ギャップ 綱手様 百合夢
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「今日は昔世話なった村の村長と会談があるから帰りが遅くなるよ」
「わかりました、お気をつけて」
朝、旦那様である綱手様を見送った。
綱手様の姿が見えなくなるまで見送ってから中に入る。
「さて、と。お洗濯しようかな」
主婦として、まずはお洗濯から。
今日は天気が良いし、外に干せばすぐに乾きそう。
お洗濯が終わる前にお部屋の掃除機かけ。
それが終わったら丁度良くお洗濯も終わり、外に干す。
それも終わったら一息吐きつつ、綱手様の服の解れた箇所を修復して。
一日の予定を立てて、つくづく思うのは。
“ああ、私主婦してるなぁ”
だった。
昔の私には考えられない今の生活。
私は6才の頃に親に捨てられて、間も無く三代目火影様に助けられた。
三代目火影様の優しさに触れ、三代目火影様のために生きようと決めた。
暗部へ入隊して任務に明け暮れて。
気が付けば暗部の隊長にまでなっていた。
ふとした時に、私はきっと独りで死ぬんだろうなぁって思った。
戦いの中で、誰かに殺されて。
でも仲間を守って死ねるならいいかなとか思ったりもして。
それなのに。
「戦うことしかなかった私が、主婦だなんて」
暗部の隊長から一転して主婦になったなんて、私を知ってる人は笑っちゃうわよね。
私たちの部隊は任務に付いていたから、綱手様との対面は遅かった。
いざ綱手様とお会いした時。
“あああああ絶対結婚したいぃいいい!”
って。
どこかの教会の鐘の音が鳴り響いた。
「ふふっ、思い出しても笑っちゃう」
結婚したすぎて猛アプローチして。
暗部まで辞めるくらい綱手様に恋をして。
それくらい綱手様が好みドストライクだった。
それからアプローチを続けて、やっとの思いで結婚してもらって。
裸エプロンで誘惑したけど、夜の営みだけが心配だった。
なぜなら、私は不感症だと思っていたから。
色任務でも気持ち良さなんて感じたことがないし、嫌悪感しかなかった。
でも任務だから仕方なくこなしていただけで。
だから夜の営みで綱手様を感じられないことにショックを受けていたら。
『ここが好きかい?』
『やぁん…っあ…っああ…っ』
…物凄く気持ちよかった…。
本当に…もう溺れるような初めての感覚に
やっぱり任務とは全然違うんだなって改めて思いました…。
なんて物思いに耽りながら、お洗濯をしようと洗面所に行って。
「あれ」
気づいた。
「うそー…洗剤がない…」
洗濯洗剤がないことに。
えー…まさか切らしちゃうなんて…。
主婦としてなんたる失態…。
「買いに行かないとだけど、とりあえず先にお部屋の掃除をしちゃおう」
洗剤を買いに行くついでに、他に足りないものや夕飯の買い出しもしないと。
お洗濯は最後にして、やるべきことを先にして。
お掃除や片付けを先に済ませていたらもうお昼。
時間って経つの早いなぁと感じながら。
「ん、よし。何ご飯にしようかなー」
お財布を持って家を出た。
「おわぁ、今日お魚安ーい」
洗濯洗剤を買って、八百屋さんやお魚屋さんを見ていく。
「いらっしゃいトーカちゃん!今日はサンマがオススメだよ!」
「サンマですか。サンマもいいなぁ」
お魚屋さんがオススメしてくれるものは全部美味しいから、今日の夜ご飯はサンマにしようか。
「おまけしてカレイも付けるよ!」
「えー!いつもありがとうございます!」
そして毎回おまけしてくれる優しい人。
「この人トーカちゃん大好きでさぁ」
お魚屋さんの奥さんもニコニコと優しくて。
「私もお魚屋さんご夫婦が大好きです」
「あらぁ!ありがと!イクラおまけしちゃう!」
「やたー!ありがとうございます!」
本当、良い人たちだなぁ。
サンマも買えたし、カレイもイクラもある。
カレイはお煮付けにしてー、イクラは醤油漬けにしてご飯にかけて食べるのが一番美味しいと思う。
今日は綱手様の帰りが遅いから、イクラも醤油漬けにしておいて明日一緒に食べましょうか。
良いお買い物が出来て満足していた時に。
「え?」
声が聞こえた。
「確かなんですか?」
多分、今は私にしか聞こえないその声に、私は眉間に皺を寄せて。
「…わかりました」
お買い物袋をその場に置いて、地を蹴った。
