姉妹 リザさん姉妹夢
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「!ホークアイ中尉、お疲れ様です」
「ご苦労様です」
中央司令部に着き、受付で手続きをする。
「今日はどうされたんですか?」
「アルバート少将に用事が」
「アルバート少将、さっきクレミン准将にブチギレていたので機嫌悪いかもしれません…」
「…そ、そうなんですね。教えてくれてありがとうございます」
短い会話をして、中に入る。
…機嫌悪いかもしれないのね。
機嫌の悪さを誰かに当たる人ではないと思うけど、失礼がないよう気をつけないと。
すれ違い人たちに挨拶をして、アルバート少将の執務室に辿り着く。
「……ふぅ」
深呼吸をして、ノックをしようとすれば。
「やぁ、ホークアイ中尉じゃないか」
ルドルフ大佐に声をかけられた。
「ルドルフ大佐、お疲れ様です」
敬礼をし、挨拶をする。
「アルバート少将に用事かい?今大総統府に行っていて不在だよ」
「そうなんですね。グラマン中将から書類を預かっておりますので、ここで待たせていただきます」
そう言って、扉に背中を向けて姿勢を正す。
すると、ルドルフ大佐は顎に手を添えて。
「ふむ。俺がお渡ししておこう」
ニコリと笑み、手を差し出した。
…会話にはならないかもしれないけど、アルバート少将と接する機会がなくなってしまう。
「申し訳ありません。重要書類の可能性もありますので、直接アルバート少将にお渡しさせていただきます」
大総統府の印がある書類だもの。
大佐階級の方とはいえ簡単には預けられない。
「…ほう」
ルドルフ大佐の声のトーンが低くなった。
あからさまに不機嫌になったわね。
「大佐である俺に意見すると?」
「意見ではなく、グラマン中将より任を授かっておりますので」
「命令だ」
「従いかねます」
大佐の階級よりも、将官であるグラマン中将の命令に従う。
真っ直ぐルドルフ大佐を見て。
「失礼します」
頭を下げ、再びノックをしようとした時。
「待て、ホークアイ中尉。話はまだ終わっていないぞ」
腕を掴まれた。
「ルドルフ大佐、何を仰られてもこの書類をお渡しすることは出来ません」
振り払うのはさすがに失礼かと思い、掴まれたままそう告げる。
「貴様「何をしているの?」
突然聞こえてきたのは、アルバート少将の声で。
「「!!」」
タイミング良く大総統府から戻っていらした。
「アルバート少将」
「!……」
アルバート少将は振り返った私に気付いて、僅かに驚く。
「アルバート少将、ホークアイ中尉が命令を聞かずに困っていたのです」
嘘ではないけれど、ルドルフ大佐はため息を吐いてアルバート少将に言う。
「…そう」
アルバート少将は私の肩に手を置いて。
「「ッ!」」
私の手を掴んでいるルドルフ大佐の手をパシッと払い、離させた。
……驚いた。
アルバート少将がそんな行動するなんて…。
「あ、あの少将「どんな命令に背いたのか知らないけど、ホークアイ中尉が命令に従わなかったのには何か理由があってのことでしょ」
大佐の言葉を間に受けず、私を庇ってくれる。
「しかし私は彼女より上官ですよ…!」
なのに従わないなんて!と、ルドルフ大佐は反発するけど。
アルバート少将が横目で私を見たから。
「グラマン中将よりアルバート少将にお渡しする書類をお持ちしましたので、重要書類の可能性もあり直接お渡しすると申しました」
ワケを話すと。
「だそうよ。私よりも上官のグラマン中将の意思だもの。そちらを優先して当たり前じゃない」
「…っ」
ルドルフ大佐は悔しそうな表情を浮かべて。
「ッ失礼します!」
去って行った。
「あ、あの…ありがとうございます…」
庇ってくれたことにお礼を言う。
「…えぇ。入って」
アルバート少将は横目で私を見て、執務室へと入った。
「…失礼します」
小さく深呼吸をし直し、私も執務室へと入った。
