柱稽古 しのぶさん男主夢
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「こんにちは、銀麗さん」
「こんにちはしのぶちゃん。今日は寒いねぇ」
ある寒い日。
私は銀麗さんのところへやって来た。
今日は生薬の買い付けや、ただ銀麗さんに会いに来たわけじゃない。
“元風柱の銀麗と話がしたいんだけど、しのぶ頼めるかな?”
というお館様の言伝と文を持って来たの。
文は盲目である銀麗さんには読めないのでは?と思うでしょうけど、お館様がそんなミスをするはずがない。
多分点字なんでしょうね。
「寒い日ですね。風邪引いてませんか?」
銀麗さんのご自宅を訪問すると、いつものように優しい笑みを浮かべて入れてくれた。
「うん、大丈夫だよ。しのぶちゃんは?大丈夫かい?」
家の中は暖かくて、炬燵もあったからさっそく足を入れる。
「私も大丈夫です。この隊服は寒冷地対策もされていて、あまり寒くないんですよ」
「へぇ!僕の現役時代の隊服は寒くて寒くて大変だったよ。今の縫製技術もすごいなぁ」
銀麗さんは台所に立ち、私に温かいお茶を淹れてくれて。
「ありがとうございます。」
ふぅふぅと湯気を飛ばし、ズズズ、と啜る。
美味しいお茶。
「それで、今日はどうしたんだい?」
銀麗さんが私の右側に座り、同じようにお茶を啜った。
「はい。今日はお館様の言伝と文を預かって来ました」
文を渡すと、銀麗さんはカサカサと文を開けて。
「ちゃんと点字にしてくれてる。凄い人だなぁ今のお館様は」
やっぱり点字のようで、銀麗さんは小さく笑った。
「言伝は、“元風柱の銀麗さんと話がしたい”ということです」
「ふむふむ、なるほどね」
銀麗さんは文を指でなぞり、その内容に頬を赤らめながら笑ってる。
「なんて書いてあるんですか?」
「ん?んー…まぁ…うん、秘密」
「え?なんでですか」
銀麗さんはいそいそと文を仕舞う。
…どんな内容なのか気になる…。
「文の中には柱たちの強化鍛錬に協力して欲しいと記載されていたよ」
そんな内容で頬を赤らめる?
「…他には?」
「ん?うん、秘密」
僕とお館様の秘密だよ、と口に人差し指を当てて恥ずかしそうに笑う。
……可愛い笑顔ですが…内容が気になる…。
……35歳の男性に可愛いという表現は些か違いますが、銀麗さんは本当に20代に思えるくらい若く見えるから…。
「柱たちの強化鍛錬だけど、役に立てるかなぁ」
「…きっと誰も銀麗さんに敵いませんよ」
視覚以外の感覚、嗅覚・聴覚・触覚が恐ろしいほど鋭いから。
きっと誰も銀麗さんに攻撃を当てることは出来ない。
私も、鍛錬となればきっと銀麗さんに触れることすら出来ないと思うし。
「お受けしていただけますか?」
「もちろんだよ。ただ、鬼殺隊を二人以上この村に派遣してほしいかな。僕の留守中に村を守ってほしい」
「わかりました、お館様にそうお伝えしておきます」
「うん、ありがとうしのぶちゃん」
銀麗さんはニコリと優しく笑みを浮かべ、立ち上がって。
「新しい生薬を仕入れたから見ていくかい?」
「え!?ぜひ拝見させてください!」
銀麗さんを追って、生薬の部屋へと入って行った。
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「こんにちは、銀麗さん」
「こんにちはしのぶちゃん。今日は寒いねぇ」
ある寒い日。
私は銀麗さんのところへやって来た。
今日は生薬の買い付けや、ただ銀麗さんに会いに来たわけじゃない。
“元風柱の銀麗と話がしたいんだけど、しのぶ頼めるかな?”
というお館様の言伝と文を持って来たの。
文は盲目である銀麗さんには読めないのでは?と思うでしょうけど、お館様がそんなミスをするはずがない。
多分点字なんでしょうね。
「寒い日ですね。風邪引いてませんか?」
銀麗さんのご自宅を訪問すると、いつものように優しい笑みを浮かべて入れてくれた。
「うん、大丈夫だよ。しのぶちゃんは?大丈夫かい?」
家の中は暖かくて、炬燵もあったからさっそく足を入れる。
「私も大丈夫です。この隊服は寒冷地対策もされていて、あまり寒くないんですよ」
「へぇ!僕の現役時代の隊服は寒くて寒くて大変だったよ。今の縫製技術もすごいなぁ」
銀麗さんは台所に立ち、私に温かいお茶を淹れてくれて。
「ありがとうございます。」
ふぅふぅと湯気を飛ばし、ズズズ、と啜る。
美味しいお茶。
「それで、今日はどうしたんだい?」
銀麗さんが私の右側に座り、同じようにお茶を啜った。
「はい。今日はお館様の言伝と文を預かって来ました」
文を渡すと、銀麗さんはカサカサと文を開けて。
「ちゃんと点字にしてくれてる。凄い人だなぁ今のお館様は」
やっぱり点字のようで、銀麗さんは小さく笑った。
「言伝は、“元風柱の銀麗さんと話がしたい”ということです」
「ふむふむ、なるほどね」
銀麗さんは文を指でなぞり、その内容に頬を赤らめながら笑ってる。
「なんて書いてあるんですか?」
「ん?んー…まぁ…うん、秘密」
「え?なんでですか」
銀麗さんはいそいそと文を仕舞う。
…どんな内容なのか気になる…。
「文の中には柱たちの強化鍛錬に協力して欲しいと記載されていたよ」
そんな内容で頬を赤らめる?
「…他には?」
「ん?うん、秘密」
僕とお館様の秘密だよ、と口に人差し指を当てて恥ずかしそうに笑う。
……可愛い笑顔ですが…内容が気になる…。
……35歳の男性に可愛いという表現は些か違いますが、銀麗さんは本当に20代に思えるくらい若く見えるから…。
「柱たちの強化鍛錬だけど、役に立てるかなぁ」
「…きっと誰も銀麗さんに敵いませんよ」
視覚以外の感覚、嗅覚・聴覚・触覚が恐ろしいほど鋭いから。
きっと誰も銀麗さんに攻撃を当てることは出来ない。
私も、鍛錬となればきっと銀麗さんに触れることすら出来ないと思うし。
「お受けしていただけますか?」
「もちろんだよ。ただ、鬼殺隊を二人以上この村に派遣してほしいかな。僕の留守中に村を守ってほしい」
「わかりました、お館様にそうお伝えしておきます」
「うん、ありがとうしのぶちゃん」
銀麗さんはニコリと優しく笑みを浮かべ、立ち上がって。
「新しい生薬を仕入れたから見ていくかい?」
「え!?ぜひ拝見させてください!」
銀麗さんを追って、生薬の部屋へと入って行った。
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