聞かなかった言葉 ベルモット百合夢
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
'
新年会当日。
「あちらの席になります」
「ありがとう」
会場となる居酒屋へ着き、案内してもらうアイリ。
「………」
…を横目で見つめる黒髪の女性が一人。
アイリたちの席はカウンターの向かいで、女性は真後ろの席に座っている。
「…あんなにオシャレして…」
可愛いじゃない、と零すこの女性。
実は…。
…………ベルモットだ。
アイリの様子を見るために、警察たちが集まる数分前からいる。
…助けないとか言っておきながら、やはり気になるようで。
「アイリー、こっちこっち」
「あ、美和子さん。由美さん」
アイリは先輩である佐藤美和子と、宮本由美の間に座らされた。
「……」
密かに眉間に皺を寄せるベルモット。
「まずビールでいいわよね?」
「はーい」
「今日は朝までコースね!」
由美がアイリの手を握り、ニコニコしている。
「……………」
さらに深く眉間に皺を寄せるベルモット。
アイリの無防備さに苛立ちながらも。
「…人の気も知らないで…あの子はまったく…」
楽しそうに笑うアイリに、小さく笑みを浮かべた。
………──
「まだ飲めますよぉ」
「顔真っ赤よ?」
「異常なしであります」
新年会が始まって一時間。
顔を真っ赤にさせてお酒を飲むアイリ。
すでに出来上がっている…。
「………ペースが尋常じゃないわね…」
だから短時間でベロベロになる…。
酒の飲み方を教えねばならないと密かに思うベルモット。
「アイリ、少し水を飲みなさい」
「大丈夫ですってぇ」
美和子の言うことを聞かず、アイリは日本酒を飲み続けて…。
さらに一時間後…。
「うぇ…ぷ…」
吐き気を苛まれ始めていた…。
.
新年会当日。
「あちらの席になります」
「ありがとう」
会場となる居酒屋へ着き、案内してもらうアイリ。
「………」
…を横目で見つめる黒髪の女性が一人。
アイリたちの席はカウンターの向かいで、女性は真後ろの席に座っている。
「…あんなにオシャレして…」
可愛いじゃない、と零すこの女性。
実は…。
…………ベルモットだ。
アイリの様子を見るために、警察たちが集まる数分前からいる。
…助けないとか言っておきながら、やはり気になるようで。
「アイリー、こっちこっち」
「あ、美和子さん。由美さん」
アイリは先輩である佐藤美和子と、宮本由美の間に座らされた。
「……」
密かに眉間に皺を寄せるベルモット。
「まずビールでいいわよね?」
「はーい」
「今日は朝までコースね!」
由美がアイリの手を握り、ニコニコしている。
「……………」
さらに深く眉間に皺を寄せるベルモット。
アイリの無防備さに苛立ちながらも。
「…人の気も知らないで…あの子はまったく…」
楽しそうに笑うアイリに、小さく笑みを浮かべた。
………──
「まだ飲めますよぉ」
「顔真っ赤よ?」
「異常なしであります」
新年会が始まって一時間。
顔を真っ赤にさせてお酒を飲むアイリ。
すでに出来上がっている…。
「………ペースが尋常じゃないわね…」
だから短時間でベロベロになる…。
酒の飲み方を教えねばならないと密かに思うベルモット。
「アイリ、少し水を飲みなさい」
「大丈夫ですってぇ」
美和子の言うことを聞かず、アイリは日本酒を飲み続けて…。
さらに一時間後…。
「うぇ…ぷ…」
吐き気を苛まれ始めていた…。
.