雷鳴と鷹 リザさん百合夢
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『もう怪しんでいることを知られたんじゃないのか?』
「いえ、それはないわね。」
『ほう?なぜそう言い切れる?』
「ロイ君とリザ以外には、3ヶ月後に行われる北との合同演習の司令官代理だと告げてあるから。」
『それを信じきっているということか』
「えぇ、逆を言えば3ヶ月以内に解決しないとダメだということだけどね」
「……電話ばっかり…」
私が東方司令部に滞在すること、5日目。
リザの自宅で居候…同居させてもらいながら東方司令部で中央での私の仕事と、グラマン中将から頼まれた“仕事”をこなしている。
グラマン中将に頼まれた仕事、とは。
東方司令部内に、過激派組織 “闇の騎士団”への内通者がいるらしい。
とのこと。
それの犯人探しを仰せつかってね。
私が来た方が警戒されて尻尾を掴みにくいと思いますよって遠回しに断ったんだけど…。
“でも儂、きみを信用してるから”
の一点張りで。
尻尾を掴みにくい状況下で犯人探しなんて…。
いつ終わるのよまったく…。
期限は3ヶ月もあると考えるか、3ヶ月しかないと考えるかは微妙よね。
で、そのことについてオリヴィエと電話で話しているんだけど。
リザがだんだんと不貞腐れて来てるのよ。
中央と東で遠距離恋愛をしていて、私の忙しさからこうして何日も一緒に居ることがなかったから。
もっと構ってあげたいんだけど、やっぱり引き受けたからには疎かには出来ないしでね。
「……」
チラッとリザを見れば、ジト目でこちらを見てる…。
『それで、どうするつもりなんだ?』
私は苦笑を零して。
「えぇ、とりあえず証拠探しはもちろんだし、北にもその過激派組織のアジトがあるらしいから探って欲しいの」
『ふむ、わかった。北のアジトはこちらが引き受けた』
オリヴィエと連携して過激派組織を追い込む算段を立てながら、内通者を探す。
かなりの手間だけれど、致し方無い。
「えぇ、お願い…………」
なんて思いながら、またチラッとリザのほうを見ると、リザはハヤテ号を抱っこして顔の前でハヤテ号の手をクイクイっとしてきた。
「んっふっ」
あまりの可愛さに声が漏れちゃったじゃない…。
『なんだ?どうした?』
「…いえ、ふ…っなんでもないわ…」
私は口を押さえ、リザの可愛さに悶絶する。
ここはリザの家だけど、構ってあげられてない。
しかも私は仕事で東部に来ているから、構ってとも言えないんだろうし。
というよりリザが構ってなんて言葉を言うわけがないんだけど。
『で、だ。アイリ』
「えぇ、わかって………」
ハヤテ号を下ろしたリザが私へ歩み寄って来て。
口を押さえている私の手を掴み、手の平を合わせて来て。
「………」
私の手の指の間に自分の指を絡めて、私の指に触れて一本ずつ曲げていって。
「……恋人繋ぎです…」
なんて小声で言われれば。
「ん゙んんッッ」
誰でも悶えると思うの。
『先程からどうしたんだお前は』
「ごめんなさい。可愛い恋人さんが可愛すぎて、もう我慢出来ないわ」
『公私混同は良くないぞ』
「今は勤務外だから問題なしじゃない?じゃあ、また連絡するわね」
『まったく。こちらもわかり次第連絡する』
オリヴィエには呆れられたけど。
受話器を置いて、リザへと振り返る。
「…終わりました?」
「終わったわよ。」
未だ繋がれたままの手を見つめて。
「あまり可愛いことしないでちょうだい。我慢出来なくなるでしょ?」
ちゅ、とリザの指にキスを落とす。
「……我慢する必要あります?」
「……」
きょとんとリザを見つめると、リザは私の腰に腕を回して抱き着いてきて。
「…どうして我慢するんですか?」
なんて。
誘われて。
「……はぁもう…。ここまで仕事とプライベートの差がある人って居ないわよね…」
我慢出来る人って居るの?
可愛い恋人にこんな誘われ方して、我慢出来る人居る?
