コックリさん コナン語り 卯ノ花隊長 男主夢
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「お久しぶりね、銀麗さん。相変わらずで安心したわ」
「何に安心したんだよ」
「容姿と口調が合っていないところ」
「こんにゃろ!」
なんて言いながらも、銀麗さんはケラケラ笑う。
「で、今日はどうしたんだ?」
「あれ?烈さんはいないの?」
「あ?烈?烈なら寝てる」
「え゙?まだ明るいのに?烈さんが?」
こんな明るいうちに烈さんが寝てるなんて、体調でも悪いのかと思えば。
「明るいうちに烈が寝てる理由なんざ一つしかねぇだろ」
と、銀麗さんがニヤニヤ笑ってるから…。
「「………」」
オレも灰原も察しちまったじゃねぇかよ…。
「まぁ…夫婦だから…」
当たり前っちゃ当たり前だけど…。
「んで、どう「銀麗、お二人にジュースをお出しして差し上げてください」
銀麗さんの言葉を遮ったのは烈さんで。
「烈さん、こんにち………は……」
どこか怠そうというか…なんというか…。
「こんにちは、コナンさん。哀さんはお久しぶりですね」
気怠い色香を纏ってるっつーか…。
「…こんにちは、烈さん。大変ね」
灰原が烈さんを労ると。
「…本当に、理性のない猿の相手は大変ですよ」
なんて、横目で銀麗さんを睨む烈さん…。
「誰が猿だよ!お前が誘ったんだろがい!」
「…天気が良いので布団を干してくださいという言葉のどこに誘い文句がありますか」
「布団」
「一度死に晒してみてはどうでしょう」
烈さんがブチギレてるけど、銀麗さんは構わず笑ってるだけ。
「…やっぱり大変だよな、烈さん」
「…烈さんってこんな悪態吐く人だったのね」
「多分…銀麗さんのせいだと思うぜ」
「おら!オレンジジュースだガキども!ありがたく飲め!」
「あ、ありがと…」
オレは苦笑いを零して、銀麗さんが出してくれたオレンジジュースを飲む。
「それで、今日はどうされました?」
烈さんが銀麗さんの隣に座ることで、ようやく落ち着いた。
「あ、うん…また霊的なことなんだけど」
「お前からは何も感じないから、お前じゃない奴のことか?」
「えぇ、私たちの友人の話よ」
灰原もオレンジジュースを飲んで。
「二人はコックリさんって知ってるかしら」
「「コックリさん?」」
銀麗さんと烈さんが顔を見合わせる。
「なんだそりゃ。初めて聞いたな」
「どんな遊びですか?」
「…銀麗さんや烈さんでも知らないことあるんだ」
永遠とも取れる時間を生きてきて知らないことがあることに驚きつつ、オレも灰原と顔を見合わせて頷く。
「日本…この国では結構古くからある遊びなんだけど」
「ほう」
灰原がコックリさんの手順を二人に教える。
その間に、オレはこっそり銀麗さんの屋敷の中を覗く。
この家、テレビないのかな。
新聞もなさそうだしでどうやって一日を過ごしてるんだろう。
「ん?」
銀麗さんの近くに新聞みたいなのがある。
それを手に取り、見てみる。
「………読めねぇ」
旧字体ばかりか、ひらがなもない。
…これが銀麗さんたちの世界の文字ってことは、相当昔の…。
「これがコックリさんの手順だけど、心当たりあるかしら」
灰原の説明が終わり、銀麗さんたちを見ると。
「なんだ、簡易降霊術じゃねぇか」
「コックリさんなどと呼ばれているのですね」
簡易降霊術って…やっぱり本物の霊的なことかよ…。
「…やばいやつ?」
オレが問いかけると。
「俺たちからすりゃ別にヤバくもねぇよ」
銀麗さんたちからしたら、か。
「ただ、その簡易降霊術は霊を指定して降ろせる術式ではありません」
「え?」
烈さんの言葉に、また灰原と顔を見合わせる。
「つまり…コックリさんを降ろすやつ儀式じゃないってこと…?」
「そもそもコックリさんって誰だよ。知り合いじゃねぇんだろ?」
「ま、まぁ知り合いではないけど…」
銀麗さんは煙管を咥えて。
「ま、霊的現象に対処出来ねぇならやらねぇほうがいいぞ」
ふぅ、と甘い煙を吐き出す。
「「……」」
チラッと烈さんを見る。
「銀麗、そのコックリさんとやらをすでにやった方がいらっしゃるからこうして相談にいらしてるのですよ」
烈さんは察してくれて、銀麗さんにそう言った。
「あ、そうなのか。そうならそうと早く言やいいのによー」
銀麗さんはグッと背中を伸ばす。
「烈、羽織を持ってきてくれ」
「はい」
「何とか出来る…?」
立ち上がって、そして。
「あん?朝飯前っつーか、余裕だな」
ニッと笑った。
銀麗さんの笑みに、こんなに安心するなんて。
「今日の飯は外で食うかー」
「そうですね」
「らーめんってのを食ってみたかったんだよな」
銀麗さんと烈さんは薄羽織を纏って。
「美味しいラーメン屋さんを紹介するわ」
「ほんとか!哀、サンキューな!」
オレは銀麗さん、灰原は烈さんに抱っこされて。
「よーし、行こう」
「はい」
烈さんが“ガルガンタ”を開き、オレたちは暗闇に姿を消した。
