私だけの 卯ノ花隊長 百合夢
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「「う、卯ノ花隊長!?!?」」
何処からともなく現れた八千流様は、私を背後に隠して隊士さんたちに刀を向ける。
「白麗に何をしようと?」
「ちががが!!働きっぱなしの白麗ちゃんを休ませてあげようと思っただけです!!!」
「断じて疾しいことをしようだなんて考えてないですよ!!」
隊士さんたちはブブブブと高速で首を振る。
「卯ノ花隊長、本当に隊士さんたちは私に差し入れをくださっただけです」
八千流様の肩を手を置いてそう告げると。
「………」
徐々に八千流様の眉間に皺が寄ってきて。
「で、では自分らは戻ります!!!」
「失礼しましたぁあ!!!」
それを見た隊士さんたちは顔を真っ青にさせて、慌てて仕事に戻って行った。
「「………」」
私と八千流様はきょとんと二人が去った方向を見つめる。
「畏怖されておりますね」
私が苦笑を零すと、八千流様は刀を収めて私へ振り返って。
「…どこに、触れられましたか」
そう仰った。
「どこにも触れられておりません。先程のは私の頬に何か付いていたようで、取ってくださろうとしていただけです」
「……」
そう申しても、八千流様はどこか納得出来ないご様子。
そんな八千流様に触れるだけの口付けをして。
「あなたのものをそう容易に触る者など居られませんよ」
クスリと笑めば。
「……それもそうですね」
八千流様も納得し、小さく笑みをくださった。
「白麗、ここの掃除はもうよいので隊舎に戻りますよ」
「はい。わかりました」
隊士さんたちが持って来てくださったお盆を持ち、八千流様の後ろを歩く。
「……」
八千流様はチラリと私を見て。
お盆の上の湯呑みを見て。
「入っているのですか?」
「あ、飲みかけのものもあります」
隊士さんたちは飲み切る前に執務へ戻られたので、湯呑みの中にはまだお茶が残っていた。
「……」
「?如何なされましたか?」
八千流様は私と湯呑みを交互に見て。
「あ、それは隊士さんが…」
また私へ振り返り、湯呑みを手に取ったため、飲まれるのかと思えば。
「「………」」
湯呑みをひっくり返して残っていたお茶を捨てた。
そして。
「!や、八千流様っ!」
横抱きにされて…。
「しっかり掴まってなさい」
「歩けますっ!歩けますからっ!」
しかし八千流様は聞いてくださらず…。
「……」
屋根を飛び交い、すぐに隊舎の前に降り立った。
「あの…ありがとうございます…」
「いいえ。私の目の届く範囲に居るように」
「はい…」
八千流様の過保護には些か困ってしまうけれど、八千流様の目の届くところにいるということは、私の目にも届くということ。
だから、ちょっと嬉しい…なんて思っちゃうのは…。
内緒にしておきます…。
.
「「う、卯ノ花隊長!?!?」」
何処からともなく現れた八千流様は、私を背後に隠して隊士さんたちに刀を向ける。
「白麗に何をしようと?」
「ちががが!!働きっぱなしの白麗ちゃんを休ませてあげようと思っただけです!!!」
「断じて疾しいことをしようだなんて考えてないですよ!!」
隊士さんたちはブブブブと高速で首を振る。
「卯ノ花隊長、本当に隊士さんたちは私に差し入れをくださっただけです」
八千流様の肩を手を置いてそう告げると。
「………」
徐々に八千流様の眉間に皺が寄ってきて。
「で、では自分らは戻ります!!!」
「失礼しましたぁあ!!!」
それを見た隊士さんたちは顔を真っ青にさせて、慌てて仕事に戻って行った。
「「………」」
私と八千流様はきょとんと二人が去った方向を見つめる。
「畏怖されておりますね」
私が苦笑を零すと、八千流様は刀を収めて私へ振り返って。
「…どこに、触れられましたか」
そう仰った。
「どこにも触れられておりません。先程のは私の頬に何か付いていたようで、取ってくださろうとしていただけです」
「……」
そう申しても、八千流様はどこか納得出来ないご様子。
そんな八千流様に触れるだけの口付けをして。
「あなたのものをそう容易に触る者など居られませんよ」
クスリと笑めば。
「……それもそうですね」
八千流様も納得し、小さく笑みをくださった。
「白麗、ここの掃除はもうよいので隊舎に戻りますよ」
「はい。わかりました」
隊士さんたちが持って来てくださったお盆を持ち、八千流様の後ろを歩く。
「……」
八千流様はチラリと私を見て。
お盆の上の湯呑みを見て。
「入っているのですか?」
「あ、飲みかけのものもあります」
隊士さんたちは飲み切る前に執務へ戻られたので、湯呑みの中にはまだお茶が残っていた。
「……」
「?如何なされましたか?」
八千流様は私と湯呑みを交互に見て。
「あ、それは隊士さんが…」
また私へ振り返り、湯呑みを手に取ったため、飲まれるのかと思えば。
「「………」」
湯呑みをひっくり返して残っていたお茶を捨てた。
そして。
「!や、八千流様っ!」
横抱きにされて…。
「しっかり掴まってなさい」
「歩けますっ!歩けますからっ!」
しかし八千流様は聞いてくださらず…。
「……」
屋根を飛び交い、すぐに隊舎の前に降り立った。
「あの…ありがとうございます…」
「いいえ。私の目の届く範囲に居るように」
「はい…」
八千流様の過保護には些か困ってしまうけれど、八千流様の目の届くところにいるということは、私の目にも届くということ。
だから、ちょっと嬉しい…なんて思っちゃうのは…。
内緒にしておきます…。
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