ああもう。
可愛いすぎて参っちゃうわ本当に…。
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『もう怪しんでいることを知られたんじゃないのか?』
「いえ、それはないわね。」
『ほう?なぜそう言い切れる?』
「ロイ君とリザ以外には、3ヶ月後に行われる北との合同演習の司令官代理だと告げてあるから。」
『それを信じきっているということか』
「えぇ、逆を言えば3ヶ月以内に解決しないとダメだということだけどね」
「……電話ばっかり…」
私が東方司令部に滞在すること、5日目。
リザの自宅で居候…同居させてもらいながら東方司令部で中央での私の仕事と、グラマン中将から頼まれた“仕事”をこなしている。
グラマン中将に頼まれた仕事、とは。
東方司令部内に、過激派組織 “闇の騎士団”への内通者がいるらしい。
とのこと。
それの犯人探しを仰せつかってね。
私が来た方が警戒されて尻尾を掴みにくいと思いますよって遠回しに断ったんだけど…。
“でも儂、きみを信用してるから”
の一点張りで。
尻尾を掴みにくい状況下で犯人探しなんて…。
いつ終わるのよまったく…。
期限は3ヶ月もあると考えるか、3ヶ月しかないと考えるかは微妙よね。
で、そのことについてオリヴィエと電話で話しているんだけど。
リザがだんだんと不貞腐れて来てるのよ。
中央と東で遠距離恋愛をしていて、私の忙しさからこうして何日も一緒に居ることがなかったから。
もっと構ってあげたいんだけど、やっぱり引き受けたからには疎かには出来ないしでね。
「……」
チラッとリザを見れば、ジト目でこちらを見てる…。
『それで、どうするつもりなんだ?』
私は苦笑を零して。
「えぇ、とりあえず証拠探しはもちろんだし、北にもその過激派組織のアジトがあるらしいから探って欲しいの」
『ふむ、わかった。北のアジトはこちらが引き受けた』
オリヴィエと連携して過激派組織を追い込む算段を立てながら、内通者を探す。
かなりの手間だけれど、致し方無い。
「えぇ、お願い…………」
なんて思いながら、またチラッとリザのほうを見ると、リザはハヤテ号を抱っこして顔の前でハヤテ号の手をクイクイっとしてきた。
「んっふっ」
あまりの可愛さに声が漏れちゃったじゃない…。
『なんだ?どうした?』
「…いえ、ふ…っなんでもないわ…」
私は口を押さえ、リザの可愛さに悶絶する。
ここはリザの家だけど、構ってあげられてない。
しかも私は仕事で東部に来ているから、構ってとも言えないんだろうし。
というよりリザが構ってなんて言葉を言うわけがないんだけど。
『で、だ。アイリ』
「えぇ、わかって………」
ハヤテ号を下ろしたリザが私へ歩み寄って来て。
口を押さえている私の手を掴み、手の平を合わせて来て。
「………」
私の手の指の間に自分の指を絡めて、私の指に触れて一本ずつ曲げていって。
「……恋人繋ぎです…」
なんて小声で言われれば。
「ん゙んんッッ」
誰でも悶えると思うの。
『先程からどうしたんだお前は』
「ごめんなさい。可愛い恋人さんが可愛すぎて、もう我慢出来ないわ」
『公私混同は良くないぞ』
「今は勤務外だから問題なしじゃない?じゃあ、また連絡するわね」
『まったく。こちらもわかり次第連絡する』
オリヴィエには呆れられたけど。
受話器を置いて、リザへと振り返る。
「…終わりました?」
「終わったわよ。」
未だ繋がれたままの手を見つめて。
「あまり可愛いことしないでちょうだい。我慢出来なくなるでしょ?」
ちゅ、とリザの指にキスを落とす。
「……我慢する必要あります?」
「……」
きょとんとリザを見つめると、リザは私の腰に腕を回して抱き着いてきて。
「…どうして我慢するんですか?」
なんて。
誘われて。
「……はぁもう…。ここまで仕事とプライベートの差がある人って居ないわよね…」
我慢出来る人って居るの?
可愛い恋人にこんな誘われ方して、我慢出来る人居る?
ああもう。
可愛いすぎて参っちゃうわ本当に…。
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