柱稽古 しのぶさん男主夢
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鬼殺隊本部にて、銀麗さんをお館様のお屋敷にお送りし、私は一度自分の屋敷へと戻った。
「しのぶ様、銀麗さんのお部屋の準備整ってます」
「ありがとうございます、アオイ」
銀麗さんが鬼殺隊本部に居る間は、私の屋敷で寝泊まりしていただきます。
銀麗さんの目の診察もすぐ出来ますからね。
そう、目の診察がすぐ出来るからですよ。
決して傍に居たいとか、そんな邪な考えはないです、えぇ。
「しのぶ様が頻繁に会いに行く銀麗さんに早くお会いしてみたいです」
「ア、アオイ、私は別に会いに行っているわけではありませんよ?生薬に詳しい方ですから話を聞きに「それを会いに行っているって言うんですよ」
アオイは小さく笑って。
「しのぶ様に相応しい殿方かを見極めなければなりませんね」
なんて言いながら、台所のほうへと戻って行った。
「…あの子はしっかりしすぎてますね…本当に…」
…私に相応しい殿方かどうか…か…。
…銀麗さんは優しい方ですからね。
きっと…その…。
アオイやカナヲ、なほたちも認めてくれるはず。
……ま、まぁ…まだ恋仲などではありませんが…。
「でも…い、いつか…なれれば…」
「…何になれればだァ…胡蝶…」
「ッッ!不死川さん、こんにちは。いえ何でもありません」
…口に出てしまっていたようで…やって来た不死川さんに聞かれてしまった…。
けど銀麗さんへの想いの部分を聞かれたわけじゃないのでよかったです…。
「銀麗さんはまだお館様のところですよ」
「おお…」
不死川さんは落ち着きがなく、珍しくソワソワしているようで。
ただ黙って待ってるのも何ですし。
「不死川さん」
「あ?」
「不死川さんが初めて銀麗さんとお会いした時って、どういう感じだったんですか?」
銀麗さんとの出会いを聞いてみたい。
「…んなこと知ってどうすんだ…」
「どうもしませんが、聞きたいなぁと思いまして」
私が縁側に座ると、不死川さんは眉間に皺を寄せて。
「……俺が柱に成り立ての時…盲目のくせに鬼と戦おうとしてるあの人を見て…」
“邪魔だァ!!どけェ!!”
と、銀麗さんの服を掴み安全な場所に投げ飛ばそうとした時に。
逆に腕を掴まれて。
“最近の鬼殺隊は礼儀と言葉使いがなってないね”
投げ飛ばされたらしい。
“てめェ…ッ!!”
受け身を取って銀麗さんを睨めば、鬼はすでに銀麗さんによって討伐されていて。
“君には少し、礼節を教えてあげるよ”
と…。
不死川さんと殴り合いになったのだけど…。
“柱なら、礼節を弁えなね。他の隊士は君たち柱の背中を見ているよ”
一撃も浴びせられないどころか、銀麗さんは不死川さんの両腕を拘束して地面にねじ伏せてしまった。
細身の割に力が強く、振り解けずに。
“てめ…ッ何モンだよ…ッ!!”
そう叫んだ不死川さんを解放して。
“僕は##楪 銀麗。“元鬼殺隊 風柱”だよ”
その時に銀麗さんが風柱だったことを知った、と。
「攻撃が当たらねェどころか、指導されてるかのような立ち回りで腹の立つ奴だったがな…」
不死川さんが懐かしそうに小さく笑った。
「そうだったんですね」
口には出さないけど、銀麗さんのその強さに憧れたということなんでしょうね。
やっぱり銀麗さんは凄い方。
まだ目が見えていた頃、どんな戦い方をしていたのだろう。
恐らく15年も前なら銀麗さんを知る隊士はもう居ないでしょうし。
今代のお館様、と言っていたからお館様も代替わりをしているだろうから。
銀麗さんの現役時代を知る隊士は誰も居ない。
「銀麗さん、呼吸3つ使えるんですよ」
「なにィ!?バケモンかよあの野郎!」
目が見えなくなって、風の呼吸が使えなくなったと言っていたけど。
あの聴覚と嗅覚の鋭さなら本当は使えるんだろうなぁなんて思いながら。
不死川さんと一緒に、銀麗さんとお館様のお話が終わるのを待っていた。
.