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「!ホークアイ中尉、お疲れ様です」
「ご苦労様です」
中央司令部に着き、受付で手続きをする。
「今日はどうされたんですか?」
「アルバート少将に用事が」
「アルバート少将、さっきクレミン准将にブチギレていたので機嫌悪いかもしれません…」
「…そ、そうなんですね。教えてくれてありがとうございます」
短い会話をして、中に入る。
…機嫌悪いかもしれないのね。
機嫌の悪さを誰かに当たる人ではないと思うけど、失礼がないよう気をつけないと。
すれ違い人たちに挨拶をして、アルバート少将の執務室に辿り着く。
「……ふぅ」
深呼吸をして、ノックをしようとすれば。
「やぁ、ホークアイ中尉じゃないか」
ルドルフ大佐に声をかけられた。
「ルドルフ大佐、お疲れ様です」
敬礼をし、挨拶をする。
「アルバート少将に用事かい?今大総統府に行っていて不在だよ」
「そうなんですね。グラマン中将から書類を預かっておりますので、ここで待たせていただきます」
そう言って、扉に背中を向けて姿勢を正す。
すると、ルドルフ大佐は顎に手を添えて。
「ふむ。俺がお渡ししておこう」
ニコリと笑み、手を差し出した。
…会話にはならないかもしれないけど、アルバート少将と接する機会がなくなってしまう。
「申し訳ありません。重要書類の可能性もありますので、直接アルバート少将にお渡しさせていただきます」
大総統府の印がある書類だもの。
大佐階級の方とはいえ簡単には預けられない。
「…ほう」
ルドルフ大佐の声のトーンが低くなった。
あからさまに不機嫌になったわね。
「大佐である俺に意見すると?」
「意見ではなく、グラマン中将より任を授かっておりますので」
「命令だ」
「従いかねます」
大佐の階級よりも、将官であるグラマン中将の命令に従う。
真っ直ぐルドルフ大佐を見て。
「失礼します」
頭を下げ、再びノックをしようとした時。
「待て、ホークアイ中尉。話はまだ終わっていないぞ」
腕を掴まれた。
「ルドルフ大佐、何を仰られてもこの書類をお渡しすることは出来ません」
振り払うのはさすがに失礼かと思い、掴まれたままそう告げる。
「貴様「何をしているの?」
突然聞こえてきたのは、アルバート少将の声で。
「「!!」」
タイミング良く大総統府から戻っていらした。
「アルバート少将」
「!……」
アルバート少将は振り返った私に気付いて、僅かに驚く。
「アルバート少将、ホークアイ中尉が命令を聞かずに困っていたのです」
嘘ではないけれど、ルドルフ大佐はため息を吐いてアルバート少将に言う。
「…そう」
アルバート少将は私の肩に手を置いて。
「「ッ!」」
私の手を掴んでいるルドルフ大佐の手をパシッと払い、離させた。
……驚いた。
アルバート少将がそんな行動するなんて…。
「あ、あの少将「どんな命令に背いたのか知らないけど、ホークアイ中尉が命令に従わなかったのには何か理由があってのことでしょ」
大佐の言葉を間に受けず、私を庇ってくれる。
「しかし私は彼女より上官ですよ…!」
なのに従わないなんて!と、ルドルフ大佐は反発するけど。
アルバート少将が横目で私を見たから。
「グラマン中将よりアルバート少将にお渡しする書類をお持ちしましたので、重要書類の可能性もあり直接お渡しすると申しました」
ワケを話すと。
「だそうよ。私よりも上官のグラマン中将の意思だもの。そちらを優先して当たり前じゃない」
「…っ」
ルドルフ大佐は悔しそうな表情を浮かべて。
「ッ失礼します!」
去って行った。
「あ、あの…ありがとうございます…」
庇ってくれたことにお礼を言う。
「…えぇ。入って」
アルバート少将は横目で私を見て、執務室へと入った。
「…失礼します」
小さく深呼吸をし直し、私も執務室へと入った。
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