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「今日は昔世話なった村の村長と会談があるから帰りが遅くなるよ」
「わかりました、お気をつけて」
朝、旦那様である綱手様を見送った。
綱手様の姿が見えなくなるまで見送ってから中に入る。
「さて、と。お洗濯しようかな」
主婦として、まずはお洗濯から。
今日は天気が良いし、外に干せばすぐに乾きそう。
お洗濯が終わる前にお部屋の掃除機かけ。
それが終わったら丁度良くお洗濯も終わり、外に干す。
それも終わったら一息吐きつつ、綱手様の服の解れた箇所を修復して。
一日の予定を立てて、つくづく思うのは。
“ああ、私主婦してるなぁ”
だった。
昔の私には考えられない今の生活。
私は6才の頃に親に捨てられて、間も無く三代目火影様に助けられた。
三代目火影様の優しさに触れ、三代目火影様のために生きようと決めた。
暗部へ入隊して任務に明け暮れて。
気が付けば暗部の隊長にまでなっていた。
ふとした時に、私はきっと独りで死ぬんだろうなぁって思った。
戦いの中で、誰かに殺されて。
でも仲間を守って死ねるならいいかなとか思ったりもして。
それなのに。
「戦うことしかなかった私が、主婦だなんて」
暗部の隊長から一転して主婦になったなんて、私を知ってる人は笑っちゃうわよね。
私たちの部隊は任務に付いていたから、綱手様との対面は遅かった。
いざ綱手様とお会いした時。
“あああああ絶対結婚したいぃいいい!”
って。
どこかの教会の鐘の音が鳴り響いた。
「ふふっ、思い出しても笑っちゃう」
結婚したすぎて猛アプローチして。
暗部まで辞めるくらい綱手様に恋をして。
それくらい綱手様が好みドストライクだった。
それからアプローチを続けて、やっとの思いで結婚してもらって。
裸エプロンで誘惑したけど、夜の営みだけが心配だった。
なぜなら、私は不感症だと思っていたから。
色任務でも気持ち良さなんて感じたことがないし、嫌悪感しかなかった。
でも任務だから仕方なくこなしていただけで。
だから夜の営みで綱手様を感じられないことにショックを受けていたら。
『ここが好きかい?』
『やぁん…っあ…っああ…っ』
…物凄く気持ちよかった…。
本当に…もう溺れるような初めての感覚に
やっぱり任務とは全然違うんだなって改めて思いました…。
なんて物思いに耽りながら、お洗濯をしようと洗面所に行って。
「あれ」
気づいた。
「うそー…洗剤がない…」
洗濯洗剤がないことに。
えー…まさか切らしちゃうなんて…。
主婦としてなんたる失態…。
「買いに行かないとだけど、とりあえず先にお部屋の掃除をしちゃおう」
洗剤を買いに行くついでに、他に足りないものや夕飯の買い出しもしないと。
お洗濯は最後にして、やるべきことを先にして。
お掃除や片付けを先に済ませていたらもうお昼。
時間って経つの早いなぁと感じながら。
「ん、よし。何ご飯にしようかなー」
お財布を持って家を出た。
「おわぁ、今日お魚安ーい」
洗濯洗剤を買って、八百屋さんやお魚屋さんを見ていく。
「いらっしゃいトーカちゃん!今日はサンマがオススメだよ!」
「サンマですか。サンマもいいなぁ」
お魚屋さんがオススメしてくれるものは全部美味しいから、今日の夜ご飯はサンマにしようか。
「おまけしてカレイも付けるよ!」
「えー!いつもありがとうございます!」
そして毎回おまけしてくれる優しい人。
「この人トーカちゃん大好きでさぁ」
お魚屋さんの奥さんもニコニコと優しくて。
「私もお魚屋さんご夫婦が大好きです」
「あらぁ!ありがと!イクラおまけしちゃう!」
「やたー!ありがとうございます!」
本当、良い人たちだなぁ。
サンマも買えたし、カレイもイクラもある。
カレイはお煮付けにしてー、イクラは醤油漬けにしてご飯にかけて食べるのが一番美味しいと思う。
今日は綱手様の帰りが遅いから、イクラも醤油漬けにしておいて明日一緒に食べましょうか。
良いお買い物が出来て満足していた時に。
「え?」
声が聞こえた。
「確かなんですか?」
多分、今は私にしか聞こえないその声に、私は眉間に皺を寄せて。
「…わかりました」
お買い物袋をその場に置いて、地を蹴った。
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