ライバル? オリヴィエ 男主夢
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「お疲れ様です、アルバート中将」
「!アームストロング少将、お疲れ様。今日は情報収集のための出席かな?」
「よくおわかりで」
数日後の定例会議にて。
中央司令部へ訪れた私。
数ヶ月に一度しか出席しない会議で、私の行動を理解してかアルバート中将がクスクスと笑った。
「出来るなら僕もサボりたいけど、今日はちょっと議題にしたいことがあってね」
「ほう」
チラッと私を見て。
「ま、会議になるかどうかわからないけど」
肩を竦めた。
その言い方はまるで、会議にならない時があると言ってるような言い方だ。
「それは「レイリーちゃん!探したのよぉ?」
私の声を遮ったのは、アマル中将で。
「ア、アマル中将…お疲れ様です…」
アマル中将はアルバート中将の腕を取り、体を密着させる。
「お疲れ様ぁ、レイリーちゃん」
「お疲れ様です、アマル中将」
「……」
私の挨拶を無視し、睨みを利かせてくる。
先日の件、相当根に持っているのか。
くだらんな。
「ねぇレイリーちゃん、会議が終わったらお昼ご飯一緒にどう?」
「いやぁ、忙しいので」
「レイリーちゃんのためなら手伝うわよ?」
「いえいえ、アマル中将のお手を煩わせるわけにはいかないので」
「んもう!この前もそう言っていたじゃない!」
「アマル中将、少し離れていただいてもいいですか?」
「えー?なんでなんで?いいじゃない」
「歩きにくいので…」
アルバート中将が離れてほしいと言っても離れず、ぴったりとくっついている。
こいつはここをどこだと思っているのだろう。
部下たちもチラチラ見て、コソコソ話している。
「アームストロング少将」
「!マスタングか」
不意に背後から声をかけられ、振り返ればマスタングの若造がいた。
「お疲れ様です。珍しく定例会議に出席されるんですね」
「あぁ、ご苦労。グラマン中将の代わりか」
「はい、昨夜ぎっくり腰になったそうで」
「ほう?それはまたタイミングの悪いことだ」
「本当に、タイミング悪いですね」
マスタングと並んで話す。
大方、適当な理由をつけて面倒な会議をマスタングに押し付けたのだろう。
マスタングもそれがわかっているのか、笑っている始末だ。
「アルバート中将とアマル中将は大変仲睦まじいですね」
前方を歩く二人を見て、ニヤニヤと厭らしい笑みに変えて笑っている。
アルバート中将がチラッとこちらを見た。
「…アームストロング少将、少しよろしいですか?」
「?なんだ」
マスタングが私に顔を近づけ、耳元で。
「(グラマン中将のぎっくり腰は嘘だと思ってます)」
と、小さく呟いた。
すると。
「そんなのわかって「レイリーちゃん?」
アマル中将の声に、そちらを見ればアルバート中将はピタリと足を止めていて。
「……?」
必然的に私たちも足を止める。
「マスタング君、今日グラマン中将はいらっしゃらないの?」
で、アマル中将を引き剥がして私とマスタングの間に入り、マスタングに話をかけ始めた。
「はい、昨夜ぎっくり腰になってしまったようで本日は私が代わりに参りました」
まだニコニコ笑いながらマスタングはアルバート中将と話している。
「レイリーちゃ「ああ、麗しきアマル中将。お疲れ様です」
で、すぐにアマル中将の傍に行って。
「あら、ロイちゃん。あなたも相変わらず良い男ね」
「はっはっ、アマル中将にそう仰っていただけて至極光栄に存じます」
アマル中将と行ってしまった。
…上手いな、あいつ。
アマル中将の機嫌を取りつつ、アマル中将とアルバート中将を離れさせた。
「……マスタング大佐と何を話したんだい?」
「マスタングとですか?大した話はしておりませんよ」
アルバート中将は、ジト目で私を見てきた。
「秘密の話?」
「秘密?」
私は僅かに眉間に皺を寄せつつ、首を傾げる。
「……あんにゃろ。良い度胸してる」
何をそんなキレているのか知らないが。
「グラマン中将のぎっくり腰は嘘だと思っているとほざいてましたよ」
マスタングに言われた言葉をそのまま言うと。
「……本当に?それだけ?」
「?はい。まぁ私もグラマン中将のぎっくり腰は嘘だと思ってますが」
「……まぁ確かに、グラマン中将はちょっとお茶目なところがあるからね」
…お茶目?
