言い渡された日。
私から千速には何も言わなかったんだけど、うちに来た時には私の謹慎理由を知っていた。
“重悟に聞いた”
“ああ、横溝もいたものね”
本部長と横溝には本当迷惑をかけてしまった。
でもあの二人がいなかったら、警視長をボッコボコにしてたと思うから助かった。
“気持ちはわかる。わかるが言葉に出したらアウトなのもわかるだろう?”
“わかりますが、言わずにはいられませんでした”
“うん…君らしいな”
警視長の手前、謹慎を言い渡されたんだけど。
事件ファイルの確認と整理を手伝ってくれとメッセージが来て、断っても勝手にパソコンに送られてきた。
「コーヒー、ここに置いておくぞ」
「えぇ、ありがと」
謹慎中の私に仕事をさせるなんて、総監も本当に人使いが荒い。
「はー…おいし…」
千速が淹れてくれたコーヒーを飲み、一息吐く。
ソファーに座り、バイクの特集を見ている千速を見て。
「千速って、デートしたいとか言わないわよね」
ふと思った。
千速と交際をして半年近く経つけれど。
私たちは恋人らしいデートをしたことがない。
というか出来ない。
私と千速のお休みが合わないというのもあるし、何より私が忙しすぎてなかなか都合が付かない。
「んー、まぁしたいはしたいが」
千速は私へ振り返って。
「まず、貴女に時間がなさすぎるだろ」
「…ぅ…」
クツリと笑う。
「私としては貴女をバイクの後ろに乗せて、走るだけでもいいんだがな」
それでも出掛けようと言わないのは、疲れている私を気遣ってなんでしょうね。
私は時計を見る。
謹慎中だけど、こうして仕事をさせられるんだもの。
少しくらいの息抜きをしてもいいわよね?
「じゃ、どこか連れて行ってくれない?」
「ん?」
パソコンを閉じ、立ち上がる。
「ちょっと息抜きしたいなって思って」
「!わかった、海でも見に行こうか」
千速も立ち上がり、身支度をする。
私はワイシャツを着てはいたから、シンプルな黒いジーンズだけを履いて。
「よし、行きま「待ってくれ」
お財布とスマホを持ったら、千速から待ったの声が。
「なぁに?」
「…それで行くのか?」
なんか変な格好かしら。
自分の服装を見回して。
「変?」
千速に聞くと、千速はジト目で私のワイシャツを掴んで。
「…下着を付けろ」
ペローンと捲ってきた。
「あー、付けてなかったわね。でもまぁ、誰かと会うわけじゃないから」
「…ないから?」
「…別に、いい…んじゃない…?」
…今、自分でもズボラだと認識しちゃった。
私はクスクスと笑って。
「ちょっと付けてくるわね」
「うむ。むしろここで付けてもいい」
むしろ見たい、と素直に欲望を口にした。
私が照れるとでも思ってるのかしら、この子。
「いいわよ?じゃあ持「ド、ドライブが中止になるからいい!」
途端に顔を赤くして、私の言葉を遮ってきた。
「見飽きるくらい見たでしょ?それなのにいつまでもウブで可愛いわぁ」
クスリと笑うと、千速は赤い顔のままジト目で睨んできて。
「…貴女は自分が如何にエロい身体をしているのかを自覚したほうがいいと思う」
そう言った。
可愛いなぁもう。
なんでこんなに可愛いのかしら。
「ねぇ千速、一回抱かせて」
「え゙?」
「あなたがあまりにも可愛すぎるのが悪いと思うの」
「…っ」
手を引き、ソファーへと押し倒す。
「あら、抵抗しないのね」
余裕の笑みを浮かべていたら。
千速は私の首に腕を回してきて。
「…いつでも貴女を求めてしまうような身体にしたのは貴女だろ」
そう、耳元で囁かれて。
「……ねぇ、本当にヤバいんだけど…」
あまりの可愛さに、千速の胸に顔を埋めて悶絶した…。
千速はこちら側じゃなかっただろうに、すっかりネコちゃんになっちゃって。
「…こんな千速を知ってるのはもちろん私だけよね?」
「…当たり前だろ…まったく…」
ちゅ、ちゅ、と啄むキスをして。
…そうして私は。
「…っン…っんっん…っ」
「はぁ…可愛い…」
可愛い可愛い千速をたくさん抱きました。
「久しぶりに海を見た気がするなぁ」
「まぁ、確かに地元だからあまり来ないかもな」
海が見えるとある公園に来た。
