ギャップ 綱手様 百合夢
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「トーカ、なぜあたしが襲われているってわかったんだい?」
シズネと、トーカと共に駆けつけてくれたトーカの元部下に敵を木の葉へと連行してもらった。
「元部下が教えてくれたんです。綱手様を狙う不届き者がいると」
トーカとあたしは村へと向かう。
本当はトーカたちに任せようかと思ったんだが、トーカは今は主婦だし任務をさせるのもな、と。
「あんたの元部下が?」
「はい。彼らは火影様直属の部隊ですし、綱手様が関わる情報は全部教えてくれるんですよ」
「…ただの主婦に?」
「ただの主婦に」
トーカの元部下は、いつまで経ってもトーカを部隊長として尊敬してるんだね。
トーカはクスクス笑って。
「まぁ…綱手様の危機に暗部時代の私が出ちゃいましたが…」
「もろ出てたね。“首を刎ね飛ばす”とも言ってたしな」
「っ恥ずかしいです…っ」
きゃっ、と両手で顔を隠して恥ずかしがっている。
暗部時代のトーカと優しい主婦のトーカ。
このギャップがたまらない。
「?綱手様?」
こうして簡単に手を掴ませてくれるし。
「っ!?」
簡単に木へと押しつけさせてもくれるし。
「つな––––」
いとも簡単に口付けもさせてくれる。
「ン…っん…っ」
色任務だってそつなくこなすのに、こうして翻弄されてくれる。
無抵抗で、あたしにされることなら全て受け入れて。
「…は…っン…っ」
嬉しいと思ってくれているのだろう。
「…っこんなところでですか…っ」
「その気になっちまったからね」
全部脱がせるのはさすがにあれだから、エプロンを外して前を肌蹴させて。
「誰も居ないから存分に鳴きな」
「っは、恥ずかし…っあ…っああっ」
恥ずかしいと言いながらも抵抗せず、あたしの背中に腕を回した。
トーカの中心にはあたしが居て、全てあたしを中心にトーカは生きている。
嬉しいんだが、もう少し自分自身を想ってやってほしい。
誰かのためにだけじゃなくて、自分のためにも。
なんて言ったって。
“自分自身のために、を考えたら綱手様と一緒にいることしか考えらなれないです”
そう返されるんだろうなぁ…。
「ほう!ついに妻を娶ったか!」
「今日は連れて来る予定じゃなかったんだが、ちょいといろいろあってね」
「トーカと申します。若かりし時の綱手様が大変お世話になりました」
村に着き、村長にトーカを紹介すると。
「綱手姫がついに妻を!」
「ほあー!めんこい子だやなぁ!」
「ずっと独身かと思ったがついに!」
ワラワラと村民たちが集まって来て、たちまち取り囲まれた。
「しっかし年齢離れすぎとるんじゃ?」
「愛に年齢は関係ありません!」
トーカはあたしを見上げて。
「綱手様の妻になれて、すごく幸せです」
可愛らしく、綺麗に微笑んだ。
「「「「…………っ」」」」
村の男どもはトーカの笑みを見て、頬を赤らめた。
可愛い、と思ったのは明白だ。
しかし、奴らは知らない。
…トーカが元暗部の部隊長だということを。
「トーカちゃん、美味しいスイカがあるんだが食べんか?」
「スイカ!?食べたいですっ」
「ビワもお食べ」
「さくらんぼもたくさんあるよ」
「どれも大好きです〜っ」
トーカを果物で釣り、チラチラとあたしを見てくるから。
「食っといで」
「やたぁ!」
許可を出すと、パァーッと瞳を輝かせて果物を食べに行った。
「いいんか?トーカちゃんめんこいし、口説かれるかもしれんぞ?」
村長の言葉に、あたしは不敵に笑って。
「口説き落とせるなら落としてみな。」
そう言ってやった。
あたしのことが好き好き大好きなトーカが落ちるわけがない。
押し倒す?
無理に決まってるだろ?
