pixiv作品 名探偵コナン
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「このホテル?」
「あぁ」
予約していたホテルに着き、部屋へ向かう。
部屋は角部屋で、廊下の端には窓がある。
向かい側は消火設備が備えられていて、部屋はない。
「二部屋取った」
「二部屋?」
「ここと、ここ」
角部屋と、その隣の部屋。
「別々に休むの?そんな寂しいことある!?」
冬華はギョッとしてるが。
「違うよ。隣は空き部屋のほうがいいだろ?ラブホじゃないんだし」
「……っ」
察してすぐ顔を赤くさせた。
「お金の無駄遣いですよ…!」
「必要経費だ」
角部屋の鍵を開けて、中に入る。
「わっ!良い部屋!」
「結構安かったのに、良い部屋に当たったな」
ベッドが二つあり、一つに鞄と上着を投げ置いて。
「立地もなかなか良いのに安いのね」
「あぁ、カーテン閉めるぞ」
窓から外を眺めている冬華を後ろからカーテンを閉めた。
「…!」
薄暗くはなるが、カーテンでは防ぎきれない光が漏れてまだ昼間だと知る。
「……お風呂は?」
「後回し」
「……っ!」
冬華を横抱きにして、ベッドへ下ろす。
「…冬華」
「…千速」
冬華に覆い被さって、少しの間見つめ合う。
「…緊張してる?」
「…するだろ。お前はしてないのか?」
「今にも心臓が口から飛び出そうよ」
クスリと笑い合い、冬華は私の頬に手を添えて。
ゆっくりと誘導されるままに。
「…ん」
唇を重ね合わせた。
最初は啄むようなキスから、徐々に深いものに。
「…ん…ン…」
舌を絡め合わせ、吐息を吸って。
「ん…っぅん…っ」
漏れ出るくぐもった声に、段々と熱が上がる。
「は…っ」
「は…」
唇を解放し、首筋に舌を這わせながら。
「ん…っあっ千速…っ痕は付けないで…っん…っ」
一つ、紅い華を咲かせる。
「遅かったなぁ」
「もう…首筋はダメよ…見えるんだから…」
「見せつければいいんだよ」
ブラウウスのボタンを外して、下着のホックも外した。
「……」
コクリと息を呑む。
風呂場で毎日見てはいたが、状況が違うだけでこんなに緊張するとは…。
「千速…?」
いつまでも下着を上げない私に、冬華は不思議そうに見てる。
「…手が震える」
「ふふ、久しぶりだものね、…んっ」
クスクス笑う冬華に、キスを落として。
「あっぁ…っあ…っ」
下着の中に手を滑らせ、胸の先を摘むと。
冬華の背中が少し浮いた。
「あ…っぁ、あっあ…っ」
腹に舌を這わせて、ゆっくりと下着を上げて。
「…っ」
露わになった胸の先に、また息を呑む。
「……初めて抱くみたいな反応よ?」
「ぅ…っ仕方ないだろ…っ久しぶりなんだから!」
それでも興奮しすぎてもの凄く熱い…。
ゆっくりと冬華の胸の先に顔を近づけて。
「んっ」
舌先で触れると、冬華はピクっと身体を震わせた。
「あっあっぁぁ…っあ…っ」
舌で転がしたり、吸い上げたり、甘く噛んでみたり。
様々な刺激をすると、都度 肩が揺れる。
胸の先を弄りながら、片手でスカートを脱がせて。
「……まだ少ししか触ってないのに凄いな」
ショーツの上からソコに触れると、すでに濡れていた。
「…っい、言わないで…っ」
冬華は恥ずかしさから両手で顔を隠してしまった。
「…触れるぞ」
「…ん」
「…っ」
控えめに頷いて、とんでもない可愛さにまた熱が上がった。
「あっあ…っま…っまって…っちはや…っ」
直に触れれば、待ったの声が。
「どうした?」
と聞きつつ。