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「お久しぶりね、銀麗さん。相変わらずで安心したわ」
「何に安心したんだよ」
「容姿と口調が合っていないところ」
「こんにゃろ!」
なんて言いながらも、銀麗さんはケラケラ笑う。
「で、今日はどうしたんだ?」
「あれ?烈さんはいないの?」
「あ?烈?烈なら寝てる」
「え゙?まだ明るいのに?烈さんが?」
こんな明るいうちに烈さんが寝てるなんて、体調でも悪いのかと思えば。
「明るいうちに烈が寝てる理由なんざ一つしかねぇだろ」
と、銀麗さんがニヤニヤ笑ってるから…。
「「………」」
オレも灰原も察しちまったじゃねぇかよ…。
「まぁ…夫婦だから…」
当たり前っちゃ当たり前だけど…。
「んで、どう「銀麗、お二人にジュースをお出しして差し上げてください」
銀麗さんの言葉を遮ったのは烈さんで。
「烈さん、こんにち………は……」
どこか怠そうというか…なんというか…。
「こんにちは、コナンさん。哀さんはお久しぶりですね」
気怠い色香を纏ってるっつーか…。
「…こんにちは、烈さん。大変ね」
灰原が烈さんを労ると。
「…本当に、理性のない猿の相手は大変ですよ」
なんて、横目で銀麗さんを睨む烈さん…。
「誰が猿だよ!お前が誘ったんだろがい!」
「…天気が良いので布団を干してくださいという言葉のどこに誘い文句がありますか」
「布団」
「一度死に晒してみてはどうでしょう」
烈さんがブチギレてるけど、銀麗さんは構わず笑ってるだけ。
「…やっぱり大変だよな、烈さん」
「…烈さんってこんな悪態吐く人だったのね」
「多分…銀麗さんのせいだと思うぜ」
「おら!オレンジジュースだガキども!ありがたく飲め!」
「あ、ありがと…」
オレは苦笑いを零して、銀麗さんが出してくれたオレンジジュースを飲む。
「それで、今日はどうされました?」
烈さんが銀麗さんの隣に座ることで、ようやく落ち着いた。
「あ、うん…また霊的なことなんだけど」
「お前からは何も感じないから、お前じゃない奴のことか?」
「えぇ、私たちの友人の話よ」
灰原もオレンジジュースを飲んで。
「二人はコックリさんって知ってるかしら」
「「コックリさん?」」
銀麗さんと烈さんが顔を見合わせる。
「なんだそりゃ。初めて聞いたな」
「どんな遊びですか?」
「…銀麗さんや烈さんでも知らないことあるんだ」
永遠とも取れる時間を生きてきて知らないことがあることに驚きつつ、オレも灰原と顔を見合わせて頷く。
「日本…この国では結構古くからある遊びなんだけど」
「ほう」
灰原がコックリさんの手順を二人に教える。
その間に、オレはこっそり銀麗さんの屋敷の中を覗く。
この家、テレビないのかな。
新聞もなさそうだしでどうやって一日を過ごしてるんだろう。
「ん?」
銀麗さんの近くに新聞みたいなのがある。
それを手に取り、見てみる。
「………読めねぇ」
旧字体ばかりか、ひらがなもない。
…これが銀麗さんたちの世界の文字ってことは、相当昔の…。
「これがコックリさんの手順だけど、心当たりあるかしら」
灰原の説明が終わり、銀麗さんたちを見ると。
「なんだ、簡易降霊術じゃねぇか」
「コックリさんなどと呼ばれているのですね」
簡易降霊術って…やっぱり本物の霊的なことかよ…。
「…やばいやつ?」
オレが問いかけると。
「俺たちからすりゃ別にヤバくもねぇよ」
銀麗さんたちからしたら、か。
「ただ、その簡易降霊術は霊を指定して降ろせる術式ではありません」
「え?」
烈さんの言葉に、また灰原と顔を見合わせる。
「つまり…コックリさんを降ろすやつ儀式じゃないってこと…?」
「そもそもコックリさんって誰だよ。知り合いじゃねぇんだろ?」
「ま、まぁ知り合いではないけど…」
銀麗さんは煙管を咥えて。
「ま、霊的現象に対処出来ねぇならやらねぇほうがいいぞ」
ふぅ、と甘い煙を吐き出す。
「「……」」
チラッと烈さんを見る。
「銀麗、そのコックリさんとやらをすでにやった方がいらっしゃるからこうして相談にいらしてるのですよ」
烈さんは察してくれて、銀麗さんにそう言った。
「あ、そうなのか。そうならそうと早く言やいいのによー」
銀麗さんはグッと背中を伸ばす。
「烈、羽織を持ってきてくれ」
「はい」
「何とか出来る…?」
立ち上がって、そして。
「あん?朝飯前っつーか、余裕だな」
ニッと笑った。
銀麗さんの笑みに、こんなに安心するなんて。
「今日の飯は外で食うかー」
「そうですね」
「らーめんってのを食ってみたかったんだよな」
銀麗さんと烈さんは薄羽織を纏って。
「美味しいラーメン屋さんを紹介するわ」
「ほんとか!哀、サンキューな!」
オレは銀麗さん、灰原は烈さんに抱っこされて。
「よーし、行こう」
「はい」
烈さんが“ガルガンタ”を開き、オレたちは暗闇に姿を消した。
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