食えない狸ジジイの間違いだろう。
しかし、この人はグラマンに信頼を寄せているからな。
口には出せんが。
と、そうこうしているうちに会議室に着いた。
さて、どんな情報を得られるだろうな。
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「お疲れ様です、アルバート中将」
「!アームストロング少将、お疲れ様。今日は情報収集のための出席かな?」
「よくおわかりで」
数日後の定例会議にて。
中央司令部へ訪れた私。
数ヶ月に一度しか出席しない会議で、私の行動を理解してかアルバート中将がクスクスと笑った。
「出来るなら僕もサボりたいけど、今日はちょっと議題にしたいことがあってね」
「ほう」
チラッと私を見て。
「ま、会議になるかどうかわからないけど」
肩を竦めた。
その言い方はまるで、会議にならない時があると言ってるような言い方だ。
「それは「レイリーちゃん!探したのよぉ?」
私の声を遮ったのは、アマル中将で。
「ア、アマル中将…お疲れ様です…」
アマル中将はアルバート中将の腕を取り、体を密着させる。
「お疲れ様ぁ、レイリーちゃん」
「お疲れ様です、アマル中将」
「……」
私の挨拶を無視し、睨みを利かせてくる。
先日の件、相当根に持っているのか。
くだらんな。
「ねぇレイリーちゃん、会議が終わったらお昼ご飯一緒にどう?」
「いやぁ、忙しいので」
「レイリーちゃんのためなら手伝うわよ?」
「いえいえ、アマル中将のお手を煩わせるわけにはいかないので」
「んもう!この前もそう言っていたじゃない!」
「アマル中将、少し離れていただいてもいいですか?」
「えー?なんでなんで?いいじゃない」
「歩きにくいので…」
アルバート中将が離れてほしいと言っても離れず、ぴったりとくっついている。
こいつはここをどこだと思っているのだろう。
部下たちもチラチラ見て、コソコソ話している。
「アームストロング少将」
「!マスタングか」
不意に背後から声をかけられ、振り返ればマスタングの若造がいた。
「お疲れ様です。珍しく定例会議に出席されるんですね」
「あぁ、ご苦労。グラマン中将の代わりか」
「はい、昨夜ぎっくり腰になったそうで」
「ほう?それはまたタイミングの悪いことだ」
「本当に、タイミング悪いですね」
マスタングと並んで話す。
大方、適当な理由をつけて面倒な会議をマスタングに押し付けたのだろう。
マスタングもそれがわかっているのか、笑っている始末だ。
「アルバート中将とアマル中将は大変仲睦まじいですね」
前方を歩く二人を見て、ニヤニヤと厭らしい笑みに変えて笑っている。
アルバート中将がチラッとこちらを見た。
「…アームストロング少将、少しよろしいですか?」
「?なんだ」
マスタングが私に顔を近づけ、耳元で。
「(グラマン中将のぎっくり腰は嘘だと思ってます)」
と、小さく呟いた。
すると。
「そんなのわかって「レイリーちゃん?」
アマル中将の声に、そちらを見ればアルバート中将はピタリと足を止めていて。
「……?」
必然的に私たちも足を止める。
「マスタング君、今日グラマン中将はいらっしゃらないの?」
で、アマル中将を引き剥がして私とマスタングの間に入り、マスタングに話をかけ始めた。
「はい、昨夜ぎっくり腰になってしまったようで本日は私が代わりに参りました」
まだニコニコ笑いながらマスタングはアルバート中将と話している。
「レイリーちゃ「ああ、麗しきアマル中将。お疲れ様です」
で、すぐにアマル中将の傍に行って。
「あら、ロイちゃん。あなたも相変わらず良い男ね」
「はっはっ、アマル中将にそう仰っていただけて至極光栄に存じます」
アマル中将と行ってしまった。
…上手いな、あいつ。
アマル中将の機嫌を取りつつ、アマル中将とアルバート中将を離れさせた。
「……マスタング大佐と何を話したんだい?」
「マスタングとですか?大した話はしておりませんよ」
アルバート中将は、ジト目で私を見てきた。
「秘密の話?」
「秘密?」
私は僅かに眉間に皺を寄せつつ、首を傾げる。
「……あんにゃろ。良い度胸してる」
何をそんなキレているのか知らないが。
「グラマン中将のぎっくり腰は嘘だと思っているとほざいてましたよ」
マスタングに言われた言葉をそのまま言うと。
「……本当に?それだけ?」
「?はい。まぁ私もグラマン中将のぎっくり腰は嘘だと思ってますが」
「……まぁ確かに、グラマン中将はちょっとお茶目なところがあるからね」
…お茶目?
食えない狸ジジイの間違いだろう。
しかし、この人はグラマンに信頼を寄せているからな。
口には出せんが。
と、そうこうしているうちに会議室に着いた。
さて、どんな情報を得られるだろうな。
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