「あ、あ…っあ…っまって…って…っあ…っああ…っ」
止めはしない。
「だから、どうした?○○」
冬華は両腕をクロスして、顔を隠した。
多分もうイキそうだけど、まだイキたくないといった感じだろうな。
触り始めて間もないのに…。
とんでもない感度だなと思いながら、冬華の耳元に顔を近づけて。
「…冬華?」
息を吹きかけるように名前を囁けば。
「やっン…っんン゙ッッ!!」
ビクンッと大きく身体を震わせて、達した。
「ぁ…あ…」
「もうイッたのか」
腹に舌を這わせ、紅い華を咲かせながら下がる。
「ん…ちょっと…激しくない…?」
余韻で身体が震えているが。
「そうか?激しいっていうのは…」
と。
「え?あっあっああ…っそれだめ…ッ!ちはや…ッだめだめ…ッあああっあっあ…ッ!イ…ッグ…ッン゙ッッ!!」
達したばかりだが、秘部の小さな突起を口に含んで強く吸うと、白い喉を反らせてすぐイッた。
「こういうことだろ」
「あ…ぁ…っ」
トロンとした眼差しと、口の端から滴る唾液。
痙攣が治る前にまた達したから、まだ痙攣してる。
「ほら、指を挿れるぞ」
「あ…っあ…っあ…っまって…っあ…っあ…っ」
小刻みに指を動かしながらナカに挿入していく。
で。
「あ…っあ…っあっあっ!ち、ちは…っや…っ!あっあっまだイッてる…ッッ!イッてるから…ッ!ああ…っ!」
まだイッてる最中に、指を動かして小さな突起を舐めて。
「イ…ッあっあ…っも…っまた…っイク…ッイ…っああっあっあっイク…ッイ゙…ッッ!!」
冬華は三回連続で達した。
私は袖で口を拭って。
「ぁ…ちは…や…」
シーツを握り締めている手に触れ、指を絡めるように繋いで。
「ん…ン…」
啄むようにキスをして。
「…は…ぁ…」
未だ治らない痙攣中に、胸の先に触れると。
「あっあっ」
背中を反らせた。
さらに感度がヤバくなったな。
まだまだ抱くが、さすがにちょっと休ませてやるか。
「冬華、水を飲め」
冷蔵庫には、有料のミネラルウォーターがあった。
キャップを開けて、私が先に一口飲んで振り返れば。
「冬華?」
○○は布団に包まっていて。
「ぅ…っうぅ…っ」
…何故か唸っている。
「どうした?どこか痛いのか?」
もしかして膣内を傷つけた?
「おい、冬華。どこが痛い?」
ベッドの横で屈み、布団に包まる冬華に触れると。
「…!」
バッと布団が開き、引き込まれて。
「…足りないって言ったら…どうする…?」
熱に浮かされた…煽情的な眼差しを私に向けてそう言った。
「……」
私はゆっくりと布団から出て、反対側のベッドに腰をかけて。
片手で自分の顔に触れる。
鼻血、出てない?
え?
鼻血出てる?出てない?
「……おま…え…は…っ」
……鼻血が出るかと思った。
モゾモゾと布団が動き、冬華は目だけを出して。
「……でも…千速が…疲れた…なら…ちょっと休んでも…いいけど…」
パッとまた布団に潜った。
はぁ…。
はぁ…もう…。
「……可愛すぎてヤバい…」
冬華のあまりの可愛さに失神しそうだ…。
だが。
「……とりあえず、水を飲まないとダメだ」
また抱く前に、水分補給を。
モゾモゾと布団が動き、冬華が出てきて。
「…ん」
開いたままのペットボトルを冬華に渡した。
ベッドに零れてなくてよかった…。
白い喉を見せ、コクンコクンと水を飲んでいる冬華。
「……」
露わになっている胸の先に、もう一度触ると。
「ゔ…っ」
ピクッと身体が震え、僅かに水を吹き出した。
「はは」
「…もう」
吹き出した水が、冬華の身体を伝う。