千速はどこか腰が痛そうだけど、連れてきてくれた。
周りには人は居らず、私たちだけで。
「バカヤロー!」
「突然の暴言」
に、千速がケラケラ笑った。
「はぁ、スッキリした」
日頃の鬱憤はこんなものじゃ晴れないけれど。
千速とここにいるってだけで癒される。
「横浜って良いところよね」
「改めて見ると、そう感じるよな」
日常が忙しすぎて見失っていたもの。
私たちが住むこの街は、本当に良いところ。
食べ物も美味しいし、こうして海にだってすぐ来れる。
「謹慎中に外出ってのがまた背徳感があっていいし」
「なんだかワクワクしちゃう」
「だな」
千速と笑い合って、また海を見る。
たまに、自分の使命や責任を全部捨ててどこかに逃げてしまおうかと考える。
守りたいものがあるのに、警察上層部の連中に邪魔をされてデスクワークばかり。
始末書の確認やら報告書の確認やら、今日みたいに警視総監から事件ファイルが送られてきたり。
総監から頼られるのは嬉しいけど、それを良く思わない上層部の嫌味の的になったり。
「…はー…」
疲れちゃうわよね、本当。
欄干に掴まり、俯いて深く息を吐き出す。
「…大丈夫か?」
私の疲れを知ってか、千速が欄干を掴む私の手に自分の手を重ねた。
「ん、大丈夫よ。ありがと」
「それならいいが…無理はするなよ?」
「えぇ、わかってる」
無理はしたくないけど、せざるを得ない。
でもこうして千速が傍に居てくれるから大丈夫。
「…冬華さん」
「ん?なに––––
千速に呼ばれ、千速のほうを見ればキスをされた。
「…千速?」
こんな昼間に、しかも外で千速からキスをしてくれるなんて珍しい。
「まぁその…あれだ…!いつもお疲れさんってことだよ!」
千速はすぐに照れてそっぽ向いたけど。
「ん、ありがとね?」
「う、うむ…」
私を心配してくれてることに、なんだか嬉しくなった。
「あー、サメとか釣れないかしら」
「サメよりマグロのが酒のつまみになる」
「確かに!」
なんて笑い合って、しばらく海を眺めて。
「さて、と。帰ろっか」
「あぁ、そうだな」
名残惜しむように公園を後にした。
決して長い時間ではなかったけど、すごく息抜きになったからまた頑張れる。
「…帰ったら事件ファイル消去しようかしら」
「いいと思う」
「あは!いいの?」
「いいさ。謹慎中なのに仕事をさせる総監に問題ありだろ」
バイクの後ろで、千速に掴まって。
「ね、触ってもいい?」
「…っいいわけあるかっ!事故るぞ!」
そんな会話をしながら、帰路に付いた。
三日後の謹慎明け。
コンコン ガチャ
「蒼月警視、居ますよね」
「せめて返事をしてから入ってきてちょうだい」
出勤してすぐに千速が私の執務室に来た。
ノックをされたけど、許可を出す前に入ってきたのが可愛くて笑った。
「おはよう」
「おはよう。やっと謹慎が終わったな」
「あぁ、出来ればもう一ヶ月くらい謹慎していたかったがそういうわけにもいくまいな」
肩を竦め、軽く息を吐くと。
「……」
千速がジト目で睨んできた。
「なんだ、どうした」
何か言いたげに。
ジト目で睨んだまま、私のデスクに近づいてきて。
「…今は二人きりだが」
ああ、口調を戻せということね。
でも。
謹慎明けてすぐだから。
「直に誰か『…蒼月警視、おはようございます。よろしいですか?』
ほらね?
誰か彼か来るの。
「…ああ、構わない。入ってこい」
千速へ前を空けるよう手を払う仕草をすると、千速は壁際へと移動して頬を膨らます。
可愛いんだよなぁ本当に。
「…失礼します」
「始末書か?」
「…は、はい。…ほ、本部長に確認していただく前に蒼月警視に確認していただきたく参じました…」
どこか緊張した面持ちの部下から茶封筒を受け取り、中を確認する。
中身は先日事件の始末書で。
部下の失態で被疑者が逃走した事件のもの。
「随分遅い提出だな」
「す、すみません…ッ!」
あ、もちろん被疑者は再確保済みだから安心して。
で、始末書の内容を見て。
「…何だこれは」
眉間に皺を寄せる。
「な、なんだ…と申しますと…?」
これが始末書?
