苦労人 カナエさん百合夢
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「花柱様、こんにちは」
「!銀麗君、こんにちは。どうしたの?」
「ちょっと困ったことがありまして」
「困ってるのね。力になりたいから話してもらえるかな?」
「そんなすごく困ってるかと言われたら、そんなかな?とも思うんですが」
「?うん、大丈夫よ。話してもらえる?」
「でもやっぱり困ってる…のかもしれません」
「ん、力になりたいな」
「そう仰っ「まどろっこしいわね!さっさと話してよ!」お前いたのかよ…」
「しーのーぶ、乱暴な言葉は良くないなぁ」
「だって姉さん!こいつが早く話さないから!」
「うるせぇぞチビ女!今から話すとこだっただろうが!」
「ちょ「チビ…ッ!あんたのほうがチビでしょ!」
「待っ「はぁ!?どこがだよ!絶対にお前のがチビだわ!」
「なん「はーいちょっといいかなぁ?そろそろお話聞きたいんだけどいいかなぁ?」
「「ごめんなさい」」
ある日。
白麗の弟君である銀麗君が、私のお屋敷にやってきた。
あ、白麗とは“楪 白麗”と言って、私の同期で同じ柱の階級にいる子なの。
で、銀麗君はちょっと困った様子なんだけれど、なかなか要件をお話ししてくれなくて。
その様子からしのぶが怒って喧嘩になっちゃったの。
まぁしのぶは銀麗君のことが好きだから、来てくれたことに嬉しそうなんだけどね?
銀麗君も銀麗君でしのぶが好きだから、楽しそうに喧嘩を買うの。
いつもは可愛いなぁって微笑ましくなるんだけど、今日はちょっと違う。
「銀麗君、お話してくれる?」
白麗に何かあった?
白麗は居らず、銀麗君だけ来ることが珍しいから心配なの。
「大したことではないんですが」
「だか「うんうん、どうしたのかな?」
また喧嘩になりそうなしのぶを抱っこして、膝に座らせて遮る。
こうすると静かになるの、しのぶは。
銀麗君はチラッと私を見て。
「姉さん、風邪引いて寝込んでるんです」
そう言った。
「え?白麗が?」
「はい。“心配するからカナエには言わないで”って言われたんですが、柱なんだからさっさと治して任務行け!と言うことで告げ口に来ました」
と。
…昨日の行為が原因かなぁ。
私も白麗も変に熱くなっちゃったから…。
私はニコリと笑って。
「そうだったの。ありがとう銀麗君。私が診るからもう大丈夫よ」
「ありがとうございます、花柱様」
しのぶを立たせて、私も立ち上がる。
診察に必要なものを用意して、薬も持って。
「じゃあ行って来るわね」
「はい、よろしくお願いします」
私は早々とお屋敷を出た。
だから。
「…あんた行かないの?」
「あん?行ったら邪魔になんだろ」
「空柱様のこと心配じゃないんだ」
「アホぬかせ。ただの風邪で心配なんかするか。というか、花柱様こそ風邪引きそうなのに引かねぇのすげぇよな」
「今は引いてないけど、移されて帰ってきそう…」
「有り得る…」
「まぁ、とりあえずお茶でも飲んでいけば?」
「サンキュー」
なんて会話がされていたのは知らない。
.
「花柱様、こんにちは」
「!銀麗君、こんにちは。どうしたの?」
「ちょっと困ったことがありまして」
「困ってるのね。力になりたいから話してもらえるかな?」
「そんなすごく困ってるかと言われたら、そんなかな?とも思うんですが」
「?うん、大丈夫よ。話してもらえる?」
「でもやっぱり困ってる…のかもしれません」
「ん、力になりたいな」
「そう仰っ「まどろっこしいわね!さっさと話してよ!」お前いたのかよ…」
「しーのーぶ、乱暴な言葉は良くないなぁ」
「だって姉さん!こいつが早く話さないから!」
「うるせぇぞチビ女!今から話すとこだっただろうが!」
「ちょ「チビ…ッ!あんたのほうがチビでしょ!」
「待っ「はぁ!?どこがだよ!絶対にお前のがチビだわ!」
「なん「はーいちょっといいかなぁ?そろそろお話聞きたいんだけどいいかなぁ?」
「「ごめんなさい」」
ある日。
白麗の弟君である銀麗君が、私のお屋敷にやってきた。
あ、白麗とは“楪 白麗”と言って、私の同期で同じ柱の階級にいる子なの。
で、銀麗君はちょっと困った様子なんだけれど、なかなか要件をお話ししてくれなくて。
その様子からしのぶが怒って喧嘩になっちゃったの。
まぁしのぶは銀麗君のことが好きだから、来てくれたことに嬉しそうなんだけどね?
銀麗君も銀麗君でしのぶが好きだから、楽しそうに喧嘩を買うの。
いつもは可愛いなぁって微笑ましくなるんだけど、今日はちょっと違う。
「銀麗君、お話してくれる?」
白麗に何かあった?
白麗は居らず、銀麗君だけ来ることが珍しいから心配なの。
「大したことではないんですが」
「だか「うんうん、どうしたのかな?」
また喧嘩になりそうなしのぶを抱っこして、膝に座らせて遮る。
こうすると静かになるの、しのぶは。
銀麗君はチラッと私を見て。
「姉さん、風邪引いて寝込んでるんです」
そう言った。
「え?白麗が?」
「はい。“心配するからカナエには言わないで”って言われたんですが、柱なんだからさっさと治して任務行け!と言うことで告げ口に来ました」
と。
…昨日の行為が原因かなぁ。
私も白麗も変に熱くなっちゃったから…。
私はニコリと笑って。
「そうだったの。ありがとう銀麗君。私が診るからもう大丈夫よ」
「ありがとうございます、花柱様」
しのぶを立たせて、私も立ち上がる。
診察に必要なものを用意して、薬も持って。
「じゃあ行って来るわね」
「はい、よろしくお願いします」
私は早々とお屋敷を出た。
だから。
「…あんた行かないの?」
「あん?行ったら邪魔になんだろ」
「空柱様のこと心配じゃないんだ」
「アホぬかせ。ただの風邪で心配なんかするか。というか、花柱様こそ風邪引きそうなのに引かねぇのすげぇよな」
「今は引いてないけど、移されて帰ってきそう…」
「有り得る…」
「まぁ、とりあえずお茶でも飲んでいけば?」
「サンキュー」
なんて会話がされていたのは知らない。
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