「……」
「千速?」
その光景がとても綺麗で魅入ってしまった。
「…いや、風呂入れてくる。たまるまでに何回イクかな?」
「…もうそんなにイけないわよ…」
と言いつつも。
「あっああっあっあっも…っまたイク…ッ」
「もうイけないんじゃなかったか?」
風呂のお湯がたまるまでに冬華は5回イキました。
「……はぁ…」
「身体は大丈夫か?」
風呂にて、湯船に二人で浸かる。
今は私は浴槽に背中を預け、冬華は私に背中を預けている。
つまり、私の足の間にいる。
「…すごく怠いわよ…」
「まぁ、そうだよな」
冬華はまだどこか色を含んでいて、ポヤポヤしてる。
湯船のお湯を手で弾いたり。
ほう…と吐息を吐き、両手で掬って流れ落ちる様を見ていたり。
「……はぁ…吐息がもうエロいんだよ…お前は…」
「えー…意識はしてないんだけどなぁ…」
冬華の肩にキスを落として。
「んっ…また痕付けたでしょ…?」
キツく吸い上げ、紅い痕を残す。
「ん、まだ付けたい」
「…ぁ…っぁ…っ」
肩にキスをしながら、胸の先を弄る。
指先で転がし、摘んで、また転がして。
「ン…っぅん…っん…っ」
片方の手は秘部に触れ、ゆっくりと挿入していく。
「…ああっあっあっ」
「ん、熱いな…」
緩々と動かせば。
「あ…っあ…っぁ…っソコ…っあ…っイ…っイク…っ」
「ここ好きだもんな」
その動きに合わせて上がる嬌声に、再び熱の昂りを感じた。
まだイかないように、好きな箇所を優しく摩る。
「あ…っあ…っああ…っあ…っイ…っ」
冬華は私の手を掴んでいるが、止めようとしているんじゃなくて。
「ちはや…っあ…っあ…っ」
行き場がないからただ掴んでいるだけ。
「ん?」
指の動きは早くはないから。
「あ…っぁ…っあ…っちはやぁ…っ」
「なんだ?冬華」
もどかしいんだろうな。
イクにイケない絶妙な愛撫に。
「あ…っあ…っね…っあ…っああ…っ」
「…んー?」
与えられる快楽に抗えず、ただ喘ぐことしか出来ない冬華は。
「あ…っぁ…っおねが…っい…っも…っイキたい…っ」
涙を零し、そう口にした。
…な。
…なん。
…なんて。
…なんてエロさだよ…っ
「あ…っあ…っちはや…っおねがい…っ」
「…っわかった」
私は冬華が望むままに、指の律動を早めて。
冬華を絶頂へと導き…。
…そして。
「あっあっあっああっ…イ…ッんぅう…ッ!」
冬華は何度目かの絶頂を迎えた。
本当…心臓が破裂して死ぬかと思った…。
「温泉入れなかったな」
「こんな体じゃあねぇ…」
浴衣に着替えて、ホテルで少し早い夕食を摂る。
「……」
気怠さと色香を醸し出し、周りもチラチラと頬を赤らめて冬華を見てる。
「?どうしたの?千速」
周りを警戒しまくっている私を不思議そうに見る冬華。
「…いや、早く食って部屋に戻ろう」
「えぇ、わかったわ」
冬華は少しだけ食べる速度を上げた。
「……」
…なんか、エロいな。
…なんだろう。
ただ食べてるだけなのに。
「ん、垂れた…」
サラダのドレッシングが口の端から垂れ、それを親指で拭って小さく舐めた。
「……っ」
ダメだ。
「ん?」
なんかエロすぎる!!
「…部屋で少し休むぞ」
周りの目が気になりすぎるし、危険だ。
「え?まだ食べ終わってないけど…」
「いいから、お前はしばらく部屋から出るな」
「えー…美味しいお料理なのにー…」
冬華の手を引き、立たせて。
エレベーターへ急ぐ。
さり気なく周りを見ると、周りの視線は明らかに冬華を追っていて。
“…なんかエロくない…?”