「この始末書を書いたのはお前か?」
「…は、はい。あの、確かにあれは自分のミスですが…」
私は部下の顔を見ながら。
「…お…」
千速が見ているにも関わらず。
「…あ…」
始末書を破り捨てて。
「書き直せ」
書き直しを命じた。
「…ぁ…の…」
見る見るうちに部下の顔が青褪める。
「始末書とは、つらつらと言い訳を書くためのものではない」
いつ、どこで、何が起きたか。
なぜその問題が起きたのか。
迷惑をかけたことへの謝罪と反省、今後同じミスを起こさないための具体的な対策を書くためのもの。
「この事件、確か△△が担当していたものだな。△△はどうした?あいつからの報告書も上がって来てないぞ」
「…ぁ…あの…」
私はため息を零して。
「…とにかく始末書の意味を理解してから書き直せ。そして△△にも…いや、△△には私から伝えておこう」
「は、はい…!」
シッ、と払う仕草をすれば、部下はピシッと敬礼をしてそそくさと出て行った。
ずっと黙っていた千速は、扉のほうを見ながらデスクに寄って来て。
「… 冬華さんて、ちゃんと警視なんだな」
そう言った。
「ちゃんと警視ですよ。なに?今まで警視に見えなかった?」
私は椅子に座り、デスクの上で頬杖を付いた。
「…いや、そういうわけじゃないが…」
千速は私が破り捨てた始末書を見て。
「…破る必要、あったのか?」
私に意見をしてきた。
警視である私に、警部補の千速が。
上官を恐れず物申せるのが千速の良いところ。
ま、相手が恋人だからってのもあるだろうけど。
でもまぁ、そうよね。
誰が見ていてもそう思うと思う。
「突き返せば、そのまま本部長に提出されかねないでしょ?」
「…それは」
「つらつらと言い訳を述べて始末書の意味を理解せずに本部長に提出をすれば、大目玉を食うのは彼よ」
私も破り捨てた始末書へと視線を向けて。
「この事件を担当した彼らは、事の重大性をまったく理解していない。近くに違う事件を追っていた横溝が居たからよかったけど、居なかったらどうなるのかわかるでしょ?」
千速へと、少しだけ厳しいことを言った。
「…それもわかるが」
千速は、“警視ではない私”を知っているから。
多分優しい私であってほしいと思ってるんでしょうね。
…私だって優しくしたいわよ。
でも、あまりにも言い訳ばかりの始末書だったから。
「でしょ?彼らのためとは言わないけど、この件を軽く考えている彼らには必要な行動だと私は思う」
上官としてこういう厳しいことを言うし、されたら腹が立つだろうなという行動もしてきた。
だって、直接的に命に関わってきてしまうから。
だからこそ、この始末書みたいな被疑者を逃してしまったことへの言い訳じみた言葉に腹が立つ。
警察のミスで被疑者が逃走し、警察のミスで近隣住民を不安にさせ恐怖に陥れてしまうなんてあってはならない重大な過ちだということをわかっていない。
如何にして隠そうか、如何にしてミスを軽くしようかと自分の保身しか考えていない彼の前で破り捨てることによって、如何にそれが愚かだと知らしめるために。
それで嫌われるなら構わない。
嫌うことで、嫌いな私に叱られないようにしっかりとミスに対して対策を練られるのならそれでいい。
「…それでも…破り捨てる必要はなかったと思う」
それでも千速は破り捨てたことに納得が出来ないようで。
私ははにかむように笑って。
「千速は優しいのね」
そう伝えて。
「なに「さて、△△を呼んでお説教タイムです。あなたももう自分の部署に戻りなさい」
千速の言葉を遮り、立ち上がる。
部下の失態は上司の責任。
△△にお説教をして、一緒に本部長の下へと謝罪しに行かないといけない。
本部長も上の連中からお叱りをいただいているだろうし、機嫌がMAXに悪いと思う。
「…冬華さん」
「ん?」
私は髪を一度解き、纏め直してバレッタで留める。
「…破り捨てないように」
千速はどうにかして私があまり嫌われないようにしてくれるけど。
「報告書の内容によるわね」
嫌われるのも上司の役目、ってね。
「……」
むぅ、っと可愛らしく頬を膨らませた。
「ふふ、ほら。戻って」
千速の背中を押し、執務室から出す。
「謹慎明けの最初の仕事がこれなんて、嫌になっちゃうわよね」
「っバカ!執務室の外なんだから口調に気を付けろ!…ください!」
両手で口を塞がれ、千速は周りを見回して。
誰も居ないことにホッとしていた。
本当に、なんでこんなに可愛いんだろ。
私は小さく笑い、千速の額にキスを落として。
「では、白バイ壊すなよ?」
「わ、わかってるます…!」
執務室へと戻った。
「…はぁ…」
正直、千速には聞かれたくなかったし見られたくなかったな。
彼を叱り、始末書を破り捨てる瞬間を。
この階級に上がった時に“嫌われる覚悟”をしていたのに。
“好きです、蒼月警視”
千速に告白をされてから。
“警視、私のものになってください”
何度もアプローチをされてから。
“蒼月警視のギャップにどハマりしました”
“…ギャップ…?”