鬼殺隊本部にて、銀麗さんをお館様のお屋敷にお送りし、私は一度自分の屋敷へと戻った。
「しのぶ様、銀麗さんのお部屋の準備整ってます」
「ありがとうございます、アオイ」
銀麗さんが鬼殺隊本部に居る間は、私の屋敷で寝泊まりしていただきます。
銀麗さんの目の診察もすぐ出来ますからね。
そう、目の診察がすぐ出来るからですよ。
決して傍に居たいとか、そんな邪な考えはないです、えぇ。
「しのぶ様が頻繁に会いに行く銀麗さんに早くお会いしてみたいです」
「ア、アオイ、私は別に会いに行っているわけではありませんよ?生薬に詳しい方ですから話を聞きに「それを会いに行っているって言うんですよ」
アオイは小さく笑って。
「しのぶ様に相応しい殿方かを見極めなければなりませんね」
なんて言いながら、台所のほうへと戻って行った。
「…あの子はしっかりしすぎてますね…本当に…」
…私に相応しい殿方かどうか…か…。
…銀麗さんは優しい方ですからね。
きっと…その…。
アオイやカナヲ、なほたちも認めてくれるはず。
……ま、まぁ…まだ恋仲などではありませんが…。
「でも…い、いつか…なれれば…」
「…何になれればだァ…胡蝶…」
「ッッ!不死川さん、こんにちは。いえ何でもありません」
…口に出てしまっていたようで…やって来た不死川さんに聞かれてしまった…。
けど銀麗さんへの想いの部分を聞かれたわけじゃないのでよかったです…。
「銀麗さんはまだお館様のところですよ」
「おお…」
不死川さんは落ち着きがなく、珍しくソワソワしているようで。
ただ黙って待ってるのも何ですし。
「不死川さん」
「あ?」
「不死川さんが初めて銀麗さんとお会いした時って、どういう感じだったんですか?」
銀麗さんとの出会いを聞いてみたい。
「…んなこと知ってどうすんだ…」
「どうもしませんが、聞きたいなぁと思いまして」
私が縁側に座ると、不死川さんは眉間に皺を寄せて。
「……俺が柱に成り立ての時…盲目のくせに鬼と戦おうとしてるあの人を見て…」
“邪魔だァ!!どけェ!!”
と、銀麗さんの服を掴み安全な場所に投げ飛ばそうとした時に。
逆に腕を掴まれて。
“最近の鬼殺隊は礼儀と言葉使いがなってないね”
投げ飛ばされたらしい。
“てめェ…ッ!!”
受け身を取って銀麗さんを睨めば、鬼はすでに銀麗さんによって討伐されていて。
“君には少し、礼節を教えてあげるよ”
と…。
不死川さんと殴り合いになったのだけど…。
“柱なら、礼節を弁えなね。他の隊士は君たち柱の背中を見ているよ”
一撃も浴びせられないどころか、銀麗さんは不死川さんの両腕を拘束して地面にねじ伏せてしまった。
細身の割に力が強く、振り解けずに。
“てめ…ッ何モンだよ…ッ!!”
そう叫んだ不死川さんを解放して。
“僕は##楪 銀麗。“元鬼殺隊 風柱”だよ”
その時に銀麗さんが風柱だったことを知った、と。
「攻撃が当たらねェどころか、指導されてるかのような立ち回りで腹の立つ奴だったがな…」
不死川さんが懐かしそうに小さく笑った。
「そうだったんですね」
口には出さないけど、銀麗さんのその強さに憧れたということなんでしょうね。
やっぱり銀麗さんは凄い方。
まだ目が見えていた頃、どんな戦い方をしていたのだろう。
恐らく15年も前なら銀麗さんを知る隊士はもう居ないでしょうし。
今代のお館様、と言っていたからお館様も代替わりをしているだろうから。
銀麗さんの現役時代を知る隊士は誰も居ない。
「銀麗さん、呼吸3つ使えるんですよ」
「なにィ!?バケモンかよあの野郎!」
目が見えなくなって、風の呼吸が使えなくなったと言っていたけど。
あの聴覚と嗅覚の鋭さなら本当は使えるんだろうなぁなんて思いながら。
不死川さんと一緒に、銀麗さんとお館様のお話が終わるのを待っていた。
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