聞かなかった言葉 ベルモット百合夢
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「ちょ…ちょっと…お手洗い…行ってきまふ…」
「あたしも行くわ」
「ら、らいじょうぶれす…」
呂律も回らなくなっている。
「ほら、足元フラフラじゃない」
「らーいじょーぶれす!みわこさんはのんれ…でてくら…ださい…」
なんとか美和子を制し、フラフラとトイレへ向かう。
「ぅ…っ」
女性用トイレにて。
アイリは片手で口を押さえ、個室のほうへと足を進めれば。
閉まっていた扉が突然開き、中から腕が伸びてきて。
「わぁっ」
アイリの腕を掴み中へと引き入れて再び扉が閉まって。
ドタンバタンと音がしたと思えば。
「ふぅ…」
アイリが出てきた。
アイリはポケットから紙を取り出して、扉に貼り付ける。
その紙には“使用禁止”と書いてある。
「まったく。世話の焼ける子ね」
そう…。
このアイリは…。
ベルモットが変装しているのだ。
服はアイリが今の今まで着ていたものを着用し、自分が着ていたものを適当に着させて放置しているため、“使用禁止”の貼り紙して誰も入らないようにして。
「さて」
ベルモットはため息を零し、一度目を閉じて。
「行きましょうか」
アイリになりきって女性用トイレを出た。
「あ、アイリ。大丈夫?」
「はい…結構戻したので、落ち着いてきました…」
飲み会の席に戻り、美和子の後ろに膝を付く。
「そうみたいね。顔色も良くなってるわ」
美和子がアイリの頬に触れれば。
「でも今日はもう失礼しますね」
さり気なく手を離して、ニコリと微笑む。
「え?もう?」
「ちょっと落ち着いたなら「いえいえ。もう十分飲みましたから」
鞄とコートを持って。
「では、失礼します」
さっさとその場を後にした。
「………アイリ…よね?」
「え、えぇ…」
なんかいつもと違う感じに、美和子も由美も首を傾げていた…。
「ほら、立って」
「ぅ…」
再び女性用トイレにて。
ベルモットは変装を解き、サングラスをかけて。
アイリの腕を肩に掛けてトイレから出る。
「ききゅうが…まわりゅ…」
「地球が回ってるのは当たり前でしょ?そこは“世界”とかそんな言葉を当てはめてちょうだい」
飲み会の席はトイレや入り口から遠く、見つかることなく店から出れた。
ベルモットも、ハリウッド女優のクリス・ヴィンヤードだと気づかれることはなかった…。
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「ちょ…ちょっと…お手洗い…行ってきまふ…」
「あたしも行くわ」
「ら、らいじょうぶれす…」
呂律も回らなくなっている。
「ほら、足元フラフラじゃない」
「らーいじょーぶれす!みわこさんはのんれ…でてくら…ださい…」
なんとか美和子を制し、フラフラとトイレへ向かう。
「ぅ…っ」
女性用トイレにて。
アイリは片手で口を押さえ、個室のほうへと足を進めれば。
閉まっていた扉が突然開き、中から腕が伸びてきて。
「わぁっ」
アイリの腕を掴み中へと引き入れて再び扉が閉まって。
ドタンバタンと音がしたと思えば。
「ふぅ…」
アイリが出てきた。
アイリはポケットから紙を取り出して、扉に貼り付ける。
その紙には“使用禁止”と書いてある。
「まったく。世話の焼ける子ね」
そう…。
このアイリは…。
ベルモットが変装しているのだ。
服はアイリが今の今まで着ていたものを着用し、自分が着ていたものを適当に着させて放置しているため、“使用禁止”の貼り紙して誰も入らないようにして。
「さて」
ベルモットはため息を零し、一度目を閉じて。
「行きましょうか」
アイリになりきって女性用トイレを出た。
「あ、アイリ。大丈夫?」
「はい…結構戻したので、落ち着いてきました…」
飲み会の席に戻り、美和子の後ろに膝を付く。
「そうみたいね。顔色も良くなってるわ」
美和子がアイリの頬に触れれば。
「でも今日はもう失礼しますね」
さり気なく手を離して、ニコリと微笑む。
「え?もう?」
「ちょっと落ち着いたなら「いえいえ。もう十分飲みましたから」
鞄とコートを持って。
「では、失礼します」
さっさとその場を後にした。
「………アイリ…よね?」
「え、えぇ…」
なんかいつもと違う感じに、美和子も由美も首を傾げていた…。
「ほら、立って」
「ぅ…」
再び女性用トイレにて。
ベルモットは変装を解き、サングラスをかけて。
アイリの腕を肩に掛けてトイレから出る。
「ききゅうが…まわりゅ…」
「地球が回ってるのは当たり前でしょ?そこは“世界”とかそんな言葉を当てはめてちょうだい」
飲み会の席はトイレや入り口から遠く、見つかることなく店から出れた。
ベルモットも、ハリウッド女優のクリス・ヴィンヤードだと気づかれることはなかった…。
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