絶えず、毎日のように口説かれてから。
“警視、私のものになってください”
“…しつこい。私は誰のものにもならん諦めろ”
ああ、この子には嫌われたくないかも。
そう思うようになっていた。
“だから萩原、白バイを傷つけすぎだと何回言えばわかるんだ”
“わかりました、警視。付き合ってください”
“文脈がおかしいんだよお前は”
断り続けても止まらないアプローチに感化されて、少しだけ探すようになってしまって。
“私は本気なんだ、本気で貴女が欲しい”
この言葉に、見事に落とされてしまった。
恋人なんて作るつもりなかったのに。
近くで見る千速は綺麗で可愛くて。
神奈川県警の中でもすごく人気のある子に告白をされ、ましてや恋人になって。
優越感を感じてしまうほど。
どんどん千速にハマっていった。
「…今千速に嫌われたら立ち直れないかも…」
千速の前でだけは、“嫌われる覚悟”が揺らいでしまう。
チラッと破り捨てた始末書へ視線を移す。
「……」
“…破る必要、あったのか?”
…あったわよ、千速。
あの場で破り捨てることで、彼に危機感を持たせることが出来たでしょ?
私は警視という立場なんだから仕方ないのよ。
わかるでしょ?
ねぇ、千速。
わかってよ、もう。
「……もー…」
破った始末書を拾い、引き出しからセロハンテープを取り出して。
「…千速め、私にこんなことをさせるなんて…」
…ペタペタと貼り合わせました。
「どうでした?」
「!ちは…萩原か」
本部長へ謝罪しに行って、執務室の前に千速がいて。
少し俯き気味に歩いていたから気付かなかった。
千速は後ろに手を組んで立っていた。
「叱られると思っていたが、“私も君もお互い大変だよなぁ…”って労ってくれたよ」
さすがに怒鳴られる案件だと思っていたから驚いちゃった。
「警視長にブチギレた貴女を見ているし、労うしかなかったのかもな」
「…納得」
確かにそうかも…。
本部長も青褪めていたし…。
私はため息を零して。
「この後は総監のところに行って謝罪だ」
この後の予定を話すと。
「…本当に大変ですね」
千速は苦笑いを零した。
「それで、お前はどうしてここに?巡回はないのか?」
「これから向かいます。ただ巡回に行く前にやるべきことがありまして」
「やるべきこと?」
でもすぐにニヤニヤした笑みに変えて。
「これ」
私にツギハギだらけの紙を見せてきた。
「なんだこ……れ……は……」
その紙が、私が破り捨てた後にセロハンテープで貼り合わせた始末書だと認識した瞬間。
「っ勝手に入って勝手にゴミ箱を漁らないでよ!」
顔が熱くなった。
まさか見つかるとは思わなかった。
というか、執務室に勝手に入るとは思ってなかったわよっ!
バッと始末書を奪い、執務室のドアを開けると。
「貴女が破り捨てた始末書を貼り合わせようと思ってたら、まさかすでに貼り合わせていたとは」
私の言葉が効きましたか?と、またニヤニヤ笑い出した。
「…は、はぁ?別に?お前に言われたからとかではないが?」
「中学生ですか、貴女は」
…カッチーン。
「…ちょっと入れ、お前」
私は周りを見回して千速の腕を掴み執務室の中に引き入れる。
「…ねぇ千速、私を揶揄うってなかなか良い度胸してない?」
千速はクツクツと笑い、私の首に腕を回して。
「いやはや、よもや貴女を動揺させることが出来るとは。私もなかなか口が上手くなったものだ」
と。
そう言って、キスをしてきた。
ああ、もう。
…この子は本当に私を煽るのが上手い。
「…抱き…たい…っ」
「はは、ここでは無理だなぁ?」
執務室だし、仕事中だし、時間的にもまだまだ早い。
抱くことは出来ないとわかっているから、千速は強気に揶揄ってくる。
「冬華さんも可愛いところあるよな」
「…っ」
いつもは千速の気持ちを考慮して、あまり激しい愛撫はしないけど。
「…千速」
今日は無理ね。
「ん?ん、ん」
生意気な千速に、数回の啄むキスをして。
「…明日はあなた、有給を取ることになるからね?」
耳元で囁いてやれば。
「…ぐ…っ」
途端に顔を真っ赤にさせた。
今日はとんでもないくらい鳴かせてやろうと決めた。
「っ冬華さ「もう決めたから、何を言われてもあなたは明日、声が出ませんよ」
千速を解放し、執務室のドアを開けて千速の背中を押して執務室から出す。
「ちょ「では、また。今夜」
真っ赤な顔のまま立ち尽くす千速にニコリと笑み、ドアを閉めた。
「……」
私は手元にあるツギハギの始末書へと視線を落として。
「…なるべく破かない方向に癖付けないとね」
始末書で口元を隠し、小さく笑った。
END