“やば…っなんか色香が…っ”
なんて聞こえてきたりして。
「……迂闊だった」
もっと時間を置いて連れて来ればよかったと後悔した。
部屋に戻り、ベッドに座らせる。
「コンビニで何か買って来るか?」
「ん?んーん、大丈夫よ」
ポヤポヤしてて眠そうだ。
「時間はまだ少しあるし、寝てもいいんだぞ?」
時間になったら起こせばいいしな。
「んー…」
冬華は私の顔を見て。
「する?」
コテンと首を傾げた。
「……っ」
かわ。
かわ…。
可愛すぎる…。
目眩がするよ、可愛すぎて…。
「…ばか。もう十分抱いたよ。疲れたろ」
「ふふ、実はもうクタクタなの」
それでもお預けにさせてしまったから、今日は私の好きにさせてくれようとしてるんだろうな。
「終電じゃなくてもう少し早い電車を調べるか?」
「んー…そうね。寝るなら帰って寝たいな…」
それのほうが休めるし、と。
冬華は言った。
「わかった。調べてみる」
冬華の隣に腰を掛け、スマホを取り出して電車の時間を検索する。
出来るだけ早い時間がいいか。
「っと、今から30分後に出るやつがある。空きはあるかな」
タプタプと調べてると。
「…冬華?」
肩に重みが。
「ん…ごめん…一瞬寝ちゃった…」
どうやら眠ってしまったらしい。
「大丈夫だよ」
こりゃ電車の中で爆睡だな、冬華。
「あった、隣同士の席に空きが二つ」
「ラッキーね」
「だな」
それを予約し、終電をキャンセルした。
「30分後だから、もう向かおう」
「えぇ」
適当にベッドを整え、忘れ物がないかをチェックして。
「よし、行くぞ」
「ん」
手を繋いで、部屋を出た。
「会計してくるから、これ被っとけ」
「なぁに?」
私の上着を冬華の頭に被せる。
「着るんじゃなくて、被るの?」
「そう被るの」
色香はもう仕方ないとして、どこはかとなくトロンとしてるお前の表情をなんとか隠したい。
冬華は私に言われるがまま、上着を被ったまま。
「……」
上着の袖を自分の顔に当て、グリグリしてる。
「千速の良い香りがする」
「同じ香りなんだよ、お前と」
いつも以上に可愛い行動をするお前に、萌え死にそうになりながら。
「もう夕方だー」
ホテルから出た。
「だな。寒くないか?」
「大丈夫よ。千速は?上着返す?」
「いや、大丈夫だ。着てろ」
ホテルから出たし、もう被らなくてもいいだろ。
「コンビニ寄って、パンでも買うか?」
食べてる途中で部屋に戻ったからな。
まだ食い足りないだろ。
「そうね。ちょっと軽食買いましょうか」
話し方も、少し戻ってきた。
さっきみたいなトロンとした感じが抜けてきて、ホッとしたような残念なような…。
手を繋いで、眠らない街 東京を眺める。
「東京タワー見える」
「本当だ。時間的にまだライトアップはされてないな」
「でも写真撮っちゃお!」
少し観光してもよかった気はするが、それよりも大事な事だったから。
「あ、忍にお土産買いたい」
「駅で買おう。売店あるだろうし」
土産物を買うほど遠くはないが、せっかくだしな。
と、歩いていると。
「ん?」
「!」
一台の赤い車が目の前で停まった。
「誰だ」
○○を背後に隠しながら、フロントサイドウィンドーを覗き込むと。
「あなた、神奈川県警の萩原さんよね?」
警視庁の捜一の女が顔を出した。
「お前はいつぞやの捜一の女じゃないか。久しぶりだな!今日は旦那はいないのか?」
「い、いるけどまだ旦那じゃないっての!」
「こ、こんにちは…!」
その隣には旦那が座っていて、照れ臭そうに挨拶をしてきた。
「千速、どちら様?」
ひょこっと冬華が私の後ろから顔を出した。
「あ、冬華。こいつは警視庁刑事部捜査一課の……なんだっけ?」
「さ、佐藤美和子よ!こっちは高木君!」
捜一の女は車から降りてきて、腕を組んだ。
「だそうだ」
「だそうだ、じゃないわよ。失礼でしょ?もう…。すみません、千速が失礼をして…。私は蒼月冬華って言います」