元暗部の部隊長を簡単に押し倒せるのは後にも先にもあたしだけ。
トーカの瞳には、あたししか映っていない。
トーカの視線の先には常にあたしがいる。
「綱手様ー!スイカいただきましたー!」
「おー。帰ったら“みんな”で食おうか」
「はーい!」
みんな、とは。
トーカを大切に想う元部下たちとシズネ。
“呪いの品”の礼もしたいしね。
それから。
「なんだいこりゃ」
帰宅すれば冷蔵庫にはサンマやカレイ、イクラがしまわれていて。
テーブルにはその他生活用品が置かれていた。
「あ、綱手様の危機に全部道に置いて駆けつけたので、元部下が運んで冷蔵庫に入れてくれたみたいですね」
「ふむ。じゃあ今回は家宅不法侵入を不問としよう」
「ありがたき幸せ」
幸せだな、本当に。
二度も絶望を味わったのに。
今本当に幸せだ。
「ん?休肝日なのにいいのかい?」
「…特別ですからね?」
「あたしもありがたき幸せ、だな」
なんて、二人で笑い合った。
END
「トーカ、なぜあたしが襲われているってわかったんだい?」
シズネと、トーカと共に駆けつけてくれたトーカの元部下に敵を木の葉へと連行してもらった。
「元部下が教えてくれたんです。綱手様を狙う不届き者がいると」
トーカとあたしは村へと向かう。
本当はトーカたちに任せようかと思ったんだが、トーカは今は主婦だし任務をさせるのもな、と。
「あんたの元部下が?」
「はい。彼らは火影様直属の部隊ですし、綱手様が関わる情報は全部教えてくれるんですよ」
「…ただの主婦に?」
「ただの主婦に」
トーカの元部下は、いつまで経ってもトーカを部隊長として尊敬してるんだね。
トーカはクスクス笑って。
「まぁ…綱手様の危機に暗部時代の私が出ちゃいましたが…」
「もろ出てたね。“首を刎ね飛ばす”とも言ってたしな」
「っ恥ずかしいです…っ」
きゃっ、と両手で顔を隠して恥ずかしがっている。
暗部時代のトーカと優しい主婦のトーカ。
このギャップがたまらない。
「?綱手様?」
こうして簡単に手を掴ませてくれるし。
「っ!?」
簡単に木へと押しつけさせてもくれるし。
「つな––––」
いとも簡単に口付けもさせてくれる。
「ン…っん…っ」
色任務だってそつなくこなすのに、こうして翻弄されてくれる。
無抵抗で、あたしにされることなら全て受け入れて。
「…は…っン…っ」
嬉しいと思ってくれているのだろう。
「…っこんなところでですか…っ」
「その気になっちまったからね」
全部脱がせるのはさすがにあれだから、エプロンを外して前を肌蹴させて。
「誰も居ないから存分に鳴きな」
「っは、恥ずかし…っあ…っああっ」
恥ずかしいと言いながらも抵抗せず、あたしの背中に腕を回した。
トーカの中心にはあたしが居て、全てあたしを中心にトーカは生きている。
嬉しいんだが、もう少し自分自身を想ってやってほしい。
誰かのためにだけじゃなくて、自分のためにも。
なんて言ったって。
“自分自身のために、を考えたら綱手様と一緒にいることしか考えらなれないです”
そう返されるんだろうなぁ…。
「ほう!ついに妻を娶ったか!」
「今日は連れて来る予定じゃなかったんだが、ちょいといろいろあってね」
「トーカと申します。若かりし時の綱手様が大変お世話になりました」
村に着き、村長にトーカを紹介すると。
「綱手姫がついに妻を!」
「ほあー!めんこい子だやなぁ!」
「ずっと独身かと思ったがついに!」
ワラワラと村民たちが集まって来て、たちまち取り囲まれた。
「しっかし年齢離れすぎとるんじゃ?」
「愛に年齢は関係ありません!」
トーカはあたしを見上げて。
「綱手様の妻になれて、すごく幸せです」
可愛らしく、綺麗に微笑んだ。
「「「「…………っ」」」」
村の男どもはトーカの笑みを見て、頬を赤らめた。
可愛い、と思ったのは明白だ。
しかし、奴らは知らない。
…トーカが元暗部の部隊長だということを。
「トーカちゃん、美味しいスイカがあるんだが食べんか?」
「スイカ!?食べたいですっ」
「ビワもお食べ」
「さくらんぼもたくさんあるよ」
「どれも大好きです〜っ」
トーカを果物で釣り、チラチラとあたしを見てくるから。
「食っといで」
「やたぁ!」
許可を出すと、パァーッと瞳を輝かせて果物を食べに行った。
「いいんか?トーカちゃんめんこいし、口説かれるかもしれんぞ?」
村長の言葉に、あたしは不敵に笑って。
「口説き落とせるなら落としてみな。」
そう言ってやった。
あたしのことが好き好き大好きなトーカが落ちるわけがない。
押し倒す?
無理に決まってるだろ?
元暗部の部隊長を簡単に押し倒せるのは後にも先にもあたしだけ。
トーカの瞳には、あたししか映っていない。
トーカの視線の先には常にあたしがいる。
「綱手様ー!スイカいただきましたー!」
「おー。帰ったら“みんな”で食おうか」
「はーい!」
みんな、とは。
トーカを大切に想う元部下たちとシズネ。
“呪いの品”の礼もしたいしね。
それから。
「なんだいこりゃ」
帰宅すれば冷蔵庫にはサンマやカレイ、イクラがしまわれていて。
テーブルにはその他生活用品が置かれていた。
「あ、綱手様の危機に全部道に置いて駆けつけたので、元部下が運んで冷蔵庫に入れてくれたみたいですね」
「ふむ。じゃあ今回は家宅不法侵入を不問としよう」
「ありがたき幸せ」
幸せだな、本当に。
二度も絶望を味わったのに。
今本当に幸せだ。
「ん?休肝日なのにいいのかい?」
「…特別ですからね?」
「あたしもありがたき幸せ、だな」
なんて、二人で笑い合った。
END
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