冬華は捜一の女に謝ると。
「え?あ、いえ」
捜一の女はきょとん顔を浮かべて。
「…私は…佐藤…美和子……」
徐々に顔が赤くなってきて。
「っ千速さん、ちょっといいかしら!」
「!」
「あん?なんだ?私は冬華を愛してるから浮気はせんぞ」
「違うわよ!!いいから!」
捜一の女に腕を掴まれ、冬華から少し離れた位置に移動して。
「なんだよ」
「……もしかしてだけど…」
小さな声で言われたのは。
「……事後…?」
だった。
「……わかるのか?」
「だって…なんか…なんか色香が…凄い……」
チラッと捜一の女と冬華を見る。
「かっこいい車ですねぇ」
「は…はははははい!そ、そうなんですよ!!かっこいい車ですよね!!」
冬華は捜一の女の車から出てきた旦那と話をしているが。
「………ヤバいわね」
「……ヤバいな」
捜一の女の旦那は冬華から視線を外し、直視出来ず顔が真っ赤になっていた。
「二週間のお預けだったのが今日解禁になってな。とんでもないくらい抱いてやった」
「……き、聞いてないわよそんなこと…!」
捜一の女は顔を赤くしたままため息を零した。
「…と、とにかく!どこまで行くの?送るわよ」
冬華の傍に戻り、捜一の女が腰に手を当ててそう言った。
「え?でもお仕事中じゃないですか?」
チラッと冬華を見て。
「……もう帰るだけだから大丈夫よ」
私に笑いかけてきた。
冬華はきょとんとして、私と捜一の女を交互に見た。
「え、浮気?」
「「断じて違う!!」」
捜一の女と声が重なった。
冬華はジト目で私と捜一の女を見て。
「……高木さん、奥さんがうちのと浮気してましたよ」
捜一の女の旦那に体を寄せた。
「おい!冬華!違うって言ってるだろ!」
「ちょ!?高木君何してんの!?」
「ぼ、ぼぼぼ僕は何もしてないですすすす!!!!」
私は冬華の腕を掴み、引き寄せる。
「っほら!時間ないんじゃない!?乗りなさい!」
「浮気の現行犯で逮捕ですか」
「だー!だから違うって!とりあえず電車に間に合わないから乗るぞ!」
「離して千速!私は高木さんと亡命するんだから!」
「それを言うなら駆け落ちだろ!地の果てまでも追いかけるからな!」
「早く乗れーい!駆け落ちは絶対に許さないからね!?高木君!!」
「ひぃい!絶対にしませんーー!!!」
ぎゃあぎゃあと騒ぎながら、捜一の女の車に乗り込んで。
「すまんな。これはタクシー代として旦那と飲んでくれ」
駅にて、缶コーヒーを二本買って捜一の女に渡した。
「ありがと。遠慮なくもらっておくわね」
捜一の女もまた良い女だな。
私や冬華と同じくらいに。
「ありがとうございました」
冬華も礼を言えば、捜一の女はまた頬を赤らめながら咳払いをして。
「断じて駆け落ちは許さないけど、今度四人で食事でも行きましょう」
もっと話してみたい、と笑った。
私と冬華は顔を見合わせて。
「あぁ、ぜひに」
「楽しみにしてます」
私たちも笑った。
そうして私たちは、神奈川にある自分の家に戻ってきて。
「…とりあえず寝る…」
「気持ちはわかるが、まずは風呂だ」
「お風呂入ったじゃーん…」
「いいから来い」
すぐ寝ようとした冬華の手を引いて、風呂場へ直行した。
もちろん抱いてはいないぞ。
十分すぎるくらい抱いたし、もう無理はさせたくないからな。
「冬華?」
だが、髪を乾かしているうちに眠ってしまった冬華を横抱きにして、寝室へ連れて行く。
静かにベッドへ降ろし、布団を掛けて。
「おやすみ、冬華」
スゥスゥと寝息を立てる冬華の額にキスを落とし、私も眠りに就いた。
……今度は私がお預けさせてやろうかなと思ったのは言うまでもないよな…。
まぁ翌朝。
「…か、体が…痛い…痛すぎる…」
「だろうな。今日は弁当はいいから休んでろ」
腰だけじゃなくて体中痛そうで可哀想だったがな。
END